白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

33 / 66
今回から第三章だよ


第三章
龍騎士1


 

 

                    ◇ ◇ ◇

 

 

フランダール山脈登山口

 

 

(レナード)

「砂漠をこえてようやくここまでこれたな」

 

(ユウリ)

「ほんっと疲れたわ、大丈夫シズナ」

 

(シズナ)

「ええ…、何とか…」

 

と口では言ってるが疲れが溜ってるのは明らかだ

 

(カーラ)

「と愚痴ってるやつもいるが平気か?」

 

(レン)

「あー、シズナよりはね」

 

強がってはいるが結構汗をかいているようだ

 

ユウリとレティシアが魔法で回復や強化をしても旅慣れていない二人にはきついようだ

 

(エルドア)

「キャンプをするぞ」

 

(レナード)

「明日は朝から山登りだな」

 

(カーラ)

「大丈夫なのか?」

 

(シズナ)

「なるべく足手まといにならないように頑張ります」

 

(レン)

「最悪誰かにおんぶしてもらうよ~」

 

(カーラ)

「その時は私がおぶっていく」

 

(エルドア)

「険しいのは山だけではないぞ」

 

(レナード)

「わかってるよ、そっち(モンスター)の方は俺達の仕事だろ」

 

(レティシア)

「あたしもいるからね、どっから来たって指一本触れさせないよーだ」

 

(ユウリ)

「なんにしてもこの険しい山を一度こえた先にグリードがあるんだね」

 

(エルドア)

「そう言えばグリードが今どこにいるかわかるか?」

 

(カーラ)

「確か今はオフシーズンだから下だね」

 

(エルドア)

「そうか、少々面倒だな」

 

(ユウリ)

「面倒って?」

 

(エルドア)

「なに、実際に行ってみればわかることだ」

 

(エルドア)

「まあ、話しはこれくらいにして寝るとするか」

 

(ユウリ)

「そうね、明日は朝からきつくなるし」

 

ローテーションで見張りを立ててそれぞれおやすみなさいと言って毛布に潜り込んだ

 

 

                   ◇ ◇ ◇

 

 

ウィザードの飛行船

 

船室で眼帯の青年シャブールはビグロを通して銀髪の青年に報告していた

 

(銀髪の青年)

「お前がついていながら神器はまだ手に入らないのか」

 

(シャブール)

「申し訳ありません」

 

(銀髪の青年)

「そろそろベルシタンも潮時か?」

 

(銀髪の青年)

「よく踊ってくれたがな」

 

 

                   ◇ ◇ ◇

 

 

フランダール山脈登山口

 

キャンプをして一泊してる時にカーラはブローチの能力で封印された記憶を少しずつ解放していた

だがそれは同時にカーラの悩みを大きくするものであった

 

(カーラ)

(思えば私はいつも兄さんと一緒だったな)

 

(カーラ)

(昔は人を操るなんてことはあり得ない優しい兄さんだったのに…)

 

(カーラ)

(いつからだろう、兄さんが変わってしまったのは)

 

(カーラ)

(いつからだろう、兄さんの操り人形にされていたのは)

 

(カーラ)

(いつか兄さんかこいつらかのどっちかを選ばなくてはならない時がくるのだろうか…)

 

(???)

「カーラ、カーラ」

 

(カーラ)

「え…」

 

(ユウリ)

「カーラ、何ぼーっとしてるの、出発するよ」

 

(カーラ)

「あ…、ああすまない、今行く」

 

(カーラ)

(今は考えていても仕方がないか)

 

この山は道が険しいだけでなくモンスターも色々出る

 

とはいえ倒したことのあるモンスターかその色違いにしか出くわさないので楽勝だったが

 

登山口の中腹あたりでフランダール山脈の中央にある窪地(くぼち)を一望出来る見晴らしのいい場所に出た

 

その窪地を見て目につくのはのんびりと歩いている亀のような生き物である

 

だがその亀は甲羅の代わりに甲羅に収まった町を背負っていた

 

(シズナ)

「あれはいったい何なのですか?」

 

(エルドア)

「あれは超古代文明の遺物と言える人造都市生命体デミトールでございます」

 

(エルドア)

「そしてデミトールに背負われている町こそ自由都市グリードでございます」

 

(シズナ)

「巨大生物に背負われた町ですか、見るのは初めてですがすごいものですね」

 

(エルドア)

「一万年前のアスヴァーンやイシュレニアの書物にも巨大生物に背負われた町については書かれてありましたがその謎に迫ったものはありませんでした」

 

(エルドア)

「それ故に更に古代の存在なのではと噂されているぐらいですしグリードのような町は他にはないでしょう」

 

(カーラ)

「観光もいいけどこの先ちょっと厄介そうだよ」

 

(レナード)

「何かあったのか?」

 

(レティシア)

「みんながグリードに気をとられてる間に二人でちょっと先を見てきたんだこの先の広場にアースドラゴンがいたよ」

 

(カーラ)

「ああ、それも機嫌悪そうに尻尾をビタンビタンと打っていたぞ」

 

(エルドア)

「確かに厄介だな」

 

(レナード)

「何が厄介なんだ、今までだってでかいやつは倒してきたんだしドラゴンといっても一頭だけだろ」

 

(カーラ)

「確かにアースドラゴンだけだったが」

 

(レナード)

「なら白騎士で倒せばいいだけじゃないか」

 

(エルドア)

「お…、おい」

 

(レナード)

「我に力を…変身!」

 

(賢士)

「ちょっと待て、ちぃ、もう行きおった、あのバカが」

 

賢士が遠慮なく舌打ちするあたりよほどまずいことをしたようである

 

(ユウリ)

「シズナの前だからってかっこつけたいのね、レナードは昔っからこういうところがあるんだから」

 

ユウリは幼馴染だけによくわかってるのかレナード悪癖だと呆れてやれやれといった様子になっている

 

(エルドア)

「まずいな」

 

(カーラ)

「ああ」

 

賢士とエルドアとカーラの三人だけがレナードの行動が招く危険をよく理解していた

 

(ユウリ)

「ドラゴンを倒すのってまずいの?」

 

(賢士)

「非常にまずい、ドラゴンは同族を倒した者を決して許さぬからの、ドラゴンの血の臭いが落ちるまではドラゴンに狙われると思った方がいいのう」

 

(ユウリ)

「やばいじゃん」

 

急いですぐ先の広場に行くと白騎士とアースドラゴンは既に睨みあっていた




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティシア)
「とは言うが今回は本気で何も話すことが無いではないか」

(作者)
「ここまで原作ゲーム通りに進めて何も解説することがないんじゃどうしようもないな」

(レティシア)
「なんかきな臭くなったところで本文が終わっておるしの」

(レティラ)
「レナードってば調子に乗りすぎだよ」

(レティシア)
「よし、今後一週間はレナードの苦手なものばかりを食事に出すとしようぞ」

(作者)
「それ地味に効きそう」

(作者)
「それじゃ、また次回お会いしましょう」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。