飛竜とアイルーと。   作:麗紫 水晶

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お久しぶりに、更新いたします。
ささ、本編をば。後程後書きにて。物語の始まり始まり………。



♪♪♪焔羅と雅盛の奪還作戦!②♪♪♪

晴れ渡る空の中、周りの一般の人々が騒ぎながら見守るなか、お互いに武器を構えた双方が、相手を目掛けて突進していく!目の前で白羅がジャンプして剣を振り降ろしていく!それを大剣をもって横に構えてガードの体制をとる男性ハンター!激しい金属音と共にお互いの剣がぶつかり合い火花を散らす!

 

「ニャがぁ!」

 

「くっ!こんなチビのどこにこんな力が………!」

 

お互いに更に剣に力を込める!睨みあったまま、それ以上に動けない。

 

「もらったー!!」

 

大剣持ちの後ろからジャンプして太刀を振りかざし、白羅目掛けて襲いかかってくる女性ハンターが!

 

「白羅さんを殺らせない!!」

 

その太刀を下から斜め上に一閃し、はじき返す女性ハンターが!

 

「ラ、ラミアニャ!」

 

不意打ちを弾かれて、地面に着地する女性ハンター。すぐに太刀をラミアに向ける!

 

「ふん!やるじゃないか。」

 

「不意打ちなんて卑怯なことを!」

 

「ふんっ、戦いに卑怯もくそもあるもんか。殺るか殺られるかの世界なんだよ戦いってのはね!」

 

「あたしは戦いをそんな風に思った事はない!命懸けだけど、相手には敬意を払ってる!例えどんな奴でも!」

 

「クスッ、綺麗事はあの世に行って話してな。あまちゃんハンターさん!」

 

「悪かったわね!」

 

同じ太刀を扱う女性ハンター同士、一気に間合いを詰めて、刃先がぶつかり合う!

 

「くっ!」

 

「ぐっ!」

 

お互いに剣を弾き返し、更に振るっていく!鈍く激しい金属音が鳴り響く!何度か繰り返して、鍔迫り合いになった!お互いに力を込めて睨みあいになる!

その後方から更に高いハイジャンプでラミア目掛けて、操虫棍を振り下ろして来るハンターが!

 

「きえぇぇぇぇ!!」

 

「なっ!?」

 

「ラミア肩を借りるニャ!!」

 

 バンッ!ラミアの肩を土台にして更に空中にジャンプして操虫棍のハンターに立ち向かう者が!

 

「姫沙羅ちゃん!!」

 

「こいつは任せるニャ!」

 

「抜かしたな!猫が!!」

 

「ニャンターをニャめるニャ~~!!」

 

 獰灼炎のブレイニャーで操虫棍を弾き返す!更に空中でお互いに回転して操虫棍とブレイニャーが火花を散らす!お互いに地面に着地して武器を向けつつ立ち上がる。

 

「姫沙羅殿、私に任せてもらえますか。」

 

「ニャ!亜夕羅さんニャ。」

 

 姫沙羅の横を歩み出たのは沙夜姫のお供をしている亜夕羅であった。亜夕羅も武器を構えて間合いを詰めていく。

 

「ニャ、ニャンで……。」

 

「ごめんなさい。この男とは少し縁がありまして。」

 

「亜夕羅。大丈夫かの?」

 

「はい、沙夜様は姫沙羅殿と一緒に白羅殿のサポートに回ってください。ここは私が。」

 

「あいわかった!姫沙羅殿、白羅殿を助けるぞよ!!」

 

「ニャ!?ニャ!分かったニャ!亜夕羅、負けるにゃよ!!」

 

「大丈夫です!負ける訳にはいかない……。」

 

 姫沙羅と沙夜姫は白羅に加勢に向かう。亜夕羅は対剣ヴォルトトスを構えてその男性ハンターを睨みつける。

 

「久しぶりだな、亜夕羅と言ったか。あの日以来だな。」

 

「あの時の屈辱……。晴らさせてもらう!」

 

「ククク…何度やっても同じ事。お前の屈辱が増えるだけ………。」

 

「いつまでも同じレベルと思わない方がいい。」

 

「勝ってから言う事だな!」

 

操虫棍を棒高跳びのように地面に突き立て、身体をジャンプさせて反動を使って後ろから前に降り降ろしてくる!

 

亜夕羅も身構えて静かに目を閉じる……。

 

「和の国、沙夜様一の家臣、亜夕羅。いざ参る!!」

 

かっ!と目を開き、地面を蹴って、身体を横に捻り、双剣の刃先を外に向けて回転し上昇していく!

降り降ろす操虫棍!回転上昇していく双剣!お互いの武器が激突する!!…………………。

 

 姫沙羅と沙夜姫が白羅の加勢に向かっていた時、その後方から白羅を狙い、弓を引くハンターがいた。

 

「白羅!危ないニャ!!」

 

「ちっ!」

 

 ハンターが矢を放つ!だが、矢の方が当然早い!間に合わない……!!そう思った時、1つの影が横を通り過ぎた……。

 

 ”斬っ!”

 

「なにっ!?」

 

 地面に降り立った影はその場に立ち上がる。姫沙羅と同じ装備の獰灼炎のブレイニャーで矢を横から叩き切った物……。

 

「俺に任せるニャ。」

 

「と、灯羅ニャ!」

 

 ダッシュで弓矢のハンターに向かっていく!ブレイニャーを抜刀し横に薙ぎ払う!それを弓で受け止めるハンター。

 

「貴様、灯羅と言ったか?ギルドナイトと一緒に狩をしていたことがあるだろう!」

 

「ニャンでそれを知ってるニャ?」

 

「やはりな。あの時、俺に声を掛けてくれるはずだったのに話が来なかった……。なぜならお前に決まってしまったからだ!!」

 

 ブレイニャーを弾き返して横っ飛びで間合いを取り、矢をつがえて灯羅に向ける!

 

「この屈辱、晴らさせてもらう!」

 

「逆恨みもいいとこニャ。」

 

「ぬかせっ!!」

 

 ハンターが矢を放ってくる!灯羅がそれを払いのける!

 

「これならどうだ!」

 

 ハンターが3本同時に矢をつがえる!

 

「ニャら放てない様にするまでニャ。」

 

 ハンターに向かって走り出す!ハンターが矢を放つ!その瞬間にジャンプして矢を躱し、ブレイニャーを振り下ろしていく!こちらも対一の戦いが始まった…………。

 

「くっ貴様ら……。」

 

 大剣使いのハンターが白羅の剣を弾き返し、間合いを詰めて真上から振り下ろす!それを躱して横っ飛びからコテツを突き出し、突進する!

 

「ふん!!」

 

 すぐさま手首を返して大剣の切っ先を真下に向けコテツを受け止める!

が、次の瞬間巨大な影が上から降ってきた!ズズン!!勢いよく地面にめり込むは、尻尾。研ぎ澄まされた刃の尻尾は、何物も両断するぞとばかりに、間に割って入る!

 

「焔ニャ!」

 

焔と呼ばれたディノバルドは白羅に話し掛ける。

 

(ここは任せろ!白羅達は先に行け!)

 

「わ、分かったニャ!任せたニャ!頼むニャ!!」

 

(任せろ!ここは食い止める!)

 

 大剣持ちのハンターに向き直り、睨みをきかせる。

 

「なんて事だ。モンスターに邪魔されようとは。」

 

ハンターも大剣を構え直す。

焔がジャンピングで尻尾を降り降ろしてくる!

 

「おおぉぉぉ!!」

 

ハンターも溜め斬りで応戦する!両者のパワー比べが始まった………。その隙に、白羅と姫沙羅、沙夜が通り抜け屋敷へと駆け込むのだった……。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

屋敷の廊下を走り抜ける一人と2匹。地下へと続く道を探しながら進んで行く。やがて、中庭にたどり着いた。

 

「む、みんなしゃがむのじゃ!」

 

沙夜の掛け声に2匹もしゃがむ。その上を三日月を横にしたような刃が通り抜けていった………。

 

「白疾風か………。」

 

全体に白い体躯のナルガクルガと、その背に乗るはニャンター。

 

「やっぱり、お前だったニャ。」

 

姫沙羅が前に出る。

 

「ふんニャ。久しぶりニャね。よくここまで来られたニャ。」

 

「当たり前ニャ。こんなシケタ屋敷でくたばりたくないニャ。」

 

「減らず口はあいかわらずニャね。」

 

「あんた程じゃないニャ。」

 

「ふん!その口きけないようにしてやるニャ!」

 

ミリザが手裏剣を構えて、白疾風と攻撃しようとした時。

 

「グォアァ!」

 

上空から巨大な影が咆哮と共に舞い降りた!

 

「ラルクニャ!」

 

まさしく進化したセルレギオス、ラルクであった。

 

(ここは姫沙羅と食い止めるから、白羅達は先へ!!)

 

「ニャ!?分かったニャ!姫沙羅!ラルクが加勢してくれるニャ!頼むニャ!」

 

「ニャ!?ラルク良いニャか?」

 

姫沙羅が、ラルクに問い掛けると頷き返して来た。姫沙羅も微笑んだのだった。

 

「ニャ、ラルク、ヨロシクニャ!反撃するニャ!」

 

「グァ!」

 

姫沙羅がラルクの背に乗ってブレイニャーを構え、白疾風とミリザを睨む。

 

「どちらが上か決着をつけてやるニャ。」

 

「望むところニャ!」

 

お互いのモンスターがジャンプして片方の腕を振りかざして向かって行く!両者中央で、激しく交差したのだった………。

 

白羅と沙夜は更に奥へと進む。地下への階段の手前に来たとき、衛兵が10人ほど立ち塞がった。隊長が剣を構えて、叫ぶ。

 

「今度こそここは通さん! 」

 

「ニャ!まだそんニャ事を言ってるニャか!」

 

「任せてもらえんかの?」

 

沙夜が前に出る。シミターアルナジトを構えつつ。

 

「ニャ、沙夜さま…。」

 

「貴様!やる気か!」

 

「通らせてもらうには、やるしかないのじゃろう?」

 

「なんだと!そうやすやすと、通らせんぞ!」

 

「ふ……、わちには造作もないこと……。」

 

沙夜がそう言うと、ゆらりと影を残し、衛兵達の後ろに立っていた!一瞬である。

 

「ば……ばかな……動き……が……見え……なかった…………。」

 

隊長を始め、全員がその場に崩れ落ちた。

白羅も驚いている。

 

「沙夜さまが敵でなくて良かったニャ……。」

 

「白羅殿参ろう。この先のようじゃ。」

 

「ニャ!行こうニャ!」

 

二人は頷き、前に進む。雅盛や、焔羅のいる牢屋へ……。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「バルドよ。何故にそなたをそこまで変えてしまったのだ………。」

 

雅盛が、鎖に繋がれたまま、牢屋の前で仁王立ちする巨漢に話し掛けていた。

領主ことバルドは、牢屋の前で大剣を地面に突き立て、待ち構えていた。

 

「変わっただと。ふん、何も変わってはいない。昔からな。」

 

「どういう事だ。」

 

「貴様がどう思っていようが、俺は俺だと言う事だ。」

 

「なっ!お前達は……ぐぁ!」

 

外にいる衛兵達の声が響く。

 

「来たか………。」

 

武器を構えつつ、扉を開けて入って来る者が。

 

「ニャ!バルド!」

 

「ふん、久しぶりだな。馬鹿猫よ……。あの時の借りを返させてもらうぞ…。」

 

「ニャんだと!」

 

「あ、兄上………。」

 

「なっ、沙夜!沙夜か!?」

 

やっとの思いで再会出来た雅盛と沙夜……。

 

「グァ!」

 

「ニャ!焔羅ニャ!……。」

 

隣の牢屋には焔羅の姿が………。

 

「ニャんでこんニャ事をするニャ!」

 

「知れたこと。全ては貴様に復讐する為だ!ぬぅん!」

 

バルドは大剣を構えて白羅を睨みつける!白羅と沙夜もその殺気に太刀を構える!

 

「二人とも気をつけろ!その装備、ミラボレアスの物ぞ!」

 

「ニャ!?」

 

「なんと!?」

 

「来ぬならこちらから行くぞ!ぬりゃ!!」

 

大剣を振りかざし、バルドが白羅達に襲い掛かる!白羅達との因縁のバトルが始まった!…………………。

 

 




読了大変ありがとうございます。今回、戦闘シーンだらけになってしまいましたが、次回で決着がつくものと、予想されます。お付き合いヨロシクお願いいたします。
では、次話にてお会いできる事を切に願って………。紅龍騎神でした……♪♪

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