神武、頑張ります!~ちょっと歴史が違う世界の艦これの艦娘になりました~   作:雪たまご

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前期試験終了しました!

昨日投稿しようと思っていたのですが、艦これに早く入れたのでやってたら投稿できませんでした。

ところで5-4突破したんですが、いいところですね。雷雷戦戦航航だと北ルートで行くのですが、敵は弱いし夜戦開始もないし経験値も高い。道中せいぜい3とか5ぐらいしかダメージ受けてないです。さらにドロップで長波や瑞鳳、卯月といいのがでました。


そういえば今回は本編とは関係ないですよ。


もしもの話。

「俺は未来永劫貴様の艦長だ。つまり貴様が沈まなければ俺は死なない。故に貴様は沈んではならない。分かったな?」

 

 仲間が次々と沈んでいき、心がボロボロになっていく。そんな時、彼に言われたこの言葉。この言葉に私は救われ、彼と共にあろうと決めた。

 

@@@@@@

 

 ズガァァァアアアアン!!!

 

「きゃあっ!?」

 

「満潮!?」

 

 扶桑・山城・最上・時雨・満潮――――――――横須賀史でいう西村艦隊(実際にはもう二隻いるが)はレイテ島に向かっていた。理由は言わずもがなレイテ等周辺に深海棲艦が出現しているとの報告を受けたからである。しかし道中にて敵哨戒部隊に見つかり、これを撃滅したものの、満潮が被弾・大破してしまった。

 

「司令官、満潮が大破しました!」

 

『構わん、行け。』

 

「ですが!!」

 

『撤退など許さぬ。進軍あるのみだ。足手纏いだというのならおいていけ。敵の目もそちらへ集中するだろう。』

 

「くっ・・・!!貴方は!!」

 

『提督が行けって言ってるんだからさっさと行きなよ。しつこいよ?』

 

「神武・・・!!」

 

「もういいわ、時雨。皆、行って。私はここで敵の目を引き付けるわ。それでいいんでしょ?」

 

『ああ。』

 

「でも満潮!!」

 

「こんな泊地に生まれた時点で覚悟はしていたわ。ほら行きなさい。」

 

「・・・!すぐに戻ってくるから!!」

 

 苦虫を噛み潰したような顔をしている扶桑・山城・最上に涙を隠そうともしない時雨を見送った満潮は深く呼吸をする。

 

「さて、駆逐艦の意地を見せてやるわ。」

 

 駆逐艦・満潮は集まった深海棲艦の中へ特攻。同士討ちなどを誘発させ、夜戦まで突入。砲弾・魚雷がなくなり、最後はリ級flagshipの発射直前の主砲に手を突っ込み、内部で爆発・誘爆させて道連れにするという壮絶な最期を遂げた。同士討ち含め戦果はイ級二隻ロ級五隻二級六隻ㇹ級五隻リ級二隻(elite/flagship含む)というものだった。

 

@@@@@@

 

 タウイタウイ泊地司令長官小沢次郎少将。彼はいわゆるブラック提督だ。一隻二隻の大破では撤退などせず、囮戦法―――捨て艦とも呼ばれる―――は当たり前、休む暇など与えない。当然艦娘たちも不満を抱き幾度となく反乱を起こしてきたが、そのたびに鎮められてきた。たった一人の艦娘によって。

 

 その艦娘の名は神武。タウイタウイ氏において最恐で最凶な最強の戦艦。数十もの魚雷をものともせず、その主砲は戦艦・空母でさえもたやすく撃破する。ついたあだ名は『悪魔の戦艦(デビル・バトルシップ)』。

 

 最悪なことにその彼女は小沢を妄信している。小沢の言うことはすべて聞き、小沢には向かうものは許さない。僚艦であろうと命令されれば『処分』するし、死ねと言われれば死ぬのだろう。

 

 規格外の性能と幾多もの敵を屠ってきた戦闘経験、そしてつい先ほどまで味方だったものを容赦なく攻撃できる精神。反乱の主なものは彼女に『処分』され次第に反乱などは起こらなくなっていた。

 

 暗く、ピリピリしていたそんなタウイタウイ泊地。しかし一縷の希望が現れた。

 

@@@@@@

 

 小沢と神武が『補充』をしているときに彼女は現れた。

 

「24分・・・いや24時間か。長い、高速建造だ。」

 

「うん。」

 

 チンっ!!

 

「できたよ・・・あ。」

 

「・・・神武型戦艦二番艦崇神です・・・よろしく。・・・あ。」

 

@@@@@@

 

 崇神。彼女が現れた時泊地内は更なる絶望感に包まれた。神武の妹。一隻でもかなわないのに二隻になられてはどうしようもない。そういう考えが皆のもとにあった。しかし、ある一つの会話により絶望は希望へと変わる。

 

@@@@@@

 

「・・・神武!!何であんな男に従うの!?」

 

「何でって言われてもね・・・」

 

「・・・あんな奴に従うことない!!私たちをただの道具としてしか見ていないあんな下」

 

 バシュッ!!

 

「・・・え?」

 

 神武の電磁波砲から放たれた砲弾が崇神をかすめ、窓から飛んでいった。

 

「それいじょうはいくらすじんでもゆるさないよ?」

 

「・・・神武・・・。」

 

@@@@@@

 

 この会話を聞いていた艦娘によって姉妹が決裂したことが泊地内に知れ渡った。当然自前の探信儀で話を聞いている者がいることに神武は気づいていたが、たとえ妹でも容赦はしないということを伝えたかったのだろうか、真意は明らかではないが何も行動をこの件に関しては起こさなかった。このことが泊地を変える大きな転機となる。

 

 崇神を引き入れた艦娘たちが選んだのは連絡船で本土へ泊地の状況を伝えるというもの。数回ほど連絡船の人間に陳情を述べた手紙を渡したことがあるが、そのたびに連絡船は沈没し、手紙を書いた者、あるいはタイプした者が『処分』されているため、諦められている方法だった。もちろん沈めたのは神武なので、今回は連絡船が本土につくまで崇神が神武に張り付くのだ。

 

@@@@@@

 

 結果からいうと作戦は成功した。手紙は海軍本部に届けられ、秘密裏に憲兵を派遣・調査が行われた。

 

「月刊艦娘のものです。取材よろしいですか?(憲兵隊のものです。これから見せる紙に書いてあることに「はい」なら指を二回、「いいえ」なら一回動かしてください)」

 

「ええ、いいですよ。(トントン)」

 

「いやー助かります。では早速質問なんですけど、これを見てもらえますか?(ここの司令官は囮戦法をしていますか?)」

 

「これは・・・?(トントン)」

 

「これはですね・・・」

 

 といった調査の結果、小沢少将は本土にて軍法会議にかけられることとなった。

 

 

 そして運命の日。

 

 

「憲兵隊のものです!小沢少将、貴方は軍法会議にかけられることになりました!おとなしく来てください!」

 

@@@@@@

 

 タウイタウイ泊地湾出口

 

「すじん、そこをどいて?」

 

「・・・駄目、行かせない。」

 

「これがさいごだよ。そこをどいて?」

 

「・・・。」

 

「・・・そう。」

 

 泊地最高戦力がぶつかる。しかし状況は明らかに崇神が不利だ。まず、性能の差。神武は改三までなっているが崇神は無改造。装甲の厚さ、速度、武装において神武が上だ。戦闘経験も対ソ連戦線にいた神武と対中国戦線にいた崇神とでは開きがある。そして何よりも崇神にはためらいがある。神武の頭や、胸、腹といった部位を狙えないのだ。いや、狙ってはいるのだろう。しかし、無意識にそらしてしまうのだ。

 

 幾度もぶつかれば崇神はボロボロになっていた。そしてとうとう・・・

 

「・・・あっ」

 

「さよなら。」

 

 よろめいたところを神武の主砲が撃ち抜く。それと同時に神武から放たれた幾多もの対艦ミサイル、対潜ミサイルが後方にて支援していた艦娘たちに向かう。艦娘たちがすべてを迎撃し終えたとき、神武の姿はなかった。

 

 

@@@@@@

 

 横須賀鎮守府では今まさに小沢への軍法会議が始められようとしていた。海軍・陸軍の将校たちが周囲に着席し、真ん中の席に小沢が憲兵とともに座る。

 

「それではこれより――――――」

 

 軍法会議が始まる。その時小沢の隣にいた憲兵は彼の呟きを聞いた。

 

「くるぞ。」

 

 ドゴォォォォオオオオン!!!!

 

「な、何事だ!?」

 

 建物の外から爆発音が聞こえる。その音は次第に近づいて・・・

 

 ドゴオォォォォォォオオオオオン!!!!!

 

 突如会議室の壁に大穴があき砲弾が飛び込んでくる。そして大穴に立つ人影がひとつ。

 

「ていとく、むかえにきたよ。」

 

「遅かったな。」

 

 神武だ。入ってきた神武は一瞬で小沢の側に近付くと

 

 グシャリ

 

 憲兵を二人とも吹き飛ばした。そして小沢の手錠を壊す。

 

「いこ?」

 

「・・・そうだな。」

 

「待て!」

 

 立ち去ろうとする二人を一人の将校が止める。山口元帥、横須賀鎮守府の司令官だ。

 

「ここの警備をしていた艦娘がいたはずだ!!」

 

「ああ、あれ?」

 

 外を神武が指差す。そこには倒れふす艦娘たちがいた。

 

「馬鹿な・・・大和まで・・!?」

 

「たかだかすうじゅっせきでわたしをとめられるとおもったの?」

 

 瓦礫に潰された将校や呆然とする山口元帥を置いて、小沢を抱いた神武が行く。そのまま海まで行くと本体を召喚した。

 

 キュイァァァアアアアアアア!!!!!

 

 甲高い音とともに海があふれる。彼女は小沢を抱えたまま自身に乗ると

 

 ドゴォォォオオオオオオンン!!!!!

 

 装備しているありったけの武装を横須賀に行使した。

 

 

@@@@@@

 

 その後の彼らを知るものはいない・・・。




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