白騎士物語 時をこえた物語   作:神無 龍希

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 原作ゲームでもウサギのおっさんはここで退場します

 そしてゲームスタッフからも忘れられて二度と出てくることはありませんでした、南無(^^;


白騎士5

                   ◇ ◇ ◇

 

 

 (ラウス)

 「すいやせん」

 

 (レティシア)

 「トロルが出てきたんじゃしょうがないよ」

 

 (獣車の獣)

 「ぶもおおうぅ」

 

 (レナード)

 「お前も疲れたのか、もう少し頑張ってくれ」

 

 そう言ってレナードは少しでも力になろうとして後ろから獣車を押す

 

 (ユウリ)

 「しょうがないわね」

 

 (レティシア)

 「だね」

 

 結局三人で押すことになった(ラウスは戦力外)

 

 街の大通りに出ると賑やかな音楽が聞こえてきてそこそこ人だかりが出来ていた

 

 (ユウリ)

 「何あれ?」

 

 (レナード)

 「確かマーカス大道芸団というサーカス団だよ」

 

 (ユウリ)

 「ええーサーカス、観たい観たい」

 

 (レナード)

 「仕事が先だろ」

 

 (ユウリ)

 「そんなぁ(がっくり)」

 

 (レティシア)

 「帰りしに観ればいいじゃないの」

 

 (ユウリ)

 「はあい、そうとなればさっさと仕事を済ませないとね」

 

 (賢士)

 (帰りしに観れればいいがの)

 

 (賢士)

 [これから何か起こるはずの城下でサーカス団というのもなんかのう…]

 

 (レティシア)

 [不安?]

 

 (賢士)

 [うーむ、だがなんとなくでサーカス団にちょっかいを出すわけにはいかないしのう]

 

 レナード達はそのまま獣車を押したり歩いたりして城の通用門についた

 

 (王国兵A)

 「なんだお前達は?」

 

 (レナード)

 「ラパッチワイン商です、ご注文のワインを届けに上がりました」

 

 (王国兵A)

 「そうか、話しは聞いている、だがとっくに時間は過ぎているぞ」

 

 (ユウリ)

 「それが運んでる途中ででっかいモンスターに襲われまして…」

 

 (王国兵B)

 「言い訳するな!」

 

 (賢士)

 [むか、どうやら権力を笠に着て威張り散らすことを楽しんでおるクソ兵士のようだの、こんなのは相手にするだけ時間の無駄と言うものよ]

 

 賢士が内心思ったことを証明するかのように王国兵Aの表情にはご愁傷様とか済まないとか書いてあるかのような暗さが見えた

 

 (レティシア)

 [どうする気?]

 

 (賢士)

 「マナコンバート、スリープ(こっそり)」

 

 レティシアの眼の色が緋色になったかと思えば王国兵Bが糸の切れた操り人形のように急に倒れた

 

 (王国兵A)

 「おいどうした」

 

 (賢士)

 「どうやら威張り疲れて急に睡魔に襲われたみたいだのう、しばらく休ませてやった方がよいのではないのか」

 

 (王国兵A)

 「そ…そうか?、ともかくワインはこの先にいる給仕達の所に届けてくれればいい」

 

 どう見てもレティシアが怪しく見えるが性格の悪い同僚を起こすよりはマシと考えたのかなかったことにするつもりらしい

 

 (ユウリ)

 「あっはい、これからもラパッチワイン商をよろしくおねがいしまーす」

 

 (レティシア)

 (もうレティちゃんってば)

 

 (賢士)

 [すまんすまん、どうもあーゆー輩は我慢ならなくてのう]

 

 (???)

 (街の外の道にトロルだって、上手くいけば大儲けかも)

 

 (???)

 (マーシャの姐さんに報告だ)

 

 

                   ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 バランドール城

 

 (レナード)

 「ご注文のワインをお届けに上がりました」

 

 (給仕長)

 「確かに受け取りました、ご苦労様でした」

 

 (レナード)

 「それじゃ、俺達はこれで…」

 

 ユウリの鉄拳がレナードの頭に振り下ろされる

 

 (レナード)

 「いっ…つつぅ」

 

 かなり痛いようだ

 

 (ユウリ)

 「それでは私たちはこれで失礼いたします」

 

 通用口から離れたところで

 

 (レナード)

 「何すんだよユウリ」

 

 (ユウリ)

 「レナード、商売の時は言葉遣いに気をつけなさいって言わなかった?」

 

 (レナード)

 「いい…、それはそうだけど」

 

 (ユウリ)

 「あれでも緩いくらいよ、客相手の商売で言葉遣いは基本よ、それだけで印象ががらりと変わるんだから」

 

 (レナード)

 「わかったわかったからさ、それよりもさ、ちょこっとお城の中に入ってみないか?」

 

 (ユウリ)

 「えぇ、それはちょっと、さすがにまずいんじゃない?」

 

 (レティシア)

 「でもレティちゃんもこの城で何か起こるって言ってたし、それも悪くないんじゃない」

 

 (ユウリ)

 「でもばれたら大変じゃ?」

 

 (レティシア)

 「レティちゃんが姿を隠せる魔法があるからそれを使って入ればどうだって」

 

 ユウリは慎重論を振りかざして逃げようとするがあっさりと逃げ道は塞がれる

 

 (ユウリ)

 「(はぁ…)それなら…まあいっか」

 

 (レティシア)

 「ただし集中力が切れたら魔法が切れるからはしゃぎすぎないでね」

 

 (レナード)

 「りょーかいりょーかい、じゃあ行こう」

 

 (ラウス)

 「あのユウリさん…、って置いていかてるし」

 

 彼はストーリモードではこのまま忘れ去られて出番がなかったりする不憫(ふびん)な人だったりする




 (作者)
 「毎度お馴染み用語解説コーナー」

 (レティシア)
 「しっかしあのクソ兵士はむかついたのう」

 (レティラ)
 「だからといってあれはやりすぎじゃ?」

 (レティシア)
 「いーや、ああ言う阿呆はどこの世界にもおるものだからのう、あれくらいで丁度良いわ」

 (作者)
 「それはそうだけどね、相方の兵士さんも苦労してるし」

 (レティラ)
 「それにしてもレナード思いっきり殴られてたね」

 (作者)
 「それは仕方ないよ、接客業での対応ってマニュアル化されてるくらい大事なことだもん」

 (レティシア)
 「確かにそれは言えてるのう」

 (レティラ)
 「でもその後のこっそり忍び込むってだめなんじゃ?」

 (レティシア)
 「確かにのう、原作ゲームでは普通に紛れ込んでおったが、普通に衛兵にとっ捕まって牢屋行きであろうに」

 (レティラ)
 「それに着替えもしてないから浮きまくってるはずなのに誰も気にしてないどころか気づいてないっぽいし(^^;」

 (作者)
 あまりにも不自然すぎるので姿隠しの魔法でこっそり入るという犯罪チックな方法で辻褄を合わせることに(笑)

 (レティシア)
 「大事の前の小事と割り切るしかないのう」

 (レティラ)
 「ってそろそろ時間でね」

 (作者)
 「それでは次回またお会いしましょう」
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