白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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今回は敵サイドのお話しです


鬼械神(デウスマキナ)2

 

 

                     ◇ ◇ ◇

 

 

その頃ウィザードの飛行船では

一羽のビグロがドレギアスの元へやって来ていた

 

(ドレギアス)

(これは兄さんのビグロ…)

 

ビグロは船室に備え付けられた止まり枝に降りて銀髪のハンサムな青年の顔を映し出した

 

(ドレギアス)

「これは閣下」

 

(銀髪の青年)

「いや、今はプライベートだ、素顔でいいぞ」

 

ドレギアスがその言葉に応えて(かぶと)を脱ぐとその中から現れたのは金髪の似合う美しい女性だった

 

(ドレギアス→金髪の女性)

「兄さん…」

 

(銀髪の青年)

「バランドールではご苦労だったカーラ、その活躍のおかげでまた一歩私の望みに近づいたよ」

 

(金髪の女性→カーラ)

「いいえ、兄さんの喜ぶことなら私も嬉しいもの」

 

(銀髪の青年)

「だがその活躍が見事なのは確かだな」

 

(銀髪の青年)

「アスヴァーンの能力を持つ姫を手に入れバランドールとフォーリアのトップを殺して和平を潰したのだからな」

 

(カーラ)

「え…、国王を殺したのは影の…」

 

(銀髪の青年)

「シスタードール」

 

その言葉と共にカーラの眼から意思の光が消え虚ろな表情になる

 

(銀髪の青年)

「バランドール襲撃に参加したドレギアスはお前一人だけだ、お前がドレギアスになってバランドール襲撃の全てをやった」

 

(カーラ)

「わたしが…、やった…」

 

(銀髪の青年)

「バランドールとフォーリアのトップを殺したのはお前だ、私のためによく働いてくれて嬉しい」

 

(カーラ)

「うふふ…」

 

虚ろな表情のまま嬉しそうに笑うカーラ

 

(銀髪の青年)

「これからも私のために働いてくれよ」

 

(カーラ)

「はい…、兄さん…」

 

(銀髪の青年)

「メモリーハート」

 

カーラは今夢から覚めたかのようなきょとんとした表情になる

 

(カーラ)

「あ…あれ。わたし?」

 

(銀髪の青年)

「どうしたんだカーラ、ぼーっとして」

 

(カーラ)

「え…、何でもありません兄さん」

 

(銀髪の青年)

「さて、よほど愚かでもない限り姫の位置を掴んで救出隊を出すはずだ」

 

(銀髪の青年)

「そうなると必ずノルディア坑道を抜けてくるはずだ」

 

(カーラ)

「確かに他に道がありません」

 

(銀髪の青年)

「そこでお前は姫を救出に来るやつらをノルディア坑道で歓迎してやれ」

 

(カーラ)

「私一人でですか?」

 

(銀髪)

「なに、黒騎士を使えばお釣りがこよう」

 

(カーラ)

「わかりました兄さん」

 

(カーラ)

(それにバランドールとフォーリアを戦争に引き戻すような真似をした私にはもう戻れない)

 

カーラは銀髪の青年の目論見通りに踊らされていた

 

そしてカーラはドレギアスに戻って指示を出す

 

(ドレギアス)

「私はこれからノルディア坑道へ向かう、お前達はアルバナへ向かえ」

 

(ベルシタン)

「いったいどうなされたのですか?」

 

(ドレギアス)

「姫を取り戻そうと迫ってくる者達へ少々挨拶をしようと思ってな」

 

(ベルシタン)

「確かに坑道を通る以外に道はありませぬし、山越えをするとも思えませんしな」

 

(ドレギアス)

「そういうことだ、挨拶した後は黒騎士で合流するしお前達は普通に補給と情報収集をしていればいい」

 

(ベルシタン)

「ははあ、承知いたしましたドレギアス閣下」




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(作者)
「今回登場した金髪の女性は重要キャラの一人だったりするんだけど…」

(レティシア)
「見事に操られておるの」

(作者)
「この女性の設定については公式で一通り見た限りではおかしなとこだらけでして」

(レティラ)
「そんなにおかしなとこだらけなの」

(作者)
「原作ゲームで出てきた女性の妹にしてもただ単に彼女の妹としか出ていないくらいでかなり継ぎ接ぎだらけというかでたらめな設定になってて…」

(レティシア)
「公式資料の奥の奥まで漁ればどうだかわからぬが確かに普通に確認出来る資料においては小説のような作品での扱いに困るほどでたらめな設定になっておるの」

(作者)
「なので原作ゲームの展開に合わせて適当に独自設定をつぎ足す形で補完することにしました」

(作者)
「それじゃ、また次回お会いしましょう」
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