今回はタイトルどうり、白羅の昔ばなしでゴザイマス。少々!?にはなってないかもしれませんが、読んでやってくださいまし♪♪白羅の過去がちょこっと垣間見える内容となっております。気持ちだけ力が入って、5000文字を超えました♪♪
後ほど後書きにてお会いしましょう♪では、物語の始まり始まり…♪♪
太陽の恵みの光を浴びつつ、ゆっくりと集会場へと、向かう龍識船の中、隊長がラミアに昔ばなしを語っていました。 ママさん達がHRを開放後、どんどんクエストをこなし、HR100を超えたとき、依頼が入ります……。
ミラボレアス、ミラバルカン、ミラルーツ……。順を追って倒してきました。毎回ボロボロになりながら……。その3頭は既に伝説として語られていたモンスターで、現実に居るとなっても中々進んで戦おうとするものはあまりいませんでした。彼らは意気込んで向かいますが、精神的、肉体的にボロボロの極限状態でやっと勝利し生還したとのこと。
ただし、ミラルーツの時だけは少し違っていたと話していたと。
どうしてか……………。
「そこは私から話すわ。」
とママさんが切り出したので、隊長も頷いてママさんにバトンを渡しました。ラミアも聞き漏らすまいと、ママさんに注目します。
自慢の扇子をゆっくりと仰ぎながら、語り始めました。
「あの時は、ミラボレアス、ミラバルカンとの死闘を重ね、生還できた事に皆浮き足だってたわ。私を含めて3人と白羅君はね♪」
と白羅の方を見ると、白羅もゆっくりと頷き返していました。
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「おい、“カミラ”!生命の大粉塵は用意したのか!?」
大柄な体躯の、筋肉質で、二つ名”鎧裂“の防具を装備をしている男性ハンターは、ショートヘアーでこちらも二つ名”白疾風”の装備をして筋肉質には見えない程に美姿な女性ハンターに声をかけていた。
「勿論よ!貴方こそ用意出来たの“バルド”。」
「ふん!この大剣でガード出来る限り、俺は無敵だ!」
と自慢の剣をかざして誇らしげに、どや顔で話す。
「やっぱりね……。何とか言ってやって頂戴!”雅盛”」
「フム……、鉄刀で行くか………、オヴィリオンで行くか………、深雪一文字で行くか………。どれが良いと思う2人とも!?」
「「今更そこか!!!」」
このちょっと抜けた感じの男性ハンターは、暁丸亜流の装備で、和の国の出身という事もあり、鉄刀やそれに近い太刀を使い分けていた。
「ご主人、大丈夫ですニャか!?」
白羅である。当時LV 50そこそこで、主人と同じように、武者アーマーとコテツを装備していた。
「ったくよォ!こんな猫じゃなくて、他にハンターで誰か行きたいって奴は居なかったのかよ!!」
あからさまにバルドが嫌そうに2人に話しかける。白羅もそれを聞いて落ち込んでしまう。
「ニャ……。やっぱり、おいらじゃなくて灯羅の方が良くないニャか!?」
雅盛は、白羅の頭を撫でながらニッコリ微笑む。
「大丈夫だ!!拙者は白羅を信じている!」
「ニャ!?ご主人様……。」
相手はあの龍たちの始祖とも言われている”祖龍ミラルーツ”
バルカン、ボレアス共に最強種であったが今回はその上を行く。バルドは余裕をかましては居たが、危険を感じていたのかもしれない。行ったら最後、生きて戻れるかどうか分からないほど、勝率がかなり低いクエストに挑もうとしているからだ……。
これだのあれだのとバタバタ準備をしている時に、ドアをノックする者が。
「雅盛様……。」
声の方を見ると集会場の受付嬢、アイラが居た。
「アイラ殿……。」
アイラは心配になって居ても立っても居られずに受付を代理に任せ、急遽逢いに来たのだった。
カミラは場を察してバルドの肩をたたき、背中を強引に押して行こうと告げる。
「雅盛は!?」
「いいの!雅盛!先行ってるわね♪♪」
と背中を押したまま、龍識船の集会酒場の方へと向かっていく。
「済まない!すぐに行く!!」
その返事に前を向いたまま、手を振って歩いていくのだった。
白羅もこの二人が付き合っていることは知っていた。ドアの外で待っている間、雅盛様を守らねば、彼女を悲しませるわけにはいかない……、命がけで守る!と改めて誓うのだった……。
しばらくすると、話が終わったようで2人が出てきた。
「よし、白羅、行こうか。」
「ニャい!行きますニャ。」
と歩き出す。その時ふと彼女の方を見ると、目を真っ赤に涙を浮かべていたアイラの姿があった。その肩を優しく抱き寄せながら歩いていく雅盛……。無言のまま、龍識船へと向かうのだった……。
アイラを送った後、集会酒場へと足を運ぶ、雅盛と白羅。カウンターにいたカミラとバルドの元へと進む。
「お別れは済んだのか!?」
「馬鹿ね!そういう時は再会を誓ったのかって聞くものよ!」
「済まない2人とも……そしてありがとう……。」
「けっ、何にもした覚えはないぜ!それに、戦いはこれからだ!気ィ抜いてんじゃねえぞ!!」
「そうね……、お礼は帰って来てから聞くわ!」
「分かった!必ず!よし、行こう!!」
3人は頷いてカウンターでクエスト” 祖龍 ”を受注する。
3人と1匹は小型の飛行船に乗って、決戦の地、旧シュレイド城跡へと出発するのだった…………。
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渦巻く暗雲の中、滅ぼされたシュレイド城跡に到着する。待機所でチェストの必要なアイテムをいくつか持ち、強走薬グレートや硬化薬グレート、鬼神薬グレート等強化できるものはひたすら飲んで、決戦の舞台へと進む。
一つのフィールド内で、石作りの地面と半円状の長さの石垣に撃龍槍とバリスタが用意され、真ん中あたりに2本の石柱が並んで立っていた。
「来た…………。」
空を見上げると、白く巨大な生物がゆっくりと飛翔して向かってくる。全体が白い体躯で角と髭があり、頭から尻尾の先まで、体毛を生やしている。4本足で若干両前足は小さめ。爪はないが、スッキリとした形の整った翼があった。翼を羽ばたかせながら、降下してくると、一度ホバリングしてゆっくりと着地する。
その威厳さは、龍の始祖と呼ばれるだけの事はある。雅盛とバルドは武器を構えて攻撃に。カミラは走って撃龍槍のスイッチの前に。白龍は咆哮を上げて、戦いの火ぶたを切った。その時1匹だけ、動けずに固まっている物が居た。
「き、綺麗ニャ……。」
今まで戦ってきたどの古龍より、真っ白でスマート。尻尾や羽に武器になるような爪やとげは無く、純にシンプルだが、強さは一番伝わってくる!これが雷を纏った龍気を扱うとは誰が想像しえただろう。胸部を稲妻が数本走っていた。
ただ、何をどうしたのか、白羅は一目惚れというものだった。
「な、仲良くニャりたい…………。」
ボソッと呟くと白龍の元に走り出した…………。バルドと雅盛は足元や羽、尻尾を狙い、接近戦で攻撃していく。対抗して白龍も雷付きの龍気ブレスで、蹴散らそうとする!それをバルドは大剣でガード、雅盛は納刀キャンセルでブレスを弾いていく。カミラも撃龍槍の方へは中々近くに来ないので、切り替えて双剣で近接攻撃に移っていた。白羅は3人の回復やサポートしつつ、何とか話が出来ないかと、移動しながら白龍を見つめていた。
すると突然、白羅の頭の中に声が伝わってきた。
(なぜ、お前たちは我を倒そうとするのか…………。我が何をしたというのか!)
その声は、白羅にはハッキリと聞こえた。
「ニャ!?我ってニャ…………。まさかニャ!?」
白羅はもう一度声が聴きたかった。白龍の下で3人がお互いに回復しつつ、攻撃している。白龍は一旦ホバリングして飛び上がり、更に上昇して行く。途中で止まり、咆哮をあげると、上空の渦巻く雲から雷柱が何本も地面に突き刺さって行く!
バルドは何とか大剣でガードするものの、カミラが避けた方向に雷柱が!
「し、しまった!」
マズイ!殺られる!……………と、目を閉じた時、急に痛みと共に横に弾き飛ばされる!
「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛みを堪えながら、目を開くと雷柱が落ちた位置に、自分ではなく、雅盛の姿が!!
「ま、雅盛ぃぃぃぃ~~~~~~!!!」
カミラは絶叫して慌てて駆け寄る!しかし、雅盛に気をとらわれて、白龍が降り立ち、尻尾で振り払ってきたことに気付かなかった!
「ガフッ!!!」
カミラの身体は中を舞い、石壁まで吹き飛ばされていた!
「カミラぁぁ!!雅盛ぃぃ~~~~!!!」
バルドのやな予感が、ここぞとばかりに的中する!回復薬等は持っていたが節約しながらなどの余裕もなく使い果たしてしまい、攻撃を避けるのに手一杯だ!
「あ、あと一息だってのに!」
確かに白龍もかなりダメージを受けていて、真っ白だった体が血で染まっていく!
(何故、人間はこうも愚かなのか!!…………)
白龍は雷を纏った龍気ブレスをバルドに放ってきた!
「ぐっ、くそぅ!!」
大剣でガードするも、パワーが上回り、バルドも後方に飛ばされてしまう!
「バ、バルド!!」
何とか起き上がったカミラが雅盛のところに来ていて抱き起こしていた。回復薬を飲ませるも、かなりの傷で戦える状態ではない。白羅も薬や技も尽きていて雅盛達の傍には来るも、回復出来ずにいた。
「ご、ご主人様ニャァ~~~~…………。」
どうする事も出来ずに
いた白羅だったが、さっきも白龍の声がハッキリと聞こえていた!
歯を食い縛り、一匹、雅盛達の前で仁王立ちになって両手を広げていた!!眼には涙を溜めながら…………。
白龍もその行動には、ためらっていた。スタミナ切れもあってか、動かずにいた。
「白龍ニ゛ャ!!お願いニ゛ャ!!この戦い、止めようニ゛ャ!!」
その言葉に、白龍も他の3人も驚いていた。
(…………お主、我の声が聞こえるのか!?)
すると白羅が黙って頷く。白龍の顔を見据えながら………。
白龍は真っ直ぐに白羅を見つめていた……。
(お主、我が怖くないのか!?……。)
突然、声!?実際にではなく、白羅の心の中に直接話しかけてきた。なので、他の3人は全く分かっていない。
「怖”く”ニ”ャい”!!」
白羅は大声で返事を返す!
「なに言ってるんだこいつ……!?」
(ならばお主はどうしたいのだ!?)
「仲”良”く”な”り”た”い”ニ”ャ”!!!」
(…………………………。)
するとバルドが大声を張り上げる!!
「とうとう気が触れやがったか!この馬鹿猫が!!こんな役立たず、連れて来るんじゃなかったぜ!!俺のオトモの方がまだましだ!!!」
「白羅……………。」
雅盛もカミラに抱き起された状態で白羅を見つめていた……。
白龍が白羅を見つめたまま、話しかけてくる。
(……………我の命は後わずか……。我と仲良くなりたいと言ったお前に……、我の力を授けよう……。)
「ニ”ャ!?どういうことニ”ャ!?」
そう聞き返すのと同時に、白龍の身体から白い靄のようなものが飛び出してくる!無論これも他の3人には見えていない……。その靄はやがて龍の姿となり、白羅に向かってきた!
白羅は歯を食いしばって、目をつむる!!風圧のような、気配のような感覚が白羅の全身を突き抜けていく!!
「!?!!!!……。」
その気配が白羅を突き抜ける時、
(お主のような者は初めてだ……。だが、嬉しかったぞ……、礼を言う……。)
白羅が目を見開いた時、白龍はその場に崩れ倒れていた……。
「ミ”ラ”ル”ー”ツ”ニ”ャ”~~~~~!!!!」
思い切り泣き叫んで白龍の元に走っていく!
「びゃ、白羅!!」
雅盛が呼び止めるも、白羅の耳に届いてはいなかった……。
「お、おい……マジか!?倒したのか!?」
「よく……分からないけど……そのようね……。」
中途な感じのまま、クエストはクリアになり、皆、限界でもあったのでラッキーと言えばそうなるが……。何とも言えない空気が漂っていた……。この後、生還し、回復するも、パーティーは解散……白羅も解雇を受けて、1匹となる。後々ギルドナイトのアルザ―トらとクエストに赴くこともあったが、オトモに雇われることを頑なに拒み、猫嬢に斡旋募集解除の申告を出して、一匹狼となり、今現在に至る……。
「ま、白龍とのやり取りは、大分後になって、一緒に飲んだ時に話してくれたんだけどね♪♪だからあの二人は知らない事よ。白羅君と私の秘密にしたの♪♪それで、あまり話したがらなかったのよ……。」
「そうだったんだ…………。」
目に涙を浮かべながらラミアは白羅を見ていた。
白羅は、あいかわらずほっぺをポリポリとかいて、照れている♪
「ニャ、そうでもニャきゃ、絆石がニャいのに、モンスターと仲良くなれるわけニャいニャ。」
姫沙羅が納得するように頷く。
「で、でも、白龍の力って…………。それに会話が出来たのって、今はラルクとかと会話できないの!?」
そう言われて、白羅とママさんが驚く!
「確かにそうね…………。」
「ニャ!?確かに気にしたことはなかったニャ…………。」
と白羅とママさんが真剣に考え込んでしまう。
「な、なんか私……、とんでもない事言ってる!?」(はい、確かに♪♪)
全員が黙ってラルクとバルファルクの方を注目する。
「「!?!?!?!?!?」」
注目をされたが何のことか分からず、不思議そうな顔をしている2頭でした…………。
お読みいただきありがとうございます♪♪ おかげさまで絆石が無い状態でモンスター仲間が増えること♪♪
もちろん、討伐すべくモンスターと対峙することもありますが、ご容赦いただきたく♪♪
次話もクエストに出ることになりそうです。どうなっていくのか…………。
では、次話にてお会いできることを切に願って…♪♪