神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
ファイナル咲夜さん作「アメリカ潜水艦"アルバコア"になってしまったようです」とのコラボです。
作品のアドレス→http://novel.syosetu.org/17720/
ショートランド泊地という基地がある。ソロモン諸島の北西端にある、ショートランド諸島の基地だ。この世界の太平洋戦争でも、日本軍の基地として使われていた土地であり、今また対深海棲艦のための基地として使われている。
このショートランド泊地、実は最近できた泊地で現段階では実質四人しかいない。なので度々タウイタウイ泊地から支援を送っている。
ん?何故タウイタウイ泊地なのかって?
確かにもっと近い基地は二、三あるし、タウイタウイ泊地でなければならない理由はない。しかし、必ずここへの応援はタウイタウイへと回されてくる。その理由は提督にある。といっても提督が決して極悪非道な輩というわけではないが、強いて言えばその存在ゆえに艦娘から拒否されるのだ。
その提督の名はアルバコアSS-218。ガトー級77姉妹の7番目。横須賀史、いや他の基地の歴史でも艦娘達にトラウマを作った・・・そう、潜水艦なのだ。
さて、何故アルバコアが提督をしているのか。
実は彼女は臨時提督で正式な提督ではない。提督が謎の失踪を遂げたとの報告があり、なぜかショートランド泊地で倒れていたアルバコアが提督をやると言い放ったそうだ。海軍本部はこの事実を面白いと黙認している。
今現在ショートランド泊地にいるのはアルバコア、電、天龍、任務娘。この先どうなるのであろうか。
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タウイタウイ泊地・神武の部屋
明日から一週間、ショートランド泊地に貸し出されることになった神武です。共に行くのは大潮、漣、天龍の三人。なんでも、アルバコアちゃんが提督をやっているらしい。
アルバコアちゃんとは・・・どこであったんだっけ?忘れたけど、補給のために寄港したところに私もいて少しばかりお話をしたんだよね。黒い頭部のないダイバースーツみたいなのを着た娘で可愛かったなぁ。ショートランドのアルバコアちゃんはどんな感じなんだろう・・・。
「・・・神武?準備はできたの?」
「できてるよー。」
「・・・私が入るトランクがないんだけど。」
「崇神はお留守番です。」
「なん・・・だと・・・!?」
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ショートランド泊地
「提督さん提督さん、今日はタウイタウイから応援が来るのです。お迎えに行きましょう。」
「そうだな。えぇっと・・・天龍、漣、大潮!?やばい!殺される・・・!」
天龍、漣、大潮。アルバコアの沈めた艦だ。天龍のときにあの騒ぎだったんだ・・・三人来たら・・・
妄想開始
『天龍だ。』
『漣です。』
『大潮です!』
『あの・・・その・・・アルバコア、です。』
『『『ああ~アルバコアねアルバコアってアイエエエエエエエエエエエエエエ!?』』』
『『『ナンデ!?アルバコアナンデ!?』』』
『ギャー!!!』
ピチュン
妄想終了
あかん・・・これはあかん・・・。ん・・・?この『神武』って誰だ・・・?
「ねぇ電ちゃん。この神武って誰?こんな艦聞いた記憶ないんだけど。」
「あれ?提督は知らなかったのです?基地ごとに出身世界が違うのですよ?」
~電、説明中~
「というわけで、神武さんはタウイタウイ泊地だけの艦なのです。」
なるほど・・・艦これにこんな設定あったかな・・・?
「どんな艦か知ってる?たとえば性格だとか・・・あとは潜水艦にトラウマがあったりだとか。」
「会ったことはないので知らないのですが、穏やかな方だそうですよ?性能とかは送られてきていないのですか?」
「・・・あ、書いてあ・・るけど詳しいことは書いてないね。ん?向こうの提督からの伝言もあった。」
増援部隊編成
神武型一番艦神武
艦種:戦艦
天龍型一番艦天龍
艦種;軽巡洋艦
朝潮型二番艦大潮
艦種:駆逐艦
綾波型九番艦漣
艦種:駆逐艦
ショートランド泊地司令官へ
タウイタウイ泊地司令官、小沢治郎だ。ささやかながら増援を送らせてもらおう。そちらの状況を鑑みるにもう少し送りたいのだが、何分こちらも敵が多くてな。だが、四人とも練度は高いから安心してほしい。さて、貴殿がガトー級潜水艦SS-218アルバコアだと知っているが、この四人はこちらの世界でアルバコアと特に仲が良かった者達だ。貴殿も気にせずに話し合ってほしい。司令官という立場を弁えて、だが。
最後に一つだけ注意事項がある。そちらは神武について知らないだろうと思うのでここに書くが、彼女はこちらの世界の最大最強の戦艦だ。・・・大和型を遥かに越えて、な。ゆえに緊急時以外に出撃させることをおすすめしない。彼女も出ようとするだろうが止めてくれ。もちろん、資材が尽きてもいいというのなら別だが。
タウイタウイ泊地より
ポクポクポク、チーン。
「いい人だ・・・。」
他にも色々あるけど今はとりあえずこれしか思い浮かばない。
「そろそろ来るのです!」
「天龍を呼んできてくれる?」
「はいなのです!」
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よっこらよっこらソロモン諸島までやってきた私達を出迎えてくれたのは、ショートランドの電ちゃん、天龍、任務娘、それから黒タイツ・・・じゃなくて黒いダイバースーツの艦娘。
「タウイタウイよりショートランド支援部隊到着しました!本日より一週間ここに着任します!」
「ほんとっ!ありがっとう・・・・!!!」
出会いがしらにすっごい感謝されたんだけど。
「提督、とりあえず自己紹介を。」
「あ、そうだな。ショートランドの提督やってます、・・・ア、アルバコアです。」
あ、相変わらずかわいい・・・!
「・・・おい、神武、次お前だろ。」
「あ・・・えーっと神武です。よろしく。」
「天龍だ。」
「漣です。」
「大潮です!!」
「「「三人合わせて!!ガトー級ラヴァーズです!!」」」
ぽかーん。
・・・向こうさん、あっけに取られてんだけど。
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普通、潜水艦と水上艦は仲が悪い。事実、他の泊地では潜水艦娘は肩身が狭いらしい。だけどタウイタウイは別。特に漣と大潮、天龍は過剰と言っていいほどに駆逐艦娘が好きだ。なぜかはわからないけど、可愛いと思うらしい。・・・劣情を抱くほどに。
「ねぇ、神武。そろそろいいんじゃないの?」
「・・・。うん、大丈夫。」
というわけでアルバコアちゃんを抱えて逃走中。本日のお仕事は終わらせてるから大丈夫らしい。
「ねぇ。タウイタウイ泊地の歴史、教えてくれる?」
「いいよー。・・・といっても1946年よりも前のことは知らないけど。」
「1946年だって!?戦争終わらなかったのか!?」
「ううん、太平洋戦争は1942年に終わったよ。大日本帝国の勝利で。私はその終戦記念、という建前で建造されたんだ。」
「・・・どういうことだ?此処は艦これの世界じゃなかったのか?いやでも・・・」
「艦これ?」
「あ、いえ、何でもないですよ!?」
・・・ふむ。
「君、誰?」
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「なぁ、神武さん。ちょっと聞いてもらえる?」
「なに?」
すごく真剣な顔をしたアルバコアちゃん(偽)が問いかけてきた。
「実は元男子高校生で気が付いたらこの世界でアルバコアになってたっていって信じてくれる?」
「うん。」
「そうだよな、信じてもらえないよな。って信じてくれるの!?」
「だって私もそうだし。・・・といっても軍艦になった後にこうなったけど。」
まさかのお仲間だったんだ・・・。まぁ、正体判明したしいっか。
「・・・というわけで提督やってます。」
「うん、頑張れ?」
「しどい!?」
おっさんに報告すること増えたな・・・。
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ショートランドは日本の遥か彼方の基地だ。同時にアメリカからも遠い。それが意味するところは・・・
「コア、コア!大量だ!後で神武に捌いてもらおうぜ!」
「「「「「イーッ!!??」」」」」
「食べないよ!?」
・・・深海棲艦がたくさんいるということだ。
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タウイタウイ泊地から増援が来て四日目。彼女達といろいろ話をした。いろいろされた。そう、いろいろされたのだ・・・!ああ、男(元)としての尊厳が・・・。
「な、なぁ提督・・その、頑張れよ?」
天龍(ショートランド)に心配されるほどに落ち込んでいたみたいだ。・・・よしっ!
「天龍!彼女達を誘って出撃するぞ!!」
「な、なんだ!?いきなり・・・まぁ、いいけどよ?あいつら大丈夫なのか・・・?」
「向こうの提督曰く練度は高いらしいから、大丈夫だと・・・。」
何か大事なことを忘れてるような・・・。ま、いっか。
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「というわけでやってきました!」
「鎮守府正面海域!」
「イン!」
「ショートランド!」
「「「「いぇーい!!」」」」
「なんでこんなにテンション高いの・・・。」
「なんとかしろよ・・・。一応お前預かりだろう?」
ショートランド組がテンション低いな・・・。
「コア、元気出せよ!」
「コア、どこか痛い?」
「元気出すです!!」
アルバコアちゃんを励まそうと詰め寄る三人。触られてあわあわしているアルバコアちゃん。
「大変だね、そっちも。」
「主にお前達のせいでな。」
ここの天龍、からい。
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「アルバコアちゃん、妖精が荒ぶったんだよ。」
「どう荒ぶったらサブ島沖まで流されるんですかねぇ!!!!!」
サブ島沖・・・作戦名:第一次サーモン沖海戦の舞台。メタると5-3。
「どうやって帰ろう・・・。」
「それ以前に生きて帰れる気がしない・・・。」
私が思うに、アルバコアちゃんは大丈夫なんだよね。駆逐艦と軽巡だけなんとかすれば、向こうに対潜能力あるやつはいないから。海の底からくるくせに水中装備がないっていうのはおかしな話だけど。問題は天龍(ショートランド)だ。彼女は最近こちらに来たばかりで、このなかで一番沈む可能性が高い。さらに言えばうち水雷っ娘もフラタ相手とかになると厳しい。・・・しょうがない、奥の手だけど。
「皆、私に乗ってく?」
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「はっはー!!快速快速ゥ!!」
というわけで本体を召喚し、ショートランドへ帰っています。
「これ、今どのくらいでてるの?」
「60knぐらいかな~。」
「はぁ!?」
「甲板に出るとたぶん危ないよ。」
時々深海棲艦を沈めながら、基地に戻るとそこには・・・。
「ヲッ!」
「提督、ボーキサイトがなくなったのです!」
・・・・・・。
「アルバコアちゃん、いやショートランド泊地臨時司令官、どういうことか説明してもらえる?」
「な、なはは・・・。」
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「一週間ありがとうございました!」
今日はタウイタウイに帰る日。え?ヲ級?報告書を書くように言っておいたから大丈夫じゃないかな?なんでも私達がここに来る前から飼ってたらしく、危険性はほぼないと判断できるので海軍本部からも許可が下りるだろう。そもそも提督が潜水艦だし。お見送りにはこの泊地の5人が来てくれた。アルバコア、電、天龍、任務娘、そしてヲ級。
「またいつか困ったらうちの提督に言ってみて。たぶん、なんとかしてくれると思うから。」
「はい!支援のお手紙くれたときには惚れちゃいそうでした!」
「てはだしたらだめだよ?しりあいをわたしはうしないたくないからね?」
「はいぃぃいい!!!!」
そんな感じでショートランド滞在は終わったのである。
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「提督、報告書なのです。」
「ん。・・・こ、これは!?」
燃料1200
弾丸0
鋼材1230
ボーキサイト0
まことに申し訳ありませんがシリアスはしばらく中断するかも・・・