活動報告で人気投票をやってるよ
◇ ◇ ◇
(シャブール)
「
レナードは魔法陣から判断してマスタードラゴンに何か仕掛けられたと思い守るための行動に出た
(レナード)
「させるか、守れ、守れ、守るんだー!」
盾を投げて盾の持つ能力で魔法陣からマスタードラゴンを守ろうとしたが…
だがレナードの予想と違い盾はマスタードラゴンの遥か手前でごく普通に失速してガランガランと地に落ちた
(レナード)
「なに」
(賢士)
「まさかこれは、…魔力が押さえつけられてるというのか?」
(賢士)
「くっ…ならこれは、…出来るのか、間に合うのか」
(賢士)
「トュル・トュオーラ・トューリ・トューリ・
だがマスタードラゴンを包む魔法陣に変化はなくマスタードラゴンの足元から黒いもやのようなものが出てきてマスタードラゴンを拘束する
(賢士)
「やはり簡易式では
マスタードラゴンを拘束した魔法陣は上空に無数の光の矢を作りその全てがマスタードラゴンに降り注ぐ
(マスタードラゴン)
「クオオオオオーン!」
マスタードラゴンは倒れこみ魔法陣はその役目を終えて消滅する
(賢士)
「マスタードラゴン!」
(ベルシタン)
「ふひひひひ、もうあのドラゴンもこれで終わりでしょう、その後で龍騎士を頂けばいいだけです」
(マスタードラゴン)
「早く…、早く…、あの方に…龍騎士を」
(賢士)
「くうっ…」
賢士はシーザーの元へ駆け出してその腕を引っ掴む
(賢士)
「シーザーこっちこい」
(シーザー)
「だけどあいつらをなんとかしないと」
(エルドア)
「シズナは魔法陣で守られているはずだしここは私とカーラで守りきる」
(カーラ)
「早く行け」
(シーザー)
「わかった、頼んだぜおっさん、カーラ」
(賢士)
「こっちだ、早うせい」
(シーザー)
「わーてる、わーてるって」
(シーザー)
「きたぜ、俺に何の用なんだ鎧のドラゴン」
(マスタードラゴン)
「おお…、やはり…貴方が…そう…でしたか…」
(マスタードラゴン)
(一目で…わかり…ました…)
(マスタードラゴン)
「貴方に…貴方に……この…ちか…ら……を………」
マスタードラゴンは最後までその言葉を紡ぐことが出来ずに力尽きた
そしてその体は無数の光となって消えたがその光はシーザーの体に纏わりつき龍を
(シーザー)
「おいドラゴン、消えるなよ、俺は…、俺はまだ何も話しちゃいねえんだぜ」
(シーザー)
「消えるなよ、何とか言えよドラゴーン!」
(賢士)
「……マスタードラゴンが…、よくも妾の友を」
(賢士)
「ゆるっさーん!、
賢士はベルシタンを狙って凄まじい量の氷の矢を降らせた
シーザーはその殺気に反応して殺気を向けられているベルシタンを睨みつけた
(シーザー)
「てぇめえかー!」
シーザーの闘志に反応して竜眼が光り闘気となってシーザーを包み込む
(ベルシタン)
「これは避けられませんね、なら切り札です」
(ベルシタン)
「アドベント」
(シーザー)
「龍閃」
ベルシタンを睨みつけたまま構えをとっていたシーザーがそのセリフと共に消え瞬きするまもなく槍を構えたままベルシタンを貫くため突撃していた
だが一瞬早くアドベントを起動してたベルシタンは黒い光の柱に包まれた
その黒い柱は賢士の矢の雨もシーザーの闘気を纏った突撃も跳ね返した
そして黒い光が収まるとそこには馬の代わりに虫の体をつけたケンタウロスのような黒い魔獣が立っていた
(賢士)
「あれは…、まさか…、サルガタナスか!?」
(シャブール)
(上手く注目を集めてるようですね、このまま魔法で姿を消したままシズナ姫へ近づくことが出来れば…)
そのシズナは白い光に包まれて呪文を唱えていた
(???)
(今こそ龍騎士の復活する時、マスタードラゴンの魂と共に)
(シーザー)
(そうか…、こいつは…、このベルトは…)
(シーザー)
「よおおおーし!、てめえをぶっ倒してやるぜ」
(シーザー)
「古の大地を焦がす、紅き翼竜ラーヴェインよ我に力を…変身!」
そのセリフに応えてシーザーが光に包まれその光が収まるとマスタードラゴンが身に着けていた赤い鎧が
(シーザー)
(こいつが…、龍騎士か…)
(???)
(そうです、これが龍騎士です)
(シーザー)
(この声は?…、お前はさっきのドラゴンなのか?)
(マスタードラゴン)
(はい、こうしてお話しするのは初めてですねマスター)
(シーザー)
(え…、ええー、お前確かさっき、それにマスターって?)
(マスタードラゴン)
(はい、確かに肉体は滅びましたが精神は龍騎士の守護者として龍騎士の契約者を助けるために存在してるようなのです)
(シーザー)
(もう何が何だかわかんねえな)
(マスタードラゴン)
(ですが一つはっきりしてることがあるはずです)
(シーザー)
(そいつは…、あの魔獣をぶっ潰すってことだな)
(シーザー)
(そのために力を貸してくれるか)
(マスタードラゴン)
(はい喜んで)
(シーザー)
「いくぜレナード、あのくそったれをぶちのめす」
(レナード)
「その声シーザーか」
小手調べのつもりか白騎士はサルガタナスの正面から挑んで剣を振るうがサルガタナスの外骨格に包まれた腕で軽々と受け止められている
だが白騎士が魔獣を攻撃してる間に龍騎士は空を飛んで魔獣の背後の上空を位置取り槍で魔獣の背中を突き刺した
(シーザー)
「どーやら見た目通り背中が弱いみたいだな、がら空きだぜ」
空を飛ぶことが出来るため立体的な動きが要求される龍騎士は本来は動かすだけでも一苦労となるところだが、シーザーの操縦イメージにマスタードラゴンが応えて様々な操縦補正を行っているために龍騎士初心者のシーザーでも華麗に戦うことが出来ているようである
(サルガタナス)
「グギャアアアアアアオー!」
背中をグッサリと刺されて悲鳴を上げる魔獣
だが魔獣は苛烈な反撃に出た
(サルガタナス)
「グロロロロロロウロロウー」
魔獣が唸り声を上げると魔獣も騎士達も取り囲む巨大な魔法陣が展開され魔法陣の中に無数の黒炎が生まれて無差別に攻撃し始めた
白騎士は普通に盾で防ぎ龍騎士は空中でひらひらとアクロバティックに避けるが魔獣へ攻撃を仕掛ける余裕はなくなった
(レナード)
「くうっ…、これじゃ攻撃出来ない」
(サルガタナス)
「グフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォ…」
魔獣は黒炎が当たるのも構わずに愉悦の笑みを浮かべている
(シーザー)
「ちい、あいつは当たっても平気なのか…よっと」
攻撃を避けながらグチをこぼすシーザーであった
(レナード)
「ちくしょう、守れ、守ってくれ、力を出してくれよ!」
レナードの叫びに応えて盾の能力が胎動するのは感じられるが発動するところまで力が溜まらないようだ
(賢士)
「くうぅ…、あやつの弱点は?」
(賢士)
「見当たらぬか、あやつが苦手とする攻撃があるのかどうかもわからぬ」
(エルドア)
「せめてあの魔法陣を解除出来れば」
そう言ってエルドアはディスベルの呪文を唱え始める
その時、パンと軽く
そこらは結界魔法陣に入り込みシズナの背中に何かを押し当てているシャブールの姿があった
(シャブール)
「シズナ姫は頂きます」
(シズナ)
「えっ…?、えっ…、えっ…?」
シズナは光に包まれて消えてしまった
(シーザー)
「なっ…、結界で守っているはずだろおっさん」
(エルドア)
「いつの間に…」
(賢士)
「もしや
(シャブール)
「お気づきのようですね、想像してる通りだと思いますが説明してさしあげましょう」
(シャブール)
「
(賢士)
「それで白騎士のレア・メタリカの盾が効果を出さずシズナを守っていた結界魔法陣も用を果たせなくなるほど弱ったと、そういうことかの」
(シャブール)
「ええ、その通りです」
(カーラ)
「ちょっと待て、それはおかしいぞ」
(カーラ)
「ならドラゴンを倒したトラップとかシズナを転送したアイテムとか使えるのはおかしいだろ」
(賢士)
「確か
(シャブール)
「よくおわかりで、時間をかけて準備することで味方の充填魔力を対象から外すことが出来るのです」
(賢士)
「ぬかったわ、これを使われた時点で妾達の負けよ」
(賢士)
「
(賢士)
「まあ
(シャブール)
「さすがと言いたくなる洞察力ですね、貴女に早い内に対処されていたら危ないところでした」
(シャブール)
「その彼方の注意を逸らすことが出来たのですからあの男も役に立ってくれたものです、これで最後というのが勿体無いぐらいにね」
(賢士)
「よくわかっておるではないか、妾が気づいておれば結界を無効化して攫うなどというふざけた真似など許しはしなんだぞ」
(シャブール)
「それでは皆さん御機嫌よう」
そう言ってシャブールは自分の体に転送符を押し当てて発動させた
それはベルシタンもウィザード兵達も全てを見捨てて逃げたということを意味する
(カーラ)
「ちい、逃がしたか」
シャブールが逃げてからも白騎士と龍騎士はサルガタナスの魔法陣に苦労していたがいきなり白騎士がバリアに包まれて黒炎を弾いた
(レナード)
「これは…、盾の力か」
(賢士)
「あやつがいなくなったことで
白騎士はバリアに包まれたまま盾を前に押し出してサルガタナスに突撃した
その勢いに思わず防御態勢をとったサルガタナスの上空から龍騎士が攻撃を仕掛ける
(シーザー)
「龍閃」
龍騎士の槍は闘気に包まれサルガタナスの背中から内臓深くまで貫いた
(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」
(レティシア)
「今回はまず前回で名前だけ出ていたものを説明せねばなるまいな」
(作者)
「その通りだね、というわけで前回から仕掛けられていた魔力沈降について説明しましょうか」
(レティラ)
「魔力沈降が出てきてから白騎士の楯がうんともすんとも言わなくなっちゃったね」
(作者)
「魔力沈降はマジックアイテムや魔法陣の中に充填されて循環している活性化された魔力を不活性化させることで魔力の質を削ぎ落として充填魔力を使うマジックアイテムや魔法陣を使用不能にする術なんだ」
(レティラ)
「えと…、魔力の不活性化で…、それで…」
(レティシア)
「わかりやすく説明するとな、使用するために10点分の魔力が必要な道具があるとする」
(レティラ)
「ふむふむ」
(レティシア)
「普段は十分に活性化されておるから10点分の魔力を出せるがいざ道具を使う時がきた、という時に魔力沈降を使われたら10点分あった魔力が不活性化されて2点分くらいしか使えなくなってしまうということよ」
(レティラ)
「使うのに10点分の魔力が必要なのに2点分しか使えなくなったらその道具は使えなくなるってことだよね、だから白騎士の楯も使えなかったんだ」
(作者)
「そして次にベルシタンが仕掛けた魔法陣だけど、隠された魔法陣に一歩でも踏み込むことが起動条件になってるね」
(レティシア)
「ということはあのピエロ面はマスタードラゴンを挑発して魔法陣に踏み込ませる用意があったということか」
(作者)
「そうなるね、そしてその効果は魔法陣に踏み込んだ獲物を拘束した上で無数の純魔力による光の矢でハチの巣にするというかなりえげつない代物だね」
(レティラ)
「ひどいことするね」
(レティシア)
「普通は食らったら即死確定だの」
(レティラ)
「でも魔力沈降を使ってたらこういうのは使えないはずじゃ?」
(レティシア)
「奴が使ったのは識別式の魔力沈降だからの」
(作者)
「どこぞの熱風疾風な機神のマップ兵器みたいに敵を味方の区別をつくように術式を組み上げているから味方は魔力沈降の効果を受けずに魔法陣でもなんでも使いたい放題というわけなんだ」
(レティラ)
「ええ~、なにそれずる~い」
(レティシア)
「だから何とかして魔力消去しようとしたが上手くいかなんだの」
(作者)
「ちなみにレティシアが持っている魔力消去は簡易魔力消去と魔力消去と儀式魔力消去の三つがあるけどこれは術式の難易度と術式にかかる時間に違いがあって簡易が一番簡単で儀式が一番難しくなっている」
(レティシア)
「その分儀式が一番効果が高いがの」
(作者)
「それじゃ、次回またお会いしましょう」