オリキャラ枠
<黙雷悟:もくらいさとる>
主人公。転生者。公園で友達との待ち合わせ中、突っ込んできたトラックから少女を守るために犠牲になり転生。転生前の口癖である「もしも」は口には出さずにいるが思考面でかなり影響を与えている。
本人曰く、「元々正義感が強いほうではない」らしくこの突発的な事故がきっかけで色々と自身の情緒が壊れたのかもしれないと考察している。
転生先は木の葉の里の外に捨てられていた赤子。この赤子自体特別な生まれであることは確認できていないが、色々と特殊な身体能力を秘めているため捨てられていたのにも何か事情があるのかもしれない。
外見は白髪に緑色の目、少し不健康に見える白い肌、成長しても中性的な顔立ちは変わらず、声も高め。基本的に顔を面で隠しているので、素顔はほとんど知られていない。人によっては性別を判断できずにいる。
原作知識についてはかなり曖昧。特別漫画を読み込んでいたわけでもなく、アニメもたまに見るぐらいであった。友達に勧められたことがきっかけで、友達の家でNARUTOの漫画を読むようになっていた。最後に読んだ場面は終末の谷でナルトとサスケが対決しお互いにきき腕を無くしたところであり、その後の知識はまったくない。
感知能力、自己治癒能力、幻術耐性があるなどかなり特殊な存在。八門遁甲に稀有な才能を示し、性質変化は土と雷を得意としている。指導者がいる土は実戦レベルで術が使える。将来覚えたい術のある雷に関しては指導者がいないため術はいまいち。
壊滅的なまでに時空間忍術が不得意。これは成長するにつれて悪化しているよう。
また、戦闘センスも元一般人だったためか良い方ではない。そのため、事前に組んでいた作戦や戦術が尽きると、全体的にポンコツになる。
彼の現在の目的は木の葉崩し。ペイン襲来。第四次忍界大戦の被害の軽減である。
<蒼鳥マリエ:あおとりまりえ>
孤児院施設、「蒼い鳥」の院長。年齢は若いがその実力が認められ施設の運営を任されている。元孤児。明るい茶髪でウェーブのかかった長髪。ボンキュッボンである。
普段はおっとり系で眠くなるような声で喋っているが、興奮したりすると口調が荒くなり、声にドスが利くようになる。同期のガイやカカシ曰く「荒い方が本性」
かなりの行き当たりばったりな性格。
元・忍びらしく土遁使いであることが確認されている。彼女の扱う土遁・岩状手腕は拳岩の術と似ているが仕組みや構造が違うらしい。「殴る」という用途は一緒である。
彼女の施設の職員には元々いた孤児院の仲間もいるようで、勝手がわかるためか運営自体はかなり安定している。
好きな食べ物は鶏肉全般。
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原作キャラ枠(オリキャラとの絡み。原作からの変更点などの記載)
<マイト・ガイ>
悟に八門遁甲、剛拳体術を教える師匠枠。マリエ曰く「酒に弱い」
傍からはマリエから頼りにされているように見えてはいるが、本人は悟についての相談事があるまでまったく頼りにされなかったことを地味に気にしている。
<テンテン>
武器指南役。悟の素顔を知る数少ない人物。悟のことは手のかかる弟のよう思っている。実際悟の忍具の扱いの下手さにてがかかっている。歳が違うため悟との絡みが減っていることを気にしている。
<うずまきナルト>
悟の監視が付いているため、イタズラが原作よりマイルドになっている。たまに悟が食事を作りに来てくれるのを楽しみにしている。原作とは変わらずサスケのことはライバル視しているが、どこか自分に似ている所があると感じているのも変わらず。
<うちはサスケ>
悟の影響で、復讐に本格的には囚われてはおらず真実を求め強くなろうとしている。悟の素顔を直接見た数少ない人物だが状況が状況だったため、あまり覚えていない。今のところナルトのことは悟の腰巾着ぐらいにしか思っていない。
<日向ヒナタ>
悟が柔拳の知識を得るために組手をする仲。本人はその意図には気づいてはいない。悟の料理をする姿を見て家事も覚えるように。ナルトとのやり取りは悟が場を無理やり設けるため、少しだが慣れてきてはいる。悟のことは気の許せる女友達だと思っている。
<日向ヒザシ>
原作とは違い、死ではなく失明で争いを回避できた人。悟に柔拳の基礎を教えた。ヒナタとの組手の件は知っているが聞かぬふりをしている。ヒアシの身代わりになったことでの失明が息子のネジに憎しみを植え付ける結果になったことを気にしている。
<はたけカカシ>
マリエの同期。マリエが行動を起こしたため、原作より若干早めに暗部をやめている。軽口で文句はいっているが、本人は嬉しいと思っている。けれどその幸せを自分は得るべきではないと思うのも原作とは変わらず。悟に密かに雷遁の修行を頼まれたが普通に断った。
<うちはイタチ>
原作より精神的にダメージを負った人。悟が只ものではないことに早くから気づいていた。
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おまけ<どこにでもあるありふれた日常>
<彼>の葬式後、慌ただしい生活の流れが正常に戻り始めた頃。<私>は改めて少し前までの日常を振り返る。
自分の友人、黙雷悟が生きていたころを……。
大学4年生になった<私>は、単位も十分に取っていたこともありほとんどを休日のように自堕落に過ごしていた。……やらないといけないことはあるけど、あと回しでもいいし。
そんな私が自室でダラダラと好きな漫画を読みふけっていると、スマフォに通知が届く。友人からのメールか何かだと思い何気なしに画面に目線を移すと意外な人物からであった。
「悟からか……」なんて冷静そうに独り言を呟くが、内心疎遠になっていた幼馴染からの連絡に少しどきどきしていた。落ち着け私。まずは内容の確認だ。
「なになに……。『友達との会話で漫画のNARUTOを全く知らないと言ったら引かれた。もしもこのまま知らないままでいると人生が駄目になる予感がするのです。天音小鳥さんはNARUTOに詳しかったですよね。ぜひご教授頂けると幸いです』……長文すごいなあ。それにかしこまりすぎwww」
まあ、彼の心配性な性格を考えればこの文でも長考の末に送られたものだとわかる。
まあ……好きなことで頼られるのも悪い気がしないし、私はすぐに『OK』とだけ返事をした。
素っ気なさそうにするが、しっかりと私の黒髪が嬉しさを表現するように左右に揺れた。
それからしばらく、彼と連絡を取り合いお互いの自宅の合間にある公園を集合場所にして、私の家で漫画を読んだり、ゲームをしたりする日々が続いた。
高校卒業後ほとんど接点のなかった彼が自分を頼ってくれることに嬉しさを感じつつ、態度ではそれを表現せず、彼にNARUTOの漫画を解説付きでいろいろ教えてあげた。
「ふーん、小鳥の髪型ってこのイタチってキャラに寄せてるんだ。」
「言わなきゃわからないでしょ?好きなキャラの真似すると何て言うんだろう……興奮する?」
「表現やばくないか……。もしも事情知らない人に聞かれたら誤解されるなあ」
「どうでもいいよ~そんな誤解されるとかは。で悟は?推しは見つけた?」
「推しっていうかまあ、気に入ったのはカカシ先生かなあ。カッコイイし、結果はどうあれ自信ありげな態度は俺からしたら良いと思う。」
なーんてそんな日常を春から夏まで続けたある日。
「ふーつっかれた~」と悟が漫画を置き、私の部屋の机に突っ伏す。
「今どの辺まで読んだ―?」
「決着ついて二人で寝てるとこ。」
「終わりまであとちょっとじゃん。今日はもう終わりにする?……時間があるなら、夕飯でも食べてく?それでそのあと最後まで読めばいいんじゃない?」
私が少し勇気を出して彼が家に留まるような提案を出す。
「いや、今日はもう帰るわ、疲れたし。急に夕飯食べるっていっても、おばさんに悪いしなあ。よければまた明後日来るよ。」
と言って彼が帰り支度をし始める。
「ねえ」
私は彼に質問をする
「もしも、NARUTOの漫画、全部読んだらもう……家には来ないの?」
後半少し声が震えてしまった。直ぐにそのことに気が付いて赤くなる顔を彼から背ける。
「……」
沈黙が辛い。あー我ながら女々しいこと言ってしまった。女だけど。
「いや、来るよ」
と簡潔に彼が答える。こんなことで露骨ににやけてしまう自分がバカみたいだ。
「だってNARUTOの漫画の続きがあるんだろ?せっかくならそれも読みたいしなあ」
そうやって彼は言葉を繋ぐ。
……私が期待していた言葉とは違うがまだしばらくこの日常が続くことに喜びながらも表情を律し、私は軽口で彼を見送る。
「あーはいはい。私は都合よく漫画を貸すだけの女ですよーと。それじゃあ帰り道気を付けてなー」
「なんだよそれ……。まあ、じゃあな。漫画読ませてくれるのは本当ありがたいと思ってるから」
なんて彼はお礼を述べながら、私の部屋から出ていった。その後私の母に挨拶して家から彼が出ていく気配を感じながら、私はベッドに顔をうずめる。
「我ながら変な聞き方したな~。ん?」
スマフォに通知が届く。
『なんか機嫌を悪くさせて悪かったな。心当たりないけど、お詫びにこんど公園に集合するときそのままどっか出かけないか?もしも小鳥の予定とかが空いてたらでいいんだけど』
「……ふふ、予定空けてるからいつもお前の相手してるんだっつーの」
そうやって軽口を呟き、簡素にOKと返事をする。
ああ、明後日が楽しみだ。
次回から下忍編だーーーーーー。