飛竜とアイルーと。   作:麗紫 水晶

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 ちょいとゴメンなすって。更新させていただきやす♪♪
 少しく間が空いちまいましたが、読んでやっておくんなまし♪♪(ってなんで江戸っ子!?)
 というのはさておき。物語は本題へ♪♪ 後ほど後書きにて。では、物語の始まり始まり…♪♪




♪♪♪村長さんの来訪!?♪♪♪

無事に帰還してきた白羅達は、ユクモ村へと向かいました。後方から2頭の龍が並んで飛んでついて来る……。

 しかも、1頭はラルクと分かっても、もう1頭に驚いてひっくり返りながらも村長さんを呼びに行く門番さん…………。大変ご苦労様です♪♪お約束ありがとうございます♪♪

 その広場へ2頭が並んで降り立つ……。広場の外側で、他のモンスターの生態を調べていた研究員たちはビックリ!!突然の来訪者に、絶叫!喜叫!大恐慌!じゃなかった大興奮!!何がどうなってここに来たのか……。

 ”銀翼の凶星バルファルク”がラルクと共に、降り立ったのだから、さあ大変!!

 逃げ惑う!?……。否!!研究員たちの研究魂を侮るなかれ!

 早速ノートに記帳する者、新しいノートを取りに戻る者、両手を組んでボロボロうれし泣きをしている者、何人かでジャンプしてはしゃいでいる者、正座をしてお茶をすすっている者!?等々、大盛り上がり!♪♪

 そこへ白羅達が帰って来て、毎度の如く、皆から拍手喝采♪♪今回はラミア、姫沙羅、灯羅も含めての拍手に1人と3匹は超照れながら、家に戻るのでした……。

 ラルクとバルファルクが家に入るとギリギリスペースで、何とか入ることが出来、名前を決めないとと、内輪会議になったのです♪

 

「ニャて、早速バルファルクのニャ前を決めようと思うニャ。ニャにか良いニャ前がニャいかニャ!?」

 

「う~ん、ってか、その前に村長さんに話した方が………。ひっ!!」

 

ラミアが顔をひきつらせて驚く!

 

「ニャ!?ラミア、どうしたニャ!?」

 

「あら~~~~、私に連絡がありませんでしたけど、どうゆう事かしら~~~♪♪」

 

ビクゥ!!!……。白羅の後ろから女性の綺麗な声が…………。毛を逆立てながら冷や汗もタラタラに、ゆっくり振り向くと、眉間をひきつりながら作り笑いをしている村長さんが……………。

 

「ニャ!?ニャ!?あ、あの……その………、ニャ前を決めてから、話そうと思ってましたニャ……………………。」

 

「ほ・ん・と・う・に~~~~~~!?」

 

白羅の顔を覗き込む村長さん♪目を逸らす事も出来ずに、グビリと唾を飲み込むのでした♪

 

「ま、良いですわ♪」

 

「ほ、本当ですニャか!?」

 

「ただし、経緯は聞かせてくださいな♪それと、罰として今度丸一日私に付き合ってもらいます♪」

 

「ニャ!?ニャんと!!」

 

「そ、そんな………。」

 

「そ、そうニャ!ずるいニャ!」

 

「そうですね、私たちをも差し置いて♪」

 

「そうね、職権乱用だわ♪」

 

振り向くと、アイラさんと眼鏡美人のお姉さんが。

 

「そうです!私も入れて下さいな♪」

 

「「「「「「「えっっっ!!」」」」」」」

 

一斉にその声の主を見る!その可愛らしい声と小柄で、可愛らしい服に肩からポシェットをさげ、大きくて可愛いリボンを着けたお嬢さんが…………。

 

「ね、猫嬢ニャか!!」

 

と、何処からか曲が流れ出す♪猫嬢がチーズ職人の体躯の良いアイルーと踊り出す♪不思議とそれにつられて白羅と姫沙羅が両サイドに別れて並んで踊り出す♪可愛い猫嬢の綺麗な声と、アイルー達の楽しい躍りに、ラミア達も一緒に踊るのだった…………。

 

まさか猫嬢まで加わるとは白羅のモテ期、恐るべし♪♪

 

「ニャ、どうして猫嬢がここにいるニャか!?」

 

「それがですね……。」

 

「ニャすと~~~~!!」

 

ラルクの背中からジャンプしてラルクの頭を飛び越え、杖を振りかざして白羅に襲い掛かる!

 

「ニャいさ~~~~!!」

 

もう、ほぼ、条件反射でそれをコテツで受け止める!(以前もこんな光景があったような………!?)

 

「な、だ、誰なの!?」(驚かせてスミマセン……。)

 

「相変わらず元気ニャ。」(そうですね、この猫さんは……♪♪)

 

「白羅だけニャ、このつっこみに対応できるニャは。」(素晴らしい事です…………♪)

 

「でも、このツッコミに意味があるの!?」(うっ……そ、それを言っちゃいけない…………。)

アイラさんがさらっと疑問を口にする。剣と杖を交えたまま、2匹の猫が振り向いてアイラさんをじっ………と見つめる。

アイラさんもどうしていいか分からず、冷や汗をかいていた。

と、突然2匹の猫はその場にしゃがみこみ、ブツブツといじけてしまった。

 

「いいも~~~ん………ニャァ白羅よ。」

 

「そうニャァ村長~~~。」

 

「「「えぇぇぇ!村長!!」」」

 

ユクモ村の村長さんや、姫沙羅達は当然、知っていたが、ラミア、アイラさん、眼鏡美人のお姉さんが村長であった事に驚く。

 

「そうなんです……。村長さんがクエストを申請したのですが、ハンターさん達が全く振り向いてくれず……。村長さんが直に頼みたいと一緒に来た次第で……。」

 

 と、寂しそうに猫嬢が事の顛末を話す。それを聞いてアイラもそのクエストの事を思い出す。

 

「そういえば、依頼書はありましたけど……、受注してくれるハンターが居なかったような……。」

 

「そうニャ……。ニャから白羅に直接頼みに来たニャ。」

 

 と、改めて村長は懇願する目つきで白羅を見た。

 

「で、で、ニャにがあったニャか!?」

 

「ザボアザギル率いるスクアギルの群れが氷海ではばを利かせてるにゃ。魚が獲れニャくて困ってるニャ。」

 

「そんニャ事になってるニャか!?」

 

「そうニャ。そこで釣れる貴重な魚を捕るために、若い者6匹が制止を振り切って向かってしまったニャ……。案の定、追い詰められてエリア6の壁にしがみついていると連絡があったニャ……。」

 

「ニャンと!?!?」

 

「このとうり!頼むニャ!あやつらを助けてやって欲しいニャ!お願いするニャ!!」

 

 村長が珍しく床に頭をこすりつけるほど下げている。

 

「私からもお願いします!頼れるのは白羅さん達しかいないんです……。」

 

 一緒に猫嬢も頭を下げる。確かにアイルー達と深い関りがある彼女にとっても緊急事態である。

 

「分かったニャ……、顔を上げてニャ。助けに行くニャ!」

 

 村長と猫嬢が顔を見合わせて笑顔になる。

 

「ほ、本当ニャか!行ってくれるニャか!」

 

「準備するニャ。アイラさんクエスト受注ニャ!G2クエスト”強暴なる矢尻”と仲間の救出作戦ニャ!!」

 

「わ、分かったわ!このメンバーでいいのね!?」

 

 とラミア、灯羅、姫沙羅、白羅のチームでいいのか確認する。

 

「ニャ……、それと、今回ラルクはお休みしてもらうニャ……。」

 

 その言葉には全員目を丸くする!!もちろん、一番驚いているのはラルク当人である。

 

「ゴメンニャ、ラルク……、今回はバルファルクと一緒に待っていて欲しいニャ、ゴメンニャ…………。」

 

 白羅はラルクを真っ直ぐに見つめる……。ラルクも見つめ返した……。

 

 (……った……。)

 

「ニャ!?何ニャ!?」

 

 何か声が聞こえるような気がした。

 

(分かった……。)

 

 今度はハッキリと聞き取れる……。白羅はラルクの顔を改めて見た……。

 

「分かった……、って言ったニャか!?」

 

「「「えっ……!?」」」

 

「「「ニャ……!?」」」

 

「ニャ、ニャンと!お主、竜と話が出来るニャか!?」

 

 その村長の言葉に更にみんな驚く!

 

「う、うそ……!?」(本当です♪♪)

 

「ま、まさか……!?」(信じられないのも分かります。)

 

「これで益々好きになりましたわ♪♪」(それは何よりで♪♪)

 

「あぁぁぁ……調べつくしたい!!欲しい!!」(危険ですので、おさがり下さいます様お願い申し上げます……。)

 

「あの時以来ニャ……。」

 

 白龍と話をした時から数年……。竜と会話をすることが無かった白羅にとっても驚きであった。だが、白羅は普通にニッコリとラルクに振り返った。

 

「ありがとうニャラルク♪♪」

 

(白羅の考えは分かっている。今回はガムートを連れて行く気だね。)

 

「ニャ!?どうして分かったニャか!?」

 

(ちなみに、隣にいるバルファルクの名前は”ファギル”だよ♪♪)

 

 理由は言わずに、別の発言をするラルクに白羅は驚いた!

 

「ニャ、ニャンと!?ファギルニャか!?」

 

「!?!?!?」

 

 全員キョトンとしてしまう。白羅が改めてその説明をする。

 

「バルファルクにはニャ前があって、”ファギル”ニャそうニャ。」

 

「「「「「”ファギル”!!」」」」」

 

 そう叫んでバルファルクの方を振り向くと、コクリと頭を下げたのだった……。それにつられて皆も頭を下げる。はたから見れば不思議な光景……。

 だが、これからはそれが当然のような事になっていく……。

 

(お前のような者に出会えた事に礼を言う……。)

 

 あの時の白龍の言葉を思い出していた。白羅は微笑んだまま、涙が一筋流れ落ちていた……。

 

「白羅さん……。」

 

「白羅ニャ……。」

 

 みんながそれぞれの思いを胸に白羅を見つめる……。これは白羅とラルクの”縁”が呼び寄せたキセキ……。

 

「ニャ!準備して、ガムート君を呼びに行くニャ!」

 

「「「了解!!」」」

 

 それぞれが一度部屋に戻り、持ち物の準備をする。ラルクもファギルと顔を見合わせて喜んでいるようであった。

 準備が整うと村長や猫嬢に挨拶をして、ガムート君の元へと向かう。木材運びを継続して手伝っていて、休憩に入ったところだった。村としても大量の荷物を運んでもらったりと、村人とも仲良くなり、子供たちも懐いていた。ユクモ村に貢献していて、感謝もされていた。共存……。という奇跡がちょっとずつではあるが、起こり始めているのだった……。

 

 広場奥の岩山のあるところに滝があり、水浴びをしていたガムートを見つけ寄っていく。

 

「ガムート君ニャ!」

 

 声をかけると鼻で水を頭にかけながら振り向いた。

 

(呼んだか……。)

 

 白羅にはやはり声が聞こえる……。どうやら、竜だけではないようである。

 

「そうニャ!仲間を助けるために、クエストを手伝って欲しいニャ!お願いするニャ!」

 

 ガムートは改めて白羅達の方を向き直った。いい巨体である。力強さも感じられる。鼻で白羅に甘えながら返事をした。

 

(分かった、手伝う。)

 

「あ、ありがとうニャ!助かるニャ!」

 

「え、なんて!?」

 

「手伝ってくれるニャ。これで仲間を助けられるニャ!」

 

「凄い事だニャ……。こうしてモンスター達と話が出来て、クエストも出来るニャンて……。」

 

 灯羅も改まって感心していた。”ライダー”という絆石で絆を持って一緒に行動する者達の村もあるとは言われているが、それも無しに、しかも、話をも出来るという奇跡な出来事が目の前で起こっているのだ。感心してしまうのも分かる気がする。

 

「そういえば、バルファルクは”ファギル”というニャ前があったニャが、ガムート君にもあるニャか!?」

 

 さっきのラルクたちの話から疑問に思って聞いてみた。

 

(ある……。”蓬《よもぎ》”だ……。)

 

「ニャ!?やっぱりニャ!”蓬《よもぎ》”ニャか!?」

 

「え、ガムート君の名前!?」

 

「そうニャ!”蓬”だそうニャ!よろしくニャ、蓬君!!」

 

(よろしく、白羅!!)

 

 鼻と前足で握手のようなしぐさを交わすと、ガムートが鼻で白羅を掴み、ひょいと背中に乗せてくれる♪♪

 

「ニャァ~~~~♪♪いい眺めだニャ~~~♪♪見晴らし満点ニャ~~~♪♪」

 

 光降り注ぐ晴天の中、心地よい風と共に、クエストに出発する決意を新たにする白羅でした…………。

 

 

 

 

 

 




 読了ありがとうございます♪♪ 今回はガムートと……。とあいなりましたが、白羅達の展開やいかに♪♪
 では、また次話にてお会いできることを切に願って…♪♪
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