物語の始まり始まり……♪
あるハンターの部屋……いや、ニャンターか!?……。いや、大型モンスターで無いことだけは確か……。
テーブルを前に椅子に腰掛ける一匹がいた。猫鎧に、ニャンコテツを装備して頭を下げて床を呆然と見つめるアイルーと言う獣人族が………。
名を白羅《びゃくら》と言い、一人……いや、一匹でニャンターとして幾度かのクエストをクリアしていた頃の噺である……。
彼は雅盛“まさもり”と言う和の国出身のハンターと共に狩りに出ていたオトモであった……。名を馳せていた雅盛に、元領主であったバルド、現集会酒場に居るママことカミラがまだ若かりし頃で雅盛とチームになってフィールドを駆け巡っていた頃である……。
G級にも上がり、HRも開放となり、更に上を目指して辿り着いた最強種の龍の始祖、“祖龍ミラルーツ”との対決で、白羅は戦うのを途中で辞めようと言い出し、そこで戦いは途絶えてしまう……。しかもクエストはクリアになったものの、ミラルーツを倒すことは出来ずに凱旋。後に”倒さずの英雄“と呼ばれるようになった……。その後関係がギクシャクしていき、更には3人のそれぞれが白羅の責任と思い始め、最終的には雅盛が白羅を解雇するに至ったのである……。
一番信頼していた雅盛にも見放され……何をする元気もなく自問自答の日々を2ヶ月程……。人の心というのはこうも揺れ動く物なんだと実感もしていた……。しかし、白龍と和解できた事も事実。
だが、ある時そのニャンターに転機が訪れる……。扉をノックする音に下を向いたまま返事をする白羅。
「どちら様ですかニャ……?」
「突然済まない、お邪魔しても良いかな?」
「ニャ!?アルザ―ト様ニャ……。」
驚いて気怠い身体を起こして扉へと歩いて行く……ゆっくりと開けるとそこにはギルドナイトであり筆頭リーダーであるアルザ―トが立っていた。
あまり表情を出さない彼が唯一ニッコリと話しかけるその顔を見られるのはほんの数人……。その内の1人……いや1匹が白羅であった。
「どうしましたニャか!?おいらの所に来ても何も出ないニャよ。」
「いや、どうしても話したい事があってね。良いだろうか?」
「ニャ!?良いですニャよ。どうぞですニャ。」
白羅はアルザ―トを招き入れ椅子へと促す。アルザ―トも頷きつつ椅子へと腰掛けた……。白羅は飲み物を出して対面側の椅子に腰かける。
しばしの間があって、アルザートは話を切り出した。
「あるクエストを私と共に、手伝っては貰えないだろうか?一緒にクリアしたいんだが……。」
「ニャ!?クエストニャか?おいらが!?」
さすがに白羅も目を丸くして驚く。ここ2ヶ月以上はまともにクエストなどしていない。まして大型モンスターなら尚更だ。
「場所は極圏……相手はあのモンスターだ。」
「ニャ!?極圏ニャってまさかニャ!?」
「うむ。”崩竜”ウカムルバスだ……。」
白羅は尚更驚いた。ハンターを仲間に誘うなら分かりそうだが、ニャンターを連れて行こうと言うのだ。あの独特な顎と、持続力のあるスタミナと体力、氷の地面を泳ぐ様は見とれている余裕などなく、氷の地面から突き上げられれば間違いなく吹っ飛ばされる……。冷気の直線ブレスもしかり。桁違いのパワーなのだ。
「ど、どうしておいらニャんか……。」
「いや、私は前からずっと君を雇いたかったんだ。」
「ニャ!?ニャんと!!」
その滅多に見られない笑顔で、白羅を見つめる。白羅も思わず照れてしまう。
アルザートのそのスマイルは冗談などではなく、本気のものだった……。ひしひしとその思いが伝わってくる……。
「わ、分かりましたニャ。こんニャ非力で良ければ手伝いますニャ。」
「おおっ!行ってもらえるか、有り難う♪」
アルザートは白羅の手を取り握手を交わすのだった……。何故か理由は分からなかったが、極圏の中でウカムルバスが暴れているらしい、止めなければ周りの氷壁が崩れ落ちそれが融けて更には巨大な振動連鎖で他の氷山も崩れて融け、海水上昇しかねないのだとか。
それは緊急事態との事で、アルザ―トにクエストが回って来たと言うのだ。
「ニャ!?それで、他の仲間は行きますニャか!?」
「うむ、私と君の2人だけだ。」
「ニャッ!?ほ、ほんとですニャか!?」
白羅もその返答には驚いた。相手はあのどう考えてもウカムルバスなのだ。何をどうすれば、1人と1匹で止められると言う基準が生まれるのか?それでもアルザートのスマイルは変わらない。
「と、止められますニャか?」
「白羅君となら、止められる!」
「ニャ~~!!どこから出ますニャかその自信ニャッ!買い被り過ぎニャ~~~ッ!!」
「よろしく頼むよ♪♪」
「こっちの話を全く聞いてないニャ……。」
頭と両前足を下に降ろしてガッカリする白羅にアルザ―トは微笑みを返すのだった……。
早速明日には出発するとの事になり、アルザ―トも準備すると一度自宅へと帰って行った……。白羅も持ち物の準備を済ませ、コテツも研いで椅子に立て掛ける。
「動けるかニャ……。」
しばらく、クエストには出ていない白羅であったためブランクがあると思った。コテツを軽く振り回してみるも、何となくだがしっくり来ない。全盛期の動きまで果たして戻るかどうか……1匹で疑問を持ちつつ、1夜を過ごすのだった……。
集会場での待ち合わせで、白羅が到着するとアルザ―トが受付を終わらせ白羅を出迎えてくれた。
「隣のボードでクエスト受注を頼むよ。」
「分かりましたニャ。」
白羅もすぐに隣のボードから参戦受注をする。しかし、受付嬢も心配そうに1人と1匹を交互に見ている……。
いくらそれぞれが手練れだとしても、確実にクエストクリアで戻って来れるかどうかの確証は無い。それ故にハンター4人とか、せめてオトモかニャンターが後2匹居るとか……何で1人と1匹!?と言う疑問形であった……、それだけの相手だけに心配にならない訳がない。かと言ってそれが止める理由にはならない……元々クエストは危険と隣り合わせなのだから……。
「お気を付けて……。無事にお戻りになる事を祈っております。」
「ありがとう。」
「ありがとうですニャ!」
そして、1人と1匹は極圏へと向かったのである……。
…………………………………………………………………………
極圏……凍土の地にあって、氷に囲まれた巨大な洞窟……。エリアはそこしかなく、さながら天然の闘技場の様でもある。違うのは、極寒と言うことと地面、天井、壁全てにおいて氷と言うこと。壁の一部が外へと穴が空いていて、外の光が中を照らし出している……。
アルザートと白羅はベースキャンプに来ていた。寒さの余り、そこに休むベッドは無いし作られてはいない。チェストから持ち物を持ったら、鬼神薬やホットドリンク、強走薬等を飲んで、戦いに挑む。その準備をしていた……。
「ニャ!?ギルドナイトセイバーじゃないニャ?」
「そうだね、属性の相性が悪そうだったから私の持っていた双剣の中でこれを選んだ……。“対剣ヴォルトトス”をね……。」
「炎と水属性ですニャね?“ガノトトス”と“ヴォルガノス”の素材の双剣ニャ♪」
「うむ、いかんせん対応出来そうなのはこれしか思いつかなかった。それでも、炎ダメージが与えられる分マシかと思ってね。」
「少しでも止める確率が上がるのは良い事ですニャ。」
お互いに顔を見合わせてニッコリと微笑んだ……。
「さて、覚悟は良いかい?」
「良いですニャ!アルザート様はどうですかニャ?」
「私も問題ないよ、じゃあ行こう!」
「はいニャ!」
お互いに声を掛け合って走り出す。暴れていると言う巨大な相手に向かって……。
「グウゥオォォォォッ!!」
エリア内に入ってしょっぱなから響き渡る咆哮!暴れていながらも、侵入者アリと察知したのか怒号を響かせていた。そして、こっちを見据える堂々とした面構え……。立派な剣先スコップのような吐出した顎に大きめの両前足、背中は刃のような縦に並んだ背ビレ!?が尻尾の方まで続いていた。尻尾も太く殴られたらハンマーよりきついかもしれない……。
「さて、攻撃開始だ!!」
「行きますニャ!!」
それぞれ、武器を構えて走り出す!ウカムルバスが立ち上がって更に咆哮を上げる!すると、その音の振動で天井の氷やツララが降り注いでアルザートや白羅に無差別に襲い掛かってくる!2人は走りながらそれらをかわし、ウカムルバスの懐に……。
「オオオォォォ!」
先ずは先制とばかりにアルザ―トが双剣を振るっていく!振るうごとに炎と水が攻撃を強める為に姿を現す!すぐにではないが、後々ダメージが蓄積されていく事だろう。ウカムルバスもそのまま下敷きにしてやろうと、ボディプレスを仕掛けて来る!
アルザートはそれに気付き、一旦回避した。
白羅もコテツで後ろ足を集中攻撃!回転斬りで応戦し、ウカムルバスをひっくり返してダウンさせる!
「ナイスだ白羅君!」
その隙は逃さずにアルザートが双剣を叩き込んでいく!
白羅も負けじとコテツを振るっていた……。
起き上がってすぐさま顎を使い氷の地面を掘り砕き、中へと潜り込んで行く……。丸まった背中を地面から吐出し、まるで水中を泳いで来るかのように氷の地中を進んで向かって来る!
「ニャ~~っ!!こっちニャか~~っ!!」
そう、この場合どちらかを狙って突き進んで来るのだがターゲットになったのは白羅の方だった……。アルザ―トもウカムルバスの後ろを追いかけて来る!
「白羅君!」
「ニャ~~!間に合わないニャ~~っ!!」
壁に追い詰められ地面からあの剣先のような顎を突き上げられる!!
「白羅君っマズイ!!!」
「ニ”ャァァァァァッ!!!」
白羅が吹き飛ばされ、洞窟の天井近くを弧を描くように飛んで行く!!
「危ないニャっ!!」
「ニャっ!?ギャフっ!!」
「なっ!?!?」
白羅は何者かに身体を受け止められる!それを見ていたアルザ―トも愕然とする。ここには居ないはずの1人……いや、1匹が居たのだから……。
それは獰灼炎のブレイニャーと獰レウスネコメイルを装備し、見事な動きで白羅を受けとめた1匹のアイルーだった。
「あら♪良い男ニャ~~~!あたいはなんてラッキーニャ~~!」
「ニャ!?」
抱かれたまま、声の方を見ると雌のアイルー族がかなりの武具を装備して目をキラキラさせて、白羅を見つめている……。
その迫力にたじろぐ白羅。
「あたいのニャ~リンニャ~~チュウゥゥゥゥ!」
「ニャ!?ニャ!?ニャ!?ちょっと待ってニャ~~~!」
慌てて飛び起きようともがく白羅だがそのアイルーも簡単には離さない。
だが、周りからの冷たい視線を感じて2匹がその方を見ると、ウカムルバスが呆れていたかは分からないが、その様子を見据えていた……。
「…………………。」
「…………………。」
「……………………。」
「「ニ゛ャァァァァァァァァ!!」」
「ガァァァァァァ!!」
お互いに咆哮を上げる………………。
だが、先にモーションが動いたのはウカムルバスの方だった!
外気の冷たい空気を吸い込みながら仁王立ちになり、白羅達を目掛けて冷却ブレスを放とうとしてきたのだ!
「マ、マズイ!!そこから離れるんだ!!」
アルザートが叫ぶも間に合わないっ!!そう思った瞬間だった……。
「回転斬りニャ~~~っ!!」
「グオォォォォォォ!!」
「な、なにっ!!」
またもやアルザートが驚いてしまう。もう一人……いや、もう1匹現れて炎の回転斬りでウカムルバスの右側面から攻撃し、不意を喰らったウカムルバスがスタンしたのだ!
なんと!先に現れたアイルーと同じ武具を装備している。だが、その声からこちらは雄だと分かった。
「た、助かったニャ!」
「済まなかったニャ……お楽しみを邪魔したニャ。」
ブレイニャーを肩に担いで白羅達の方に振り向く。
「ニャ!?ニャ!そんニャことないニャ!」
「ニャ~~~、良いとこだったニャ~~~!」
雌のアイルーが滅茶苦茶残念そうにしている……。
「き、君達は!?」
アルザートも寄って来て、その2匹に問い掛けていた。同じ装備のアイルーが現れたのだから想定外だ。
「あたいは姫沙羅《きさら》ニャ。たまたま採掘に来てみたら、素敵な出逢いがあったニャ!こんニャ、ロマンチックがあるニャんてラッキーニャ~~~!」(既にこの頃からこんな感じですか!?)
「俺は灯羅《とうら》ニャ。騒がしかったニャから、覗いて見たらこの状況ニャったから体が勝手に動いてたニャ。」
「は、はっはっは♪♪こんな事が起きるんだね♪」
「おいらも驚きですニャ。」
アルザートと白羅は2匹を交互に見る。
「面白そうニャから参戦させてもらうニャ。」
「あたいも愛しのニャ~~リンの為に人肌脱ぐニャ………ニャァ!一肌だったニャ~~!ニャ~~リンのエッチニャ~~!」
「どこがニャっ!!」
と、何だかんだで四人組!?になるのだった……。
「かなり異例だけど、ヨロシクお願いするよ。奴を止めたいんだ!」
「「了解ニャ!」」
早速とばかりに、2匹が動き出す。アルザートと白羅も顔を見合わせて頷く。2匹を追い掛けるように走り出すのだった……。
両側から姫沙羅と灯羅の2匹がブレイニャーに炎を纏いながら後ろ脚に同時に回転斬りを振るっていく!!
同時の傷と痛みにウカムルバスが咆哮を上げる!立ち上がった所を腹部目掛けて1人と1匹が剣を繰り出していく!!
「狩技!螺旋斬っ!!」
「おいらも回転斬りニャ~~!!」
「ゴアァァァァァァッ!!」
その連続攻撃にウカムルバスが崩れ落ちる!そのチャンスをそれぞれが逃さないっ!!ひたすら色んな部位を攻めていく!
「これで最後だっ!!」
アルザ―トが最後の一撃を掛けようとした時だった……。
「キシャァァァァギィィィィィ!!」
「ア!アルザ―ト様ニャ!!待ってニャッ!!」
「なっ!?」
ウカムルバスの前に氷の地面から現れたのは、小さな尖ったせびれに、シャープに尖った顔、四肢があって意外と可愛らしい。
「こ、これニャって……ザボアザギルの幼体ニャか!?」
「う、うむ。どうやらその様だが………どう言うことだこれは……」
「ニャ!?ニャんと!!」
そのザボアザギルの幼体には、余りに酷な物が3本刺さっていた。
矢のような物が背中や足、お尻の付け根に刺さり途中から折れている。いくらか弱ってもいるようだ。
「ニャ……いくらモンスターと言っても幼体にまでニャは……。」
「そうだね、しかもこれは普通のハンターの仕業じゃないよ。」
「ま、まさかニャ……。」
「うむ、密猟者も視野に入れないとだね。」
「ねぇニャ~リン、ニャんとか助けられないニャか!?」
「そうニャ、俺もいい気がしないニャ。」
白羅と同様に、姫沙羅と灯羅もさすがにこの幼体を助けてやりたいと思っていた。
「ふむ、私も戻って掛け合ってみないと分からないが……まずは捕獲して、傷の手当てをしたいが……大人しくしてくれるかどうか………。」
「困ったニャ……このままニャと衰弱するニャし……。」
攻撃を止めて全員が、幼体を助けるべく頭を悩ませていた。ウカムルバスをそっちのけで……。だが、ウカムルバスもスタンから立ち上がって復帰、白羅達に冷却ブレスを放射しようとしたときだった……。
白羅達の後方で蒸気が発生し、たちまち大きく広がっていく……。そして、何かの形へと変化していく……。
「クオォォォ……。」
突然、ウカムルバスがその蒸気の方に向いて頭を垂れたのだ。それを見た白羅達が後ろを振り向くと、蒸気が巨大な龍の形を成していた……。本体ではないのにも関わらず、迫力と威圧感が半端ない!だが、白羅だけはその龍を知っていた、何故なら和解できた龍だから………。
「ニャ!?ニャワワ……。な、なんニャこの龍ニャ!?」
「す、凄い力を感じるニャ……。」
「お久し振りですニャ。」
(久しいの、小さき者よ。)
「「ニャ!ニャにいぃぃぃ!!」」
「急で申し訳ありませんニャ、お願いがありますニャ。」
(話さずともよい……分かっておる……。)
その蒸気状の龍が幼体に向かって、優しくブレスをかけると幼体の身体全体が光だす……。ゆっくりと3本の矢が抜け落ち、傷口がふさがっていく……。やがて、幼体の体力も回復しお腹を膨らませて、跳び跳ねて喜んでいた……。
「す、凄いな……!」
「あたいも信じられニャいニャ。」
「俺もニャ。おい、一体あの龍はニャに者ニャ?」
「ニャ、“祖龍ミラルーツ”ニャ。」
「「ニャ!?ニャんだって!!」」
「ミラルーツ……私も会うのは初めてだが……。」
(では、またな。小さき者よ……。)
「あ、ありがとうございますニャ!」
(いずれ、また会う事になるだろう……。)
その蒸気状の白き龍は靄となって姿を消した……。白羅に意味ありげの言葉を残して……。
「ゴロロロロォォォォ……。」
「キニャァァァ!」
白羅達が唖然としている中、ウカムルバスとザボアザギルの幼体はお礼の咆哮を上げつつ氷の地面を潜って行ってしまった……1人と3匹はしばらく呆然と沈黙状態だった……。
「は……あははは……もしかして……クエスト完了かな!?」
「ニャは……そうですニャ、幼体が受けた傷を見てウカムルバスが暴れていたニャ。」
「ニャァ、確かにあの状態を見ればニャ……分かる気もするニャ。」
「ニャンかあっけなかったニャ……。」
灯羅の言葉に白羅も苦笑いしつつ、問題は解決という事で一緒に集会所へと戻るのだった……。
集会所ではアルザ―トが事情を説明し特例として姫沙羅や灯羅にもクエストクリアと報奨金が与えられた。心配していた受付嬢もほっと胸を撫でおろしていた……。
「君達も私と一緒に行かないか?是非、誘いたいが……。」
「良いかもニャ……。面白そうニャ……。」
「あたいも良いニャよ。1匹ニャ暇ニャったし。」
「おいらは止めとくニャ……。」
「白羅君……どうしてもダメかい?」
「はいニャ。申し訳ありませんニャ……誘いは凄く嬉しいし、光栄ニャ。でもまだ一緒に旅をする自信がありませんニャ。しばらく1匹で居たいですニャ……我儘言ってすみませんニャ……。」
白羅は深々と頭を下げた……アルザ―トもそれ以上は誘う事が出来なかった……。
「分かった、無理強いをする訳にはいかない。残念ではあるけどね……。」
「すみませんニャ……。」
「ニャァ!ニャァ~リンと一緒じゃないニャか~~!!」
「ニャはは!ごめんニャ……ここで会ったのも何かの縁ニャ、また会える気がするニャ!」
「ニャ~~!そうニャか、運命の出逢いを感じるニャァァァ!!」
姫沙羅の強引さに圧倒されつつ、そこで解散となった。
「それじゃ、また……。」
「またお会いしましょうニャ!」
「またニャ。」
「またね、ニャ~リン!!」
「また会おうニャッ!!」
白羅はユクモ村に向かって歩き出した……。この後・後・後……今現在までに至る……。
仲間が出来る前のエピソード……ちょこっとご紹介まで……………………♪♪
読了ありがとうございます。楽しんで頂けたら幸い……♪
次話からは本編に戻りますが、他の作品共々ヨロシクお願い致します!ではまた次話にてお会い出来る事を切に願って……紅龍騎神でした……♪♪