浦の星
果南「ワン、ツウ、スリ、フォ、ファイブ、シックス、セブン、エイト」※繰り返す
「・・・」
果南「ラスト!」
ポーズを決める
「凄いな!みんなはじめ見た時とは段違いだよ」
「ありがとございます」
「・・・けどまだ完璧じゃない、ラブライブまで約2週間ある、頑張れよ」
「はい!」
「・・・」
ルビィ「お兄さん、お姉ちゃんの様子はどうなんですか?」
「ダイヤちゃんなら大丈夫だよ、それに今は調子がいいみたいだ」
ルビィ「よかった・・・」
千歌「明日からダイヤさんもいるんだよね!」
果南「そうだね」
善子「クックック我がリトルデーモンが全員揃うわね」
花丸「・・・(いつのまにかいつもの善子ちゃんに戻ってて安心ズラ)」
善子「何かツッコミなさいよ!」
梨子「つっこんでほしかったの?」
「・・・」
微笑む
果南「そういえばダイヤは向こうで何してますか?」
「ダイヤちゃんは今の所体調が大丈夫だから軽いランニングとか練習とかをしているよ、勿論真姫がつきっきりでダイヤちゃんを見ているけど」
ルビィ「お姉ちゃんは真姫さんにつきっきりで教えてもらっているんですか!?」
「まあ、そうなるな」
ルビィ「いいなぁ・・・」
「ダイヤちゃんはダイヤちゃんで頑張っている、みんなも頑張るんだぞ」
「はーい!」
西木野総合病院
医院長室
ガチャ
達也「・・・真姫か」
真姫「・・・」
達也「どうしたそんな顔して」
真姫「・・・」
達也「ダイヤちゃんの事か」
真姫「ええ、おかしいと思わない?抗がん剤を入れてもう5日たつ・・・なのに」
達也「副作用が出てないって事か?」
真姫「・・・」
黙って頷く
達也「それに関しては俺もそう思う。明らかに変だ」
真姫「今まで抗がん剤を入れて2日目、遅くても3日目にはなんらかの症状が出ていたはずなのにどうして・・・」
達也「・・・特殊な癌だからなのかそれともダイヤちゃんの体の体質なのか、そこのところは全くまだまだわかってない」
真姫「・・・」
達也「だが彼女が危険な状態である事には変わりはない、しっかりと見ていてあげてくれ」
真姫「ええ・・・」
達也「可能性があるとすれば、我慢しているのかもしれないな」
真姫「!!今のダイヤが私たちに隠してるっていうの?」
達也「そうではなく、ダイヤちゃんの体のそのものが無理しているのかもしれない、本人も気づかないように」
真姫「もし!その話があっていれば!」
達也「蓄積されているものが一気に襲うだろうだ」
真姫「!!」
達也「だが、そんな事は今まで起きた事がないから分からないがもしものことがある、だから頼んだぞ真姫」
真姫「・・・はい」
ガチャ
達也「・・・(ここ数日は真姫とランニングや練習をしていると言っていた。最悪な事にならなければいいが)」
ダイヤの病室
ダイヤ「明日ですわね」
ダイヤは考えていたついに明日Aqoursに会える、ルビィに会える事を
ダイヤ「・・・(それにしても副作用は覚悟していましたが何もまだない、それどころか少し動きが良くなった気もする)」
ダイヤも悩んでいた。末期の癌なのにこんなにも何もないのか?と
ダイヤ「・・・(何も起きないならありがたいことですが)」
ガラガラ
真姫「ダイヤ、調子どう?」
ダイヤ「いつも通りです」
真姫「・・・(嘘はついていないわね)」
ダイヤ「・・・ランニング行きますか?」
真姫「・・・」
ダイヤ「真姫さん?」
真姫「!!行きましょう・・・」
ダイヤ「・・・」
二人は走り始める
そしていつも通り神田神社まで行く
真姫「ハァハァハァ」
ダイヤ「ハァハァハァ」
真姫「ランニングを始めてもう6日目ね」
ダイヤ「はい、時間が経つのは早いです」
真姫「・・・」
ダイヤ「・・・真姫さん、私ずっと気になっていたことがあるんです」
真姫「・・・」
ダイヤ「真姫さんは昼過ぎからいつも私と練習しますよね?」
真姫「そうね」
ダイヤ「・・・真姫さんいつ練習してあれだけAqoursのダンスが踊れるんですか?」
真姫「!!」
ダイヤ「・・・昼の時は私が踊れるように真姫さんは完璧にダンスをこなしている」
真姫「・・・」
ダイヤ「無理していませんか?」
真姫「・・・無理はしてないわ」
ダイヤ「真姫さん。私のために色々してくださっているのは分かっています、けれど自分の事を削ってまで」
真姫「・・・ダイヤ、私はあなたに最後まで生き抜いて欲しい、前にそう言ったわね?」
ダイヤ「はい」
真姫「私はこれからがある。けどダイヤ、貴方は」
ダイヤ「・・・」
真姫「だから、今は私が踏ん張る時なのよ」
ダイヤ「真姫さん・・・」
真姫「だから、今は黙って助けられなさい!」
ダイヤ「・・・分かりました」
真姫「・・・」
ダイヤ「色々とありがとうございます」
頭を下げる
真姫「頭を上げなさい」
ダイヤ「・・・」
真姫「そろそろ行くわよ」
ダイヤ「はい!」
いつものコースを走りきり病院に戻る
真姫「ふぅ、今日もお疲れ様」
ダイヤ「はい!お疲れ様です」
真姫「それじゃあ少し休憩して。練習するとき呼びにくるわね」
ダイヤ「はい・・・分かりました」
ガチャ
ダイヤ「ふぅ」
ため息をつく
ダイヤ「今日も大丈夫みたいですね」
ダイヤはずっと倒れてしまうのではないかと不安なのである
ダイヤ「・・・生き抜くと決めた以上。こんなところで休んではいられませんわね」
その後 ゴホゴホと咳をする
ダイヤ「・・・」
その手には
血が付いているのであった
内浦では
果南「じゃあ、お昼だしちょっとの間休憩ね」
千歌「お昼だ!」
花丸「頑張って後のご飯は格別ズラ」
ルビィ「そうだね」
善子「さぁ、リリー我にサンドイッチを!」
梨子「持ってきてないわ」
善子「なんでよ!この前コンビニで。サンドイッチが食べたくなーる食べたくなーる。とか言って私にタマゴサンド買わせようとしてたじゃないの!」
梨子「あれは・・・とにかく今度持ってくるわよ」
曜「今度なら持っていくんだ」
善子「ムキー!今日ヨハネ、食べ物持ってきてないのよ!」
千歌、曜、ルビィ、花丸、果南、鞠莉「・・・」
梨子「・・・善子ちゃん昨日のお兄さんの話聞いてた?」
善子「・・・え?」
梨子「今日はお兄さんがご飯用意してくれるって言っていたでしょ?」
善子「・・・あ」
花丸「・・・聞いてなかったって顔をしてるズラね」
善子「・・・」
梨子「またタマゴサンド作ってあげるからね?」
善子「う、うん」
千歌、曜、ルビィ「(なんか甘々だ)」
タッタッタッタッタッタ
「おーいお前らご飯出来たぞ」
千歌、ルビィ、花丸「やった!(ズラ)」
果南「お兄さんの料理楽しみだね」
曜「そうだね」
鞠莉「・・・」
梨子「ほら善子ちゃん行くよ」
善子「ヨハネ!」
「ふふ・・・」
浦の星の食堂
千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、果南「わぁぁ!」
「ちゃんと食べて午後も練習頑張れよ」
鞠莉「・・・」
千歌「いいんですか!?本当に」
「うん、いいよ」
鞠莉「・・・なんでここまでしてくれるんですか?」
「・・・」
鞠莉「ダイヤの病気のこと以外は全く関係ないじゃないですか」
「・・・俺は真姫に達也さんに頼まれた事もあるがそれ以上に君たちに興味があったんだ」
鞠莉「興味?」
「前々から君たちAqoursの事は知っていたからなμ'sと同じ9人という事もあったしじかに見てみたいと思ってたんだ」
鞠莉「・・・」
「まぁ、とりあえずご飯食べないか?あったかいうちに食べて欲しいからさ」
鞠莉「・・・」
果南「・・・(鞠莉)」
全員が座る
千歌「では!手を合わして!いただきます」
全員「いただきます!!」
千歌「!!美味しい」
花丸「・・・おかわりズラ!」
梨子「早いわね」
「了解!」
おかわりを入れる
「はいよ、いっぱい食えよ」
花丸「ズラ!」
ルビィ「でも、食べ過ぎたらダメだよ」
花丸「ハムハム、分かってるズラ」
梨子「本当に分かってるの?」
「ふふ」
果南「お兄さんの料理すごく美味しいですね」
「ありがとう、果南ちゃん」
果南「どこかで料理の勉強とかしました?」
「いいや、特にしてないなぁ」
果南「!!」
「自分で料理をするようになって自己流で作っていただけだよ」
曜「凄いですね!」
果南「普通こんなに美味しく作れないですよ」
「照れるなぁ、こんなに美味しい美味しい言われるのは5年前以来だな」
鞠莉「・・・」
千歌「うちの家のご飯より美味しいかも」
「それはないよ、千歌ちゃん」
千歌「いやいや、そんな事ないですよ!」
曜「そうですよ!お兄さんの料理は本物です」
花丸「ハムハム、美味しいズラ」
「ありがとう」
善子「美味しいわね」
梨子「食べ過ぎたらダメよ」
善子「それ、私に言う?」
内浦では楽しい時間になっていたのであった
西木野総合病院
昼は過ぎて3時ごろ
屋上
ダイヤ「・・・」
真姫「いい感じよダイヤ!」
ダイヤ「はい!」
真姫「・・・ラスト!」
ダイヤ「!」
ポーズを決める
真姫「振り付けはほとんど完璧ね」
ダイヤ「はい!・・・ですがまだ足りません」
真姫「そうね、それに9人での合わせもまだ・・・正直不安要素ばかりね」
ダイヤ「はい」
真姫「もう少し出来る?」
ダイヤ「はい、出来ます!」
真姫「そう・・・じゃあ休憩してもう一度1から通すわよ」
ダイヤ「はい!」
真姫「(このままダイヤの身に何もなければいいけど)」
ダイヤ「・・・」
真姫「・・・」
ダイヤ「やりましょう真姫さん!」
真姫「ええ!」
練習が終わる
真姫「今日はこれで終わりよ」
ダイヤ「ハァハァハァ、ありがとうございました」
真姫「ええ」
ダイヤ「・・・明日楽しみですわ」
真姫「そうね、みんな来るし」
ダイヤ「はい」
真姫「それじゃあ部屋に戻るわよ」
ダイヤ「はい、戻りましょう」
ガチャ
ダイヤ「向こうは大丈夫ですかね・・・」
真姫「貴方以外の子も強い子達だしあいつもいるから大丈夫よ」
笑顔で言う
ダイヤ「そうですね」
真姫「戻って少ししたら今日も入れるからね」
ダイヤ「はい、分かっています」
ダイヤの病室に向かう
数時間後
プルプルプルプルプル
ピッ
『もしもし真姫か?』
真姫『ええ、どうしたの?』
『そちらの状況を軽く聞いておこうと思って』
真姫『ダイヤなら大丈夫よ今日もランニング、ダンスの練習を普通にやっていたから』
『そうか』
真姫『そっちの方は?』
『ああ、みんな楽しみにしてるよ明日の事を、それにみんな仕上がってきているし』
真姫『そう』
『でもやっぱり思うのが』
真姫『ダイヤが欠けているって事ね』
『ああ、Aqoursにとってダイヤちゃん一人いないだけでもかなり違って見えてしまうな』
真姫『成る程ね』
『ダイヤちゃんが加われば完璧だろう。そして今日はっきりとした真姫達がラブライブ決勝で歌った時より遥かに完成度は高い』
真姫『それは私も感じていた。ダイヤに教えている時にね』
『これほど特徴が捉えてる曲はないなと思った』
真姫『ふふ、そうね』
会話をしている中ダイヤは
ダイヤ「・・・」
ダイヤは自分の体が少しづつ弱くなっているのを感じていた
ダイヤ「・・・(真姫さんに無理をするな生きる方が大事と言われましたが多少無理しなければラブライブで優勝は出来ない!)」
ダイヤはいままで倒れた経験をもとにやりすぎない程度に無理をするという事を考えていた
ダイヤ「・・・ゴホゴホ」
手を見ると再び血が付いている
ダイヤ「・・・(真姫さんは今電話をしている 今のうちに手を洗いに行かなければ)」
病室を出る
ダイヤ「・・・」
医者「あれ?ダイヤちゃんどうしたの?」
ダイヤ「少しお手洗いに」
医者「・・・そう」
ダイヤ「・・・」
歩いていく
ガチャ
ダイヤ「・・・危ない危ない手を見られたら危なかったですわ」
手を洗う
ダイヤ「・・・(必ず卒業式まで生き抜いてみせます)」
ダイヤ「・・・ゴホゴホ」
少また血を吐く
ダイヤ「少し無理しすぎたかもしれませんね」
そう言って鏡を見る
ダイヤ「・・・(顔が細くなっているかもしれませんわ)」
顔を叩く
ダイヤ「弱気になってはダメですわ!生き抜くと決めたんですのに」
そう言ってお手洗いを出る
ダイヤ「・・・」
だがダイヤは気づいていなかった咳き込んだ時に血が少し飛び散っていた事に、そしてそれがさっきすれ違った医者に発見されてしまう事になる
電話の続き
『それにしてもμ's以来じゃないか?9人のグループ』
真姫『そうね、たしかに9人のグループは聞いたことはないわね』
『それにしても奇妙な運命だな、まさか9人のグループと9人のグループの人間が関わりあう事が』
真姫『ええ・・・関わることはなかったわね、陸也が居なければ』
『そうだ・・・あいつが居なければ内浦に行くこともなくダイヤちゃんの病気にも誰一人として気づくことはなかっただろうな』
真姫『・・・ダイヤがもしここの病院に来ることがなければ。すでに死んでいたでしょうね』
『それを考えるとゾッとするぜ』
真姫『・・・結果的に陸也の件は一人の子の命を生きながらえた事につながるなんてね』
『ああ、けどあいつがやった事は最低最悪だ、今となっては一つ良いことが出てきたが、やっぱり陸也の件は許す事はない』
真姫『私も同じ気持ちよ』
『陸也・・・』
真姫『・・・』
ガチャ!
医者「お嬢様!」
真姫「どうしたの?」
医者「ダイヤ様の容体が!』
真姫「!!」
『何があった!』
真姫『今すぐ帰ってきて!私はダイヤのところ行く!』
『!!分かった、すぐにそっちに向かう』
プチッ!ピーピーピー
真姫「今から向かうわよ!」
医者「はい!」
タッタッタッタッタッタ
真姫「ダイヤに何があったの!?」
医者「はい・・・ダイヤ様がお手洗いに行った後気になったのでお手洗いに行ったところ血が飛び散っていました」
真姫「!!」
医者「そして、病室に行った時、ダイヤ様は吐いていました」
真姫「医院長は!」
医者「もう一人が呼びにいっています、さらにもう一人がダイヤ様の対応をしています」
真姫「!!急がないと」
タッタッタッタッタッタ
ダイヤの病室
医者「ダイヤ様!しっかりしてください」
ダイヤ「ゲホゲホ、ハァハァハァ」
ガラガラ
真姫「ダイヤ!」
ダイヤ「ゲホゲホ、ま・・・・き・・・さん」
真姫「まずいわ!これは」
医者「どうしますか?」
真姫「・・・手術室に連れて行くわよ!」
医者「!!!」
ガラガラ
達也「!!ダイヤちゃん大丈夫か!」
真姫「医院長!!手術室に連れて行きましょう!」
達也「・・・どうやらその方がいいみたいだな、真姫は私ときなさい、他の人は緊急手術の準備!それと人を集めてきてくれ」
医者3人「はい!分かりました!」
真姫「・・・やばいですね」
達也「・・・ああ、急がなければ。**君は?」
真姫「もうすぐ帰ってくるわ」
達也「そうか」
医者「持ってきました!」
真姫「!!ありがとう!」
達也「ダイヤちゃんを乗せて急ごう!」
真姫は後悔することになる。自分がきちんと見ておくと言っていながら見れていなかったことに・・・
以上です。
今回の話ですが少しセブンイレブンのネタを入れました。気づきましたか?そして再びダイヤは・・・
次回。ダイヤから様々な時間が失われていきます。
そしてこの小説の総閲覧数が5000回を突破しました!本当にありがとうございます!たくさんの感想もありがとうございます。
これからも頑張っていくのでよろしくお願いします。
最後にご観覧ありがとうございました。