白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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虫の谷でのウィザードとの決戦その2だよ

活動報告でやってる人気キャラ投票は第四章終了時点で締め切りだからもうそろそろ終わるよ

セリフについて説明を

「」 言葉に出してるセリフ

() 心の中だけのセリフ

[] 特定の個人だけに聞かせるセリフ(ひそひそ話し オリ主専用など)



黒騎士13

 

 

                    ◇ ◇ ◇

 

 

二体のデュークギガースは重い剣で防御越しに衝撃を与える力任せの攻撃と細身の剣で確実に攻撃を当てて牽制する攻撃を連携によって組み合わせている

 

(ユウリ)

「ちょっと、あんなの無茶苦茶よ」

 

(ユウリ)

(二体で連携だけでもきついのに二刀流で更に二倍になるから…、実質1対4じゃないの)

 

事実白騎士はユウリ達の補助魔法で強化されながらも防戦一方になっていて反撃をする隙もなかった

 

レア・メタリカの盾の弾く力がなければ既に勝負が決まっていてもおかしくなかった

 

 

                    ◇ ◇ ◇

 

 

ウィザード軍モノシップの一室

 

シズナはモノシップの中に軟禁されていてレナード達の状況を知る術もなく祈り続けるしかなかった

 

(シズナ)

(レナード、どうか無事で)

 

そして、その祈りに応えようとする存在があった

 

(???)

(この祈りに応えてやりたいけどモノシップからでは距離がありすぎるわね)

 

そこに彼女へ何者かの意思が語りかけてきた

 

(賢士)

[久しぶりよの、ミューレアス]

 

(???)

[この声…、というか意思はレティ?]

 

(???→ミューレアス)

[本当に久しぶりねレティ、でもどうして?]

 

(賢士)

[シズナが汝の生まれ変わりであることはわかっておったからな]

 

(賢士)

[こうして話しをするくらいは容易いことよ]

 

(ミューレアス)

[ほんとにあなたはびっくりするようなことを平然とやってのけるのね]

 

(賢士)

[それで何か問題があるのではなかったのか]

 

あまりそこに突っ込まれたくないのかさっさと本題を持ち出して話しを逸らす賢士だった

 

(ミューレアス)

[ええ…、いつもあの祈りに応えてきたし今回も応えてあげたいのだけど…]

 

ミューレアスも緊急事態とわかっているからか話しを逸らしたとわかっていても追及せずに本題の話しに入っていた

 

賢士はミューレアスの意思を聞いてモノシップを一瞥(いちべつ)してから答える

 

(賢士)

[なるほど、距離か]

 

(ミューレアス)

[ええ…、封印に届く前に祈りが拡散してしまうの]

 

(賢士)

[ならシズナの偽物を使えばどうだ]

 

(賢士)

[肉体そのものには問題がない上に中身空っぽの人形だからの、器として最適だと思うぞ]

 

(ミューレアス)

[私は幽霊じゃないんだけどな]

 

(ミューレアス)

[でも確かに中継点としては使えるかも]

 

(ミューレアス)

[試してみる価値はありそうね]

 

ミューレアスがシズナの偽物に入り込むとシズナの偽物がビクンと体を震わせてから手を組んで祈り始めた

 

そうするとシズナの偽物は淡く白いオーラを纏いそれに堪えるにマグスの巨石は真ん中から真っ二つに割れて左右に開く

 

そして左右に開かれたその中から眩い光が放たれる

 

そして眩い光は少しずつ収まっていき割れた巨石に挟まるような形で一本の剣になった

 

(グラーゼル)

「あれは…」

 

(カーラ)

「まさか…」

 

(レナード)

「グランサー」

 

(グラーセル)

「いかん、あの剣をとらせるな」

 

二体のデュークギガースはその命令に従って白騎士への攻撃を中止して巨石に挟まれてる剣へと向かっていった

 

だがデュークギガースが巨石にたどり着くよりも早く

 

(シーザー)

「こいつは俺がもらったぜ」

 

龍騎士と賢士が巨石の後ろの崖から飛び出して賢士は巨石の左半分の上に着地し龍騎士は巨石に挟まれた剣に手を伸ばした

 

だが龍騎士が剣に触れようとすると剣を包むように張られている結界に弾かれてしまった

 

カーラは巨石に向かって無邪気なまでに無防備に一直線に走るデュークギガース達を見て危機感を募らせる

 

(カーラ)

(これはいかん、無防備に白騎士に背を向けている、所詮は人形か)

 

(カーラ)

「古の闇を支配する、漆黒の翼ディニヴァスよ我に力を…変身!」

 

(レナード)

「カーラ!」

 

剣に触れることの出来なかった龍騎士は体勢を立て直すために空へ舞い上がっていた

 

その下ではデュークギガース達がグラーゼルの命令に従って考えなしに剣を掴みとろうとしていた

 

(グラーゼル)

「いかん、とれない剣をとるよりも先に…」

 

セリフの途中でグラーゼルの足元に矢が三本刺さる

 

(賢士)

「そうはさせぬよ」

 

そのまま賢士は魔法で三人に分身してレティラの読みの力も借りてどう避けても避け切れない軌道で矢の雨を降らせた

 

(賢士)

襲雨(レインアロー)、レティラの修正版よ」

 

だがその矢の雨は黒騎士が庇ったことでグラーゼルには届かなかった

 

だがデュークギガースへの命令を変更する時間はなくなった

 

(龍騎士)

(こいつはチャンスだな)

 

龍騎士は右手で槍を新体操のバトンのようにくるくると回して槍を包むような真空の()を作り出していた

 

デュークギガースが巨石の剣を掴もうとすると結界に弾かれた

 

龍騎士はその隙を逃さずにデュークギガースに向けて槍を回して作った輪を投げつけた

 

(シーザー)

「食らえ、風輪列斬(ふうりんれつざん)

 

龍騎士の投げた真空の輪は剣が重くて立て直しの遅い重剣のデュークギガースを直撃して切り裂いた

 

(グラーゼル)

「ぬう、デュークギガースが、それにしてもなぜあの巨石が」

 

グラーゼルはそう思い回りを見渡してシズナの偽物が祈っているのを見つける

 

(グラーゼル)

「あれはまさか…、船から祈って私の人形を利用してるとしでもいうのか」

 

(グラーゼル)

「私の人形の分際で私以外の者に利用されるなど許せん」

 

(グラーゼル)

「デュークギガースよ、あの人形を巨石の前へ運べ」

 

細剣のデュークギガースは命令に従ってシズナの偽物を掴んで巨石の前の重剣のデュークギガースの死体の所に運んだ

 

(賢士)

[偽物を利用しておることに気づきおったか、だがもう遅いのう]

 

(ミューレアス)

[ええ、後はレナード達がやるべきことだから]

 

(グラーゼル)

「さあ唱えよ、アドベント」

 

(シズナ(偽物))

「アドベント」

 

シズナの偽物を生贄に捧げてデュークギガースの体を一つにまとめて伝説に名を残す緑色の魔獣を呼び出す

 

その魔獣の名はラミアコメス




(作者)
「毎度お馴染み用語解説のコーナーだよ」

(レティラ)
「今回も色々と出てるね」

(レティシア)
「まずはシズナの中の人と言えるミューレアスとの話しで使った念話の応用だが」

(作者)
「リリカル世界で身に着けた後でレティシアの実力で修正したものだからね、意識体にも問題なく使えるし意識体に繋ぐことも出来るということで」

(レティシア)
「次は襲雨レティラの修正版だの」

(作者)
「これは以前にも使った襲雨という範囲攻撃に鬼械神同士の戦いを引き分けに持ち込んだレティラの桁外れた認識能力と即決の暗算能力であらゆる攻撃予測を計算しつくして撃ち出す超強化バージョンだったりする」

(レティシア)
「そこまで太鼓判を押すとは怖いほどに外しようがないの、なら直接当てに行ってもよかったのでは?」

(レティラ)
「ん~ん、直接狙ったら武器による打ち払いで撃ち落とされてかえって何かをする余裕を作りかねないから足元を狙うくらいでちょうどいいんだよ」

(作者)
「怖いことを言うようになったな、イメージとしてはレティシアに重なってる立体映像が左右にスライドして三人に分身したように見えてから一斉射撃で魔力矢の雨を降らせる感じだね」

(レティシア)
「最後はデュークギガースを一発で倒した竜騎士の新技よな」

(作者)
「風鈴列斬のことだね、シーザーが装備してる紅蒼槍の能力が竜騎士にも受け継がれることで竜騎士も属性攻撃が出来るようになっているんだ」

(レティラ)
「ふむふむ」

(レティシア)
「それで」

(作者)
「まずは穂先に風属性で真空を纏わせて回転させることで槍の直径と同じ大きさの真空の輪を作る」

(作者)
「後は作った真空の輪を投げるだけだね」

(レティシア)
「なるほど、少年飛翔で連載しておった野菜人の格闘マンガに出てくる気円斬という技と同じようなものと考えてよさそうだの」

(作者)
「イメージは同じだね」

(作者)
「それじゃ、次回またお会いしましょう」
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