神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~   作:雪たまご

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なんかボロボロ・・・。


誘拐。

『よし、そろそろいいだろう。』

 

「やっと終わったー!」

 

 あっちへ行かされこっちへ行かされを繰り返してやっと終わった。

 

「それにしてもこの旋回性能、どうにかならないかな~。」

 

「仕方ないんちゃう?大きいからしょうがないやろ。」

 

 この425mという巨大さのせいか、旋回性能は本当に悪い。当時はおっさんの指示が出てから回頭するまで分単位で時間がかかってた。それは私が操るようになって多少早くなったものの、やっぱり遅い。だからこそ振り切るための馬鹿みたいな速度と、突破したせいで単艦状態になっても耐えれるようなアホみたいな装甲をつけられたんだけどね。他の国で56cm砲を載せようと思ったらもっとでかくなってた上に鈍足って予測もあったし、日本に生まれてよかったー。

 

「司令官~、同人誌の新作できたけどいる?今回はイリノイ×神武と北上×大井×神武に翔鶴×神武の三本だよ。」

 

『全て神武が受けか・・・。珍しいな。』

 

「なかなか考えにくいからねー。ふとんの中ではどうなの?」

 

『最初は神武から迫ってくるんだがな、途中で失速して羞恥心がすごいことになっててな・・・まぁそこを責めるわけだが。』

 

「ほうほう、興味深い話ですな。ところで司令官。」

 

『なんだ?』

 

「た す け て」

 

『無理だ。』

 

「ひとをかってにどうじんしにするのはあなた?」

 

「わ、私は何も悪くない!」

 

「そうだよね。かってにかいちゃうこのてがわるいんだよね。な ら き り お と さ な い と。」

 

「ぎゃーーー!!!???」

 

『秋雲用に風呂開けとくか・・・。』

 

「こ ん や は ね か さ な い よ?し ぼ り と っ て あ げ る。」

 

『ははっ・・・精力剤まだあったかな・・?』

 

@@@@@@

 

 演習からしばらく経った日のこと。それは来た。

 

 キュィァァアアアアア!!!!

 

 耳に突き刺さるような空間が裂ける音。そう、本体があらわれる時の音。小沢司令官は誰にも召喚許可を出してないので、これを深海棲艦によるものだと判断。全艦娘に状況に応じて召喚する許可を出した。

 

そして空間の裂け目から現れたのは・・・

 

 

「何・・・だと・・・!?そんな馬鹿な!?」

 

 

 現れたのは全長400m越えの巨大な艦だった。そしてそこから一人の少女が来る。その姿は・・・神武をそっくりそのままアルビノにしたような、そんな姿。

 

「ごきげんよう、皆さん。初めまして。戦艦神姫と申します。」

 

「戦艦・・・神姫・・・だと!?そんな報告は受けてないぞ!?」

 

「ええ。あなた方の識別に従って勝手に名乗っているだけですもの。ですがこの名前、好きではありませんのよ?だから私の本来の受け取る筈だった名前を名乗りますわ。神武型三番艦応神です。お姉様を迎えに来ましたわ。あら?神武姉様しかいらっしゃらないのですね。とりあえず今は神武姉様だけ頂いていきますわ。」

 

 

 

 そしてタウイタウイ泊地から神武が消えた。

 

@@@@@@

 

 昭和19年12月7日午後13時35分、推定マグニチュード7.9の自身が東海地域を襲った。いわゆる東南海地震である。この地震による被害は多大で、横須賀も例外ではなく。震度自体は4とそれほど高くはなかったが発生した火災により必死の消火作業も虚しく工廠が全焼。横須賀で建造されていた神武型三番艦、予定名称『応神』は建造中止となったのである。もともと神武型の建造自体が無理を通して予算を獲得したものであったから、これ以上金額が嵩むわけにはいかなかった為の中止と言われている。

 彼女、応神にとっての不幸とは地震が発生する前から意識が覚醒していたことだろう。また、この火災によって艦長になるはずであった将校や、建造中の多くの作業員がなくなっており、それらを祭るための社が復興後の横須賀工廠に建てられている。霊感のある人曰く絶対に遊んではならない場所として恐れられているようだ。

 

@@@@@@

 

 タウイタウイ泊地

 

「北上、工廠に行って妖精に改造の準備をさせろ。使用資材は弾薬5000鋼材6000だ。島風、パラオに行って崇神を連れ戻してくれ。護衛には金剛あたりの足の速い奴を出す。帰りは崇神に載せてもらえ、本体の召喚許可書だ。」

 

「提督、慌てないでくださいなのですです。」

 

「電、喋り方が変になってる。」

 

 

 タウイタウイ泊地内はお通夜状態だった。どうやって神武が連れ去られたのかはわかっている。彼女の部屋の中の一酸化炭素濃度が何故か高くなっており、恐らく深海棲艦の仕業によるこれで神武は気絶し、連れて行かれたのだろうという判断だ。

 

「神武っちって深海棲艦になりやすそうだよね。」

 

「北上さん!!」

 

「そんなこと言わないで!」

 

「何いってるのさ。深海棲艦になって現れたら、倒したらまた神武っち戻ってくるかもしれないじゃんか。・・・倒せるのかっていう大問題があるけど。」

 

「・・・問題ない。」

 

「崇神さん!改二になったのね?」

 

 工廠から現れた崇神の姿は入る前と変わっていた。

 

「・・・それより北上、大井。あなた達も手伝って?神武を助けに行かなきゃ・・・。」

 

 




明日投稿分はコラボです。
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