ダイヤモンドの輝きの果てに   作:オト姫

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互いの状況

ある空中のヘリ内では

 

「・・・」

 

操縦士「今日は遅かったですね」

 

「ああ、すまない晩御飯を食べてきたから」

 

操縦士「!食べたんたんですか!」

 

「ああ、Aqoursの子達に強引に言われてな」

 

笑いながら言う

 

操縦士「そういえばご飯いつも食べてないですもんね」

 

「そうそう、それがばれちまってな」

 

操縦士「災難でしたね」

 

「いや、俺としてはありがたかったよ、あの子達の言う通り何も食べないまま帰っていたら何も食べずにそのまま仕事しそうだからな」

 

操縦士「成る程・・・」

 

「だからさ西木野総合病院に着いたら飯でも作るわ、真姫の奴多分朝しか食べてないと思うしな」

 

操縦士「そうですか・・・」

 

「・・・」

 

操縦士「そういえば、名前言ったんですか?」

 

「いや、まだ言うつもりはない」

 

操縦士「そうですよね、今名前を言うことは良くないことですよね」

 

「ああ、あの子達の卒業式が終わったら言おうと思ってるよ」

 

操縦士「そうなんですね・・・」

 

「それにしても、今回の件ヘリがなければあの子、ダイヤちゃん間違いなく死んでいた・・・ありがとうな」

 

操縦士「いえいえ、そんな私は運んだだけですよ、ただそれだけ。本当に彼女を救ったのは他でもない貴方ですよ」

 

「ふふ、そうか・・・」

 

操縦士「・・・もうすぐつきますよ」

 

「ああ、了解」

 

操縦士「・・・頑張って下さいね先輩」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

1日が経過するのも早く時計は23時を回っていた

 

ダイヤの部屋

 

ダイヤ「スゥ スゥ スゥ」

 

真姫「・・・(寝たわね)」

 

ガラガラ

 

真姫「・・・」

 

真姫は医院長の元へ歩き出す

 

真姫「・・・」

 

 

ガチャ

 

達也「真姫か・・・ダイヤちゃんの様子は?」

 

真姫「今確認したけれど完全に寝ているわ」

 

達也「そうか・・・明日からどうなると思う?」

 

真姫「・・・分からないけれど苦しみ始めるかもしれない」

 

達也「・・・副作用、本当にめんどくさいな」

 

真姫「うん、副作用がなければ抗がん剤は凄いものだけれど」

 

達也「・・・癌ほどの強い病気は他の病気とはまるで違う。早期発見した時ならばまだしも体に広がり始めている時には様々な細胞や器官に入っているから並みの薬では効かないからな、仕方ない事だ」

 

真姫「・・・もし、副作用がない薬を作る事が出来れば」

 

達也「ああ、医療はもっと進歩するだろうな」

 

真姫「・・・」

 

達也「真姫、あの日お前がスクールアイドルを始めてから本当にお前は変わった、人としても成長したし心もな」

 

真姫「お父さん」

 

達也「でも、今回の件前にも言ったと思うがお前が苦しむことはない。ダイヤちゃんの件は本当に残念だし俺も悔しい」

 

真姫「・・・」

 

達也「おまけにダイヤちゃんはかなり鋭い子だお前が不安そうな顔をしていたら彼女は心配するぞ?」

 

真姫「ダイヤ」

 

達也「お前が今することはダイヤちゃんのそばにいてあげることそしてダイヤちゃんが少しでも長生きするように動くことだ」

 

真姫「・・・」

 

達也「だから頼むよ、真姫」

 

真姫「ええ!」

 

達也「そうそう、少し前に**君がこちらに帰ってきているそうだ」

 

真姫「!!随分遅かったわね」

 

達也「ああ、もっと早く帰ってると思っていたんだがな」

 

真姫「そうね、何かあったのかしら?」

 

達也「まぁ本人に直接聞けば分かるよ」

 

真姫「それもそうね」

 

部屋から出ようとする

 

達也「真姫・・・行くのか?」

 

真姫「ええ、まだやる事があるから」

 

達也「無理をしないようにな」

 

真姫「お父さん・・・はい!」

 

ガチャ

 

達也「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の外

 

真姫「さてと、あいつはどこにいるんだろう」

 

そう言って歩き出す

 

真姫「・・・もう23時半早いわね」

 

時計を見て呟く

 

真姫「ダイヤの部屋は流石にないか・・・資料室かな?」

 

 

 

 

資料室前

 

真姫「電気付いていないわね・・・じゃあここじゃないわ」

 

 

 

検査室前

 

ガチャ

 

医者「!お嬢様」

 

真姫「あいつ見なかった?」

 

医者「**様ですか?見てないですね・・・」

 

真姫「そう、ありがとうね」

 

ガチャ

 

 

真姫「ここにもいない・・・という事は」

 

休憩室に行く

 

ガチャ

 

 

真姫「居た!」

 

「お、真姫お疲れさん」

 

真姫「貴方こそお疲れ様。帰ってくるの遅かったのね?」

 

「ああ、実はな千歌ちゃんに捕まってしまって千歌ちゃんの家でご飯食べていたんだ」

 

真姫「そう」

 

「それと!もう一つ千歌のお母さんが湊さんだった」

 

真姫「!!それは本当!」

 

「ああ、驚いたよまさか子供がいるなんて」

 

真姫「そうね、子供がいるのは知らなかったわ」

 

「湊さん変わらず元気だったよ」

 

真姫「そう・・・Aqoursの様子は?」

 

「みんな大丈夫だったよ、ダイヤがいないから少し違和感があるけどな」

 

真姫「やっぱりそうなるわよね」

 

「みんな、苦しい事になりながらも頑張ってる、俺とは大違いだよ」

 

真姫「何言ってるのよ!貴方も頑張っているじゃない!」

 

「・・・真姫」

 

真姫「あ、それに昔言ったわよね、そういう事を言ったら・・・」

 

「わりぃわりい」

 

真姫「はぁー全く・・・それでちゃんと録画してきてくれた?」

 

「おう、お前に頼まれた事はきっちりこなしてきたぞ」

 

真姫「そう、ありがとうね」

 

「でも、どうするんだこれ?・・・ダイヤに見せるのか?」

 

真姫「まぁそれもあるわね」

 

「それもある?まだあるのか?」

 

真姫「・・・私がダイヤに教えるのよ」

 

「教える?」

 

真姫「ええ、私がダイヤのダンスと歌を全て完璧にしてダイヤに教えてるの」

 

「!!お前それ本気で言ってるのか!?」

 

真姫「ええ、当たり前よ。ダイヤの体調が大丈夫な日は教えるわ」

 

「お前、まさか今から練習するとか言わないだろうな?」

 

真姫「・・・」

 

「よく考えろ?今お前がここで倒れてどうする?今のダイヤちゃんにはお前が必要なんだぞ?」

 

真姫「・・・私はまだまだ先の人生がある。けど、あの子はもう先がないよ!」

 

「!!」

 

真姫「あの子にできる事は全てやりたい、やってあげたいの!!」

 

「ま、真姫」

 

真姫「だから、今だけ無理をさせてちょうだい」

 

「・・・分かった」

 

真姫「!!」

 

「けど、ダイヤに少しでも心配や何かされた瞬間やめさせるからな」

 

真姫「ありがとう」

 

「だいだいな、みんな踊りの7割は出来ているんだあとは仕上げとかだからお前がやる必要はないのに」

 

真姫「ダイヤはあと5日もみんなと練習できない、それをカバーするためよ」

 

「・・・分かったよ、練習していいから、けど俺も手伝うよ」

 

真姫「いいの?」

 

「いいに決まってるだろ?お前だけほっておけるかよ」

 

真姫「・・・ありがと」

 

「けど、3時までだ分かったな?」

 

真姫「ええ、分かったわ」

 

「それとお前のために少しばかり飯を作った」

 

真姫「!!」

 

「本当はコンビニにでも行こうと思ったが今財布家にあるからな、ここにあるもので作ったんだ、それでもいいか?」

 

真姫「ええ、ありがたくいただくわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べたあと屋上

 

真姫「さ、やりましょう!」

 

「体力は大丈夫なのか?」

 

真姫「ある程度は大丈夫よ1年前くらいからランニングやってるし」

 

「そっか走ってるもんな・・・なら多少は大丈夫だな」

 

真姫「ええ!まずは見せてちょうだい」

 

「了解、よく聴いてよく見てくれよ」

 

 

 

 

 

 

 

真姫「す、凄いわね」

 

この時真姫は純粋に凄いと感じていた、自分たちのラブライブの決勝の時と同じくらい、いやそれ以上のものと感じていた

 

「ああ、完成されていてそれでとても凄みがある・・・μ'sのラブライブ決勝の時を超えているかもしれない」

 

真姫「これをあの子が作曲するなんてね」

 

「あの子?もしかして梨子ちゃんを知っているのか?」

 

真姫「そう!梨子よ!昔の話になるんだけど私が高校2年生の時ピアノのコンクールに出たのは覚えてる?」

 

「もちろん、覚えているよ。帰ってきて凄く自慢してきたもんな」

 

真姫「ええ、その時に会ったことがあるの」

 

「何!?会ったことがあるのか!?」

 

真姫「ええ、彼女は中学1年だったかしら?確かそのコンクールの中学生部門でぶっちぎりで一位だったから覚えているわ」

 

「!!そんなに凄かったのか」

 

真姫「ええ、それに」

 

「それに?」

 

真姫「帰るときに少し話してきたのよ彼女」

 

「話してきた?」

 

真姫「感動しました!凄かったですって」

 

「・・・」

 

真姫「あのとき私は凄く嬉しかった、年下の自分より才能があるような子に感動したって言われたから」

 

「そんなことがあったんだな」

 

真姫「ええ、今でもはっきり覚えてる」

 

「梨子ちゃんは凄いんだな」

 

真姫「ええ、この歌もとてもいいわ、歌詞にもマッチしてる」

 

「・・・」

 

真姫「さ、歌は大体覚えたは音程もね」

 

「!!本当か」

 

真姫「ええ」

「化け物かよ」

 

真姫「あとはダンスよ!」

 

「ふふ、さてやるか!」

 

真姫「ええ、やるわよ」

 

 

 

 

 

「・・・」

 

真姫「はっはっはっはっ」

 

「少しずれてるぞ」

 

真姫「分かったわ」

 

ダンスを続ける

 

「・・・ラスト」

 

真姫「!!」

 

ポーズをとる

 

「OKだ、凄いな真姫、こんな短時間で」

 

真姫「ハァハァハァ」

 

「(とはいえ、負担も大きいみたいだな あの頃と体力が違う上にμ'sのダンスと全く違う形だから大変だな)」

 

真姫「・・・もう一度行くわよ」

 

「いや、まて今日は終わりだ」

 

真姫「!!」

 

「焦るなまだ時間はある。今日は終わろう、この調子でいけばあと2回やれば真姫なら完璧にできる」

 

真姫「・・・分かったわ、今日は終わるわ」

 

「ああ、また明日の夜中やればいい、ダイヤも少なくとも1.2日は運動させないつもりだろ?」

 

真姫「・・・ええ、そのつもりよ」

 

「・・・だか焦る必要はないぞ、真姫も休め少しくらいな」

 

真姫「・・・分かったわ」

 

「それじゃあ、屋上から出ようぜ」

 

真姫「ええ、そうね」

 

ガチャン

 

屋上を後にする

 

「さてと、なぁ真姫、寝るところあるか?」

 

真姫「どうかしら?・・・私の部屋ならあるわよ」

 

「それは参ったな」

 

真姫「ここで寝るつもり?」

 

「ああ、移動する時間が勿体無いからさ」

 

真姫「そう、なら私の部屋で寝たらいいわよ」

 

「・・・いや、それは」

 

真姫「私は別にいいわよ」

 

「そうか、分かった寝させてもらうよ」

 

真姫「ええ・・・あ、向こうは普通に学校よ?」

 

「あ!・・・そうか今日はたまたま祝日だったのか」

 

真姫「そうよ、だから明日から多少はゆっくりできるでしょ?」

 

「それはそうかもな」

 

真姫「じゃあ部屋行くわよ」

 

「了解・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aqoursはダイヤがいない中練習をきっちりとこなしていった、サポートがありながら。

 

ダイヤはなぜかあまり副作用が出ず、毎日ランニングと少し練習を真姫とする日々となっていた。だだダイヤの体調がおかしいくらいに好調だったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっという間に5日間が過ぎダイヤが内浦に戻る1日前になっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





以上です。
今回は真姫たちの話になりました。

次回、好調だったダイヤに・・・


最後にご観覧ありがとうございました。
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