飛竜とアイルーと。   作:麗紫 水晶

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 更新しちゃダメですか……。させてください……、いや、します。しちゃいました♪
 誰がなんと言おうと読んでやってくださいまし。
 読んでもらえるのが私の励み……。ささ、本編へ。後ほど後書きにて。
 では、物語の始まり始まり………♪




♪♪♪帰って来たニャ!!♪♪♪

 雲の絨毯の取り巻く岩山の頂上!?と思われる、だだっ広い岩の地面で日の光を浴びながら1匹と2頭は、向かって来ると思われる方向を見て待っていた。

 皆と会える喜びと申し訳なさで、心が入り乱れていた。どんな顔で会えば良いのか……。

 

『心配する事は無い。皆、お主に会うために来るのだから……。』

 

「ニャ、それはそうニャが……。」

 

(大丈夫だよ、僕もいる♪)

 

「そうニャね……、ニャ、分かったニャ!」

 

『来たようだ。』

 

「ニャ!!ニャンと!!」

 

(ま、まさか!?)

 

 そこに現れたのは、最強古龍種の1頭”アマツマガツチ”……。

 

 ((君が白羅か?))

 

「ニャ!?はいニャ!!」

 

 思わず直立不動に……。

 

 ((君を探している者達を連れて来たぞ。))

 

 すると”アマツマガツチ”の背中から降りて来る者が……。

 顔を赤くし、目には涙を浮かべながら白羅の傍まで歩いて来る……。

 

「ラ……ラミアニャ……キリンさんニャ……。」

 

 白羅も目が潤む……。

 

「良かった……、無事で……。」

 

 目の前で手で口を押えながら涙を流しつつ、その場に崩れてしまう。

 

《元気そうで何よりだよ♪もう少しで皆も来るよ。》

 

「ニャ!?まだ来るニャか!?」

 

 白羅はラミアを支えつつ、キリンの言葉に驚いていた。

 すると半透明の雷を纏った巨大な球体が突然に現れる。

 

(こ、この球体は……まさか……。)

 

「ニャ!?ラルク知ってるニャか!?」

 

 白羅は気を失っていた所為で、この球体に運ばれた事を知らない。ラルクが必死に白羅を庇っていた事も……。

 その球体は地面に着くと上側からゆっくりと消えていく。中から2頭と2匹の顔が見えてくる。不安に周りを見渡すと白羅達が視界に映る。

 

「ニャ!?灯羅に姫沙羅ニャ!それにタマミツネに……、レウスニャか!?」

 

「ニャ~~~~!!!白~羅ニャ~~~~!!!」

 

 猛ダッシュで涙を流しながらジャンピングで白羅に飛びついてきた!!

 

「ニャ、ニャ、ちょっと姫沙羅ニャ!ニャ~~~!!」

 

 抱きつかれた勢いでひっくり返った。

 

「絶対離さないニャ~~~ミ”ャ~~~~!!!」

 

「キ、姫沙羅ニャ……。」

 

 白羅も大泣きする姫沙羅を優しく撫でてやる……。

 

「白羅……後ろに居るニャは”ミラルーツ”ニャか!?……。」

 

灯羅が驚いて固まっている。

 

「そ、そうニャ。友達になってくれたニャ♪♪」

 

「マ、マジニャか!?」

 

「そうニャ♪ところでレウスの姿が変わってニャいか!?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ニャ!?もしかしてその姿は二つ名ニャか!?」

 

「そうニャ。俺を助ける為に“黒炎王”に進化したニャ。」

 

「そ、そうニャか!?凄いニャ!!」

 

(僕と同じに進化する事があるんだ………。)

 

()()()()()()()()()()()

 

進化したもの同士で話をしている。どこか通じるものがあるのだろう。

すると更に巨大な球体が現れる。同じように上側から徐々に消えて行く……。

 

「な、なんだ!?」

 

「なんだここは!?」

 

「何処に連れて来られたんだ!?」

 

「あ~~待って、いや~~~ん♪♪………。」(大丈夫でしょうかこの人……。)

 

「「「おい!!!」」」(お医者さんを……。居ませんよね……。)

 

「ラザック!!焔!!蓬!!ニャ~~焔羅ニャ~~~!!」

 

 焔羅が上から被さるように飛んできた。姫沙羅とラミアを巻き込んで倒れ込む。

 

 「ニャ~~!焔羅!!ちょっといいかもニャ♪♪」

 

「「「「おい!!!!」」」」

 

 姫沙羅の発言にラザック達4人がツッコミを入れている。

 

 ((((良かった生きてて。))))

 

 と、焔。

 

 ≪そう簡単にくたばるとも思ってなかったが。≫

 

 と蓬。

 

「ニャハハハ。心配かけたニャ、ゴメンニャ♪♪」

 

 ≪問題ない。白羅が生きていたならそれでいい。≫

 

「ありがとうニャ……。」

 

「ふふ……。先を越されたわね♪♪」

 

「そうだな。一番乗りと思ったんだが♪♪」

 

「ニャ!!ママさんにアルザ―ト様ニャ!!」

 

 そんな人物達にまで探されていたなどとは、思いもよらなかった。(ってか、どうやってここまで!?!?)

 

「途中で一緒になってね……。こうしてたどり着いたと言うわけさ。」(ここまでの道のりを聞いてみたい気がするんですけど……。)

 

「でも、本当に復活していたなんて……。」

 

 ママさんも白羅と共に白龍と相まみえた人物……。複雑な表情をしていた。

 

「今度は友達になれたニャ♪攻撃したらダメニャよ♪♪」

 

「え、と、友達に!?」

 

 白羅も頷く。アルザ―ト達もため息交じりにここまで来たら何でも来い!!と開き直っていた。

 ”キ~~~~~~~~~ン……。”はるか上空から、猛スピードで向かって来る物が!?

 

「ニ”ャ~~~~!!!ちょっと待つニ”ャ~~~~!!!」

 

「皆”よけるニ”ャ~~~~!!!」

 

 全員、慌ててその場から離れてスペースを作る……。間一髪で地面に激突するぐらいの勢いで着地する物が……!?

 

「ニ”ャ!!!ファギルニャか!!ニャ、ニャンと、ファルマさんも一緒ニャか!?」

 

 バルファルクことファギルの背中を良く見るとファルマが抱きつくように背中に乗っている。顔を赤くしてうっとりしながら……。

 全員、注目しつつ、冷や汗を1つ垂らしていた……。その視線に気付いたのか、咳ばらいをしながらファギルの背中から降りて来た。

 

「びゃ……白羅さん……、無事で……うっうっ……。」

 

「「「「おい!!!!」」」」

 

 あまりのわざとらしさにツッコミを入れられていた。

 

「良かったわ。あなた達が無事で♪♪」

 

「ゴメンニャ。クエストクリアにはならなかったニャ……。」

 

「大丈夫よ……、ほら。」

 

 ファルマはポシェットから例の破片を取り出して見せた。白羅は目を丸くした。

 

「ニャ!?どうしてこれニャが!?」

 

「あの後、焔が助けてくれて、ゲット出来たニャ。」

 

 灯羅が補足する。

 

「そうだったニャか!焔君ありがとうニャ♪♪」

 

 ((((たまたまだよ。助けに入れて良かったよ。))))

 

 白羅と焔は微笑みながら頷きあった。ラザック達も白羅の後ろに居る、2大巨頭に驚きを隠せない。一緒に居るなどあり得ないからだ。

 

「白羅さんとラルクが無事で良かったが、後ろに”ミラルーツ”と”アマツマガツチ”とは、俺たち夢を見てるのか!?」

 

「ニャ……。違うニャ……。立派な現実ニャ……。ラザック達もおいらに関わって、奇跡な事が起こってるニャ♪♪信じていいニャ♪♪そして、心配してくれてありがとうニャ♪♪」

 

「あ、当たり前だろ!仲間なんだからな!!」

 

 とそっぽを向いて、ポリポリとほっぺを掻いている。礼を言われて照れているようだった。そんなラザックを見て、白羅とラルクは顔を見合わせて微笑んでいた……。

 

「そうすると、クエスト終了ね!?」

 

「そうだな。通達を出さないと、収まらないな。」

 

「そうだね。そろそろ戻らないと。」

 

 そう言いつつも、全員どうやって戻ろうか、悩んでしまった。来たまでは良いが、帰り道……。ほとんど考えてなかったようである。

 

『フム。ならば我が送ってやろう。全員一緒でよいか!?』

 

 白龍がとんでもない発言……。白羅とモンスター達が驚いた。

 

「ニャ!?出来るニャか!?」

 

『大差ない。我にとっては一握りの力しか使わぬ。ゆえに心配せずともよい。』

 

「そ、そうニャか!?凄すぎるニャ。」

 

(そうだね。僕らでも出来ないよ。)

 

 全員、中央に固まるように促すと、白羅やラルク達がラミア達を誘導して中央に固まる。モンスター達がその周りを固めると、白龍が前足の爪を1本前に出すと、その先から半透明の雷を纏った球体が現れ、急激に大きくなっていく。

 その球体が白羅達全員を包み込んでいく。

 

「は!白龍ニャ!また会えるニャか!!」

 

『心で我を呼ぶがよい……。お主とは繋がっているからの……。』

 

「ニャ!!良かったニャ!!ありがとうニャ♪♪」

 

『またゆっくりと話をしようぞ♪♪』

 

「了解ニャ♪♪また来るニャ♪♪」

 

 やがて球体が全員を包み込み、真っ白に光り輝き、パッと消えてしまう。その場所には、白龍とアマツマガツチだけが残っていた…………。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 

 曇りのない、爽やかな風と共に自然の湯気が立ち込める、温泉村のユクモ村……♪♪

 その一角の広場に、巨大な雷を纏った球体が!?!?!?

 

「そ、そ、そ、そ、村長~~~~~!!!」

 

 やはり、この役は門番さんが相応しいのか……♪♪ま、今回はその村長と一緒に待機していたアイラさんもビックリ仰天!!!危うく腰を抜かしそうになっていた。辛うじて、広場の方へと進んでいく。

 球体は広場の中へ着地する。そして、上側からゆっくりと消えていく。徐々に中にいる者たちが姿を現す。

 その姿に、村長は驚き、アイラさんは涙を浮かべるのだった……。帰って来たのである♪♪♪♪

 

「ニャ!村長さんニャ!!ニャ!?アイラさんもニャか!?!?」

 

 その全員の真ん中いたアイルーが声を挙げた!真っ先に、一番に、聞きたかった声が……。

 アイラはそのアイルーの元に駆け出していた。村長も歩いてついて行く。広場の外にいた、研究員たちも最初は驚いたものの、中にいたのが白羅や他の全員だと分かると、一斉に腕を振り上げて万歳をし出した。肩を取り合って喜ぶもの………。拍手を送る物……。何度も万歳を繰り返すもの……。村総出で沸き返る!あまりの事に白羅達全員が照れてしまうのだった……。それほどの帰還だったのだ。何せ全域のハンターにクエスト発注していたのだから……。

 

「村長、クエスト終了の通達を出してください。白羅君達が見つかったと。」

 

アルザートが直ぐに声をかけていた。

 

「分かりました!門番さんラザックさん、クエスト終了の通達を願います!参加者のハンター達には、報酬を!で、最初に見つけた人は誰ですの!?」

 

村長が見渡すと、どうやらラミアらしい。

 

「私は報酬は要りません!白羅さんとラルクが戻って来てくれさえすればそれでいいんです!」

 

「ラミアニャ………。」

 

白羅は嬉しかった。こんなにいい仲間が沢山出来るとも思っていなかった。それだけに、申し訳ないとも思うのだった。自分がもう少し強かったら、こんな心配をさせずにすんだのだろうと。

 

「まずは、皆さん休んで下さいな。モンスター達にしても、ゆっくりしたいでしょうし♪」

 

村長が気を利かせてくれていた。

 

「そうニャ。みんなありがとうニャ♪ゆっくり休んでニャ♪改めて挨拶するニャから♪」

 

村長の促しに、白羅も改めて、みんなに話す。

 

「分かった!今日はみんな休もう。詳しい事は明日にしよう!」

 

アルザートも、気を使ってくれた。みんな、納得して、それぞれに自分達の場所へと戻るのだった………。

 

「アルザート様、ありがとうですニャ♪」

 

「いや、みんな疲れているだろうからね♪我々も帰るとするよ。また明日に。」

 

「おやすみなさいニャ♪」

 

そう言って、アルザートもママさんも帰って行く。

 

「おいら達も家に入ろうニャ。」

 

そうラミア達を促し、家に入る。既に、ラルクとファギル、焔羅が寝ていた。起こさぬように、しかし、感謝しながら2階に上がるのだった……。

 

2階では、猫飯屋の専属マスターが心配そうに出迎えてくれていた。

 

「良かったニャ♪心配したニャ♪無事で何よりニャ♪」

 

「ごめんニャ。心配かけたニャ…。もう大丈夫ニャ♪」

 

お互い両手で握手をしあって、再会を実感しているのだった。今晩はさすがに寝ようということになり、3階へ。

 

「今日はゆっくり休んでニャ……。明日改めて、話そうニャ♪♪」

 

「そうしようニャ。お休みニャ。」

 

 と、灯羅は部屋に戻って行く……。姫沙羅とラミアは名残惜しそうに部屋に戻る。

 

「それじゃ……、お休みなさい……。」

 

「お休みニャ……。」

 

 白羅もその姿に申し訳なく思いつつ、部屋に入るのだった……。

 だが、しかし……………………。

 

 ある1室の扉が音もなく開かれる………。そしてすぐに音もなく閉まる…………。

 トトトトト………………。忍び足で、ある扉の前に………。

 ドアノブに手を掛けようとしたその瞬間………。

 

「キ~サ~ラ~ちゃん♪あなたの部屋って、そこだったかなぁ~~♪」

 

 ”ビクゥッ!!”体が固まって全身の毛が逆立つ。冷や汗を垂らしながら、ゆっくり振り向くと、当然のようにラミアの姿が………。

 

「ニャ、ニャ、ニャ、ご、ゴメンニャさい。部屋を間違えたニャ……♪」

 

「ふ~~ん、部屋を間違えた割には枕を抱えてるけどね~~~♪♪」

 

 ラミアにはバレバレである。姫沙羅の冷や汗が更に増えた。

 

「ゴメンニャさいニャ!」

 

 捕まる………!?そう思って目を瞑る……………!?!?!?

 体に力を入れるも、掴まれる気配がない!?姫沙羅はゆっくりと目を開けると姫沙羅の方が目を疑ってしまった。

 なんと、ラミアも枕を片手にドアノブに手を掛けていたのだ。

 ラミアは姫沙羅に微笑んでウィンクしてきた。どうやら、今回は気持ちが同じだったようだ。姫沙羅も嬉しくなってお互いに頷きあって、扉を静かに開け、ゆっくりと中に入る。ベッドの両側から覗き込むと、白羅が寝息を立てていた。再度頷き合って、布団の中にゆっくりと潜り込んで、白羅にくっつく。

 

「んニャ……。!?!?!?ニャ、ニャ!?ニャンだぁ!!」

 

 白羅が顔を真っ赤にして蒸気を上げながら飛び起きる!!だが、両腕を姫沙羅とラミアに捕まれ、その場に押し倒され、そのまま布団をかぶせられ、両手に花♪♪の状態で添い寝されてしまった。

 

「ニャ、ニャンで……!?」

 

 顔を真っ赤にしたまま、身動きが取れない。

 

「ちょっと待ってください!!」

 

 と、突然扉が開いて、どかどかと中に入って来た人達が……。

 村長さん、アイラさん、ファルマさんの3人が部屋の中に……。これには姫沙羅とラミアも驚いた。白羅はそれどころではなさそうだが……。

 

「抜け駆けは許しませんわと前にも言いましたわよね。」

 

「あ、あの、これは、その……。」

 

 しどろもどろに返事しているラミアをよそに村長さんが指を”パチン”と鳴らすと、どこからか布団が2組、3組と部屋に運び込まれる!部屋中に布団を敷き詰められ、歩くスペースもないぐらい♪♪

 

「これでいいですわ。さ、寝ましょ♪♪」

 

 姫沙羅とラミアも唖然!?女性たちはキャッキャとはしゃぎながら布団に入り、暫く話していたがそのうちに寝息が立ち始めた。ラミアも姫沙羅も安心したのか、白羅の両側で寝息を立て始める。しっかりと白羅を押さえたままで……。

 

「ニャ、ニャンか眠れないニャ……。」

 

 顔も目も真っ赤っかで、1匹女性に囲まれて、ドッキドキで眠れずにいる白羅であった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読了大変ありがとうございます♪
 やっと、白羅達が戻って参りました。周り共々、いろんな経験をしつつ、無事に帰還する事が出来ました。次話は束の間の休息!?ということになろうかと。まだまだ物語は続きますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします♪
 ではまた、次話にてお会いできることを切に願って……♪  紅龍騎神でした……♪♪
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