白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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ノルディア坑道でのダンジョンアタックのお話しです


鬼械神(デウスマキナ)3

 

 

                   ◇ ◇ ◇

 

 

そして翌日、レナード達はベストコンディションでノルディア廃鉱に挑もうとしていた

 

(エルドア)

「気をつけることだな、ここには様々な魔物が住みついてると聞く」

 

(エルドア)

「噂ではドラゴンもいると聞いている」

 

(レナード)

「ま…まっさかぁ、いくらなんでもドラゴンなんて…」

 

(賢士)

《何をドラゴンの噂ぐらいでびびっておるのだ?》

 

(レティシア)

《いや、普通ドラゴンがいるって聞いたらびびるよ》

 

(賢士)

《そんなものか、妾の友の一人がドラゴンの王だったりするが怖くはなかったぞ》

 

(レティシア)

《ははは…》

 

賢士の非常識さほ聞いて内心苦笑いするしかないレティシアだった

 

(レティシア)

(あたしが表の時にレティちゃんの声が聞こえるのはあたしだけで良かったのかもしんない)

 

とレティシアが内心冷や汗をかいてる間にも話しは進む

 

(ユウリ)

「でもそういう噂もあって鉱山としてはもう機能してないって話しも聞いたことあるんだけど」

 

(レナード)

「それにしては…、何か整備されてるような感じがするな」

 

(エルドア)

「バランドールは東と西が平原に囲まれており北と南は海に囲まれている」

 

(エルドア)

「それぞれの恵みだけで十分に暮らしてゆけるし鉱物など他に必要なものがあればアルバナやグリードと交易すればいい」

 

(エルドア)

「そうなると魔物の恐怖に晒されながら鉱石を掘るものなどいなくなる」

 

(エルドア)

「鉱山として機能していない直接の理由はそんなところだろう」

 

(レナード)

「じゃあこの整備されている感じは?」

 

(エルドア)

「それはバランドールの方で巡回して維持しているからだろう」

 

(エルドア)

「何しろこの坑道がなくなってはアルバナと結ぶ陸路がなくなるので交易相手が減り大ダメージを受けることになる、国の方で維持したがるのも無理はないということだ」

 

(レナード)

「そう言ってる間にお客さんが来たようだぜ」

 

(レティシア)

「蜘蛛だね」

 

(ユウリ)

「い…、いやー!、蜘蛛いやー!」

 

蜘蛛と聞いてユウリが顔を引きつらせて悲鳴を上げる

 

(レナード)

「そーいやユウリのやつ蜘蛛とかゴキブリとかカサカサしたやつが苦手だったな」

 

戦闘になったし判断してレティシアの眼が緋色になり賢士が表に出る

 

(賢士)

「やれやれしょうがないのう、水っぽい色からしてこれでいけよう、バーストクロス」

 

的確にでかい蜘蛛5匹を射抜いて燃やすがすぐにあちこちから蜘蛛が湧いて出てくる

 

(レナード)

「これじゃきりがないぞ」

 

(賢士)

「しゃあないのう、エルドア一つでかいの頼むぞ」

 

(エルドア)

「こんな閉鎖空間でか?」

 

(賢士)

「妾が守る」

 

(エルドア)

「レティシア殿…、信じてますぞ」

 

(エルドア)

「サークル・フレイム・サークル・フレア・火の精霊王来たりて焦熱の破壊をもたらせ」

 

エルドアの魔法剣円陣加速の複数の魔法陣が光りエルドアを中心に巨大な魔法陣が展開される

 

(賢士)

「アウトフレア・アウトフレイム・シールシール・ブロックサークル」

 

賢士の呪文に応えて賢士を中心に全員を包み込むように青い光りの魔法陣が展開される

 

(エルドア)

紅蓮紅円陣(クリムゾンフレア)

 

(賢士)

炎気遮断陣(フレアアウト)

 

見渡す限り一面が赤に染まる中でレナード達のいるあたりだけが青い光りに包まれて何事もなくすんでいた

 

やがて炎が収まって回りを見てみると岩盤が少しばかり溶けていた、無論のことながら蜘蛛なんてかけらも気配を感じることはなかった

 

(ユウリ)

「が…、岩盤が溶けるなんてどんだけとんでもないのよ」

 

(レナード)

「岩盤が溶ける程の広域魔法にそれを完全に遮断する魔法、どっちもレベルが違いすぎるな」

 

その後坑道の中を進んでいくとユウリが騒いだ時ほどではないがまた蜘蛛が出てきたり、でかくて黄色いトカゲのようなものとか、こういった洞窟にはつきもののコウモリとか、後は炎の(かたまり)みたいなものも出てきた

 

(レナード)

「あの炎の塊みたいなのは何なんだろ?」

 

(賢士)

「あれは火の精霊であろう」

 

(レナード)

「火の精霊…ってもしかしてさっきのものすごい魔法のせいで?」

 

(賢士)

「違う違う、恐らくはこの坑道の奥深くに潜む桁違いの魔物の瘴気(しょうき)に当てられて自然の(ことわり)から外れることによって狂化してモンスターとなったものであろう」

 

(賢士)

「坑道の奥にドラゴンがいるという噂は噂ですまぬかもしれぬのう、それもいるとすれば火竜に間違いなかろう」

 

(賢士)

「もっともこっちから会いに行く道理はないがの」

 

色々とあったがもうすぐでアルバナ側へ抜けようかという時に出口の方に人影が見えた

 

(???)

「また会ったな」




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティシア)
「今回はノルディア坑道からお届けすることになるの」

(レティラ)
「それにしても蜘蛛だらけだったね」

(レティシア)
「本来ならトカゲとかももう少し出てきてもよさそうなものだがの」

(作者)
「女の子らしい弱点がついてるこの作品のユウリは間違ってもオンラインクエストの蜘蛛百匹退治に放り込んじゃだめだね」

(レティシア)
「そんなことすればユウリが発狂するぞ」

(レティラ)
「いじめちゃだめだよ」

(作者)
「しないしない」

(レティシア)
「さて本題だが今回紹介するスキルは二つだの」

(作者)
「まずは紅蓮紅円陣だね」

(レティシア)
「原作ゲームでもクリムゾンフレアという名前で出ておる広範囲型上級攻撃呪文だの」

(作者)
「原作ゲームでもかなり派手な魔法であまり違いがあるとは思えないね」

(レティラ)
「でもゲームだと場所を選ばずにぽんぽん使えるのが怖いよね」

(レティシア)
「そんな(なれ)に安心を届けるのが妾のオリジナルスキルである炎気遮断陣よ」

(作者)
「原作ゲームの防御用精霊魔法であるGフレイムバリアとは比べ物にならないほどの防御性能で火の属性による力の一切が炎気遮断陣の結界をこえることが出来ないと言うからすごいことだね」

(レティシア)
「属性特化ではあるがその遮断性能の高さにおいては硬月世界の遥かに遠き理想郷(アヴァロン)に次いで高いと自負しておるぞ」

(作者)
「本文であれだけの遮断性能を見せられたら納得の一つも出来る言葉だね」

(レティラ)
「そろそろ時間じゃないかな」

(作者)
「そうだね、それじゃ、また次回王位しましょう」
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