神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
敵航空機を七式艦上戦闘機・・・七閃に応戦させる。だが装甲空母3隻、空母3隻、軽空母3隻が出す機体は圧倒的に多く、あっという間に制空権を奪われてしまう。しょうがないので敵艦爆・艦攻を対空火器で撃ち落とすことで対応する。機銃の弾が敵とすれ違う、まさにその瞬間、爆発。敵機が墜ちていく。近接信管のおかげだ。撃ち墜としながら4基の主砲をそれぞれヲ級3隻とヌ級に狙いを定め撃つ。
ドゴォォォォオオオオンッッッ!!!
ヌ級轟沈。ヲ級轟沈。ヲ級大破。ヲ級大破。
ズズゥーンッッ!!
横から衝撃を感じた。どうやらタ級、ル級からの砲撃に、チ級、リ級、ト級、ニ級からの雷撃のようだ。副砲でチ級、リ級、ト級、ニ級を吹き飛ばす。私の副砲は35.6cm連装砲。小型戦艦の主砲だ。故にしっかり当てれば小型艦を簡単に撃破できる。
チ級轟沈。リ級大破。ト級轟沈。ニ級轟沈。ニ級轟沈。
装甲空母の機体を迎撃しているとタ級3隻が縦一列になってつっこんでくる。いつぞやの第六駆逐隊のジェットストリームアタックを思い出す。タ級達に向かって加速、跳ぶ。先頭のタ級を力を込めて踏み、そこからさらに跳躍。空中で身体を捻り、頭が下になっている状態で後ろの2隻を捕捉。主砲を撃つ。
ドゴォォォォオオオンッッッ!!!
タ級大破。タ級轟沈。タ級轟沈。
左右からル級が追い縋り主砲を構えたので、一瞬スピードを緩める。すると互いに撃ち合い、命中。ダメージを受けている2隻の頭をそれぞれ左右の手で掴み、ぶつける。
グシャリ。
ル級轟沈。ル級轟沈。
残っていたヌ級に跳び蹴りをかまし、
ヌ級大破。
装甲空母姫、鬼、鬼に対峙する。
「降参してもいいんだよ?」
「はっ、何を馬鹿なことを。」
ですよねー。
「貴様は他の奴らと違って危険す」
ドゴォォォォオオオオンッッッ!!
一番砲塔と二番砲塔を姫に、三番砲塔と四番砲塔を鬼に向けて撃つ。
鬼轟沈。鬼轟沈。
「あり?避けられた。」
「・・・貴様、人が話している時に」
ドゴォォオオオンッッ!!
ドゴォォォォオオオオンッッッ!!!
副砲で撃ち、避けられたところを主砲で撃つ。
「撃てといわれたねぇ。」
「くっ、この外道が・・!!」
「それが最期の言葉?じゃあね。」
装甲空母姫の身体を踏みつけ、頭部に副砲を撃つ。
「さてと、帰・・・れないね、これは。」
どうやらいつの間にか囲まれてしまったようだ。深海棲艦の大群?に。艦種はよりどりみどり。まさにイロハニホヘト、チリヌルヲ、ワカヨタって感じ。そして何より、
「でっか・・・。」
戦艦鬼、略して戦鬼とでも言えそうな深海棲艦がいた。
@@@@@@
「提督!!大変だ!!」
「どうした、天龍?早いな。何があった?」
「ヤツらの大艦隊が現れた!!今神武が応戦してる!!早く増援を!!」
「何だと!?・・・天龍は空母勢を集めろ!!龍田は戦艦、矢矧・北上は巡洋艦、大井は駆逐艦と潜水艦だ!!出撃準備をさせろよ!!」
「「「「「了解!!」」」」」
「耐えてくれよ、神武・・・。後すこしでこの娘も目覚めるんだ・・・。」
@@@@@@
「お前が最近現れたやたら強い戦」
ドゴォォォォオオオオンッッッ!!!!
「「ぐっ・・・!!」」
主砲を向け撃つ、その時戦鬼も反応し、自身の主砲を撃ってきた。
・・・これは!?
「「あなた(テメェ)も56cm(22inch)なの(だな)?」」
ちっ、やっかいなやつが現れたなぁ。私と同等の性能を持っていると考えていいかも。いや、私のほうが上だ。戦鬼は小破だが、私ははかすり傷だ。
「何言ってやがる。テメェのそれは小破っていうんだよ!!俺のみたいなのをかすり傷って言うんだ!!」
「自身の損害もわからないとかバカなの?」
「バカはテメェだ、このバカ!!おいお前等!囲んでヤんぞ!!」
多数の深海棲艦が襲いかかってくる。
「テメェも仲間にしてやるよ!!」
「断らせてもらうね。」
@@@@@@
気づけば敵は大分減っていた。だけど私自身もかなり疲弊している。副砲は弾切れ、主砲は残り3発。それに装甲も傷がたくさんついているし歪みが生じ初めている。いくら56cm砲弾や61cm酸素魚雷を弾けるからといって無敵ではないのだ。魚雷なら一回目で傷が付き、二、三回目で歪み、四回目にはかなりぼろぼろ。五回目には穴が開いてしまう。もっとも一層分のことであって私の装甲は三層式なのだけれど。爆弾に関しても同じ。既に感知できる範囲だと両舷併せて魚雷150発以上、大型爆弾50発以上を受けている。爆弾により対空火器もいくらか損傷している。あと少しダメージを受ければ、中破判定がでるだろう。それにまだ・・・戦鬼が残っている。こちらの主砲弾をかなり受けているからか、中破状態のようだが。それにしてもこんな危機的状況にいるのに
た の し く て た ま ら な い 。
「ねぇ、私の名前は神武。あなたは?」
「名前なんかねぇ。」
「戦艦棲鬼じゃないの?」
「あんなカスと比べんじゃねぇ!」
「ふふ、ごめんなさい。じゃああなたに名前をあげる。・・・今からあなたは戦艦ド級だよ。」
「ド級ねぇ・・・。まぁ名前なんてどうでもいい。そうだろう、ジンム?」
「そっか、そうだよね、あはははははははは!!」
「そうだぜ?ふはははははははは!!」
「「さぁ、殺し愛を始めようか!!」」
どうやらド級も弾切れらしく殴りかかってきたので応戦する。主砲はまだ使わない。
「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
「アタタタタタタタタタタタタタタタァ!!」
@@@@@@
「・・・あんなに楽しそうな神武は初めてみたのネー。」
「・・・戦闘狂?」
「神武さんはまともな人だと思ってたのに・・・。」
「「え!?」」
@@@@@@
私もド級も互いが互いの攻撃を避けるため、まったく勝負がつかない。だけど、
「こんなに!楽しいのは!初めてだよ!!」
「そうか!俺もだ!!」
「「あっはっはっはっはへぶっ!?」」
ドゴォォォオオオンッッ!!
私とド級、二人同時に横から飛んできた砲弾にダメージを受ける。
「「誰だァ!!」」
砲弾の飛んできた方向をみると。
・・・。・・・・・・。
「・・・崇神?」
「・・・神武。やっと会えた。」
我が愛しの妹、崇神がいた。
「何だァ?テメェの妹か?」
「そうだよ。」
「・・・あなたは何?神武はあげない。」
「・・・チッ。興が醒めた。また殺りあおうぜ、ジンム。」
「うん。またいつか。」
そうして私たちは再会の約束をし、別れ
「させると思うのですか?」
「やすやすと帰す訳がないでしょう。」
赤城さんと加賀さんが弓を構えている。蒼龍に飛龍、鳳翔、祥鳳、飛鷹、準鷹は艦載機を今にも出しそうだし、金剛四姉妹、扶桑姉妹、伊勢姉妹も主砲を構えている。巡洋艦、駆逐艦の娘達も魚雷を発射しそうだ。だけど・・・
「おいおい、おまえらバカだろ?実力差ってもんがわかんないのか?この場で俺に傷をつけられるのはジンムとそこの妹ちゃんぐらいしかいないぜ?」
ぞくり
背筋が凍る。そんな顔を皆がしていた。感覚的なものなのでスペックなどに載ることはないが、艦娘には威圧感がある。どれだけ可愛らしい少女の姿をしていようとも本質は軍艦なのだ。そして相手からの威圧に飲み込まれるということが指し示すことはただ一つ。
相手との間に圧倒的なまでの戦闘力の差がある。
あのド級が放つ威圧は、解体されるまで世界最強の艦艇として君臨し続けた私と崇神と同じ強さだ。皆には悪いが、きっとこう感じたのだろう。
こいつには勝てない、殺される、と。
皆が固まってる間にド級は悠々と帰っていった。ド級が見えなくなると同時に皆の緊張が解けた。
「・・・神武を迎えに来た。帰ろう?」
「うんっ!」
また巡り逢うその時にはまた殺し愛を・・・。
ド級のことを考える度に高鳴る胸を抑えながら泊地に帰った。
@@@@@@
「そういえば何で私まで撃たれたの?」
「・・・楽しそうだったのがイラッときた。」
@@@@@@
「提督、どうしたノ?」
「いや、ね。やっと神武の世界に入れる者が現れたと思ったら、深海棲艦だというね・・・運命とは皮肉なものだ。提督としては神武と互角に渡りあえる、そんな危険な存在は放っておけないが、一人の人間として、神武の父親のような存在としてはこのド級が現れてくれて嬉しい。願わくば、神武の世界を広げてくれればいいのだが。」
「そんなことできるのかしラ?」
「このド級なら大丈夫だろう。神武の人見知りは恐怖から来ている。強すぎるが故に自分だけ傷つかずに皆が傷ついたりするのをみている。失うのを恐れているから自分と同じくらい強くないと心の中には入れない。その点、ド級は合格している。何より、君たちが目撃した、[今までにない笑顔]が一番の証拠だ。」
「司令官さん、中二病入ってて格好付けてるとこ悪いのですが、お電話なのです。」
二月二十三日に呉でイベント・・・行きたい、行きたいけれどっ!!!
国公立の二次試験は二月二十五日・・・orz