神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~ 作:雪たまご
ソビエツキー・ソユーズ級・・・全長271.5m、全幅38.92m、満載時排水量64121t、最大速力28kn、主砲50口径40.6cm三連装砲のソ連製戦艦。一番艦「ソビエツキー・ソユーズ」は1943年、二番艦「ソビエツカヤ・ウクライナ」は1944年、三番艦「ソビエツカヤ・ベロルーシヤ」と四番艦「ソビエツカヤ・ロシア」は1945年に竣工している。1960年頃に冷戦の激化に伴いミサイル発射艦へと全艦改装された。
1963年、「ソビエツカヤ・ベロルーシヤ」と「ソビエツカヤ・ウクライナ」が日本の戦艦「神武」によって沈められる。「神武」に搭載されていた電磁波砲の影響による、ミサイル発射塔内での誤爆や56cm砲弾にも数発耐えたが、しかし沈められた。
1964年「ソビエツカヤ・ロシア」が日本の駆逐艦六隻による集中雷撃により轟沈。「ソビエツキー・ソユーズ」も同年、「神武」に中破直前まで追い込むというこれまでにない被害を与えながらも轟沈した。
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深海棲艦に通常兵器は効かない、倒せるのは艦娘のみ。国際的な一般常識だ。これには様々な理由があるが今は割愛させていただこう。
この艦娘、得るためには二つの方法がある。一つは深海棲艦を倒すこと。もう一つは深海棲艦と同時期に現れた妖精さんに造ってもらうことである。だが、この妖精さん、20世紀前半の艦船しか造ってくれないのだ。また、倒された深海棲艦から出現するのも同時期のものばかり。これが意味するのはかつての列強国しか深海棲艦に対する手段を持ち得ないということ、だ。
この事から旧列強国とその他の国により会議が開かれ、旧列強の各々の守備範囲を決めることとなった。
東南アジアは日本、オセアニアは日米合同、南米及びアラスカ以東は米国、アフリカ及びインド辺りまでの西アジアをヨーロッパ諸国。そして東アジアは――――――――ロシアだ。
中国海南省海南島。そこにあるロシア海軍海南泊地にある艦娘姉妹が着任した。
「やったぁ!!これで勝てます!タウイタウイのハーレム提督に勝てます!!」
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タウイタウイ泊地
「日露合同演習?」
「ああ、割と近くにロシアの基地があるんだが、そこから合同演習のお誘いが来たんだ。といっても毎年どちらからともなく誘うんだが。ちなみにあそこはハワイと同じく同じ世界だぞ。」
「へぇ~。あ、これが詳細?」
要約
『久しぶりですジロー。一年前は負けましたが、今年は勝ちます。首を洗って待ってなさい。今年の制限は戦艦4、重巡2、軽巡3、駆逐5、空母2までとします。エリーヌ』
「いつもこんな感じなの?」
「いいや、例年は総排水量で制限していた。だが、向こうも制限されたくないような艦が来たんだろうな。・・・十中八九この戦艦4だと思うが。」
「ふぅーん。で、このエリーヌってのが向こうの提督?」
「ああ、そうだぞ。ブロンドの美人さんなんだが如何せん胸がないのがな・・・残念だ。」
「それ、本人に言ったら駄目だからね?」
「はっはっは!!もう遅い!!」
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演習当日
「じゃあ点呼取ります。あ、旗艦は私ね。じゃあ崇神!」
「・・・はい。」
「金剛さん!」
「いるヨー!」
「比叡!!」
「はい!」
「あたごん!」
「は~い。」
「か、高雄!!」
「はい!!」
「北上さん!!・・・今更だけど軽巡枠で出れるの?」
「はーい。・・・魚雷をたくさん積んだだけの軽巡だから大丈夫・・・たぶん。」
「大井さん!」
「はいっ!」
「やはぎん!」
「はい!」
「第六駆逐隊!」
「「「「は~い!」」」」
「ぜかまし!」
「おぅっ!」
「翔鶴!瑞鶴!」
「「はいっ!」」
「おっさーん?点呼終わったよー!?」
「よし。今回も互いの紹介などは抜きにしてまず出会ったら即戦闘だ。終わったら風呂に入って向こうと一緒に飯だから奮闘しろよ?何か質問は?」
「あの・・・提督?それは食べ放題ですか?」
「そうだ。」
何故だろう・・・翔鶴と赤城さんが重なって見える・・・。
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海南島沖・西沙諸島
ブゥーン・・・!!
「ロシアの国旗を身につけている艦娘を発見しました!11時の方向、距離およそ3km!」
「・・・ん。こっちの探信儀でも発見。・・・艦種不明7人。」
「7人?お互い16人までだから・・・分けたのかな。」
向こうが制限してきたんだし、16人未満ってことはないはず。
「とりあえずその7人を皆で倒そうか。」
「分けないの?」
「分散させないほうがいいかな、と・・・って高速移動体敵艦より発射!?崇神!パルス弾!6・・5・・4・・3・・2・・翔鶴避けて!」
「え?きゃぁ!!」
ドォォオオオオンン!!!
向こうさんの2人から発射された噴進弾。私と崇神の電磁パルス弾によってほとんどが誤爆した。けれど爆発しなかった一発が翔鶴に向かい、翔鶴が避けたにもかかわらず爆発した。いや、避けようとしたら爆発した、かな?
「翔鶴姉!!大丈夫!?」
「ええ、何とか。小破ですんだわ。・・・なんで私が・・・。」
速度はおよそマッハ9、避ける前に爆発したから近接信管あり、爆発の大きさ的に・・・
「スティクスだ。だったらあの2人は・・・」
『向こうも制限されたくないような艦が来たんだろうな。・・・十中八九この戦艦4だと思うが』
スティクス・・・制限されたくない=大きい・・・戦艦4・・・ロシア=ソ連・・・
・・・なんかすごい心当たりがあるんだけど。
「皆、私も向こうさんの正体、わかったかも。翔鶴、第六駆逐隊、愛宕に高雄は交戦したはずだけど・・・ソ連の戦艦といえば?」
はっと思い当たった娘達の表情が険しくなる。
「・・・神武。教えて?」
「・・・ソビエツキー・ソユーズ級だと思う。1950年以前竣工で、噴進弾装備に改装された戦艦4姉妹はあいつらだけだったはず。」
先ほど名前を挙げた娘達以外からは皆中国組(W.W.Ⅲで対中国方面に出撃していた)だから知らないのかちんぷんかんぷんといった感じだ。
「・・・とりあえず戦艦っぽいのと戦おうと思わないで。南方棲戦姫とは比べ物にならないよ。崇神はひたすらパルス弾と電磁波砲撃ってて。他の娘は探信儀とか使えなくなるから各自目測で回避及び砲雷撃!」
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神武たちから5時の方向2km
「あれ?レーダーがおかしいよ?」
「あたしのもだ。駆逐っ娘は使える?え?無理?・・・何か嫌な予感が・・・。」
「とりあえずミサイルをあそこに発射!」
ドォオォオオオオオオオオン!!!!
「きゃぁぁああああ!!??」
「発射塔内で爆発!?・・・ってしまった!気付かれた!!」
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ドォオォオオオオオオオオン・・・!!!!
「神武、5時方向に敵影よ!」
「了解!皆、5時の敵に砲撃開始!!撃ちながら接近!電ちゃんはさっきの7隻を見失わないように!」
ドゴォォオオオオオンン!!
ドゴォォオオオオオンン!!
ドゴォォオオオオオンン!!
向こうの空母から飛んでくる艦載機を撃墜し、砲弾をかわしながら接近していく。しかし・・・
「きゃぁああああ!!!」
後ろからも砲弾が飛んでくるようになって、まず電ちゃんに直撃した。
「もう、駄目なのです・・・。」
電ちゃん、大破。そして暁、雷、大井、矢矧、比叡と大破しないまでも次々に被弾していく。
完璧に前後で挟まれている形だ。・・・ああ、もう!!
「崇神!!皆を守りながらこのまま向かって殲滅!」
「・・・神武!?何を!?」
「私は後ろを片付ける!!」
単身身を翻して後方に向かうと、銀髪の戦艦っぽい姉妹とその他5人。心なしか皆怯えているような気がする。
「また会ったね、ソユーズ、ロシア。」
「ここで会ったが百年目だ。今度こそ勝たせてもらう。」
「・・・7対1で勝てるとでも思っているにょ・・・の?」
「噛んでるし、声と足が震えてるよ?」
「・・・うるさい。」
戦闘開始
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「・・・まったく神武は・・・」
「みぎゃ!?」
「・・・いつもいつも・・・」
「むぎゃ!?」
「・・・人の気も知らないで・・・」
「は、はにゃ~!?」
「ねぇ、大井っち・・・。」
「何?北上さん。」
「あたし達必要なかったよね?」
「ハイパーズは台詞があるだけまだましなのです。アレを見るのです!」
『大丈夫デースよ比叡!例え出番も台詞もなくアルペジオでは金剛型の中で一人だけ存在すら知られていなくても、比叡のことはちゃんとお姉ちゃんはわかってマース!!』
『・・・・・・。』
『あれ?ヒエー?』
「「「・・・・・・。」」」
「・・・あなたで最後。」
「うわーん!!モンスターの妹はやっぱりモンスターだったー!!!そげぷっ!!」
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ソビエツキー・ソユーズ、ソビエツカヤ・ロシアと神武の戦いも決着が付いていた。
「またお前を倒せなかったか・・・。」
「・・・悔しい。」
「勝ったけどこの被害じゃなぁ・・・」
神武中破。ちなみに軽巡及び駆逐艦の末路とは。
回想開始
「食らえ!!」
「駆逐盾!!」
「もぎゃ!?」
「・・・斉射!!」
「軽巡盾!!」
「ふぁっ!?」
回想終了
前々からだがこの戦艦、なかなかに外道である。
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戦闘終了後の食事会は海南泊地で行われた。
「ソ連艦娘がいっぱい・・・!!」
「あの、ジロー?」
「・・・なんだ、エリーヌか。」
「なんだとはなんですか、なんだとは・・・。あの娘達がいて負けるとは思いませんでした。彼女達はいったい何者ですか?」
「ん?ああ、エリーヌはこの世界のことしか知らなかったな。彼女達・・・神武型は世界最恐の戦艦と言われててな、ソビエツカヤ・ロシア以外は神武に沈められているぞ。」
「来年からはあの娘達は禁止で。」
「おいおい、そりゃないだろ。」
「だめったらだめです!!」
「やっほー、ウクライナにベロルーシヤ。お久しぶりー!!」
「「・・・・・・(ガクガクブルブル」」
「あまり妹達を怖がらせないでくれ。」
「ソユーズは怖くないの?」
「怖い・・・が、いつかお前には勝つからな。妹達ほどじゃないさ。」
「ふぅーん。まぁ、いつでも相手になるよ。・・・そういえばウクライナにベロルーシヤ、崇神と応神・・・あ、私の妹ね、が会いたいって言ってたけど、どうする?」
「「い、いえ、結構です!!」」
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ちなみにこの食事会。毎年負けたほうが支払うことになっていて。
「な、なんですかこの額はーーーーーー!!!!!?????」
ソビエツキー・ソユーズ級/燃料・弾薬大和並み。
ちょっとネタがないので更新が途切れるかも。
いったいいつになったら入れるのか・・・。