では、物語の始まり始まり……。
今日も毎日、晴れ晴れと!?、温泉日和なユクモ村♪♪連日の大盛況と広場のモンスター動物園!?は今日も元気に過ごしておりました。
唯一疲れが取れるはずの温泉で、ぐったりしている猫さんが1匹…。他のお姉さま方は更に気力が充実するということになっておりました♪♪
白羅君の運命やいかに♪♪(ほっといてニャ……。)
家に戻ると、ラミアと姫沙羅が、武具に道具に持ち物に入念に準備をしていました♪
「ニャ!?何をしているニャ!?」
「え、これから龍識船に乗って、腕試しの結果次第で、G級に上がれるんだから、俄然気合いが入るわよ!ね!姫沙羅ちゃん!」
「そうニャ!気絶している場合じゃニャいニャ!」
「ニャって、あんなふうに囲まれたらニャ……………ブツブツブツブツ。」
「「なんか言った!?」」
「い、いえ!!なんでもありませんニャ!!」
いきなり直立不動で敬礼してしまいます。
それを見て、1人と1匹は顔を見合わせて笑い出しました♪♪
「クスクスクスクス、可愛いひとだね♪♪」
「ニャから皆好きニャのさ♪♪」
「それもそうだね♪♪」
「ニャ!?白羅、何してるニャ!?」
と灯羅が敬礼している白羅に話し掛ける。
「ニャ!?べ、別に何もないニャ!」
「フーン、そうニャか…………。」
そう言って、行ってしまう……。が、突然振り向き、
「ニャ!?ラミア、惚れ薬は何処にしまってあるニャ!?」
「ん~とね、私のこのポシェットの中に入れ…………あ…………ポッッ♪♪♪」(使う気満々ですね♪♪)
「おいら一体無事でいられるニャろうか…………。」(さあ、どうでしょう♪♪)
大きな冷や汗を垂らしつつ、自身の部屋に戻るのでした。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
身仕度が済み、下の階で猫飯屋の食事をしっかりと食べ(毎回そうなんですけどね♪)、さらに下へと降りてラルクたちの所に。
今回は龍識船に乗り込むわけですが、後ろからラルクの同行飛行を許されて、一緒に行く事になりました♪♪
焔羅はまだ、お留守番で。当人は凄く行きたがっていて、気持ちは凄く分かったのですが、今しばらく、成長して、体躯が大きくなって頑丈さが増してからと、成長が早いのは分かっているので近い将来には必ずクエストに一緒に行くと約束して、納得してもらった白羅でした。戻るまでは、ラザックにまたお願いし、モンスター達の面倒と広場の管理を頼んだのでありました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
白羅達が集会場に着くと、アイラさんが龍識船まで案内を。
「クァ♪」
ラルクがアイラの傍で首を下げて、促してきます。
「え、え、な、何!?どうしたの!?」
アイラは突然だったので、どんな意味か分からず、白羅の方を見ていました。
「ニャ!アイラさん、乗せてくれるそうニャ♪龍識船まで、乗せてもらうといいニャ♪」
「えぇ!本当!!?ホントにいいの!?」
「クァ♪♪」
とラルクが返事を返して来ました。
「良かったじゃないですかアイラさん♪なかなか誘われないですよ♪貴重な体験だと思います♪」
とラミアも後押し♪
「えぇ♪嬉しい♪ありがとう♪」
と横顔を優しくさすってあげると、猫さんのようにゴロゴロしていました♪
「ニャ、早速乗ってみるニャ♪」
「そ、そうね♪じゃあ、よろしくお願いします♪」
「クァ♪」
ラルクの肩から背に乗る。ラルクがゆっくりと体勢を起こす。凄くいい眺めにウットリするアイラさん♪道案内の事を忘れてしまいそうでした♪
「あっとと。いけないいけない。案内しなくちゃ。」
と嬉しさをグッと堪えて、気を取り直し案内を続けるのでした♪
やがて大きな飛行船の姿が見えて来ます。
ラミア以外は3匹とも、それぞれ主人のお供をしている時から乗っていたので、あまり驚く事はありませんでしたが、ラミアにとっては、初めての龍識船です♪嬉しさとドキドキ感が止まらない♪
「凄~~~~~~~い!!!」
「ニャ!?ラミアは初めてニャったか!?」
「そう♪♪♪!めちゃくちゃ嬉しい!!」
と目をキラキラと輝かせている。一通り生活が出来て、必要な物や、クエスト発注も出来、そのまま出発する事も可能。隣の船では、集会酒場となっていて、G級のクエストに出る事も出来る。至れり尽くせりの船なのであります。
「まずは、隊長に挨拶ニャ♪」
と隊長のところに。若輩者ではあっても、研究や成績優秀で龍識船に大抜擢される程の人物。
「あぁ!!白羅さんじゃないですか!お久しぶりです♪あの時以来ですよね。」
「そうニャ!ニャん年ぶりかにニャるニャ!」(あれ!?ついこの前に甲板に穴を開けた気が…。でも会ってないか!?)
「今回は、調査に参加してもらってありがとうございます。一緒に来られている方がG級に上がりたいと言う事ですよね。」
「そうニャ。調査も助けるニャが、仲間をG級に上げる事も目的の一つニャ。」
「分かりました。そちらの綺麗なお姉さんですね♪」
「え……………、ポッ♪♪」
「あんた、純情ニャ割に大胆だよニャ!?どっちが本当か分からなくニャって来たニャ!?!?」
と姫沙羅が横に並んで立つ。
「あぁ!姫沙羅さん!!それに灯羅さんも!!」
「久しぶりニャ♪隊長も少し背が伸びた気がするニャ♪」
「いやぁ、そんなことはないですよ。まだまだ研究不足で…。」(いったい何の研究を!?!?)
「この4人と後ろに居る1頭が仲間ニャ!」
「クァ!!」
「うわっ!!っとビックリした!!」
後ろから声とともに隊長の目の前に顔を乗り出してきたので、驚いた。
「ラルクニャ!よろしくニャ!!」
「は、はい!彼が白羅さんのお友達ですね!連絡は受けています。よろしくね!ラルクさん!!」
「クァ!!」
「な、なんかワクワクします!モンスターと一緒に古龍調査出来るなんて♪♪♪」
「ニャ、また後でゆっくり話そうニャ!」
「分かりました!よろしくです!」
「ニャね~~~♪♪」
「ニャ!」
「じゃ…♪♪」
とその場を後にする。吊り橋を渡って隣の船に入っていく。そこは集会酒場。上位の、しかもG級に上がった者だけが、この場に立つことが出来る…。それもここのママさんに認められた者だけ…。何人かのハンターがテーブルに座っていて、白羅達を凝視した。
「おい、何もんだアイツら。」(まだ名乗ってないので…。)
「ハンター1人にオトモ3匹とは贅沢な話だな。」(オトモとも限りませんが!?)
「ありゃあ、ママさんの試練はクリア出来ねえだろ。」(まあまあ、そう言わずに♪♪)
「まぁ、負けて帰ってきたら、俺らで面倒見てやろうか、なぁ!」(いえ!結構です!既にお相手が居ますので♪♪)
「「「「なにィ!!!」」」
「ポッ♪♪♪♪」
「ニャ!?おいらの事ニャ!?」(さ~て、誰でしょうね~~~♪♪)
周りのハンター達から痛~~~~~い!!視線を浴びながら、白羅はテーブルの横を抜けてママさんの元に。
「ごぶさたニャ♪」
「あら、本当ね♪色々と噂は届きまくっているわよ♪♪今度じっくりと話を聞かせてもらうわ♪♪」
「分かったニャ。今度時間を作るニャ♪」
「それで、私に用事なの!?」
「そうニャ!仲間をG級に上げたくて来たニャ!」
「お久しぶりです……………。師匠……………。」
ラミアが白羅の横に立つ。その姿にママさんは驚いていた。
「え、な、ラ、ラミア………なの!?」
「ニャ!?知っているニャか!?!?」
ラミアの言葉に白羅の方も驚いた。何事かと周りにいた灯羅と姫沙羅が寄ってきた。
「ニャ!?どうしたニャ!?」
「え、灯羅ちゃんと姫沙羅ちゃん!?」
「久しいですニャ。相変わらずお綺麗ニャ♪♪」
「そうニャね、悔しいニャけど。」
「懐かしい面々が揃ったわね♪♪皆、白羅君と一緒!?」
「そうニャ!仲間ニャ!ラミアもニャ!」
「そ、そうなの!?」
ママさんの動揺が隠せないでいる。滅多に驚かない人が、珍しいことだ。
「ニャ!?師匠ってどういうことニャ!?」
「うん、あたしがHR1,2の頃、一緒にクエストに行ってくれて師匠になって基本を教えてくれた人…。でも、HR4になったころに突然居なくなって………。」
「にゃるほどニャ。強そうな古龍が現れたニャからって食いついたニャ!?!?」
ギクッ!!ママさんも扇子で口元を隠しながら、目はあちらに向いている。どうやら図星の様であった。
「でも、なんで白羅さんたちが知り合いなんですか!?」
今度はラミアの方が不思議だったようで、白羅に聞いてきた。
「ニャ、ニャァ、昔、おいらのご主人が居た頃、一緒に何度もクエストに行った仲ニャ。」
「へ!?!?師匠と!?!?」
「「「「なにィ!!!」」」」
周りにいたハンター達が驚いて皆、立ち上がった!
「お、おい、いったい何もんだ!」(名乗るほどのものではございませんが!?)
「あの、伝説のママさんとクエストしてたって事だろ!」(まあ、そうなりますが……!?)
「あの3匹って、もしかしてやべぇんじゃ……。」(取って食いませんのでご安心を♪♪)
「い、一緒にクエスト行ってくれないかな!?」(人数がいっぱいで…。)
「欲しい…………………。」(お医者さん紹介しますよ!?!?)
ラミアもそれには逆に驚いた。だが、なぜ強いのかは納得が出来た気がした。鍛えられて、努力して、ここまでになったんだと感心し、惚れ直すのだった……。今更ながら師匠が居なくなったことよりも白羅達とクエストが出来ることの方がワクワクが収まらなかった。ラミアもハンターなのだ……。
「ママさん、ラミアの腕前を試して欲しいニャ!そしてG級に上げたいニャ!お願いするニャ!」
ママさんも即答が出来ずにいた。何かを考えているようでもあった。しばらく注目の後、口を開いた。
「分かったわ。隣で、砂漠のツアーを頼みなさい。エリア2で私が直々に試させてもらうわ♪♪」
「ニャ!?!?ママさんニャか!?!?」
「師匠が!?!?」
「「「「「なにィ!!!!!」」」」」(毎回驚いていただいてありがとうございます。)
「マジか!!」(マジです♪♪)
「闘い見てえな……。」(残念ですが難しいかと。)
「代わってくれないかな!?」(それも残念ながら……。)
「「「「「じゃあ、どうする!!」」」」」(そう言われても……。てへっ♪♪)
「「「「「照れるなぁぁぁ!!!!!」」」」」
と周りが大騒ぎになっているころ、白羅達は大まじめに話を進めているのであります。
「お願いします!やらせてください!」
「ニャ!?いいニャか!?」
「うん、やってみたいの!自分の力がどれほど付いたのか……。試してみたい!それに白羅さんが居るから心強いし♪♪」
「ニャ!?おいらニャか!?」
「そうニャ、減るもんニャにゃいし。」
「付き合ってやるといいニャ。」
「え……………。ポッ♪♪」
「ニャ!?そ、そっちの意味じゃニャいと思うニャ……。」
「え~~~……。ちぇっ……。」
「ほんとに、照れ屋ニャのか大胆ニャのか分からなくなってきたニャ……。」
と不思議そうにラミアを見つめる姫沙羅でした……。気が変わらないうちにと白羅達は横のサングラスを掛けたスキンヘッドのダンディなマスターにクエストを受注し、出発口に。
「クァ!!」
とラルクが直接乗せて行くと背に乗るように促してきました。
「ありがとうニャ!早速向かうとするニャ!」
と1人と3匹はラルクの背に乗る。
「じゃあ、私も行って待ってるわ。」
とママさんが扇子を振りながら声をかけてきた。
「分かったニャ!よろしくニャ!!」
そう返事を返し、離脱する。明るい雲の中を避けながら、それぞれの思いを秘めて砂漠へと向かうのでした…………。
読了ありがとうございます。遅くなって申し訳ございません。年末の仕事の量が半端なく……。と言っても、言い訳にしかなりませんが……。頑張りますので、どうかお付き合いのほど♪♪♪ では、次話にてお会いできることを切に願って…。