白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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今回はシズナ姫と情報のやりとりをするオリジナルイベントだよ

活動報告での人気投票は四章終了時点で締め切りだよー

感想が来てたのが嬉しかったよー

セリフについて説明を

「」 言葉に出してるセリフ

() 心の中だけのセリフ

[] 特定の個人だけに聞かせるセリフ(ひそひそ話し オリ主専用など)


黒騎士7

 

 

                     ◇ ◇ ◇

 

 

グラーゼルのビグロが去った後で賢士達は情報の整理をしていた

 

(レナード)

「それにしてもそのマグスの巨石という所に何があるんだ」

 

(賢士)

「マグスか…、ならグランサーのことやもしれぬのう」

 

(シーザー)

「グランサーってなかなかいかした名前だけど何なんだそりゃ?」

 

(賢士)

「それも含めてシズナと直接話しをしてみるかの」

 

(シーザー)

「直接話すってお前一人でか?」

 

(賢士)

「いや、皆で話しが出来るよう手を打つつもりだがの」

 

(賢士)

「そのためにも合成屋へ行こうぞ」

 

ー合成屋・バランドール支店ー

 

コンコンコン、コンコンコン

 

(合成屋店主)

「いったい何だゲコ、営業時間はもう終わってるゲコ」

 

賢士は文句を言う店主に一枚のカードを見せる

 

(合成屋店主)

「こ…、これはプラチナVIP会員カードゲコ」

 

(合成屋店主)

「このガマローネ印の合成屋、プラチナVIP会員様には24時間営業で誠心誠意をもって対応させていただくゲコー」

 

(賢士)

「うむ、少々奥の合成作業場を使わせてもらうぞ」

 

(合成屋店主)

「どうぞどうぞだゲコー、素材は持ち込みだけど作業道具はいくらでも持ってくるゲコー」

 

そして一時間後、賢士は子供くらいの大きさの人形を完成させた

 

(ユウリ)

「レティシア、その人形っていったい何なの?」

 

(賢士)

「これは依代(よりしろ)人形と言うての、意識体を召喚して憑依(ひょうい)させるための触媒よ」

 

(レナード)

「それって…、どうなるんだ?」

 

(賢士)

「説明するよりやって見せた方が早かろう」

 

(賢士)

「汝のおかげで良い仕事が出来た、感謝するぞ」

 

(賢士)

「では達者での」

 

(合成屋店主)

「またいつでもいらしてくださいゲコー」

 

店から出た時には既に太陽が沈みかけていたのでまずは宿をとって夕食を食べた

 

その後は部屋に集まって防音の結界を張った

 

(賢士)

「さて準備するかの」

 

(賢士)

(シズナの生命波動はと…、ここよな、やはり結界が張っておるか、予想通りとはいえ肉体ごと向うへ行くのもこちらへ飛ばすのも無理よな)

 

(賢士)

[シズナ…、シズナ…]

 

(シズナ)

[その声はレティシアですか]

 

(賢士)

[その通りよ、これより汝の意識体を妾達の元へ喚ぶからそのままベッドで横になっておれ]

 

(シズナ)

[え…、あ…、んー、わかりました、レティシアを信じます]

 

(シーザー)

「おい、見ろよ」

 

(カーラ)

「人形の顔が…」

 

(ユウリ)

「シズナに変わっていく」

 

(シズナ→シズナ人形)

「ん…、皆さん…、これは?」

 

(賢士)

「うむ、きちんと人形の目で見えておるようだの」

 

(賢士)

「話しをしたり聞いたりといったことで何か不都合なことはないかの」

 

(シズナ人形)

「それはないみたいですが…、どうなっているのですか、レティシアの声が聞こえてレティシアの言ったようにベッドで横になったら意識が遠くなって」

 

(シーザー)

「気がついたら今のこの状況ってことかい?」

 

(シズナ人形)

「そう、その通りです」

 

(シーザー)

「どうやらレティのやつが姫さんの意識だけを人形に宿らせたみたいだね」

 

(シズナ人形)

「人形に?、そう言えば…、何か動きにくいわね」

 

(賢士)

「人間の体と人形の体とでは色々と違いがあるからの、だが色々と話しをするためにはこういった方法しかなかろうて」

 

(ユウリ)

「あは、何か人形のシズナもかわいい」

 

(シーザー)

「わかるなー、よちよちしてるのがいいんだろ」

 

(レナード)

「おいおいユウリにシーザーも」

 

(シズナ人形)

「もうからかわないでください」

 

(カーラ)

「すまんが少し席を外させてもらうぞ」

 

(シーザー)

「どうしたんだ」

 

(カーラ)

「少し夕食を食べすぎたみたいでな」

 

シーザーはそれで納得したのか手をひらひらと振って見送る

 

(賢士)

[妾も…おそらくはシーザーも汝を信じておるが気を遣わせてしまったようだの]

 

(カーラ)

[気にするな]

 

(エルドア)

「それでシズナはどうしてマグスの巨石を指定なされたので」

 

(シズナ人形)

「それは騎士殺しの聖剣グランサーがそこにあるからです」

 

(レナード)

「聖剣グランサー?」

 

(賢士)

「その昔トロル族の勇者マグスがばったばったとイシュレニアの量産型騎士を切り刻んだ剣のことよな」

 

(シーザー)

「ああ、セティの家で聞いたあれか」

 

(レナード)

「その聖剣を手に入れろということですか」

 

(シズナ人形)

「はい、シンナイト五体が集まれば世界の危機になるほどの力と言われています」

 

(エルドア)

「ということはグランサーを手に入れてまずは明確に敵である黒騎士を斬る、ということですか」

 

(シーザー)

「ちょっと待てよ、そん時は確実に敵もいるじゃねえか」

 

(シズナ人形)

「いえ、勇者として伝えられてるマグスの剣です、イシュレニアの流れを組むウィザードには決して手に入れることは出来ないでしょう」

 

(シーザー)

「かといって俺達だって手に入れる方法なんて知らねえし」

 

(レティシア)

「でも今までだって確実なことなんてなかったんだよ」

 

(ユウリ)

「そん時になれば何とかなるんじゃない」

 

(レナード)

「今までだって何とかなったしな」

 

(シーザー)

「はあ~あ、お気楽だねぇお前達」

 

(賢士)

「まあ、その時はその時として、シズナにはもう一つ聞いておきたいことがあるのだがの」

 

(シーザー)

「そうそう、ウィザードとの取引ってどんな取引をしたんだ」

 

(シズナ人形)

「それは、今度レナード達と会う場所をマグスの巨石にする代わりに太陽王の封印を解くことに協力することです」

 

(ユウリ)

「ええー、何それ、シンナイトを揃えちゃいけないとか言っといて封印を解くなんて矛盾してない?」

 

(シズナ人形)

「それはそうなのですが太陽王は私が協力しようがしまいが遅かれ早かれ封印は解けてしますのです」

 

(賢士)

「確か一万年前の太陽王の契約者はイシュレニア皇帝のマドラスであったな」

 

(シズナ人形)

「はい、そして私を攫う前からウィザードは黒騎士を復活させています」

 

(レナード)

「確かに、黒騎士が初めて出てきたのがノルディア坑道だし、あの頃は奴らは砂漠の遺跡を狙ってたと思うからあの短い時間でシズナに力を使わせるというのも考え難いよな」

 

(エルドア)

「となるとほっといてもウィザード独自の力で太陽王は復活するということか」

 

(シーザー)

「だったら太陽王のことを取引材料にして少しでもグランサーを手に入れやすくしてあわ良ければ黒騎士でもぶった切ろうかいってことか…、姫さんもえらい勝負師だな」

 

(シズナ人形)

「でもこれ以上の方法は思いつかなかったものですから」

 

「エルドア」

[ならこの勝負負けるわけにはいかんな]

 

(レナード)

「シズナ、聖剣グランサーは必ず手に入れるからな」

 

(シズナ人形)

「期待していますレナード」

 

(賢士)

「それではそろそろシズナを元の体に戻すとするかの」

 

(シズナ人形)

「ええ、お願いします」

 

一方カーラの方はと言えば…

 

(カーラ)

(私のことを信じている…か)

 

(カーラ)

(信頼とは時としてものすごく重荷になるものだぞレティシア)

 

そう思いつつ部屋に戻ると窓辺に一羽のビグロがいた

 

(カーラ)

(これは兄さんの…)

 

(グラーゼル)

「カーラ、アークはまだ手に入らぬのか、随分とのんびりしてるものだな」

 

(カーラ)

「申し訳ありません兄さん」

 

(グラーぜル)

「ベルシタンといいなぜこれほど無能な部下が多いのか愚痴を聞かせていたところだ、なあシャブール」

 

(シャブール)

「ははぁ」

 

(グラーゼル)

「お前もベルシタンと同じか、それともまさか情でも移ったか」

 

(カーラ)

「いえそのようなことは決して…」

 

(グラーゼル)

「どちらにせよこのままでは埒が開かない、次が最後の機会だ、よいな」

 

(カーラ)

「はい…」

 

(カーラ)

(どうすれば兄さんを元の兄さんに戻せるのがわからない、可能性が限りなく低いことだってわかってはいる、わかりたくはなかったことだが…)

 

(カーラ)

(すまない…、すまないみんな…)

 

(カーラ)

(それでも私は兄さんを見捨てることは出来ない)

 

(カーラ)

(兄さんを一人にすることは出来ないんだ、本当にすまない)




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティラ)
「感想来てたね」

(レティシア)
「来てたの」

(作者)
「レティシアとレティラがかわいいだって」

(レティシア)
「しかし、妾がかわいいか?」

(作者)
「本文での現状はレティラに憑依してる意識体で一人称が(わらわ)な古くて偉そうな喋り方をしてるし」

(レティシア)
「この後書きでは元の体になっておるとはいえ外見年齢13才のアルアジフでこの喋り方だから所謂合法ロリババアと呼ばれるものではないのか」

(作者)
「ヴ〇ンガードではないが想像してみよう、本文では書いてなかったがレティシアが憑依しているレティラの外見年齢は十代半ばで標準より一回り小さい、そしてセミロングの青い髪のツインテールでくりくりとしておっきな目にふっくらとしたほっぺ、それに天然混じりで明るくて人懐っこい」

(レティシア)
「問答無用でかわいいではないか」

(作者)
「そしてレティシアが表に出てくれば内面がレティシアが一人称が妾になるわけか」

(レティシア)
「妾が出るとかなりかわいさが損なわれるのではないか」

(作者)
「けど旅の厳しさを思えば身のこなしだのなんだのと色々と荒っぽいことに慣れてるレティシアが表に出る方がいいけどね」

(レティシア)
「それは確かだがの」

(作者)
「それにレティシアの本来の姿だってすごくかわいいぞ、レティラが夢中になってたし」

(レティシア)
「そ、そうか」

(レティラ)
「そうだよ」

(作者)
「外見年齢13才の上標準よりも二回りは小さくて桃色に近い赤色のふわっふわとした髪におっきな目に赤ちゃんのようにふっくらとしたもち肌のほっぺ」

(レティラ)
「やっぱり無茶苦茶かわいいよ」

(レティシア)
「それで口を開けば妾がどうのと言うのだからギャップがすごかろうにの」

(作者)
「それはそれでよし」

(レティラ)
「おっとっと、本来の本題であるアイテムの解説をしとこうよ」

(作者)
「そうだね、今回紹介するのは依り代人形というアイテムで簡単に言えばイタコの口寄せみたいなとが出来る人形だね」

(レティシア)
「イタコの口寄せとは(ちご)うて死者の魂だけでなく生者の魂も呼べるしイタコ本人に降ろすものではなくて依り代人形に降ろすのだがの」

(作者)
「ちなみに相手の位置をしっかりと認識して人形まで道を繋いで誘導しないといけないから本文ほどの遠距離で使えるのは生命波動で相手の位置をしっかりと確認いることが出来て空間認識能力や魔力の制御などといった必要を能力が卓越したレベルで保持しているレティシアくらいのものだったりするけどね」

(レティラ)
「さすがタグオリ主チートだね」

(レティシア)
「汝もオリ主で十分にチートであろうが、最強激突を意図的に引き分けにする計算力など見たことも聞いたこともないわ」

(作者)
「それじゃ、次回またお会いしましょう」
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