白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

38 / 66
今回はシーザーが本格的に登場だよ


龍騎士6

 

 

                    ◇ ◇ ◇

 

 

エルドア達はファイアストーンを手に入れた後で一度宿屋に戻ってからレナード達には待っててもらってからエルドア達で闇市のオークション会場へ向かった

 

(オーナー)

「これは正しくファイアストーン、よくぞ…、よくぞ手に入れてくださいました」

 

(賢士)

「これでレパーヌの女神は修復され妾達の手に入るということよな」

 

(オーナー)

「はい、私も収集家(コレクター)の端くれとしてレパーヌの女神が欠けたままというのはどうにも我慢が出来なかったのです」

 

オーナーはレティシアからファイアストーンを受け取って女神像の白目にはめ込んだ

 

(オーナー)

「完全な形の女神像を見ることが出来てようやくほっとしましたよ、どうぞこの女神像をお持ちください」

 

(カーラ)

「これでようやく市長に会えるんだね」

 

(オーナー)

「もしレア物をお探しになることがありましたら今後とも私の闇市《ブラックチェリー》をよろしくお願いします」

 

(賢士)

「まあ法に触れるのは仕方ないとしても非道とか不義理なことはせずに息災でな」

 

(オーナー)

「はは、勿論ですとも」

 

宿屋に戻ったエルドア達は今度は全員でゴンドラと都市列車の総合ステーションの奥にある市長の屋敷へ向かった

 

(ユウリ)

「大きい屋敷ねー」

 

(レン)

「おっきー」

 

(シズナ)

「伯爵の称号をお持ちですしこれで普通なのでしょう」

 

(レナード)

「そんなものなのか」

 

(賢士)

「まあ、こういうのはいつの時代でも変わらぬものだからのう」

 

(レティシア)

「ま、とりあえずはそこの門番っぽいがっしりとしたおじさんに女神像のことを言って入れてもらわないとね」

 

(ユウリ)

「すいませーん」

 

(門番)

「どうしましたか」

 

(ユウリ)

「市長がレパーヌの女神をお探しと聞いて持ってきたのですが」

 

(門番)

「レパーヌの女神を持ってきたって?、何言ってるんですか、レパーヌの女神は既に見つかって屋敷の中にありますよ」

 

(ユウリ)

「ええ?」

 

(エルドア)

「どうやら闇市に女神像が出回っているという話しは知らないようだな(ぼそぼそ…)」

 

(レナード)

「ちょっと、それじゃあどうするんだよ、アポとってたら何日かかるかわからないんだろ(ぼそぼそ…)」

 

(エルドア)

「女神像でだめなら他の方法を探すしかないが」

 

(???)

「どうしたんだ、何かあったのか」

 

声のした方を見るとそこには赤を基調とした少し派手で夏向きの服装をしたドレッドヘアの浅黒い優男が立っていた

 

(門番)

「ああ、シーザー様、この方達がレパーヌの女神を持ってきたと申されまして」

 

(???→シーザー)

「なに、レパーヌの女神」

 

(ユウリ)

「ねえねえ、あれが噂の御曹司」

 

(ユウリ)

「バカ息子って聞いてたけど、結構いけるんじゃない?」

 

(レン)

「うんうん、何かかっこいいよね」

 

(レナード)

「そうかあ?」

 

(カーラ)

「ふん、どうだか」

 

ユウリ達がこそこそと話してる間にシーザーはユウリ達をじっと見ていた

 

(シーザー)

(ん…、竜眼が何か訴えてる)

 

(シーザー)

(あっ…しまった、また視る能力が出ちまった)

 

(シーザー)

(…あのドラゴン達を倒したのはこいつらか…、でも原因はアースドラゴンにあるんじゃな)

 

(シーザー)

(属性竜はドラゴンの中でもまだまだガキで喧嘩っ早いからな)

 

(シーザー)

(あっちから仕掛けなくても普通に喧嘩になってたな)

 

(シーザー)

(それに古竜のやつも融通の利かねえ頑固者だからな…、アースドラゴンをやっちまった後じゃしょうがねえ)

 

(シーザー)

(結果として二頭やっちまってるけどある意味事故のようなもんだししゃーねえか)

 

(シーザー)

(それに何よりこいつらドラゴン狩るのが目的じゃないしな)

 

(門番)

「あのう、シーザー様?」

 

(シーザー)

「ああ…、わりい、ちょっとぼーっとしちまってた」

 

(シーザー)

「あんた達、そのレパーヌの女神をよく見てみたいからちょっと家の中まで入ってくれないか」

 

(レナード)

「それじゃお邪魔します」

 

ドリスドール邸応接間

 

(レナード)

「これがレパーヌの女神です」

 

(シーザー)

「どれどれ」

 

シーザーはそう言って女神像に目を向けつつ竜眼の能力を使った

 

(シーザー)

(さっきはドラゴン関係しか見れなかったけどちょっと気になったこともあったからな)

 

(シーザー)

(こいつレナードは…、やっぱりドラゴンと戦った白騎士の契約者か)

 

(シーザー)

(それと黒騎士はと…)

 

(シーザー)

(おいおいこいつは何の冗談だ、黒騎士の契約者がウィザードで暗示による人格もあるって…)

 

(シーザー)

(でも今は自意識が急速に育ち始めてるのか、いい女だけにこのままいい方向で収まってほしいよな)

 

(シーザー)

(カーラの自意識が育ってるのはこのレティシアって娘のおかげか、それにしても共生意識体なんてややこしいな、このレティラって方は無邪気でかわいいけど時折とんでもなく鋭かったりするしな)

 

(シーザー)

(こりゃ才能だな、それにレティシアの方は…、何でも出来る上に色々知ってるって…、何この超人)

 

(シーザー)

(いろんな意味で深く知ろうとしない方が良さそうだな)

 

(シーザー)

(それにレティシアの”知ってる”情報でユウリがシンナイトの月姫の契約者の可能性が高いって?)

 

(シーザー)

(そーいや、契約者と言えばあのエルドアっておっさんの黒騎士の契約者っていったいどうなってんだよ)

 

(シーザー)

(まてまて落ち着け…、確かレティシアが”知ってる”情報を”読んだ”限りじゃエルドアがクライブという名前で黒騎士の契約者だったのは一万年前っ…てちょっと待てい、人間だろうが幽霊だろうが一万年も存在出来るか)

 

(シーザー)

(それに…、なんでバランドールのお姫様なんてもんがいやがるんだ?)

 

(シーザー)

(うう…、もうこいつらについて色々と考えるのはよそう)

 

(シーザー)

(悪い奴らじゃないのは確実だし最低それさえわかってりゃいいんだからな)

 

(シーザー)

(それとレンと話す時は気をつけねえとな、血の繋がった姉妹じゃなくウィザードが都合よく動かすために用意した記憶を弄った赤の他人なんて真実は知らなくていいことだしな)

 

(レナード)

「あのう、それでこのレパーヌの女神は?」

 

(シーザー)

「ああ、間違いねえ、こいつは本物だ」

 

(ユウリ)

「良かった」

 

(シーザー)

「それにしてもこの女神像を持ってきてどうするつもりなんだ」

 

(レティシア)

「市長のおじさんに早く会いたいから持ってきたの」

 

(ユウリ)

「アポから始めてたら何日かかるかわかんないしね」

 

(シーザー)

「へえー、こいつで賄賂とかそういうことじゃないんだ」

 

(レナード)

「しないしない」

 

(ユウリ)

「そんなわけないでしょ」

 

(シーザー)

「冗談だよ冗談」

 

(シーザー)

「それにこの女神像が本物だってのは最初からわかってるしな」

 

(レティシア)

「どーして?」

 

と言ってかわいらしく小首をかしげて見せるレティシア

 

(シーザー)

「そりゃこの屋敷にある女神像は俺が作った偽物だからさ」




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティラ)
「今回はシーザーの本格登場で解説しなきゃいけないアイテムは…、ないみたいだね」

(レティシア)
「いや、そうでもないぞ」

(作者)
「原作ゲームでは設定だけで使用出来ない重要アイテム扱いにもなっていないけどシーザーは竜の眼というアイテムを持ってるよ」

(レティラ)
「そうなんだ、知らなかったな」

(レティシア)
「確かその効果は相手の心とか記憶を読むのであったな」

(作者)
「その通り、機能のONとOFFを自由に切り替えることが出来るわけじゃないけど使いたい時に使うことが出来るから便利な物ではあるね」

(レティラ)
「その割には随分とあったまいたーって感じだったけど」

(レティシア)
「竜の眼は勝手に発動することがあるからの、特にイベントを進めるためのご都合主義的意味で」

(レティラ)
「それって…」

(作者)
「深く考えてもしょうがないね、それじゃ、次回またお会いしましょう」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。