それでも!…………、頑張って執筆していきますので、読んでやってくださいまし。
ささ、物語の始まり始まり。
砂~漠~♪何故かいつも砂漠~~♪♪♪
失礼しました…。砂漠へとやってきた白羅君です。いつものベースキャンプを出発し、気配探知をフル活用してラルクの探索活動を開始しました。ベベンベン♪
「千里眼レーダーニャ~~~~~。」(ター○ネー○ーかお前は…)
武者ネコ装備な割には侍っぽくないアイルーである。当てになるかならないか、しないよりはまし。と、大型の気配を探って行くサイボーグネコ…。
「ニャ!?サイボーグってニャに???」
(い、いや、何でもない…。)頭のマップ上には2つ大きな気配がある。これがどのモンスターかは、やはり分かるまではいかないが、向かうエリアははっきりするのでどちらから先に向かってみるかを考える。今はエリア2と7に大型の気配があった。ちなみにGツアーのクエストではあるが、モンスターのいる事だけは変わりなく。しかし、前回ラルクの存在までは感知できなかったので、慎重にとも思うのだった。
「う~ん、ニャやんでも仕方ニャいか…。よし、素直にエリア2に出てみるニャ。」
と、決めたからには勢いよく出発する。下り坂をザクザクと歩いて降りていく。急に視界が広がる。エリア2に到着!!
見回すと、確かに大型モンスターはいる。歩いてはいる。が、ラルクではない。2足歩行で羽はなく、両前脚は小さい。全体にお腹周りは赤く、顔、背中、尻尾までは群青色なごつごつとした体躯で、特徴的なのはその尻尾であり、研ぎ澄まされた刃のようになっていて、尻尾が揺れるだけでも草が刈れるというお墨付き♪ ハンター達は防具を装備しているとはいえ、よく真っ二つにされないものだと感心する。ディノバルドの尻尾って、あ、あのリオレイアの羽の先端部までも切り落とすんだよ~~~!!本当のモンスターって…。
それはさておき、ディノバルドと呼ばれているモンスターはエリア1の方へと向かっていた。
「ニャ~~~…。ラルクじゃ無かったニャ~。」
当たりではなかったので少々がっかりとしていた。そのディノバルド、急にこっちを向いて方向転換し、歩き出していた。
「ニャ!?ニャンでこっちに気付いたニャ!?ま、まずいニャ!!」
とディノバルドが走って来る!!一気に間合いを詰められてしまった!
「ニャ~~~!!食べニャいで~~~!!」
剣も構える事も出来なかったので兜ごと両前脚で抱え込む。
「ニャ!?!?!?!」
しかし、目の前に立ったままで何もしてこない!?恐るおそる見上げると大きな竜の顔が。
「ニャ、ニャにか用かニャ!?!?」
完全にビビりながらも話しかけてみる。すると、ディノバルドが珍しい行動に出た。その場にしゃがみ込み、ゆっくりと尻尾を前に出してきたのだ。よく見ると、ハンターと少しやり合ったのだろう、細かく刃こぼれのようになっていた。確かに周りには尻尾を研ぐことの出来そうな硬い地面は見当たらない。自分の牙でも研ぐことはできそうだが、余程の事だろう、白羅にそれを頼んできたのだ。これには白羅もビックリだった。
「ニャ!?、おいらに尻尾を研いでほしいニャか?」
「ガルッ!」
その通り!と言わんばかりに返事をしてきた。
「ニャ!分かったニャ。おいらでよければ研いでやるニャ。」
と早速砥石を出し、尻尾を研ぐ。全体を研ぐのに、3個の砥石を消費した。暫くすると切れ味ゲージが青ゲージから紫ゲージまでに鋭くなった。
「ガルァァァァ!!」
と、嬉しそうに咆哮を上げ、自身の鱗を2枚はがし、白羅に渡してきた。
「ニャ!?こ、これ、もらっていいニャか!?」
「ガルッ!」
「あ、ありがとうニャ!大事にするニャ!」
と受け取ると、早速ポーチの中に。そしてディノバルドも今度こそエリア1の方へと移動していくのだった。
「また、会えるといいニャ~~~!!」
と両前脚で大きく振るとディノバルドも尻尾を振って返事を返してきた。その後姿が何故かカワイイ♪
「いい奴だったニャ。」
内心ホットしてもう一つの反応がある、エリア7へと移動することにした。一度ベースキャンプへ戻り、宅配ネコに素材を頼み、井戸に飛び込む。エリア6のT字路へと降り立つ。そこからエリア7へと進んで行った。エリア7もこのフィールドでは3番目に大きいエリアで、泉もある。ディアブロスがよく徘徊しているので、その線も考えながらエリア7へと入ってきた。
「ニャ、ニャ!?!?!?」
白羅の目に飛び込んできたのは、砂漠にはまず、と言っていいほどに珍しい大型モンスターが。
4足歩行で羽は無く、顔の後ろと背中には花びらのような形をしたヒレがあり、胸からお腹、尻尾まで紫色の体毛が生えている。全体に妖艶なしかし綺麗な竜がいた。人々からはタマミツネと呼ばれていた。
「ニャ~…。また違ったニャ~~~…。」
又もやガックリと項垂れる白羅君。しかし、これまた不思議な現象が。タマミツネが白羅を見つけ、ジグザグに移動しながら白羅に迫って来たのである!
「ニャ~~~!!今日はニャンでこうなるニャ~~~!!」
と兜ごと頭を抱え込む。
「ニャ!?!?!?」
ゆっくりと顔を上げればそこにタマミツネの顔が…。
「おいらにニャにか用ですかニャ??」
恐るおそる話しかけてみる。すると、タマミツネはお腹周りを見せてきた。体毛に砂が多量に入り込み、泡どころか移動もままならない状態になっていた。
「この砂を取ればいいかニャ?」
「ギァ!!」
「分かったニャ。やってみるニャ。ちょっと待ってるニャ。」
とおもむろにつるはしを出して水辺からタマミツネの場所まで一直線に掘る掘る掘る!!タマミツネの方へ向かって下り勾配になるように掘る掘る掘る!!すると水辺の水も勢いよく流れだし、タマミツネの元に。今度は溜まった水を使い、ドコに持っていたか大きめの櫛を取り出し(こやつ、ド○えも○か??)水を掛けながら優しく体毛をすいてやるのだった。どうしてこうなったかは分からなかったが、かなりの量だ。白羅もゆっくりと時間をかけて砂を除去していった。やがて、ほとんどの砂が落ち、体毛も綺麗になり、艶が出ていた。動きも良くなって楽に移動できるまでになった。
「ギャギャァァァァァァ。」
お礼の咆哮を上げ、移動しようとする。
「ちょっと待ってニャ!!」
呼び止められてタマミツネが振り向く。どうした?と言わんばかりの顔だ。
「ニャンでこんニャ所にいるニャ?元々住んでる場所が違う気がするニャ。ニャにかやな予感がするニャ。」
妙な寒気を感じた白羅はタマミツネを誘導して、エリア6へと移動した。寒い場所ではあるが、水辺もあり、砂地ではないので、動きやすいと考えたからだ。
「ここで、待っててほしいニャ。かニャらず渓流まで送って行くニャ。迎えに来るまで待っててニャ!」
白羅が頷くとタマミツネも頷き返した。地形的にはタマミツネにとって動きやすい場所であるため、そこに待機すること了承するのだった。
「ガアァァァァ………。」
突然、別のエリアからモンスターの鳴き声が…。当然、白羅には聞き覚えのある鳴き声だった。
「ラルクニャ!!!」
急ぎ声の聞こえる方へと走り出す。かなり疲弊していたのか声に張りが無かった。心配が現実になるな!と祈りながら一目散に走り抜けるのだった。
エリア5に来るも広い砂漠とガレオスが数頭、優雅に泳いでいるだけで姿は無い。また咆哮が聞こえてくる。
「エリア10ニャ!!」
入り口まで猛ダッシュをかける。早くせねばラルクが危ない!幸いハンターと違い、スタミナ消費がない分全力で走ることが出来た。入り口を駆け抜けていく。
「ニャ、ニャンと!?!?!?」
エリア10に来た途端に立ち止まってしまう。巣の前あたりで、ハンター4人がしびれ罠で、動きを止め眠り玉で眠らされたラルクの姿が。
その内の1人が白羅に気付く。
「何だあ、はぐれオトモか?主人が一緒に居ねえぞ。」
その4人はガレオスXシリーズの防具で揃えていて、持ち物も念入りそうだった。他の3人はロープを用意している。
「そのモンスターをどうする気ニャ!!」
「フン!見りゃわかんだろ。連れて帰るのさ。」
その男はリーダーのようだった。手筈を整える為に、他の3人に指示している。
「その竜は、おいらの親友ニャ!村で暮らす事を許可された唯一の竜ニャ!!連れて行かれる訳にはいかないニャ!!」
白羅はニャんこてつを構えて、間合いをとる。
「おもしれぇ、俺とやり合う気か。いい度胸だ。おい!お前ら早くしろ、俺はコイツを黙らせる。」
その、ハンターも武器を構えて、白羅との間合いをはかる。
「連れて行かれてニャるか!ヴニャ~~~~!!!」
地面を蹴って、ハンターより上にジャンプして真下へ剣を降り降ろす!!
「フン!!」
と、ハンターもギリギリの間隔で攻撃をかわす!白羅の剣は空を斬り、地面に着地した。
ハンターもそれを逃さず、斜め上に武器を振り上げ、袈裟斬りにするべく降り降ろそうとした!が、そのハンターの持っていた麻袋が斬れて、中から色んな大型モンスターの素材がこぼれ落ちた。
「チィッ!」
「そんなにいっぱいの素材を持ってるニャんて、お前達クエスト受注をしてるニャか?」
「そんなに知りたきゃ、お前が調べればいいだろ!」
と振り上げていた武器を、そのまま白羅に向けて降り降ろす!
「ニャ!?グッ!?」
とこてつで受け止めるも弾かれてしまい、しりもちをついてしまう。そこで勝負あったかのように、武器を突き付けられた。
「これで終わりだな。」
と武器を振り上げる!
「ラルク~~~!!」
と叫んで両前足で頭を抱え込んだ時だった。
¨ドンッ!!¨ハンターは急に背中をどつかれる!
「な、なんだ!どうした!!」
振り向くと、他の3人のハンター達が、しりもちをついて後退りしている。
「グルルルル…」
その声にリーダー格のハンターもゾッとする!冷や汗を流しながらゆっくりと前方を見ると、2足歩行の、羽はないが、尻尾が異様に刃のように発達した大型モンスターが、アギトに火炎を含んで、ラルクの前に立ちはだかっていた!
「ディ…ディノバルド!!」
そう叫んだ瞬間に、ハンターの一人が火炎弾ブレスで吹っ飛ばされる!
「チッ!仕方ねぇ!退却だ!」
と言い放って、逃げようとしたが、ディノバルドの動きの方が2枚も上手だった!
火炎弾ブレスの連続攻撃て、他の2人も吹き飛ばし、リーダー格のハンターには尻尾刀で防具のみを見事!縦一線に切り落としたのである。切れ味紫ゲージは伊達じゃない。
「ひっっ!ひぃぃぃ!」
さすがにここまで強いと、ハンター達もパニックに陥り、四つん這いになりながらも、逃げ出そうとする。
しかし、世の中それで許してくれる筈もなく…。
反対側からもう一頭の大型モンスターが。
4足歩行で、花びらのようなヒレをもち、胸から尻尾まで紫色の綺麗な体毛があるモンスターが。
「こ、こっちからはタマミツネが…。」
1つのエリアに3頭もの大型モンスターが揃うなど、モンスターハンターワールドならともかく、このエリアではあり得ない事態であった。
そのタマミツネも全身を回転させ、勢いよく尻尾から大きなシャボン玉を放出する!見事四人とも絡めとり、ツルツル滑って、移動出来ないようにしていた。
「み、みんニャ…。」
白羅は目をウルルン♪させて2頭を交互にみる。
「あ、ありがとうニャ!」
ぽろぽろ涙を流しながら、走ってラルクの傍に。眠らされているだけで、討伐されていなかったことが、唯一の救いであった。が、ダメージはかなりある。
一刻も速く手当てをする為に、なんと、2頭にも手伝ってもらおうと考えた。
まず、先程ハンター達が、特別に造ったと思われる、大きな組み合わせた板にラルクが乗せられて、ロープで縛られていた。ほどくよりもそのままでと考え、板の下側は船の底のような造りになっていて、砂の上を滑らせて移動出来るようになっている。あとは、ロープでもって前方をディノバルドに引いてもらい、後方からタマミツネに押してもらおうと言う、この安易なズルい作戦。(ほっといてニャ。)あとはロープで、ハンター四人を引きずりの刑にして、ギルドに突きだそうと考えていた。
白羅はまず2頭にその事を頼み、素直に受け入れてくれたことに感謝した。そして、証拠物件も拾い集め、一緒に積み込む。
「よし、出発ニャ!」
そう声をかけると2頭は同時に走り出す!エリア10からすぐに抜け出していく。その光景を見て、ガレオス達が慌てて右往左往しながら逃げていく。
「凄い速いニャ~~!♪ネコタクも真っ青ニャね!♪♪♪」
とラルクに寄り添いながらもノー天気な白羅君でありました♪
読んで頂けた事、何より感謝!ディノバルドとタマミツネをも村に連れて行ってしまった、白羅君は一体どうなってしまうのか…。どうか次話をお楽しみに。 では。