これからもよろしくお願いします
今回からはゲームでは外せない戦闘シーンが入ります
とはいっても書いてみるとゲームから想像できるものとは随分と違いがありますけどね(笑)
セリフについて説明を
「」 言葉に出してるセリフ
() 心の中だけのセリフ
[] 特定の個人だけに聞かせるセリフ(ひそひそ話し オリ主専用など)
◇ ◇ ◇
パーモ村からバランドールへ行くためにはブラスタ平原の整備されていない街道を通る必要がある
整備されていない理由それは…
(レナード)
「ええい、あっちからもこっちからもわらわらと」
(ユウリ)
「騒ぎに気づいて大きなハチまでやってきてるわよ」
(ラウス)
「この辺の邪妖精達はみんな飲んべえなんすかねえ」
(レティシア)
「ハチはあたしに任せて、レナードとユウリは妖精の方をお願い」
(ユウリ)
「って私の方が雇い主よ」
(レナード)
「ユウリ、そんなこと言ってる時じゃないだろ」
整備されていない理由それは…
モンスターに分類されている邪妖精や巨大ハチがよく出てくるからである
(ラウス)
「もうちょっと頑張ってくだせい、あの橋を渡ればもうすぐですし」
橋を渡ってブラスタ平原のバランドール側と言える部分に入ると邪妖精達の襲撃もおさまってきて騒ぎに反応する巨大ハチも鳴りを潜めるようになった
(ラウス)
「これなら何とか間に合いそうだし…、ってどうしたんすかレナードさん?」
(レナード)
「何か聞こえないか?」
(賢士)
(この距離で音に気付くとはなかなかやるのう)
(ユウリ)
「何かって何が?」
(賢士)
(お互い気づかなければやり過ごせたであろうが近づいてきおる)
(賢士)
(そうか、ワインの匂いか)
賢士が気づいた時にはその足音は地響きを伴ってみんなに聞こえる程近づいてきていた
地響きを伴って現れたその大きな姿は森の蛮族として知られてるトロルであった
(レナード)
「なな…なんだよ、あのでかいのは」
レナード達がトロルの大きさに怯えるのも無理はない
トロルは5m以上の高さを持つ巨人なのだから
そのトロルは獣車を見て舌なめずりしていた
(レティシア)
「これって獣車の獣とあたし達を
(ラウス)
「そうに違いないし、嫌ですよトロルのエサなんて」
(賢士)
[これはまずいのう、レナードもユウリも戦える状態ではないしのう]
(レティシア)
[あたしはレティちゃんのおかげで1対1なら負けないと思うけど、守りながらだとちょっと不安]
(賢士)
[ふむ、ならしばし体を借りたいが良いかの?]
(レティシア)
[なんとかなる?]
(賢士)
[なんとかなるではなくするしかなかろう]
レティシアの体の主導権が賢士に移り眼の色が緋色になったところで朗々とした声で歌い始めた
(賢士)
「剣をとれ 立ち上がれ 戦~いの時は~き~た~♪」
(レナード)
(なんだ、妙に心が落ち着いてくる)
(ユウリ)
(あんなに怖かったのが嘘みたい)
(レティシア)
[レティちゃん、これっていったい?]
(賢士)
[妾の知る秘術の一つで
(賢士)
[声に魔力を乗せて呪文の織り込まれた歌を歌うことで主に精神に影響を与えることが出来る全体へ効果をもたらす術よ]
(レナード)
「これならいける」
自分に言い聞かせるようにあえて声に出してるその姿にもう怯えはない
(賢士)
「妾がトロルを引き付けるからレナードとユウリは足を狙え」
(賢士)
「でかい相手だけに動きをよく見れば対処出来ぬことはないはずぞ」
(賢士)
「ラウスはその間に獣車の避難をせよ」
(ラウス)
「それが動けないし」
獣車の獣がトロルに怯えて力一杯動いたせいか獣車の車輪の一つが街道のくぼみに嵌って動けなくなっていた
(賢士)
(ちい、これで獣車を逃がすという選択肢は消えたの)
(賢士)
「ふん、この図体ばかりの木偶の坊が!、くやしければここまで来るがいいわ!」
トロルが「なんだこのちんまいのは」とでも言いたげに声を張り上げた賢士の方を見る
(賢士)
「そこだ!」
狙い定めて十分に引き絞った弓で生成を済ませた風の魔力の矢でトロルの右目を射抜く
その矢は矢先から風の刃を吹き出しながらトロルの右目に突き刺さる
(トロル)
「グキャアアアアアアオオウ!」
左手で射抜かれた右目を押え右手の大棍棒を振り回してどたばたしているが、賢士の呪歌で落ち着きを取り戻したレナードとユウリは既にトロルの後ろに回り込み攻撃するのに十分なだけの隙を見出していた
(レナード)
「よし」
レナードがブロードソードを両手に持って逆時計回りに勢いよく振り回しつつ思いっきり踏み込んでトロルの足首の裏のアキレス腱に叩き込む
(トロル)
「グアアアアアアア!」
アキレス腱を切ることは出来なかったが十分に手応えはあったようであまりの痛さに悲鳴をあげて膝をつくトロル
(レナード)
「ユウリ」
(ユウリ)
「わかってる」
ユウリはショートソードを両手に持って渾身の力で跳び上りトロルの足首目がけて勢いよく振り下ろすことで軽さ故の威力のなさわ補い切れかけていたアキレス腱を見事に断ち切った
(トロル)
「グワア!、グワア!」
トロルは三度襲った激痛にいやいやをするように顔を振り立ち上がろうとして右足が動かないことに愕然とする
(賢士)
「風魔力精製完了、マナコンバート スプリング」
賢士はトロルよりも遥か高みへ飛び上り弓を構える
(賢士)
「もらった、
先ほどトロルの右目を射抜いたのと同じ風の魔力の矢がトロルの上空から
(賢士)
(トロルの弱点は風、いかにライカンスロープ並の回復力を持つトロルでもこれで決まりであろう)
トロルは残る左目が白目となってそのまま動かなくなった
(ラウス)
「ふええ、皆さんすごいものだし」
(ラウス)
「それにしてもレティシアさん、さっきは何か言葉遣いがちがってたし」
(レティシア)
「そんなことは後々、今はどうやってこいつを動かすか考えなくっちゃ」
いつの間にかレティシアの眼の色は髪の色と同じ青色に戻っていた
(レナード)
「どうやってって、荷物を下ろすしかないだろ」
(ユウリ)
「ええー」
結局のところ獣車が動けるようになった頃にはとっくに日は落ちていた
(ラウス)
「ふいー、これでこいつも動けるようになったし」
(ラウス)
「ワインを積み直す間にレティシアさんの話しを聞きたいし」
(レティシア)
[どうしよう、レティちゃん?]
(賢士)
[あのうさぎはともかくレナードとユウリは一万年前からの生まれ変わりやもしれぬのう、話しておくかのう]
(レティシア)
「そうねえ、じゃあまずはあたしの中にいるもう一人の人物のことからね」
それからはレティシアに一万年前のアスヴァーン王国の賢士が宿っていることと名前のこと
アスヴァーン王国の敵国であるイシュレニア帝国の皇帝がこの時代で国を興すこと
アスヴァーン王国の女王であるミューレアスを始めとして何人かがこの時代に生まれ変わっていること
バランドールのシズナ姫の誕生祭で何かが起こること
賢士がレティシアの体を借りている時は眼の色が緋色になること
などを話した
主に賢士の方が話していたがレティシアも積極的に話しに参加していたのでレティシアの中に賢士がいることと二人の人柄については理解してもらえたようだ
しかし他の話しに関してはと言うと
(ユウリ)
「まあ、レティシアのことはよくわかったけど」
(レナード)
「一万年前の皇帝とか言われても話しが大きすぎて何かピンとこないな」
(賢士)
「まあ、この話を信じるかどうかは
(ラウス)
「それはともかくとして積み込みも終わりやしたし早く行きやすぜ」
(レナード)
「ひええ、もう夜だよ、殺されちゃうよ」
(ユウリ)
「そんなこと言ったって、こんなことになるなんて誰も思わないじゃない」
(ユウリ)
「ほらレナード、腹くくってさっさと行った行った」
(作者)
「毎度お馴染み用語解説コーナーです」
(レティラ)
「今年最初の投稿だけど初の戦闘シーンなんて派手なものになっちゃったね」
(作者)
「まあね、それで今回の解説だけど」
(レティシア)
「妾の使った術なのだから妾が解説するのが筋であろう」
(レティシア)
「まずはレナードとユウリを戦えるようにした呪歌のことだがの」
(レティシア)
「これはこの世界に来る前に剣の時代を迎えておる異世界で呪歌ち言うものを知って自分なりに組み立ててみたものよ」
(レティシア)
「戦神の神官が歌うバトルソングとやらはなかなかに便利であったの」
(レティラ)
「何か異世界とかとんでもない言葉が出てきたんだけど」
(作者)
「その辺については第四章である程度はわかるはずだからそれまで待っててもらえるかな」
(レティラ)
「そういやレナードから聞いてくるように頼まれてたんだけど原作のゲームでは普通に戦っていたのにここでは戦えるようになるまで手間取っていたのはどうしてなのかって」
(作者)
「普通に考えてみれば町や村で普通に働いている人があんなでかぶつに出くわして普通に戦えるわけないと思ってね、それでレティシアに頑張ってもらうことにしたんだ」
(レティシア)
「確かに、普通は腰を抜かして逃げて行くであろうしそれを責めようとも思わぬがな」
(作者)
「まあ、呪歌にいてはここまでとして」
(レティシア)
「次は
(レティラ)
「レインストームというスキルは原作ゲームにもあったけどほとんど別物だね」
(作者)
「原作ゲームじゃ弓は火力不足でどうしても補助や援護の武器という色合いが強いからね」
(レティラ)
「だからといって不可視の流星雨にしたらまるっきり別の技でしょ(笑)」
(レティシア)
「作者のやつスキルはガンガンと派手にするつもりのようだからの、これからも原作ゲームとは別物とかオリジナルのスキルとかがどんどん出てくると思った方が良いぞ」
(作者)
「その通り(えっへん)」
(レティラ)
「威張ることじゃないでしょ」
「作者」
「それではまた次回お会いしましょう」