◇ ◇ ◇
そして時は立ち、夜遅くのカーラの部屋
コンコン…
(カーラ)
「誰だ」
(賢士)
「妾だがちょっとよいかの」
(カーラ)
「レティシアか、カギは開いているぞ」
(賢士)
「では遠慮なく」
(カーラ)
「それで何の用だ、何か用があってきたんだろ」
(賢士)
「うむ、妾の荷物を整理しておったら面白いものが出てきてのう」
(カーラ)
「面白いと言えばお前も面白いけどな」
(賢士)
「そうか、(レティシアが)人付き合いがいいくらいで面白がられるような愉快な人間ではないと思うがの」
(カーラ)
「そうか、人付き合いがいいのはいいことだと思うけどね」
(カーラ)
「ってそういうことではなくて、時々言葉遣いも性格も変わるじゃないか、二重人格っていうのかな、まるで中にもう一人いるみたいだよ」
(賢士)
(確かに二重人格とゆうか二人いるのだがの)
(賢士)
(しかしよくそんなことを聞く気になったの、そこまで思ったことを口に出来るくらい軽くなるだけの理由は…)
(賢士)
(今日は色々とありすぎて理由を特定出来ぬのう、特にカーラは)
(賢士)
「まあ、先にそのことを話しておくかの」
賢士はレナード達に話した賢士とレティシアについてのことをカーラにも話した
(カーラ)
「ということはレティシアには大昔のアスヴァーン王国の人間が守護霊か何かのようにくっついているってことか」
(賢士)
「そういうことになるのう」
(賢士)
「それで、これは大昔の人間からの贈り物よ」
賢士は花をモチーフにしたおしゃれなブローチを見せた
(カーラ)
「見たところセンスがいいだけのただのブローチみたいだけど?」
(賢士)
「ただのブローチではないぞ、暗示をかけられたりして操られそうになった時に自分の意思がブローチの中に移ることで己を保つことが出来る効果があるぞ」
(賢士)
「それにブローチの中から干渉することで途中まで操られたふりをしてタイミングみはからって己を取り戻すということも出来るからの」
(賢士)
「遺跡の戦いでシズナ姫を守れなかったなどという無様なことにならずにすむぞ」
(カーラ)
「そうか、これがあれば約束を守れなかったりレンがあんなことになってるのに気がつかなかったなどという無様なことにならずにすむのか」
(賢士)
「そのためのものだからの、だが効果はそれだけではないぞ」
(カーラ)
「他にも効果があるのか」
(賢士)
「うむ、このブローチをつけて眠れば夢の中で好きなように行動することが出来るぞ」
(カーラ)
「夢の中で行動出切るになるのか、だがそれの何処に意味があるのだ?」
(賢士)
「夢の中で暗示などによって築かれた精神障壁を打ち壊せば障壁によって閉ざされていた記憶を解放することが出来るぞ」
(カーラ)
「それは…つまり…」
(賢士)
「ドレギアスとしての自分のこととか誰が暗示をかけているのかとか色々とわかるぞ」
(賢士)
「もっとも中にはトラウマとか思い出したくない記憶もあるだろうから障壁を壊す前はくれぐれも慎重になって覚悟をきめておくようにの」
(カーラ)
「ああそうだな、ありがたくもらっておこう」
(賢士)
「よかった、汝が誰かに踊らされるのではなく自分の意志で立ち位置を決めること、それが大事なことと思うからのう」
カーラはその後で早速ブローチの力を使い砂漠の遺跡でのこととかアルバナで使ったアドベントカードが確かにウィザードの新技術で作られたものでちゃんと魔人化から助けるための力と方法がウィザードにあったという情報とかを得ることが出来た
(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」
(レティシア)
「今回はカーラの独自解釈による独自設定で新たにイベントが生えたの」
(作者)
「操られてるのがわかっていて手を打たないわけにはいかないからね」
(レティラ)
「そりゃそーだね」
(レティシア)
「それで今回解説するものだが」
(作者)
「確かカーラに渡した花をモチーフにしたブローチで名前は…、マインドブロッカーとかいう武骨な名前だったと思うよ」
(レティラ)
「その名前はないよ、カーラに渡す時に名前が出なくてよかったね」
(レティシア)
「確かにそれは言えるの」
(作者)
「効果はブローチへ精神を避難させることによる精神系攻撃に対する完全防護と夢を介しての記憶回復だね」
(レティシア)
「自らに対する精神障壁を打ち破らねばならぬから並大抵の意志力で出来ることではないがの」
(作者)
「それじゃ、次回お会いしましょう」