白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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今回で第三章は終わりだよ

活動報告で人気キャラ投票やってるよ


竜騎士11

 

 

                     ◇ ◇ ◇

 

 

(サルガタナス)

「グロロロロロロロウ…」

 

魔獣はしばらくすると動かなくなりチリとなって消えていった

 

(賢士)

「珍しいものがとれるかと思おたが残念だのう」

 

(レティシア)

「まったくだね、…と出た出た、マーシャさんに伝えといて、魔人の死体二つ確保したって」

 

連絡してる間にレナードとシーザーが元の姿に戻ってやってきた

 

(シーザー)

「姫さんはどうした、…攫われたか」

 

(エルドア)

「ああ、結界を無効化された上で転送された」

 

(レナード)

「そんな…、あなた達がついていながらどうして?」

 

(賢士)

「あのピエロ顔が派手にやってるのを隠れ蓑に魔力沈降(マナシンク)を使われた時点で負けてしもうたのよ」

 

(レナード)

「どういうことだ?」

 

(賢士)

「途中で盾の魔力が使えなくなったことがあっただろう、それも魔力沈降(マナシンク)の効果の内よ」

 

(エルドア)

「それに魔法陣とかも効果もなくなる上に味方には魔力沈降(マナシンク)の効果が及ばないようになっていたようだ」

 

(レナード)

「なら早く追いかけてシズナを取り戻そう」

 

(エルドア)

「待て、落ち着け」

 

(賢士)

「シズナを取り戻すより他にやらねばならぬことがあるのを忘れるでないぞ」

 

(カーラ)

「まだ封印されたシンナイトは二体残っているんだからシズナの力はウィザードにとっても必要だろう」

 

(エルドア)

「それに何よりシーザーは市長の息子だ、バンカーロードのことに片付いた以上家に報告しないわけにはいくまい」

 

(レナード)

「う…、そうか…」

 

(ユウリ)

「まっ、あのウィザードの連中をなんとかすればシズナも安全になるんだから頑張ろう」

 

(レナード)

「ああ、そうだな」

 

(シーザー)

「それじゃあ、いざ故郷へってのは俺だけか」

 

ドリスドール邸に着くと執事のお爺さんがものすごく慌てふためいてやってきた

 

(執事)

「ああ…、坊ちゃん、坊ちゃん」

 

(シーザー)

「どうした」

 

(執事)

「旦那様が…、旦那様が…」

 

(シーザー)

「なんだと」

 

シーザーは急いでドリスドール伯の寝室へ駆け込んだがベッドにドリスドール伯が寝てるのを見て手近な所にあった椅子をベッドの側に持ってきて座った

 

(シーザー)

「ただいま父さん」

 

(シーザー)

「(なんて言やいいんだろ…)見ろ、父さんまるで寝ているみたいだろ、これでも死んでるんだぜ」

 

とある有名な青春野球マンガの名セリフが出てきてしまうあたりシーザーも相当テンパっているのかもしれない

 

(シーザー)

「って何言ってるんだ俺、目…開けてくれよ父さん」

 

(執事)

「坊ちゃん、旦那様からこれを渡すようにと」

 

執事から渡されたのは一包みのメッセージだった

 

(メッセージ)

「息子よ、いつも悪く言ってしまってすまなかった」

 

(メッセージ)

「あのレパーヌの女神が偽物であることは最初からわかっていた、その眼の意味もな」

 

(メッセージ)

「命がけで私のために作ってくれた偽物なんだ、誰がなんと言おうとあれは私にとって本物以上の価値がある物だ」

 

(メッセージ)

「だが私には市長としての立場もある、素直になれなくてすまなかった」

 

(メッセージ)

「それとシーザー、お前に伝えておかなくてはならないことがある」

 

(メッセージ)

「12年前にお前を預けていった男のことだ」

 

(メッセージ)

「ミディアスと名乗ったその男はお前を預ける時にこう言ったのだ」

 

(ミディアス)

「どうかこの子を大切に幸せに育ててやって欲しい」

 

(メッセージ)

「と、今となればその意味もわかる、その子は穏やかに生きることの出来ない運命の子なんだと」

 

(メッセージ)

「シーザーよ、お前の人生はお前のものだ、思うように生きるといい」

 

(メッセージ)

「だが忘れないでほしい、お前は何があろうと私の息子だということを」

 

(メッセージ)

「お前の帰る家はちゃんとここにあるということを」

 

(シーザー)

「く…くう…、父さん…」

 

しばらくして…、応接間

 

(エルドア)

「シーザーが12年前に預けられた時のミディアスという男の言葉と市長の確信、それとシーザーが龍騎士の契約者であることが無関係とは思えないな」

 

(カーラ)

「それに残り二体のシンナイトに関しては手がかり一つないときてる」

 

(賢士)

「そうなるとあやふやで穴だらけであろうともそのミディアスという男を探さねばシンナイトに関しての進展はなさそうだの」

 

(シーザー)

「なら明日ゴンドラでバランドールまで行くから今日はうちに泊まっていけよ」

 

(レティシア)

「そーだねー、そうしよっか」

 

 

                     ◇ ◇ ◇

 

 

深夜のドリスドール邸ベランダ

 

(ユウリ)

「何してんのレナード」

 

(レナード)

「ああ、ちょっと星を見てた」

 

(ユウリ)

(シズナのビグロでも待ってたんじゃないかな)

 

こんなに時についそう勘ぐってしまってそんな自分が少し嫌になった

 

(ユウリ)

「シズナ攫われちゃったね」

 

(レナード)

「ああ、それも二回目だ」

 

そう二回も守れなかった

 

(ユウリ)

「何かレナードってシズナのことになると必死だね、お姫様だから?」

 

またこんなこと言ってしまってる、やっぱり今の自分は何か嫌だ

 

(レナード)

「お姫様だからってわけじゃないよ、こんなにも会いに行きたいって思えるのは初めてなんだ」

 

(ユウリ)

「初めて、じゃあ私は?」

 

なんとなく見当はついている、わかっているのに聞かずにはいられない

 

(レナード)

「何言ってんだ、ユウリとはいつでも会えるだろ」

 

(ユウリ)

(そういう意味じゃないんだけどな)

 

わかってはいたけど欲しい言葉はそれじゃないよ、鈍感男

 

(ユウリ)

(何か遠いな)

 

心の距離が…、ダメージは大きいよレナード

 

(レナード)

「俺シズナとは小さい頃に会ったことがあるんだ」

 

(ユウリ)

「え…、そうなの」

 

(レナード)

「あの時は親方の用事で城の方に行ってて庭園で偶然出会ったんだ」

 

(レナード)

「シズナは俺の頭に止まったちょうちょを捕まえようとして手を伸ばしてさ、あの時のシズナはとても綺麗に笑ってたんだ」

 

(ユウリ)

「そうなんだ」

 

(レナード)

「でも誕生祭で見た時は悲しい表情をしていて、だからその時思ったんだ、もう一度あの時の笑顔を取り戻してあげたいと」

 

(ユウリ)

「シズナは最近いい表情するようになってきてたよね」

 

(レナード)

「うん」

 

ユウリはレナードに体を寄せてもたれかかる

 

(ユウリ)

(レナードがこれだけで慌てて動揺してる…、私のことを女として意識してるから?、それとも遠くなっちゃったってことなのかな?)

 

(ユウリ)

「ううん、何でもない」

 

ユウリはレナードから体を話しておどけた風に言った

 

(ユウリ)

「それじゃレナードお休み」

 

レナードのことはどうしようもないかもしれないけど

 

だけどシズナはお姫様だけど友達で

 

だから助けたいって想いはきっと同じ

 

 

                      ◇ ◇ ◇

 

 

 

同じ頃、カーラの部屋

 

(賢士)

「毎日のようにブローチを使って記憶の封印を解いてまわっておるのう」

 

(カーラ)

「私は私だからね、いくら操り人形でもその自覚が出てくれば自我も芽生えるし操り人形のままでいようとは思わないさ」

 

(賢士)

「違いないの、それだけモチベーションがあるなら随分と記憶を取り戻したのではないかの」

 

(カーラ)

「もう完全に取り戻してる、レンとは赤の他人だったよ」

 

(賢士)

「そうか…」

 

(カーラ)

「だが血の繋がりだけが家族ではないだろう、最初はどうあれレンは私の家族だ」

 

(賢士)

「そうだな」

 

(賢士)

「だが記憶を完全に取り戻したということはこれからのことを決めなくてはならぬということではないかの」

 

(カーラ)

「これからか…、何があっても兄さんは兄さんだ、家族には違いない」

 

(カーラ)

「たとえ今は人が変わっていても小さい頃からずっと一緒にいた優しい兄さんには違いないんだ」

 

(賢士)

「わかった、それ以上言うでない」

 

(カーラ)

「すまない…、その時がもしきたら…、決して卑劣な真似はしないから」

 

(賢士)

「それは信用しとる、その時がくるまでは仲間だからの」

 

(カーラ)

「ありがとう…」

 

翌日レナード達はゴンドラに乗ってバランドールへ向かった




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティラ)
「今回で第三章もおしまいだね」

(レティシア)
「今回は解説するようなスキルはないがひとネタ振ってきおったの」

(作者)
「「これでも死んでいるんだぜ」のセリフが有名になって週刊少年日曜で連載してたあの名作のことだね」

(レティラ)
「確かそうゆう方向に少しでも興味があればこれだけで十分わかるくらいには有名なマンガだっけ?」

(レティシア)
「ああ、週刊少年飛翔でマッスルマンの話しを出したり週刊少年弾倉で明日の顎の話しを出したりするくらいには有名よ」

(作者)
「一応書いとくけど直接タイトルを出すのはまずいかもしれないと思って考えればわかる程度に遠まわしな書き方をしてるけどどれも有名なタイトルだからね」

(作者)
「されじゃ、次回またお会いしましょう」
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