目指すは忍ぶ忍者   作:pナッツ

7 / 121
うちわの欲しい季節ですね。


7:雲行きが怪しい(物理)

忍術講座から三日ほどたったある日。公開演習場でテンテンちゃんと遊んでいるとき、俺は周囲の大人たちから「平和条約」「雲の隠れの里」というキーワードを最近耳にするようになっていると感じていた。聞き覚えのない内容に原作の世界とは関係ない出来事かな?と呑気に考えていた俺は忍術の修行を並行して行っていた。

 

「分身の術」はすでに完成しており、マリエさんからはチャクラコントロールが上手だと褒められた。今は影分身の術習得のため変化の術を練習している。変化の術は影分身の術と似た原理らしい。つまりは変化のチャクラの表皮を作成する手順が、分身の術の仮定の一つらしい。変化の術は確か「うずまきナルト」の得意な忍術の一つだったなあ、と思いながら俺は里を気分転換に散歩していた。狐のお面を常につけている俺は割と周囲の大人から気味悪がられている。顔を隠したいなら別のお面をつければいいのかもしれないが、このお面はマリエさんからの誕生日プレゼントでもあって大切にしたいものだ。今思えば狐のお面を扱う屋台とかこの里の者からしたら気のいいものではないのかもしれなかったが・・・。

 

ただお面をつけているだけでこれだ。狐本人の扱いがよりひどいものだというのは考えるにたやすい。俺はまだ見ぬ主人公への同情を思いながら、いつもの公開演習場とは別の公園へと足を運ぶ。・・・ん?少し騒がしいな。

 

「きもいんだよーお前の目え!」 「なんか言えよー!」 「ほらほら泣けよー」

 

・・・いじめか。7人の子ども囲われた女の子。別にここの世界だけと言わないが陰湿なのは見ていて気持ちいいものではない。

俺は声をかけていじめを止めようとする。

 

「ちょっとそこの「うらあーーーーー!」」オレンジの影がいじめっ子たちの一人にドロップキックを決める。スカッとした、いやっそうじゃない!

ドロップキックを決めた少年は、残りの6人に囲まれて袋たたきだ。流石に俺も止めに入る。

 

いじめっ子たちが「なんだこいつ調子に乗りやがって!」と殴る蹴るを繰り返す。そのうち一人の服の襟をつかみ後ろに投げ飛ばす。チャクラを正しく使えるようになってきた俺に、ただの同年代を投げるのなんて造作もないことだ。

 

残りの5人がこちらに顔を向ける。「いじめを見過ごす「でやーー!」俺の言葉を遮りオレンジの少年は、注意のそれた一人に殴りかかりマウントを取る。・・・俺の発言をおとりにするな。俺は無言で残り4人がオレンジの少年の妨害に入らないよう間に入る。どうやら俺の風貌に少しビビっているようだ。けれど、直ぐに俺たちに殴りかかろうとする4人。先頭の子の殴打をしゃがんで避け、後ろに突き飛ばし後続にぶつける。ぶつからなかった1人に勢いをつけ近づき、そのままの投げ飛ばす。コケている3人のうち、一人はオレンジの少年に2人はこちらに向かっている。オレンジの少年はマウントを取っていたいじめっ子を倒し、向かってくる子にタックルを仕掛ける。

 

相手は2人、俺は印を結び術を発動する。俺が二人に増え、ひるむ子どもたち。そのすきに俺たちは各相手に殴りかかる。二人の少年は防護の態勢をとるが片方の俺はすり抜け、もう片方の俺は殴る姿勢をフェイントに相手を背負い投げる。そのまま俺がすりぬけて混乱する子どもに、投げつけて二人を倒した。オレンジの少年も勝ったようで、こちらに視線を向けている。いじめっ子たちは俺たちに敵わないことをさとり、逃げていった。

 

「やあ、大丈夫だっ「すげー!今二人にならなかったか!?」大丈夫そうで良かった!」発言を被せてくる少年に俺は負けじと言い返す。そんなことより、「そこのきm「お前大丈夫か!?」オレンジの少年は最初に囲まれていた少女にかけより寄り添う。・・・もう気にすまい。

「う、うん・・・ありがとう・・ございます」少女はオレンジの少年の手をとり立ち上がった。今更ながらこの二人は俺の知っている人物だろう。

 

オレンジの少年は「うずまきナルト」、最初にいじめられていたのは「日向ヒナタ」。確かこの二人は将来結婚するんだっけか?原作最終巻は途中までしか読んでないから、正確に覚えていない・・・。

ナルトの笑顔に、赤面するヒナタ。俺はお邪魔っぽいし、ここは一度退散「ヒナタ様!!」あわてた声がする方に目を向けると恐らく日向の者と思われる女性がいた。

 

「ご無事で・・・!?」・・・いじめられてボロボロのヒナタに取り囲む少年2人・・・あっ。瞬間俺とナルトは打撃を受けて吹き飛ばされ植え込みに突っ込んだ。ヒナタが「ち、ちがうの!」と訂正しようとしていたが気が付いたときには女に連れられその場から消えてしまっていた。

 

 

・・・俺はあまり運がいい方ではないのかもしれない。そう思いながら植え込みから脱出し、ナルトに手を貸す。「いてて、なんだってばよ~」と言いながら出てきたナルトは俺に目を向ける。「なんでお面なんてつけてるんだ?」と問われたので「恥ずかしいから」と簡潔に答える。ナルトは納得できていない表情だったが、とりあえず俺は自己紹介をする。「私は黙雷悟。いじめから助けたのに災難だったね。」というと「俺は!うずまきナルト!・・・あの姉ちゃんも俺のこと怖い目で見てたなあ・・・」と言った。

 

怖い目・・・確かに俺たち二人を見た日向の女性の目つきは、子ども相手にしては鋭く、打撃も割と3歳の子ども相手にしては容赦がない威力だ。九尾の人柱力に、狐のお面の少年。この里の人物からしたら不幸の象徴(俺はついでだが)みたいな二人である。納得してしまっている自分がいる。まあ、過ぎたことはしょうがない。俺は打撃に反応して防御姿勢をとれたし、ナルトはタフなようでもう平気そうだしな。

 

「とりあえず「なあなあなあ!!」だあああ!発言を被せんなあ!!」「おお、ごめんだってばよ・・・」いかんいかん。相手は3歳の子どもだ落ち着け。

 

「とり」・・・・よし黙っているな。「とりあえずお互いひどいケガはしていないようだし、どうする?」俺はナルトに聞く。「俺は今日はもうへとへとだってばよ・・・。」流石疲れているようだ。

 

「ならまた今度、会えたら一緒に遊ぼうか?」俺の提案にナルトは一瞬笑顔を見せたが「へっ!いいぜ!俺が遊んでやるってばよ!」と強がりを見せその場から去っていった。少し離れてからこっちを見て、すぐ走って帰っていった。・・・この頃はまだ激しい悪戯をするほどの承認欲求はないようだ。まだ周囲の悪意、いや敵意か。それにしっかり気づいていない分擦れていない。ただ、今でも尾を引く九尾事件は里に影響を色濃く残し、ナルトはその「責任」をこれから無理やりその背に乗せられ、傷つく。少なくとも事情を把握している数少ない人物に自分が含まれる以上友達ぐらいにはなって気持ちを少しでも和らげてあげられるだろう。

 

少なくとも彼はいじめられているヒナタを助けるため、不利な状況に突っ込めるぐらい良いやつだ。理不尽につらい目にあって欲しくない。・・・そういえば確かヒナタって幼少のころ攫われるんじゃなかったけか?正確な時期は覚えていないが、相手は雲隠れ・・・。時期は近いのかもしれないな。そんな身近な理不尽に俺はまだまだ無力だ。そういえばヒナタがさらわれた結果「日向ネジ」がグレるんだったか?・・・・いやだから俺は無力だ、考えるだけ無駄。今日はうちはサスケと会う予定だし、素直にうちは居住区に向かおう。俺は自分が関わるレベルではないことを自分に言い聞かせてながらうちはの居住区へと向かった。

 

~~~~~~~~~

 

 

はい、着きましたうちは居住区。時間は現在午後3時ほど。ここは里の中央から離れているため、来るのに時間がかかるが仕方ない。そんなことより、サスケやイタチさんの家ってどこだろうか?・・・とりあえず練り歩くか。

 

うちは居住区はやはりうちはの人間が多い。俺があからさまに外部の人間であり、狐のお面のを被っているのも相まって視線を良く感じる。あまり気にしないように、俺が散歩を続けていると美味しそうな煎餅屋が目に入る。おやつの時間も近いしちょうど良いと思い俺は煎餅屋で煎餅を買おうと店主に声をかける。

 

「すみません、煎餅を二つ欲しいのですが・・・」店主の男の人は「あいよ」といいこちらを振り返る。俺のお面を見ると一瞬顔を歪ませるが、それでも平静に煎餅を売ってくれた。煎餅の袋を受け取り店先から離れようとしたとき「嬢ちゃん」と店主に声を掛けられる。「あ、あの私、男です」と訂正を含めながら店主に目線を送ると「おお悪いなあ、声がかわいいもんで勘違いしてしまった。お詫びに一枚おまけしてあげよう。」といい追加で煎餅を一枚もらった。

 

「それで何かようですか?」と俺が聞くと「実はうちの女房が時間になっても帰ってこなくてな、見かけたらでいいんだが俺が待っていると伝えてくれないか?」どうせどっかで世間話をしてるんだろうと付け足しあきれた様子でと頼まれた。俺は「わかりました」と答え店主の奥さんの人相を聞き店を後にした。

 

そんなこんなで、煎餅を一枚、細かく割りお面の下の隙間から入れて食べ歩き続けること10分ほど。目当ての人物である煎餅屋の奥さんが世間話をしているのを見つけた。

世間話の相手は黒髪ロングの女性のようだ。・・・さて見つけたはいいがどう話しかけようか。俺が少し考えていると黒髪ロングの女性がこちらに気づき声を掛けてきた。

 

「ちょっとそこのお面の君、あなたこのまえうちのサスケを訪ねに来てくれた子じゃない?」と言われ相手が誰なのか察した。おそらくイタチさんとサスケの母親か。イタチさんが訳を話していたんだろう。俺は「そうです」と肯定を返し、二人に近づく。「自分は黙雷悟と言います。サスケ君と・・・その友達になりたくて」・・・若干恥ずかしいが事実だ。俺がそれを伝えると「あらやっぱり?イタチが貴方のことをサスケに話してて、ピンと来たの!サスケも同年代の友達が少ないから貴方とあってみたいと言ってたわ。」なるほど拒絶はされてなくて安心だ。俺は「良かったです」と返し、サスケの母親と話していた煎餅屋の奥さんに煎餅の袋を見せながら「旦那さんが帰ってきて欲しいっていってました」と伝えると「あらやだ、もうそんな時間?ありがとうね嬢ちゃん!」と言って軽くサスケの母親と別れの挨拶をしたのち、小走りで帰っていった。

 

「あら、貴方女の子なの?」と聞かれたが「男です・・・」と返し、サスケのいる家へと軽く話しながら案内してもらった。

 

~~~~~~~~~~

 

 

ついてみるとまず家、もとい屋敷の広さに驚いた。流石警備隊の隊長だったか?稼ぎはいいのかも。なんて尻込みしているとサスケの母親、名前を「うちはミコト」というそうだが、そのミコトさんに手招きされ「どうぞ、あがってちょうだい」と促される。俺はその言葉に従い玄関を通り、靴を脱いだ。ミコトさんは「サスケなら庭で遊んでると思うから、先に会ってきてちょうだい。私はあとでお茶でも持っていくわ」といい廊下の奥に消えた。俺は屋敷の外周から見た庭があるであろう方角に歩みを進めると狙い通り庭の縁側に出る事ができた。

 

そこでは一人の少年が、庭に置かれたまとめ掛け木製の手裏剣を投げていた。俺はその様子を少し眺めていると相手がこちらに気づいた。「おわ!?誰!?」と真っ当な反応を頂いたがすぐに「君が俺と友達になりたいお面の子!?」ときらめく眼で問い詰めてきた。俺は少し圧倒されたが「そうです。私は黙雷悟といいます。よろしくお願いしますね?」と返答をする。俺はサスケ君の持つ木製の手裏剣に目線を移し「修行中ですか?」と聞くと「そうなんだ!兄さんのようになりたくて頑張ってるんだけど中々うまくいかなくて」と少し照れながら答えてくれた。

 

なるほど忍者と言えば手裏剣。俺はまだ手裏剣やクナイといった忍びの武器には縁がない。「ちょっと私も手裏剣投げて見ていい?」と聞くと「いいよ!」と手持ちの半分ほどを手渡してくれた。サスケ君の隣に立ち、一度投げてみる。

俺は恰好だけかっこつけて投げたが離すタイミングが遅すぎて地面に突き刺さる。・・・そもそもオーバースロー、野球ボールの投げ方でいいはずなかった。サスケ君は少し吹きだしてたが、俺のとなりで「少し見てて」といって手裏剣を構える。横に手を薙ぎ払うように投げ見事的に当てて見せた。

 

思わず「すごい・・・」と俺がもらすとサスケ君はえへへと鼻をこすりながら照れた。「でもまだ兄さんみたいに真ん中にはちゃんと当てられないんだ」と少し悔しそうにいうサスケ君に俺は「そう?十分上手だよ。でも地面に当てるのは私の方が上手だから」と冗談をいいながら手裏剣を構える。サスケ君は冗談に「なにそれ」と笑顔を見せてくれた。普段言わない冗談が受け満足な俺は先ほどのサスケ君のモーションを真似て再度投擲。手裏剣は的のすぐ横に着弾した。惜しいな。

 

「惜しい!」とサスケ君が声を上げて、俺に手裏剣の投げ方をレクチャーしてくれた。・・・こんなにいい子が、あんな酷い目に・・・。ふと俺の意識がそれると手裏剣はあらぬ方向に飛んでいき庭の外壁を超えてしまった。「おわ!?ごめん!」と俺が謝るとサスケ君は「いいよ、俺がとってきてあげるから練習してて」といって走って縁側へとのぼり、玄関へと向かった。一人残された俺に「サスケ、楽しそうね」とミコトさんが声をかける。

 

「お茶を入れたからこっちに来て」と誘われたので「ありがとうございます。」といい縁側に上がる。外壁の外側にサスケ君の気配を感じたので「見つかりそー?」と大きめの声で声をかけると「あったあった、すぐ戻るよ」と返事が返ってきた。戻ってきたサスケ君はミコトさんからお茶を受け取ると一緒に縁側に座った。「そうだ、私煎餅買ってきたから一緒に食べよ」と言って煎餅を袋から出す。サスケ君は「テヤキさんとこの煎餅だ!」といって喜んでくれた。サスケ君が煎餅にがっつき、お茶で流し込んでいる隣で、俺もお茶を飲む。その様子を見ながらミコトさんは「サスケ、お礼を言いなさい」と少しきつめの口調でいいサスケ君はあわてて「ごめん、ありがとう」と俺に言ってくれた。

 

和やかな雰囲気に俺は「どういたしまして。」と答えながらも笑顔になっていた。しばらく休憩をした後で、再度二人での練習に励んだ。流石にちょっとやそっとでは旨くはならず的に当たるかどうかは五分五分だ。一方でサスケ君は的に当てるか中央に当てるかの五分五分である。すごいと褒めると兄さんはもっとすごいと、兄の自慢がすかさず入ってくる。「兄さんは一度に沢山投げて別々の的の中心に当てるんだ!」と現在の俺の価値観からしたら人間業を超えているような内容に流石に驚く。兄がすごいと伝わり、サスケ君も嬉しそうだ。その後しばらく午後5時くらいまで二人で遊びながら、サスケ君のイタチさんの自慢話に付き合っていると人の気配を感じた。

 

その方向、縁側に目を向けると男性が一人たたずんでいた。俺はその人を認識すると気配のなさに少しビクッとしてしまい、その反応にサスケ君が気づき縁側の人物に気づいた。「父さん!お帰り、今日は早いんだね!」と言う。なるほど彼はサスケの父親、たしか名前は「フガク」さんだったっけ?俺は「お邪魔してます、サスケ君の友達の黙雷悟と言います。」と言い頭を下げる。フガクさんは「ああ、俺はサスケの父、フガクだ」と言いながら俺を少し見定めるように見ている。?俺は何かしたか?と思いながらもフガクさんの目線の意図はいつものお面が原因だろうと思い気にしないように努めた。

 

俺の悪い癖だが、感情、特に焦ったりとか強者に対しての恐怖が表に出やすいようだ。フガクさんに対してもその恐怖の一端を感じてはいるものの、マリエさんが時々遊びで与えてくる謎のプレッシャーのおかげか今回は何とか平静を保てている。務めて平静を装う俺にフガクさんは「そろそろいい時間だ、親御さんも心配するだろうし帰るときは気を付けなさい」といい奥の部屋に移動していった。思わずふーっとため息をついた俺にサスケ君が「疲れた?」と聞いてきたので「少しね、サスケ君のお父さんの言う通りそろそろ帰るよ」と返した。サスケ君は少し残念そうにするが「また、また一緒に修行しよう!」と言ってくれた。もちろん返事はYesだ。

 

俺は帰り支度をし、玄関へとサスケ君と共に向かう。その途中、サスケ君が「ちょっと厠に行くから待ってて」といい俺は廊下の中途半端な位置で待たされた。その時、フガクさんとミコトさんの会話が不意に聞こえた。

 

「雲隠れとの平和条約は来週に取り決められるそうだ。雷影もその時にお越しになる。今日はその当日の警備ルートの下見をしてきた。」

 

「あら、そうなの?何事もなく条約が結ばれればいいのだけど・・・」

 

「・・・どうだろうな」

 

 

・・・来週か。俺が少し考え事をしていると戻ってきたサスケ君が声を掛けてくれる。そのまま二人で玄関まで来ると、ミコトさんが袋を持ってきて「お煎餅をサスケにくれたお礼にこれでも持って行って」とその袋を手渡された。中身はどうやらトマトだ。俺は「ありがとうございます。」とお礼を言い、玄関から外に出る。玄関ではミコトさんとサスケ君が見送りに手を振っている。俺は軽く手を振り返し、家路へとつく。いただいたトマトは冷やして、今日の夕食のサラダにでも入れようかな、と考えながら俺は夕日に照らされた里を駆けた。

 

~~~~~~~~

 

夜、何時ものようにマリエさんの部屋で忍術を習得しようとする俺。今は変化の術を練習している。マリエさんに変化しようとイメージとチャクラを練っていると、不意にマリエさんに声を掛けられる。

 

「悟ちゃん?」それに俺は「どうかしました?」と修行の片手間に生返事を返すとマリエさんはこちらをじっと見つめてきた。すると「何時までに影分身を習得したいの?」と聞かれた。続けて「ちょっと焦ってるみたいだからね~」と言われ俺は苦笑いを返す。「いや~それは~」と返事を濁しているとマリエさんは真剣な表情になっていた。敵わないなあ・・・。

 

 

「例えばですけど」「なあに?」「遥か格上に対して隙を作るとしたら、影分身て便利じゃないですか?」「そうねえ、誘導に情報収集、囮に何でもござれが影分身のいい所ね、影分身を見破るのは変化の術より困難だわ」

「ですよね、流石影分身!」「・・・それで何時までに習得したいの?」

 

 

 

 

 

「一週間後には」マリエさんに変化をした俺は、同じ真剣な表情で答えを返した。

 

 

 




主人公は無茶をしてこそ主人公。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。