何とか今回も更新にこぎつけました。
今話もそれなりにはっちゃけておりまする。お楽しみいただければ幸い。
ささ、読んでやってくださいまし。では、物語の始まり始まり…。
爽やかな砂ぼこり~~♪
「げほっ…けほっ…。」
心地よい乗り物~~~♪
ガガン!ゴトン!!ドン!!
「ニャいたたた…。」
今、白羅君は贅沢!?な乗り物に乗って、砂漠を越えようとしていた。目指すはユクモ村。そこまで行けばラルクを解放でき、治療することが出来る。自分から頼んだがゆえに前と後ろの2頭には何も言えなかった。前側にディノバルド、後方にタマミツネである。これで贅沢を言ったら、即、肉にされるだろう。
「しようがないニャ。こんニャに力強くて頼もしい味方は居ないニャ。文句を言ったら罰が当たるニャ。」
ラルクを心配しつつも、急ぎたい気持ちもあり、休憩なしで移動してくれている2頭には感謝しかなかった。
「今度、ニャにかご馳走するニャ。」
と考えつつ、森や草原を越えていく。クエストに載っているフィールドとは違い、道なき道を進んでいる状態だ。後ろはかなりの大きな、雑だが道が出来ていた。誰もモンスター3頭が作った道とは思わないだろう。
で、先の方に湯けむりが立ち昇っているのが見えた。
「ニャった!ユクモ村ニャ!もうすぐニャ!!2頭とも頼むニャ!!」
2頭とも咆哮を上げて返事を返す。ユクモ村へ1直線だった。
「た、た、た、大変だ~~~~~!!!」
近くで農作業をしていた村人が慌てて村長宅に飛び込んできた。
「あらあら、どうしたのです?」
「こ、こ、こっちに向かってディノバルドとタマミツネが向かってきます!!!」
「えエエ!!何ですって!!」
村長も慌てて村の入り口に駆け寄る!
「だ、ダメです。下がってください!」
門番していた者が村長を引き留める。
「すぐに、今、村内にいるハンターを集めなさい!ここで止めなければ村が壊滅するわよ!!」
さすがに状況を理解し、直ぐに門番に指示を出す。門番も慌てて大声で叫びながらハンターの緊急招集をしていった…………。
「まずはラルクを休ませニャいと。」
今の所、麻酔玉がまだ効いていた。大したものだ。あれだけの振動でも起きなかった。
「ニャンか安心したらお腹が減って来たにゃ。」
村が大騒ぎになっている事をつゆ知らず…。ノー天気は天下一品であった。
村の入り口では大騒ぎ!?!?!?!?物々しいほどの防柵に、集められたハンターが27名、手練れから新米までかき集めれるだけかき集めた人数であった。皆、緊張しつつ各々の武器を手に待ち構える。地震か!?と思えるほどに地面が揺れ出した。
「来るぞ!!!」
ハンターの1人が叫ぶ!全員身構えた!!
「は!?!?!?!」
あれだけの巨体だけに見えるには見えた。しかし、何かが違う!?だが、勢いよく向かってくる!!
「ストップニャ~~~~~!!!」
キキキキキキキィ……。ピタッ。と大声と共に10M手前で止まる。
「いくらニャンでも急に止まらニャいで~~~!!!」
キ~~~~~ン…。ズボッ……。止まった勢いで、ディノバルドの後ろ側から前に飛ばされる1匹のアイルー…。不運にも着地も失敗する。いつぞやのように頭が地面にめり込んでいた。(兜は大丈夫か!?)
「お、おい、大丈夫か!?」
「さ、さあ。」
少し、間があったが、動き出して自身で地面から顔の脱出に成功する。
「ぷにゃ~~~死ぬかと思ったニャ!!」(そう簡単にはいかないと思うが!?)
「びゃ!白羅さん!?!?」
後ろから村長が驚きの声を上げた。1人分の通れる幅が空き、そこを通って来る。
「あ!村長さんニャ!!丁度良かったニャ!!助けて欲しいニャ!!」
今、目の前にある村がどういう状況かも把握しないまま、助けを求めていた。
「ちょ、ちょっと待ってください。どういうことか説明してください。そこに寝ているのは貴方のお友達でしょう。しかし、この2頭のモンスターはどうしたのですか?事と次第によりますよ。」
落ち着いて喋ってはいるが、口調がいつもと少し違う。さすがの白羅も怒っている事は察知できた。
周りをよく見ると、ハンターが多数身構えていて、防柵が施されている。モンスターの襲来と勘違いされるのは当然の事であった。
「ご、ゴメンニャさいニャ!でも、この2頭はおいら達を助けてくれたニャ。しかも、密猟者も捕まえたニャ!」
ざわっ…。ハンター達の中でどよめきが起こる。
「密猟者ですって!?」
「そうニャ!あれを見るニャ!!」
と指を指した方向を見るとタマミツネの尻尾に4本のロープが括り付けられ、その先にはハンターらしき男たちが4人縛られていた。更に引きずりの刑にあった為、4人ともボロボロであった。
「アイツらがクエストを受注しているか確認して欲しいニャ。してニャいならこれが密猟の証拠にゃ!」
と麻袋を前に投げ出す。すると、いろんな大型モンスターの貴重な素材が出てきた。
「分かりましたわ。直ぐに村と集会場、他の受付嬢に伝達!あの者達の受注記録を調べなさい!それとギルドナイトにも通達を。」
ハンター達は手分けして通達と情報集めに走った。
「これは一度私の方で管理し、かの者達もギルドナイトに委ねます。それでいいですね?」
「はいニャ!よろしくお願いしますニャ!」
「して、もう一つ。」
「ニャ!?!?」
「この2頭は、本当に大丈夫なのですね?」
「はいニャ!危険な時はおいらが責任を取るニャ!」
真剣な眼差しで頷く。ラルクの時と同じように…。
「ふう、分かりましたわ。ラルクさんの場所ならば良いでしょう。それなりに土地も広くとってあるし。但し、後で、ナイトには目通りしてくださいね。」
「分かったニャ!だから、村長さんは大好きニャ!!」
と、ディノバルドの元に。
「え、え、え、い、今、好きって……。」
と顔を真っ赤にしてオロオロしている村長さんを尻目に、広場の方へと移動していく白羅達であった…。
気が付くと、おいてけぼりに。
「んっ、もう!いけずなんだから!♪」
とほっぺを膨らましながらも、ちょっぴり嬉しい村長であった。
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広場に着くと、すぐに藁を抱えて持ち込み、往復する。
「このぐらいかニャ…。」
藁の量が集まったところで、応急の板船より2頭に手伝ってもらい、藁の上に移動する。
「ありがとうニャ!少し休んでニャ!」
そう言うと、早速2頭は、広場の敷地内をそれぞれに散策しに行ったのだった。
白羅は効くかどうか分からなかったが、うちけしの実と薬草と青キノコをペースト状にし、傷に優しく塗ってやるのだった。安定した呼吸をしているので、そのままで寝かせておいた。
そして他の2頭が心配になってきたので、様子を見に行く事にした。
暫く歩いて行くと、川辺に着く。草木が綺麗な緑に繁らせている。
川も透明で、小魚が優雅に泳いでいる姿が見えた。その辺りで、身体を丸めて寝ているタマミツネの姿があった。よほど疲れたことだろう。安心してぐっすりと寝ていた。
起こしては悪いと思い、静かにその場を離れる事にした。
「ニャ。ディノバルドは何処に行ったかニャ!?」
もう1頭の方を探しに別の方角に歩いて行く。すると、岸壁に囲まれた場所があり、その中で尻尾研ぎにいそしんでいた…。タフである。
(ニャ、紫ゲージ越えるかニャ!?)
そんな事を思いながら近づいていく。するといきなり尻尾を咥えて尻尾を鞭のように横に回転させ一回転する!!
「ニ゛ャ~~~~!!!まだ死にたく二ャいニャ~~~!!!」
と何故かディノバルドの片足にしがみ付く。顔を伏せてガタガタと震えていると、気付いたディノバルドが鼻息で白羅の横顔に吹きかける。振り向くと、ディノバルドが心配そうに顔を覗かせていた。
「ぷにゃ~~、真っ二つになるかと思ったニャ~~~。」
とりあえず、足から離れて礼を言う。
「今日はありがとうニャ。凄く助かったニャ。」
「ガル!」
「そうニャ。食事を一緒にしようニャ。一緒に戻ろうニャ。」
1匹と1頭はラルクの休んでいる場所まで戻って来た。
「ちょっと待ってニャ。」
と何気にデカい生肉を取り出す。(どこに隠してたそんなもん!)
それをディノバルドに与え、自分は焼き肉台と通常の大きさの生肉を。(それも何処から出したのかなあ!?)
白羅はこんがり肉に焼き上げて、(上手に焼けました!!)バクバク・むしゃむしゃ食べる。ディノバルドも生肉にがっついて食べていた。
その香ばしい匂いと生肉の旨味の匂いとで眠っていた竜が目を覚ます。
「ク、クァ!?」
「ラ、ラルク!?目が覚めたニャ!」
ぼーっとしていて、しかも周りがまるっきり違う場所で、目の前に白羅とディノバルドがいる。気持ちの整理に戸惑っていた。
「グ、グァ!?」
普通は居ないはずの目の前にディノバルドが居たので、驚いて飛び上がろうとする。
「ちょ、ちょっと待つニャ!!このディノバルドは友達ニャ!!」
「グ、クァ!?!?」
と驚いて飛び上がるのを止める。よく見ると、確かに攻撃もしてこないし、横にいる白羅にも危害を加える気はないようだ。
「ガルッガルッガルル。」
と白羅には分からない竜語で話をしていた。やがてラルクも理解し、その場に落ち着く。その様子を見て、白羅も安堵する。
「ラ、ラルク~~~~!!!」
と涙ボロボロでラルクに飛びつく!
「クァ、クァ~~~。」
とお互いに頬ずりしながら、お互いの無事に安堵した。松明の煙がゆらゆらと登って行く。その後方の空に流れ星が通過していったことは内密に♪
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読んで頂き、ありがとうございまする。
モンスターが増えるってどゆ事!?!?と思っても。登場するモンスターがまだまだいる限り、物語を続けていきますので、お付き合いいただきとう御座います。
次話もまた読んで頂けることを願って…。 では。