飛竜とアイルーと。   作:麗紫 水晶

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 ハァァァァ、なんということでしょう。更新させていただきました~~~。
 自分でも超ビックリ!!皆さんの支えがあるというのはなんと励みになることか~~~♪♪
 まずは読んでやってくださいまし~~~♪♪後ほど後書きにて~~~♪♪
 では、物語の始まり始まり…。



♪♪♪G級にお邪魔します②♪♪♪

さ~ばく~♪さ~ばく~♪相変わらず熱砂の土地であります♪エリアによっては寒い場所や、オアシスがあったり、なかったり!?している、気温に左右される場所でもあります♪ハンターさん達にとっては、余分にアイテムが必要なわけで。ラルクに乗った白羅御一行は直接エリア2に降り立ちます。エリアとしては一番大きいでしょうか…。

そのほぼ真ん中辺りに来ると、待ち構えていらっしゃった方がお一人………♪

 

「来たわね♪」

 

と集会酒場のママさんが、扇子を広げて待っておりました。

 

「よろしくお願いします!!」

 

ラミアはラルクの背から飛び降りると、ママさんと向かい合う。もちろんラミアにとっては緊張してもいるが、気合も入っている。

 

「クーラードリンクは飲んだのかしら!?」

 

「勿論です。」

 

「ニャァ、おいらもドキドキするニャァ…。」

 

 白羅達も少し離れて砂漠に降り立つ。アイルーやモンスターはクーラードリンクを飲むまでもないところがすごいところ。

 

「果たして勝てるニャか!?」

 

灯羅が、大丈夫かと言いたげに、聞いてきた。

 

「大丈夫ニャ!一緒に狩をしてきて分かるニャ!ラミアは負けないニャ!」

 

「そうニャ!信じるニャ!!」

 

「クァ!!」

 

 そう3匹と1頭で話しをしているうちに、何かを感じたのかそのエリア内には小型のモンスターすら見当たらなくなっていた。張り詰めた空気が、モンスター達を怯えさせたのだろう…。

 

「じゃあ、はじめようかしら♪」

 

「お願いします!!」

 

 ラミアは鉄刀を抜いて身構える! ママさんは持っていた飾り付きの扇子を一旦閉じて開きなおす!すると飾りが無くなり、鮮やかな模様の入った扇子が二つ…。だが、擦れるごとに金属音が…。彼女のお気に入りの武器の一つ、”鉄扇”。きらびやかに見える模様とは違い、攻撃力は鉄刀に引けを取らない。それを軽々と手首を返しながらクルクルと回し、戦闘の構えをとる!ラミアはガララXの装備だが、ママさんはチャイナドレスのまま…。しかし、ラミアも見た目装備のことを聞いたことがあったので、そうなのだろうと理解した。

 お互いに間合いを取りながら円を描くように、横に歩き出す。お互いの真剣な眼差しが更にその場の空気さえも張り詰めさせる!

 

「始まったニャ……。」

 

 白羅達も息を飲んでその様子を見守る。

 

「あんなに片手剣が好きだったあなたが太刀を使うとはね♪変われば変わるわね♪」

 

「片手剣も大事にしています。だけど、太刀も使いこなしたいと思って。」

 

「じゃあ、その剣さばきがどれほどか確かめてあげるわ!」

 

 いきなりママさんが地面を蹴って飛び上がる!地面の乾いた砂が、その空気の流れによって舞い上がる!身をよじりながら二つの双剣を真上からラミア目掛けて振り下ろす!!

 ラミアも太刀を横に持ち、上段の構えで双剣の攻撃を受け止める!鈍い金属音が3,4度と鳴り響き、お互いに間合いを取り直した。

 

「よく受け止めたわ♪♪次も手加減無しよ♪♪」

 

「勿論です!行きます!!」

 

 今度はラミアが地面を蹴って打って出る!上段!中段!下段!と太刀を右から左から、斜め上!斜め下!から払うように繰り出していく。地面を踏みしめる度に砂の粉が舞い踊る!しかし、鈍い金属音を立てつつ、ママさんは見事に鉄扇を使いこなし、回転させながらラミアの太刀筋を弾いていく!(いい太刀さばきね♪♪)

 更に隙をついて、ラミア目掛けて鉄扇を顔面へと繰り出していく!

 

「ぐっ!?」

 

 かろうじて身を引いて太刀で躱す!だがママさんは、2撃3撃と鉄扇を繰り出してくる!太刀で必死に躱すものの、徐々に押されつつあった…。(押し返すどころか止められない!!)

 

「ニャ!?押されているニャ!」

 

「頑張るニャ!!ラミア!!成果を見せてやるニャ!!」

 

 残りの1撃を大きく払って弾き返し、間合いを取り直す!少し息が上がってきていた。だが、ママさんは未だ息切れしてはいない。更に構えをも取って、攻撃に備えている!ラミアは少し焦りが出ていた。実力差があるのは当たり前で、胸を借りるつもりで挑んだはずが、既に実力差が現れていた。ラミアは渾身を込めて体勢を低く取り、切っ先を後ろに回し下段に構える!(これならどうだ!!)

 

(狩技!!)「”桜花!気刃斬”!!!」

 

名前を叫びながら居合い抜きのように横に太刀を払いながら身体を回転させて切れ味と威力を太刀に乗せてママさんに襲い掛かる!!ママさんも両手を合わせ、手首を回して鉄扇を回転させて攻撃を弾き返していく!高い金属音と火花が飛び散っていく!砂が舞い散るなか、奇しくもラミアの狩技が抑えられてしまった…。

 

「師匠はやっぱり師匠ですね……。強さが滅茶苦茶なのが今更ながらよくわかる……。」

 

 息切れしつつ、太刀を構えなおすラミアに対し、ママさんはいまだ息一つ切れていない……。実力差がありすぎることを身をもって知ったラミアであった……。

 

「でも、よくここまで太刀を使えるようになったわ♪あなたが全力で来てくれたから私も全力を持ってお返しするわね♪♪受け止めて頂戴♪行くわよ!!!」

 

 地面が沈むほど、片足を思い切り蹴って突進する!両手を前に突き出し合わせて鉄扇を広げ、全身を回転させて、螺旋状に銃の弾のようにラミアに向かって飛んでいく!!その周りを螺旋状に空気と砂が舞い上がっていた!

 

(狩技!!)「”螺旋斬”!!!」

 

「「「ラミア!!!」」」

 

 白羅達が叫ぶ!(んなろっ…!!)ラミアも太刀を垂直に構えて、ママさんの攻撃を受け止める!しかし、その威力とパワーに押され、膝を曲げて足を踏ん張るも、なおも押される!!(だ、ダメ!止められない!!)

 

「あ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!」

 

ラミアの身体全体が宙に浮き、後方へと飛ばされた!!

 

「「「ラミアァァァァ!!!」」」

 

 白羅達が叫んで走り出すも、追いつくことが出来ない!!”ドン”!!!という音と共にラミアの身体がそこで止まった……。

 

「「「ラルク!!!」」」

 

 一歩先周りで、後方に回り込んだラルクが飛んできたラミアを身体で受け止めていた。

 顔を上げるとラルクの顔が……。

 

「は、はは……。ごめん、ラルク……。悔しいけど負けちゃった……。」

 

 と気を失ってしまう……。

 

「クァ!!」

 

 ラルクも声をかけるが反応がない。息をしているので死んでいない事だけは見て取れた。白羅達も追いついた。

 

「ラ、ラミアニャ……。」

 

 姫沙羅も動揺していた。こんなにあっさりと倒されるとも思ってもいなかった……。つくづくHRの開放されたハンター達が、とんでもない人たちだと思い知るのだった……。

 

「気を失ってしまったようね♪♪」

 

 最後まで息を切らさずに戦い切ったママさん。鉄扇も飾りのついた扇子に戻り、パタパタ仰ぎながら白羅達の傍に来た。いつもの集会酒場のママさんに戻っていた。

 

「(^ー^* )フフ♪ラミアに伝えてくれる♪合格だって♪♪」

 

「ニャ!?いいニャか!?ニャって負けちゃったニャが!?」

 

「ええ、認めてあげるわ♪♪だからG級でもっと腕を磨きなさいってね♪♪」

 

「わ、分かったニャ♪♪伝えるニャ♪♪」

 

「じゃあ、私は戻るわね♪♪」

 

「ニャ!後でニャ!ありがとうニャ!」

 

「じゃ♪♪」

 

と扇子でバイバイしながら、その場を離れようとしたときだった…………。

 

15m程離れた地面から巨大な¨物¨が砂しぶきを上げながら飛び出してきた!

 

「なっ!?」

 

 前に向けて巨大な2本の角と牙を生やし、恐竜で言うトリケラトプスのような扇状のヒレがあり、強靭な後ろ脚を持つ2足歩行で、尻尾には船の碇のような形をした強固な物が付いている。但し、少し違うのは巨大な角が更に2本あり、尻尾は碇の形にとげが生えている。しかも、羽とヒレの近辺が青い体色をしている。

 ママさんと白羅だけはその姿を知っていた……。今までに1度だけ戦った事のある強者……。

 

「にゃんで此奴が!?!?!?」

 

灯羅と姫沙羅は今まで見てきた”物”と違っていることだけは認識できた。なかなかの形相だ。

 

「ニャ、ニャンなんだアイツは!?」

 

 灯羅が白羅に問いかける!

 

「おいらとママさんはあいつのことを知ってるニャ……。1度戦って勝てなかった相手ニャ……。」

 

「ニャ!?!?ママさんでもニャか!?!?」

 

「そうね。アイツの名は”鏖魔”!!」

 

「”ディアブロス”ニャ!!」

 

「グルァァァァ!!」

 

 顔を振り上げながら猛々しく咆哮を上げる!その圧倒的威圧感は、相手を委縮させるに等しい程にパワーを持っていた。

 

「グウルルルルルル……。」

 

「ニャ!?ラルク!?」

 

 ラルクも戦闘態勢になった。白羅達の前に立ちはだかる!3本の角を光らせつつ、ディアブロスを迎え撃とうとする!

 

「灯羅!姫沙羅!ラミアを連れて、ベースキャンプに戻るニャ!!」

 

「ニャ!?白羅ニャは!?」

 

「おいらはラルクとママさんとで食い止めるニャ!!今の内に急ぐニャ!!」

 

 とラルクとママさんの元に。ママさんも即、鉄扇で構えなおす!

 

「分かったニャ!!ラミアを避難したらすぐに駆け付けるニャ!!」

 

 灯羅と姫沙羅は頷き合ってラミアを2匹で抱え上げて、ベースキャンプの方へと走り出す!

 しかし、相手はあの”鏖魔”易々と逃がしてはくれない……。

 灯羅達を見つけるとその方向に向かって羽を広げ、猛ダッシュしていく!!

 

「ニャ!!まずいニャ!!灯羅!姫沙羅!避けるニャ~~~~~!!!!」

 

「ちっ!!」

 

「グルァ!!!」

 

 白羅達も鏖魔目掛けて走り出す!!しかし、戦闘機の助走のように走っていくディアブロスに追いつけない!!

 

「ニャ~~!!姫沙羅!ラミアと離れるニャ~~~!!!」

 

 灯羅が姫沙羅とラミアを突き放し、ディアブロスの前に立ちはだかろうとする!!

 

「と、灯羅ニャ~~~!!!」

 

「行くニャ~~~!!走るニャ~~~~!!!」

 

 まさに灯羅の眼前に巨大な4本の角が迫った時だった!!

 

 ヒュ~~~~~~~~~~~ン……。 ””ズドン!!!!””

 

「グギャアァァァァァ!!!」

 

 いきなり鏖魔が走るのを止められ、逆に勢いでひっくり返る!!すると、自慢の巨大な4本の角が見事な切り口で叩き切られていた!!切れた角がそれぞれ飛んで地面に突き刺さる!!折られたのではない、”切られた”のだ……。

 全員唖然と落ちてきた”物”を見る!それは2足歩行で羽はなく、両前脚は小さい。全体にお腹周りは赤く、顔、背中、尻尾までは群青色なごつごつとした体躯で、特徴的なのはその尻尾であり、研ぎ澄まされた刃のようになっていて、尻尾が揺れるだけでも草が刈れるというお墨付き♪しかも更に研ぎ澄まされて武器で言うなら紫ゲージに匹敵する程の切れ味……。その尻尾にディアブロスの角は叩き切られたのである♪♪

 

「ゴアァァァァァァ!!」

 

 と鏖魔の横でドヤ顔で咆哮を上げていた。ご自慢の尻尾が振るえたことで大層喜んでいた。

 

「ニャ!!ディノバルド君ニャ~~~~!!!」

 

「ええっ!!」

 

 ママさんも唖然!白羅はすぐにディノバルドの元に走っていく!ディノバルドも警戒しつつ、横目に白羅を見て喜んでいた。

 

「でも、ニャンで上から……。」

 

 と上を見上げると上空で旋回している”物”が。

 

「ニャ!?ニャンと!?銀レウスニャ!?」

 

「ゴルァァァ!!」

 

 と旋回から、斜め下に滑空し、ディアブロス目掛けて火竜弾ブレスを打ち込む!!

 

「危ないわ!」

 

 とママさんが灯羅達、ラミアを抱えて一旦離れる!ラルクもディノバルドも即座に間合いを取る!

 火竜弾が見事に着弾し、ディアブロスにダメージを与える!ラルクも角を光らせクリスタルの壁をディアブロス含めて地面から吐出させる!!

 

「ギャハァァァァァァ……。!!!」

 

連続でダメージを喰らい、しかも3体のモンスターを相手には出来ないと、強者が急ぎ地面に潜って去っていった……。モンスター達のお陰の逆転劇であった……。銀レウスは危険が去ったと分かると、そのまま広場へと戻っていった。白羅とラルクは灯羅達の無事を確認し合った。ママさんも粉塵等で回復などをしてくれた。

 

「だけど、銀レウスまでお仲間なのは驚いたわ!」

 

「そうニャ。だから時間を作るニャと言ったニャァ♪♪」

 

「なるほどね♪♪これはいい酒が飲めそうね♪♪」

 

「約束するニャ♪♪」

 

「じゃあ、先に戻らせてもらうわ♪♪」

 

「ありがとうニャ♪後で寄るニャ♪♪」

 

「ええ、後でね♪♪」

 

 と先にママさんは戻って行きました。

 

「ニャァ♪♪ディノバルド君、助かったニャァァ♪♪」

 

「ガルッ♪♪」

 

ディノバルド君も嬉しそうである。

 

「しかし、凄い切れ味ニャ。尻尾が赤く染まって、更に炎が燃え上がって……る……ニャ!?!?!?」

 

 白羅が目を真ん丸にしてディノバルドの尻尾を見る!確かに尻尾から火が上がっている!

 

「ニャ~~~!!火事にゃ~~~!!」

 

 ディノバルドも首をグルンと自分の尻尾を見る!確かに燃えている!

 

「あわわわ!消化ニャ!消化ニャ!」

 

 と持ってた液体をかけて消化しようとする!が、更に燃え上がる!

 

「ニ”ャ”~~~~!ホットドリンクニ”ャ”~~~!」

 

 ディノバルドも慌てて尻尾を地面にパンパンと叩きつけて火を消そうとする。ラルクも羽を仰いで、風で消化を手伝った。何とか鎮火した。危うくディノバルド君の尻尾がこんがり板!?になるところだった……。

 

「ニャ~~~、危なかったニャ~~~~……。」

 

 額の汗を必死で拭う白羅。しかし、周り全員、白羅の方を見て叫ぶ!!

 

「「「「「白羅!!!!!」」」」」(あれ!?こんなに居たかな!?)

 

「ニャ~~~~!ゴメンなさいニャ~~~~~!!」

 

 と一目散にベースキャンプへと走っていくのでした……。ラルクはディノバルド君を輸送し、灯羅と姫沙羅はラミアを輸送し、やっと、猫タクチケットを納品して無事にクエスト終了となるのでした♪♪

 ベースキャンプを後にするとき、白羅がいきなり大声を上げます!

 

「焔《ほむら》ニャ!!」

 

「ビックリしたニャ!どうしたニャ!」

 

「ディノバルド君の名前ニャ!凄く似合いそうニャし焔羅の焔を取って、焔君にするにゃ♪♪」

 

「ほうニャ。お前にしては上出来ニャ♪♪」

 

「にゃんか言ったかニャ!?」

 

「いや、ニャにも。」

 

「ニャァ、帰ってお披露目ニャ♪♪」

 

「そうニャ♪そうしようニャ♪♪」

 

 と帰りは意気揚々と足取り軽く帰っていく白羅達でありました……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読了ありがとうございます♪♪
 ラミアの昇級試験のはずがモンスター4体ってどういうことでしょう~~~♪♪
 次はどんなモンスターが現れるのか、お楽しみに~~~♪♪

 では、次話にてお会いできることを切に願って…。
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