白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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今回も次の章への繋ぎの話しだよ

シズナ姫とレンが非戦闘NPCとして参加確定

思いっきり原作ブレイクです、ほんとにありがとうございました


気械神(デウスマキナ)15

 

 

                   ◇ ◇ ◇

 

 

賢士はガマローネ商会の工作室に入ってから数時間で出てきた

 

ユウリが「色々と聞かせて欲しいと」詰め寄ったが「どうせならみんなが起きてから話した方が良かろう」と言ってシズナ姫もそれでいいと言ったのでレンとレナードを起こしてから話を聞くことになった

 

そして翌日、賢士が調合した薬を定着させるために一晩寝かせた薬を持ってきた

 

(ユウリ)

「これがレナード達を起こすことの出来る薬なの、すごくきれい」

 

賢士の用意した二本のビンに入っるのは透明でキラキラと少し眩しいくらいに輝く神秘的な液体だった

 

(賢士)

「復活の神薬とやらでも起きる可能性はあったがとても貴重な薬ですぐには用意出来ないそうでな」

 

(賢士)

「代わりに妾の独自の調合を施したエリクサーを触媒にして特殊な術式で起こすことにしたぞ」

 

そう言って一度薬をしまってから重力魔法系の重量操作(ウェイトコントロール)を使って眠り続ける二人を予め商会から借りて魔法陣を書いている部屋へ運び込んだ

 

みんなまったく知らない未知の魔法である重量操作に驚いて色々と聞いてきたが「妾は元々この世界の存在ではない故にこの世界では知られておらぬ魔法にも通じておるだけよ」といって結局は詳しいことは教えなかった

 

そして部屋の中央に書かれた魔法陣にレナードとレンを寝かせて薬を一口ずつ口に含ませる

 

その後で魔法陣の中央に立ってくるりと一回回りながら両手に持ったビンの薬を魔法陣に沿って振り撒く

 

その様子は舞のように華麗でビンの角度とか遠心力とかが計算され尽されてるかのように魔法陣の外円にピッタリと重なっていた

 

(賢士)

「妾は望む 秘薬を対価とし命の炎を燃やすことを

フェニックスアルケミー」

 

魔法陣が輝き眠り続ける二人と賢士を隠す

 

光が収まるとそこにはやりきった表情の賢士と眠り続ける二人がいた

 

(ユウリ)

「これで二人とも目が覚めるの?」

 

(賢士)

「疲労も消耗も全て回復したからの、今はただ寝ているだけであろう」

 

(カーラ)

「確かに、レンの顔色も随分と良くなっているな」

 

描写こそはしていなかったがレナードと違ってレンの方は随分と顔色が青白くなっていてまずい状態になっていた

 

そして賢士はレティシアと交代して裏に引っこみ他の女性陣は二人が目を覚ますまで部屋に残った

 

二人は昼遅くになってから目を覚まし夕食を食べてから宿泊部屋に集まった

 

(賢士)

「さて一番気になっておることと言えば」

 

(レナード)

「そりゃ当然…」

 

(ユウリ)

「どうやって助かったのかよ、それもレンさんも一緒に」

 

(賢士)

「だろうのう、話すからそう興奮するでない」

 

(賢士)

「妾はあの時まずアドベントカードの力場から強制的にレンを転移させようとしたのだがな」

 

(賢士)

「力場の影響なのか転移で力場から出すことに失敗しての」

 

(賢士)

「それで妾の方がレンのいる場所へ転移で飛び込むことにしたのよ」

 

(ユウリ)

「なんでそんな危険なことになってるのよ」

 

(賢士)

「転移の術式は他人を中心にして使うよりも自分自身を中心に使った方が容易く使えるし格段に強力になるのよ」

 

(賢士)

「だからこそ自分自身を中心にして使えば力場の影響があろうと必ず成功するとの自信があった」

 

(エルドア)

「だからこそ無茶をしたということか」

 

(ユウリ)

「もうそんな無茶はしないでよね、レティシアに何かあったらなんて考えたくもないんだから」

 

(レナード)

「そうだぞ、あまり心配させるなよ」

 

(賢士)

「レナードにだけはそんなこと言われたくないのう」

 

(レナード)

「そりゃどういう意味だ?」

 

(賢士)

「白騎士のブーストモードを使いおったからに決まっておろうが」

 

(エルドア)

「やはりあれはブーストモードだったか、今は封印されていたはずだが」

 

(レナード)

「そのブーストモードって何なんだ?」

 

(賢士)

「白騎士の全ての能力を底上げするリミッター解除の類のことよ、それだけに契約者にかかる負担が生半可ではないがの」

 

(賢士)

「レナードが眠り続けたのは間違いなくブーストモードのせいであろうからな」

 

(ユウリ)

「そんなに危険なんだ」

 

少々頬を引きつらせて引き気味に呟く

 

(賢士)

「前契約者のワイルドがこれのせいで寿命が縮んでおったとしても驚きはせぬぞ」

 

(ユウリ)

「レナード、もう使っちゃだめだからね」

 

(シズナ)

「私からもお願いします」

 

(レナード)

「ああ、わかった」

 

レナードは二人の勢いに押されてついつい素直に返事をする

 

(賢士)

「それはともかくとしてだ、自分自身を中心に転移を連続してレンと共に遺跡の入り口まで着いたのはよいがアドベントカードの力場に随分と命の力そのものを吸い出されてしまっての、気功による自己回復を促すのが精一杯でそのまま倒れてしまったわけよ」

 

(カーラ)

「それを私達が回収したと」

 

(賢士)

「そうなるの」

 

(エルドア)

「それにしても色々と私達の知らない魔法とかを使っていたがそれらもファングのようにこの世界にはない能力なのか」

 

(賢士)

「そうなるの、この世界では伝統的な技能ばかりで進歩がないが違う世界では能力のある者は自分の技術を開発しておったからの」

 

(賢士)

「気功はともかくとしてもファングのような機械巨人や錬金術といったものはこの世界には存在せぬであろうな」

 

(カーラ)

「確かにな、酒場でもそういった話しは聞いたこともないしな」

 

(レン)

「酒場か、みんな心配してるだろうな」

 

(カーラ)

「とはいえ今は戻るわけにはいかんな」

 

(レン)

「そうなの?」

 

(カーラ)

「ああ、ウィザードにいいようにされたからな、やつらを何とかするまで安心して預けることが出来なくなったな」

 

(エルドア)

「そうか、そういう問題もあったな」

 

(賢士)

「丁度良いからこれからの予定を話しておくか」

 

(カーラ)

「その前にきちんと紹介しておくよ、この娘が私の妹のレンだ」

 

(レン)

「話しを聞いたところ皆さんには大変お世話になったみたいでありがとうございます、レンと言います」

 

その笑顔は眩しいくらいでカーラが大切に思うのもわかる気がした




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティラ)
「今回は結構内容盛り沢山かな」

(レティシア)
「それはやってみねばわからぬのう」

(作者)
「まず最初は重量操作魔法かな」

(レティシア)
「これはゼロ魔とかファンタジー系でよくあるレビテーションのようなものと思えば良いの」

(レティラ)
「リリカルな世界とかでも普通にありそうだね」

(レティシア)
「実際には世界の中心へ引っ張り込もうとする重力の力を抑制せねばならぬからそう容易い術式ではないはずだがの」

(作者)
「でも使える世界では簡単に使えるからね、一部の人達は「ふざけんなファンタジー」とか言いたくなるだろうな」

(レティラ)
「あはは、ありそうありそう」

(レティシア)
「そして次に寝ている二人を回復させたイベントだがの」

(レティラ)
「うんうん」

(レティシア)
「復活系の薬は一番効果の低い物以外は貴重で用意してもらうのはさすがに躊躇われての」

(作者)
「確かにね、厳しい狩りを何回かしないと手に入らない素材とかあるからね」

(レティシア)
「それでごく普通のエリクサーを用意してもらってそれに持ち込みの素材を加えて妾の知る独自の処方で触媒となる薬を作り上げたのよ」

(作者)
「ほうほう、でも触媒ということはその段階ではまだ準備段階だよね」

(作者)
「その通りよ、そこから更に異世界で習い覚えた魔法陣による儀式魔法に触媒を加えて死人出ない限り復活するほど高位の回復術式にまで昇華したのよ」

(作者)
「さすがだな、伊達にいろんな世界を渡り歩いていないね」

(レティラ)
「ほんとにすごーい」

(作者)
「そして原作ゲームでは攫われ姫と化してるシズナ姫とほんとに姉妹なのかどうかすら決まっていなかったその場限りのやっつけキャラで死んでいるはずのレンがレナード達と一緒に坑道することに」

(レティラ)
「ほんとに原作ゲームは適当でありきたりなことしかしないよね」

(レティシア)
「その二人の旅支度も含めてまだまだ色々とすることがあるというわけで」

(作者)
「それじゃ、また次回お会いしましょう」
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