白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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今回はゲーム的なシステムオブジェクトに突っ込みを入れてみました

それと今回は時折ある短いお話ですいません

それでも一応ポス戦はおります(原作ゲーム準拠の時間湧きの小ボス)


黒騎士9

 

 

                    ◇ ◇ ◇

 

 

翌日レナード達は再び視界が良好になったことを確認してからキャンプを畳んでマグスの巨石を目指す旅を再開した

 

しばらく道なりに進むとロジックストーン、世界各地に点在する古代遺跡(アーティファクト)が存在するポイントについた

 

(ユウリ)

「常々不思議に思ってるんだけどこのロジックストーンって何なんだろね」

 

(賢士)

「確かにのう、いつになっても全容が明らかになったとの話しは聞いたことがないしのう」

 

(賢士)

「だが一つ噂を聞いたことがあるのう」

 

(ユウリ)

「噂?」

 

(賢士)

「うむ、ロジックストーンに語ることで時を刻むことが出来るとの噂があるのよ」

 

(レナード)

「それどういう意味なんだ」

 

(賢士)

「妾にもわからぬ、だがこれはここにあるというだけで旅人達の良い目印となっておることは確かだの」

 

(エルドア)

「ならそれで良いのかもしれぬな」

 

その時カーラが注意を促す

 

(カーラ)

「ちょっとまずいかもな、あれを見てみろ」

 

カーラに促されて奥へ進む道の方へ目を向けると巨人サイズのとても大きな蜘蛛が道の真ん中でふんふんとかがさごそとか蠢いていた

 

(エルドア)

「まずいな、巣を作るつもりかもしれん」

 

(ユウリ)

「ええー、そんなのやだよ」

 

(レナード)

「俺が叩き潰してやる」

 

(シーザー)

「まてまて、この道幅で白騎士はちょっとまずくないか」

 

(レナード)

「じゃあどうするんだよ」

 

(シーザー)

「こうするんだよ、変身!」

 

シーザーが龍騎士に変身して上空で羽ばたく

 

(エルドア)

「確かに龍騎士なら落ちる心配はないな」

 

(シーザー)

「話しは聞こえてたよな、ここは俺達で切り抜けるぞ」

 

(マスタードラゴン)

「わかりました、マスター」

 

(シーザー)

「さーて、どう攻めるかな」

 

(マスタードラゴン)

「うかつに接近して糸に絡まれたりするのは避けたいところですね」

 

(シーザー)

「ならこれでどうだ」

 

龍騎士は槍が届かない遥か遠くから大蜘蛛に向かって乱れ突きを打ち出す

 

届くはずのないその突きの一つ一つが風属性の衝撃波となって大蜘蛛へ向かって飛んでいく

 

だが大蜘蛛は素早く前へ動いてその攻撃を避けた

 

龍騎士の攻撃に合わせて追い打ちをかけようと大蜘蛛の前で構えていたレナード達は慌てて大蜘蛛を避けるがカーラだけが逃げ遅れて大蜘蛛に激突されて吹き飛ばされる

 

どうやら吹き飛ばされた時に左腕を打ったみたいでカーラは左腕を押えながら立ち上がった

 

ちなみに賢士は弓で追い打ちをかけるつもりだったので巻き込まれずに済んだ

 

(賢士)

(ちいぃ、存外素早いのう、まずはあの動きを何とかせねばの)

 

そう思い大蜘蛛のいるあたりをよく見てみると、大樹の根が張り出していて根っこが道を飾るアーチのようになっていて大蜘蛛はそのアーチの真下にいた

 

(賢士)

(これはチャンス)

 

(賢士)

「ロッド・バイール・エンタングル」

 

賢士の呪文に応えてアーチになっている根から無数のツタが伸びて大蜘蛛を縛りつける

 

こうなると風属性の衝撃波で切り刻むのは簡単なことだった

 

戦いが終わって安全な場所へ避難してからユウリがカーラに回復呪文をかけていた

 

(ユウリ)

「大丈夫、カーラ」

 

(カーラ)

「ああ、これぐらい平気だ」

 

(シーザー)

「魔法で回復したとしてもしばらく動かさない方がいいな」

 

そう言ってシーザーはカーラの左腕に布を巻いて左腕があまり動かないように吊るした

 

カーラはシーザーにだけ聞こえるように小声で問う

 

(カーラ)

「なぜだ、私のマグスの巨石についてからの行動はわかっているのだろう」

 

シーザーも小声で答える

 

(シーザー)

「今はまだ仲間だ、それで十分だろ」

 

(カーラ)

「くぅ…」

 

その言葉にカーラは顔を背ける

その行動がカーラの動揺を表している

 

その間レティシアはマーシャに大蜘蛛を倒したことを報告していた

 

なんでもロジックストーンの近くは競争率が高いらしくてレティシアの早い報告にマーシャはすごく感謝していた

 

(エルドア)

「そろそろ進むか」

 

(レナード)

「そうだな」




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティシア)
「今回は原作ゲームに登場しておるのにシナリオではかけらも触れておらずアバター(作成キャラクター)以上の空気となっておるロジックストーンにつて少しは触れておるな」

(レティラ)
「ロジックストーンっていつからあるかわからないってほんと?」

(作者)
「ほんとだよ、原作ゲームでは何一つ触れてないから全てが謎でいつから存在しているのかもわからないんだ」

(レティシア)
「実際いい目印にはなっておるようだが、逆に言えばそれ以外の話しは何一つ聞いておらぬの」

(作者)
「ゲームのシステム的にあれば便利なセーブポイントだから置いてあるだけで設定的なことは何も考えずに思考が停止しているんだろうな」

(レティシア)
「平行世界のライブ世界(オンラインモード)へ移動する機能があったり、大量のアイテムをしまい込む空間倉庫に繋がっていたりと空間干渉の能力を持つ遺物としてはかなり規格外な代物だというのに調査をしてみたとか噂とかが何一つないというのは普通は考えられぬことだしの」

(レティラ)
「実際ロジックストーンさえあれば敵陣のド真ん中でもライブ空間に行ってマーシャの店で装備をを修理したり足りなくなった薬を補充したりと便利に使うことが出来るのにね」

(作者)
「だというのに何一つ影響を与えていないのが原作シナリオのおかしなところだよ」

(レティシア)
「後残っておるのは妾の使った魔法の説明だの」

(作者)
「うん、この魔法は精霊魔法の一種で|縛り(エンタングル)というんだ」

(レティシア)
「精霊魔法というのは世界の万物に宿る精霊の力を借りて行う魔法での、この場合は植物の精霊ドライアードの力を借りて植物の(つた)で雁字搦めに縛り上げる魔法よ」

(レティラ)
「確かこの場合の精霊って日本では八百万の神っていうんだよね」

(レティシア)
「そのとおりよ、ついでに言うならばドライアードは植物の乙女で別名ドリアードとも言う、ちなみにエントという名前の男性型の植物の精霊もおるぞ」

(レティラ)
「そうなんだ」

(作者)
「それじゃ、次回またお会いしましょう」
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