大宴会後の余韻が………。などと言ってるまに、クエストに出発です。なぜかもう1人加わってる気が………。
さ、ささ、本編で確認をば。後ほど後書きにて。
では、物語の始まり始まり………………。
ここはユクモ村のよ・る~~~~♪♪♪
満天の星空の下、白羅主催の大宴会中である。いまだ、村中、広場中、ワイワイ・ガヤガヤ人やモンスターが入り混じって賑わっている。
あちこちに灯りがともり、温泉共々賑わいを見せている。肩を組んで歌っている者、ジョッキを上げて、意気投合したハンター達が次のクエストに行く約束をする者、踊りを踊る者、それを楽しそうに見ている者、腕相撲大会は、誰が優勝か分からずじまいで、終わっていたが……。話に花を咲かせている者、料理に食事に夢中になっている者、ちゃっかりデートを楽しんでいる者……。
大勢いればいろんな人物が見えて来る。もちろんモンスター達も……。ただ、共通する事があるとすれば今ここにいる全員が楽しんでいるという事……。その光景を白羅達は嬉しく微笑んで見ていた……。
そんな折に白羅の元にココット村の村長さんが………。
「お主に頼みがあるんじゃ。前回も言ったがの。」
「ニャ!?それは2回目ニャか!?」
「オ、オホン!ま、それは良いとしてじゃ。」
村長は1枚の紙を懐から取り出した。それを渡しながら、とんでもない事をいいだした………。
「すまぬ…孫を助けて欲しいのじゃ………。」
「「「ニャ!!ニャに~~~~~!!!」」」
「あらあら、お孫さんて久しぶりに聞きましたわ。お元気なんですの!?」
ユクモ村の村長さんも、話しに混ざってきた。
「ふぅ、元気が良すぎて困っておるのじゃ。問題ばかり起こしおって!」
「血圧が上がりますわ。深呼吸をされてはどうですか?」
「まずは、話を聞きますニャ。落ち着いて下さいニャ。」
白羅は、ココット村の村長に椅子を差し出す。
「う、うむ。済まんの。」
そう詫びながら、椅子に腰掛けた。その周りにも椅子を用意し、みんなで腰掛ける。
「なに、あやつがどうかしたのか、ココットの!?」
ベルナ村、ポッケ村の村長さんもやって来て、話に加わる。椅子を用意して腰を下ろしてもらった。
「ふむ。恥を忍んで、白羅君に頼もうと思ってな。」
「一体、ニャにがあったんですかニャ!?」
「実はわしにも孫がおっての。わしに似てしまって、お転婆娘に育ってしまったのじゃ。集会所☆7に上がって調子づいてしまってな。」
「ふむ。そこは確かにお主に似ておるのう。」
「ほっとけ!! でな、仲間にからかわれた事もあって、ソロで狩に行くと言い出したのじゃ。」
「ほう!なるほど、そういうことじゃったか。で、どのクエストに挑んだのだ!?」
「”廻り集いて回帰せん”☆7の方のクエストじゃ。」
「おお、それはまた難儀なクエストを……1人でか!?」
「そうじゃ。1人でも勝てると息巻いて行ったそうな………。」
ココットの村長も頭を抱えている。ポッケ村の村長さんは納得したようにココットの村長をからかう♪
「確かにお主にそっくりじゃわい♪」
「分かった、分かった。それで、助けを頼もうと思ったのじゃ。あれでも可愛い孫での……。で、どうじゃろうか!?行ってもらえんかの!?」
白羅も微笑んで即返事をしていた。
「分かりましたニャ。いいですニャよ♪」
「おお!!行ってもらえるか!!ありがたいのう♪」
「ニャ、明日にでも出発しますニャ。」
「そうしてもらえると助かる!お礼はしっかりと払うでの♪」
「ニャ!?いいですニャよ!?モンスター達の広場を作る時も賛成してもらって借りもあるしニャ♪♪」
「いや、そうはいかん。これでも、義理は固い方でな。報奨金が駄目なら孫を貰ってくれてもいいんじゃぞ♪」
「「「「「駄目です!!!!!」」」」」
かの女性陣が大声で即答否定していた。さすがに3人の村長たちもたじろぐ。灯羅も噴出してしまった。
「ニャ、ニャはは……。そういう事だそうニャので、まずは助けに行ってきますニャ……。」
白羅もたじろぎながら、村長に返答する。
「う、うむ、分かった。ついでにもう一つ頼みたいんじゃが!?」
「ま、まだあると言うのか!?」
「せっかちな爺さんじゃのう!?」
「いいではないか!悪いかの!?ま、これはわしからの頼みじゃ。」
「ニャ、ニャンですかニャ!?」
「わしも、一緒に連れて行ってはくれんかの!?」
「「「な、なんじゃとぉ~~~~~!!!」」」
……………………………………………………。
「お、お主、なんという事を。」(確かに……。)
「あ、あの、村はどうされますの!?」(そこは気になりますよね……。)
「ひゃはっ!わしも行っても良いじゃろか!?でも押し倒されたら……、照れるのう♪」(そこですか……。)
「「「マジで!?!?!?」」」(ポッケ村の村長さん……、ノリがいいですね♪♪♪)
「ニャ!?大丈夫ですニャか!?」
「ほっほ。これでもまだまだいけるわい。大型はどうか分からんが、ドスマッカオぐらいはいけるぞよ!」
「ドスマッカオも大型に入ると思うニャが……。」
その心配をよそに、行く気満々で準備運動まで始めている。こうなったら、誰も止められそうにない。
白羅もため息をついて村長を見る。だが、必死に身体を動かしついて行こうとしている姿を見て、白羅もつい微笑んでしまった。
「どうしたの!?」
そんな白羅を見て、ラミアが不思議そうに声をかけて来る。
「ニャ、いいニャァと思ったニャ。」
「どうして!?」
「孫さんの為に身体を張って、一緒に行くと言ってるニャ。体力はどうか分からニャいが、それでも孫のために……と言ってる村長さんがカッコイイと思ったニャ。羨ましいニャ。」
「白羅さんもカッコイイと思うよ♪♪いつだって人助け、モンスター助けに全力で身体を張ってるじゃない♪♪ だからみんな、白羅さんについて来るの♪♪自信持っても良いと思うよ♪♪みんな白羅さんが大好きだし♪♪」
「ラ、ラミアニャ……。ありがとうニャ……♪♪」
みんなに周りからからかわれつつ、行くんじゃ!と言い出したら聞かないご老人に白羅は近寄って声を掛けた。
「村長さん、一緒に行きましょうニャ。そして、お孫さんを救出するニャ♪♪」
その言葉にココットの村長は顔が明るくなった。
「おお!!連れて行ってくれるか!ありがとうじゃ♪♪益々、お主の事が気に入ったわい♪♪」
「調子のいい爺さんじゃわ。」
「こりゃあ、孫も相当だのう♪♪」
「久しぶりですわね、戻って来たら、会うのが楽しみ♪♪」
他の村の村長さんもため息をつきながら、はしゃいでいるココットの村長を見て微笑むのだった………。
「ニャ!?して、孫さんのニャ前は!?」
「おお!忘れとった。イサラと言うんじゃ。」
「イサラニャ♪♪」
「私もG級に上がったばかりだから、同じぐらいの腕かしら!?」
「いニャァ、あんたの方が上だと思うニャ。ニャにせ、酒場のママさんの愛弟子ニャからニャ。」
「な、なんと!あの子のか!?それは、それは……。」
ココットの村長にまじまじと見つめられ、照れてしまうラミアだった。
「ニャて……、場所は禁足地にゃが……。」
灯羅が、怪訝に首を傾げている。
「どうしたニャ!?」
「ニャ、今回の相手ってニャ!?シャガルマガラだよニャ!?」
「当然ニャ、このクエストニャが、シャガル…………あニャ!?」
「え、どうしたの!?」
「ニャ、シャガルマガラニャって……もしかしてニャ!?」
「あ……、まさか……!?」
「ニャンか嫌な予感がするニャ!?」
「ん!?どうしたのじゃ!?みんなして!?」
事の次第が分からず、首を傾げまくるココット村の村長であった……………………。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
あ、あの…………禁足地なんですけど………、今私の上で、シャガルマガラさんと戦っている、女性のハンターさんが居ます………。
どう見ても勝ち目が無さそうに見えるのは私だけでしょうか!?いえ、あれは間違いなく勝てないと思います。禁足地である私が言うのですから、確かな事かと。
何故って。ほぼ一方的な展開に陥ってます。
岩場に隠れながら、回復等をしていますが、スタミナ、体力が追い付いていないようで………。しかも、何度か攻撃出来ても、倍返しされるばかり………。
とても、見ていられません。と、言っても強制的に目を背けられません。このままでは、彼女が可哀想です。誰か助けてあげて下さい!禁足地からお伝えしました。
………………………………。
確かに禁足地の速報によればそのハンターは、かなりのピンチに陥っているようだ。だが今しばらく、救世主が登場するまで、待つしかない…………。
変わってこちらは、救世主!?の御一同様。ラルクの背中に乗せてもらい、禁足地へ向かっているところである。
集会場でアイラさんに確認すると、確かにソロで出発しているようだった。白羅達は前日まで村長さん達や、モンスター達と。更にはアルザ―ト様と集会酒場のままさんに捕まり!?楽しくも大変!?な大宴会がお開きとなった。もちろん、お開きの挨拶の時には”え~~~!!”と残念がる者、改めて拍手を送る者、”また、ないのか~~~!”とツッコミを入れる者、様々であった。
そんな余韻の残る次の日にラザックには申し訳なかったが、片付けを頼み、行く気が満々のココット村の村長さんと集会場に来ていた。
さすがにココットの英雄と呼ばれるだけあって、ハンター達には一目置かれているのだった。だが、何故白羅と!?と不思議そうでもあった。
「え、村長さんもこのクエストに!?」
アイラさんと後輩の受付嬢がビックリしているが、村長は俄然行く気になっている。
「すまんがそういう事じゃ。よろしく頼みたい。」
杖を片手に話をする小柄な老人は、強者としての威厳を保ちつつ、偉大な雰囲気を醸し出していた。
「おいらからも頼むニャ。おいらもこの依頼を受けたニャから。」
「えっ!?大丈夫なの!?」
アイラが心配するのも無理もない。今回ずっと村の方で心配し続けて、やっと戻って来てくれて安心していたにも関わらず!!またクエストとは何事か!!と、そういう意味での驚きだった。
「ニャ、ニャはは………。ごめんニャ。ハンターが1人ピンチになってるニャ。助けに行くニャ♪♪」
「今度はロープでしっかり繋いでおくので大丈夫!」
「そうニャ、絶対離さニャいニャ!」
「落ちたら釣り上げてやるニャ。」
「「「魚か!!!」」」
そんなツッコミを聞いているうちにクスッと笑いながらため息をついて、諦めたように話しかける。
「駄目って言っても行くんでしょうね………。」
「モチロンニャ♪ダメニャか…………!?」
目を丸くしてウルルン目線でアイラに懇願する。
「ん、もう!分かりました!その代わり、絶っっっ体に戻って来てくださいね!!」
「ニャ!了解ニャ!!」
と言うことで、ココット村の村長の孫であるイサラの向かったクエストに特別で、途中参戦する事になったのである。
それで今、ラルクの背中に2人と3匹が乗って、禁足地へと向かっていた。モンスターの背に乗れて大空を優雅に飛んでいるものだから、村長1人ではしゃいでいたが、やがて暗雲の立ち込める禁足地が視界に入って来る。
「ニャ!?見えて来たニャ、ラルク頼むニャ!!」
(まかせて!!)
周りの上空や、禁足地の付近を警戒しつつ、ハンターのいる所へと急ぐのだった………………。
読了、誠にありがとうございます。
次話は今回の続きですが……。どうなってしまうのか!?お楽しみに♪♪
では、次話にてお会いできることを切に願って………。 紅龍騎神でした……♪♪