飛竜とアイルーと。   作:麗紫 水晶

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 あけまして……いえ、明けすぎまして、おめでとうございます!!本年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます♪♪
 今年1発目の更新でゴザイマス!皆さん既に更新するなんて、なんて強走薬グレートでしょ♪♪ まだまだ私には修行が足りぬと実感するところ……。
 ま、まずは本編を読んでやってくださいまし♪♪後ほど後書きにて。
 では、物語の始まり始まり…。



♪♪♪G級にお邪魔してます!?♪♪♪

遺群嶺…………。されど遺群嶺………。ひたすら遺群嶺………。(ガンッ!!……プシュー………。)

 

 そ、そ、その遺群嶺のエリア2にて想定外の出来事が起こっていた。大きな遺跡を横目に、白羅達の目の前に目標としていた生物が突然現れたのである。

 ”銀翼の凶星”とも”赤い彗星”とも呼ばれる”天彗龍バルファルク”………。その古龍が猛スピードで、降下してきて目の前に飛来したのだ。咄嗟のことで身動きが取れず、こちらを見据えるその眼光に、どうしていいのか分からず、戸惑っていた。

 やがて、バルファルクが白羅の方に向かってゆっくりと歩き出す。白羅達も手に汗握る思いで武器を構える……。

 ピリッとした突き刺さるような緊張感の中、バルファルクが白羅の目の前に立つ!周り全員が更に緊張感が増していく!白羅もコテツを前に構えるも、全く動くことが出来なかった……。

 すると突然、先の細くなった舌を出して、白羅の横顔を舐め上げたのである!!これには意表を突かれて、固まったまま尻尾の先から頭のてっぺんまで悪寒が走り、全身の毛が逆立ちする!

 

「な、なに!?」

 

「ど、どういうことニャ!?」

 

「何が起きてるニャ!?」

 

 更にゴロゴロと甘えて白羅にすり寄っている!?白羅もまだ固まったまま、状況が全く飲み込めずに硬直していた。

 不思議すぎる光景が…………。そして更に更に不思議な光景が!?突然、翼の羽ばたく音がしてラルクが飛来してきた。

 

「クァ!!」

 

 ラルクもビックリして白羅を見ていた。が、その声に、バルファルクの方が反応し、ラルクの方を振り向く!

 お互いに目線がぶつかり合って、今度はラルクの方へと歩き出した!ラルクもゆっくりとバルファルクの方へと歩いていく!!

 

「ニャ!!ラルク!気を付けるニャ!!」

 

 白羅が叫ぶも聞こえていないかのように、お互いに目の前まで歩み寄る!しばらく睨みあって、ゆっくりと同時に右翼を真上に上げる!翼爪には力が入っている!

 

「「グァァァァァァァァァァァ!!」」

 

お互い同時に咆哮を上げながら互いの右翼を降り下ろす!!

 

「ラルクニャ~~~~!!」

 

白羅が叫んだその時、白羅の目が点になった…………。

 

「!?!?!?!?」

 

ガシッ!!!っと言う音と共に、ラルクとバルファルクは右翼の爪同士で握手しているではないですか!!!

 

全員、アゴが外れて地面まで下がっていました♪♪(お、お医者さん呼びます!?)

 

「ニャ、ニャんと!?」(驚きましたか♪)

 

「し、知り合いとかって言う!?」(どうやらそのようで♪)

 

「ま、マジで、わけわかんニャくなってきたニャ!?」(お察しします♪)

 

「ハラハラした俺たちって一体ニャんだったニャ…………。」(そのお気持ちもよく分かります♪)

 

「「「どうしてなの!!!」」」(い、いや、それを聞かれても……………、見つめないでくれます♪♪)

 

「「「見てないし!ってかキモいし!!!」」」(ちぇっ残念♪♪)

 

「「「話をそらすなぁ~~~!!!」」」

 

力の抜けきった白羅達を尻目に、2頭は顔を擦りあってゴロゴロ甘えている。どうやら本当にラルクの知り合いのようだ。2頭はひとしきり挨拶が終わると、白羅のところに揃って歩いてきた。

 

「クァクァクァァァァ!」

 

と、爪で指しながら仲良しと言いたげに、ジェスチャーをしてくる。

 

「ニャ!?ラルクの友達ニャか!?」

 

「クァ!!」

 

と嬉しそうに返事を返すラルクです。しかも!ラルクは爪で、バルファルクと白羅を交互に指します!これには白羅もビックリ!

 

「ニャ!?おいらとバルファルクニャか!?」

 

「クァ!」

 

そうだと言わんばかりに返事をするので、白羅も困ってしまった。

一体どこで………………………!?

 

「ニャ!?…………まさか………、あの時の幼体ニャか!?…………。」

 

「グル!!」

 

今度はバルファルクが返事を返してきました。

 

「ニャ~~~~!!ほんとにあの幼体ニャのか~~~~~!!♪♪♪」

 

 後の2匹と1人は何のことかが分からず、ポカンとしていました。

 そうなのです。ラルクと同じように幼体の時に、白羅と白羅のご主人が助けた龍なのです。もちろん、状況は違いますが……。

 

「え、どういうことなの!?」

 

「ニャ、実はかくかくしかじかニャ……。」(またですか!!)

 

「「「ほほう……。」」」(しかも、納得ですか!!凄すぎですあなた達!!)

 

 ご主人に仕えていた時にクエスト中に助けた幼体であったことを話し、その後再会する事が無かったので、はっきり言って忘れていた!(豪語する普通!?)

 

「ニャァ♪♪生きてたニャンて奇跡ニャァ~~~♪♪」

 

「グルッ♪」

 

 すると、ラミアが嬉しそうに白羅に話しかける。

 

「あたし、やっぱり白羅さんと一緒で良かったと思う♪」

 

「ニャ!?どうしてニャ!?」

 

「だって、モンスターと対峙するばかりじゃなくて、仲良くなってしかも一緒に生活できるんだよ♪♪それも貴重なモンスター達ばかり♪♪」

 

「ニャ、あたいもそう思うニャ♪♪」

 

「俺もニャ。こんニャ光景はまずニャいしニャ♪♪」

 

「ニャァ、確かにニャァ……。」

 

 と、ラルクとバルファルクを交互に見ながら、思いにふける白羅でした……。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 2頭とも、一緒に行く気満々で、白羅達について行くというのでバルファルクを迎えることにしました。

 ベースキャンプまで戻り、小型の飛行船で距離を置いて待機している龍識船まで戻ります。その後をラルクとバルファルクが飛んでついて行く……。船頭さんが龍識船に戻るまで緊張しまくっていたことは内緒にすることに♪♪龍識船に着くと、隊長が早速白羅達を迎えます。想像していたよりも早く戻って来たので、驚きを隠せなかった。

 

「ど、どうしましたか!?誰か大けがでもしましたか!?」

 

「ニャ、驚かせてごめんなさいニャ♪♪クエストクリアニャ♪♪」

 

 とおどけながら隊長に報告する。隊長の目が丸くなる。

 

「ええ!!そんなに早くですか!?ど、どうやって!?……。」

 

「実は……。後ろを見てニャ……。」

 

 申し訳なさそうに促すので、隊長も言われたとうりに後ろを向く……と同時に今まで聞いたことがないような悲鳴が上がる! そのリアクションは当然でしょう。何せ、討伐ではなく、捕獲でもなく、一緒に来ていたのですから♪♪その場に尻もちをついて動けなくなっていました。

 

「な、な、な、なんでバルファルクが一緒に!?!?!?」

 

「ニャ、実は知り合いの龍だったニャ。おいらも忘れてたニャ♪♪」

 

「へぇ♪♪あの時助けた幼体が生きてたの♪♪」

 

 と、集会酒場から扇子を振りながらチャイナドレス姿で現れた美女が……。

 

「ニャ!?ママさん!そうニャ、あの時の幼体にゃ♪♪」

 

 ママさんも知っているようで、成体になったバルファルクを見て微笑んでいた。

 

「師匠……………。」

 

 ラミアが、うつ向いてしまう…。あの後から顔を合わせていなかったので、気持ちを切り替えるにもすぐにとはいかない……。だが、ママさんは微笑みながら話しかけてきた。

 

「あの時はいい動きだったわね♪納得がいかないなら、沢山G級クエストをやって腕を磨きなさい。あなたはまだまだこれから強くなれる要素がいっぱいあるわ♪まずはHRを開放することを目標になさい。今の仲間たちが必ず助けてくれるから♪♪」

 

「分かりました。腕を磨いて再挑戦します!その時はまた相手をしてもらっていいですか?」

 

「いいわ。何度でも受けるわよ。ただし、そう簡単に勝たせてはあげないからね♪♪」

 

「望むところです♪♪」

 

 とお互いの顔を見合ってほほ笑んだ。白羅もそれを見て安心していた。

 

「で、なんで師匠も知ってるんですか!?」

 

 と、話題をバルファルクの方に戻してきた。

 

「ニャ、ご主人とおいらともう一人と一緒にクエストに行っていた時に、ご主人とおいらが一緒に頼み込んでバルファルクの幼体を助けたニャ。それで知っているニャ♪♪」

 

「そ、そうなんだ!?でも、白羅さんてどれだけ顔が広いの!?今更感心しちゃうけど♪♪」

 

「ニャ!?そんニャ事はニャいニャ。ママさんが言ったように経験の数が多いだけニャ。ラミアもきっとそうなるニャ♪♪」

 

「そうなのかなぁ。」

 

「そうニャよ♪♪」

 

 と頷く白羅に丸め込まれるように感じたラミアだが、気を取り直して頷き返すのだった。

 

「あ、あの……。いいですか!?」

 

 おずおずとしながら隊長が声をかけてきた。

 

「は、はいニャ!?ごめんなさいニャ!」

 

 と、慌てて隊長の方を向く。

 

「だいたいの状況は分かりました。ですが、どうしますか?龍暦院にはなんと報告したらいいか……。」

 

 隊長は困った顔で白羅を見ていた。

 

「大丈夫ニャ!生態研究ニャら広場の外からでも出来るにゃ。他の個体は分からニャいが、このバルファルクはおいらが責任を持つニャ。そう報告してくださいニャ♪♪」

 

「そうですか……。分かりました。伝説のパーティーの1人!?ですからね。信じてますよ♪♪」

 

 それを聞いて、今度はラミアが目を丸くする!

 

「えっ……!!伝説のパーティーって……。!?」

 

「ニャ!?……そ、それはその……。」

 

 白羅もしどろもどろになってしまう。

 

「そうニャか、ラミアは知らニャいのも無理ないニャ。」

 

 灯羅もその事は知っているようだ。

 

「な、なになになに!なんでみんな知ってるの!?教えて!あたしだけ知らないなんてみんなズルい!!!」

 

ラミアが慌てて周りに教えて欲しいと懇願する。

 

「話してなかったんですか!?僕、余計なことを言ってしまいましたか!?」

 

 隊長も申し訳なさそうに白羅に話しかけた。

 

「ニャ!?隊長さんは悪くニャいニャ。いつか思い出話に話そうとは思っていたニャ。」

 

「隊長さん教えて!白羅さんの事、もっと知りたいの!お願い!!」

 

 ラミアが迫って懇願してくるので隊長も困ってママさんの方を見た。するとママさんもラミアの気持ちも分からなくはないようだ…。なので、黙って頷いていた。

 それを見て隊長も頷き返す。深呼吸をして、改めてラミアの方に向き直った。そしてゆっくりと語り始める…。

 

「白羅さんはママさんと、ご主人であった雅盛様ともう一方とのパーティーで、唯一ミラルーツと対峙し、戻ってきた生き証人なんです!」

 

「ええっ!!!」

 

 ラミアが大声で驚き、改めて白羅を見直す。その白羅も恥ずかしそうにほっぺをポリポリとかいていた。

 

「あの時は、みんな、ボロボロで帰って来たわね……………。」

 

 とママさんも遠くの空を眺めながら、思いをめぐらせるのだった………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読んでいただき、ありがとうございます♪♪
 じつは、今更ながら、ご報告もかねて。昨年よりPIXIVさんにも投稿させてもらってます。内容は同じではありますが、よろしかったらそちらもどうぞお願いいたします。
 お気に入りやご感想お待ちしております♪♪
 ではまた次話にてお会いできることを切に願って…♪♪
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