ダイヤモンドの輝きの果てに   作:オト姫

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生きる為の選択

 

 

 

 

 

 

西木野総合病院

 

手術室

 

ダイヤ「ハァハァハァ」

 

真姫「ダイヤ!しっかりしなさい!」

 

ダイヤ「・・・わ・・・たしは?」

 

達也「点滴を早く!」

医者「はっ!」

 

真姫「ダイヤ、ちょっとチクってするわよ」

 

手をに点滴の針を刺す

 

ダイヤ「・・・」

 

達也「・・・」

 

真姫「大丈夫なの!?」

 

達也「とりあえずこれで応急処置は出来たとして」

 

ダイヤ「ゲホゲホ」

 

血を吐く

 

真姫、達也「!!!」

 

ダイヤ「す・・・い・・・ません」

 

真姫「何を言ってるのよ!当たり前でしょ!」

 

達也「・・・真姫」

 

真姫「医院長?」

 

達也「ダイヤちゃんの事で少し手術をしようと思っていた・・・がしかし。これではおそらく何も出来ない」

 

真姫「!!どういう」

 

達也「予想以上にダイヤちゃん本人も気づいていないほどに身体だけが弱くなっていっている」

 

真姫「そ、そんな」

 

達也「ダイヤちゃんも嘘をついていなかった。つまりそういう事だ」

 

真姫「じゃあ、もうダイヤは」

 

達也「・・・いつ死んでもおかしくない状況だ」

 

真姫「そんな、ダイヤは!ラブライブに出るのよ!卒業式に出るのよ!」

達也「・・・」

 

真姫「嘘よね!嘘って言ってよ!」

 

ガチャン!

 

「ハァハァハァ」

 

達也、真姫「!!」

 

ダイヤ「・・・」

 

「待たせたな」

 

真姫「遅いのよ!」

 

達也「・・・」

 

「真姫俺は何をすればいい?」

 

真姫「・・・実は」

 

達也「・・・ひとつだけあるぞ」

 

真姫、**「!!」

 

達也「だが、これは今まで実戦で出した事がない・・・正直賭けにすらなるか分からない・・・」

 

「それはどうやってやるんですか?」

 

達也「ダイヤちゃんの身体はすでに癌で侵食されている。そこでだ。身体の重要部分を少しづつ切り取る」

 

**、真姫「そ、それは」

 

達也「全てを部分が癌に侵食されているからこそ、出来る方法だと考えている」

 

真姫「でも!その手術は!」

 

達也「ああ、本人の体力がいる治療になるだろうな」

 

真姫「それは反対よ!ダイヤを苦しめる結果にしかならない!」

 

達也「・・・」

 

真姫「第1成功する確率は?」

 

達也「・・・」

 

真姫「だめよそれ」

 

サッ!

 

手を出す

 

真姫「!!」

 

「それが成功すればダイヤちゃんはラブライブに・・・そして卒業式に出られるんですか?」

 

真姫「!!あなた」

 

達也「ああ、少なくとも今の状況よりは生きられる」

 

「・・・俺は達也さんに協力する」

 

真姫「!!」

 

「ただ問題はこれが表に出れば達也さんは逮捕されるって事だ」

 

達也、真姫「・・・」

 

「だから必ず成功させないといけない。この病院のためにも達也さんのためにもダイヤちゃんのためにも」

 

達也「ああ、だが成功確率は10%程度・・・いや、それ以下かもしれない」

 

真姫「だめよ!だめよ!それはさせない私がさせない」

 

そう言っていると

 

真姫「!!」

 

真姫は誰かに腕を掴まれる

 

真姫「だ、ダイヤ!」

 

ダイヤ「・・・ま・・・き・・・さん手術お願いします」

 

真姫「!!ダイヤあなた!」

 

ダイヤ「・・・可能・・・が・・・・あるなら・・・・それに・・・かけたいです」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・ダイヤちゃん。分かった開始する!」

 

「・・・」

 

真姫「・・・分かった。やるわ、そのかわり耐えなさいよ!ダイヤ」

 

ダイヤ「・・・・は・・・・い」

 

笑顔で言う

 

達也「手術を開始する!真姫準備だ!」

 

真姫「はい!分かりました」

 

「・・・絶対に耐え抜けよダイヤ」

 

ダイヤ「・・・はい」

 

「・・・達也さん、真姫。ダイヤちゃんをお願いします」

 

真姫「任せなさい!」

 

達也「任せてくれ」

 

「はい・・・」

 

部屋を出る

 

「・・・」

 

達也「・・・それでは手術を始める、まず麻酔を打ってくれ」

 

真姫、他の医者「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの手術は20時から1時まで、5時間かかる長時間の手術となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時

 

「・・・」

 

手術室のランプが消える

 

「!!」

 

ガチャ

 

「達也さん!真姫!手術は!?」

 

真姫「・・・」

 

達也「・・・成功だ!何事もなく手術を終えたよ」

 

「ふぅ、よかった」

 

真姫「・・・本当によかったわ」

 

「・・・これからダイヤちゃんはどうなるんですか?」

 

達也「・・・残念だがダイヤちゃんを家に帰すことは出来なくなった」

 

「・・・!!そ、そんな」

 

真姫「少なくとも3日間は何もさせられないわ、残念だけど」

 

「っ!あいつらにどう説明すれば」

 

達也「これはダイヤちゃん、彼女が生き残るための選択だ」

 

「選択・・・」

 

真姫「Aqoursのみんなには申し訳ないと思っている。でもダイヤがラブライブに出るため、卒業式に出るためよ」

 

「・・・」

 

達也「ダイヤちゃんを助けるにはこれしかできなかった」

 

真姫「本当に・・・私達の力の無さを実感した」

 

「・・・達也さん、真姫」

 

達也「・・・」

 

真姫「だから、お願いがあるの」

 

「お願い?」

 

真姫「**には**にしか出来ない仕事をしてほしいの」

 

「俺にしか出来ない仕事・・・」

 

真姫「私達はダイヤの事を死ぬ気で全力でサポートする、その間、Aqoursの事を見てあげて、5年前の時のように」

 

「・・・」

 

真姫「本当はダメなことはわかってる、立場上これ以上関わり続けるのもダメなのも分かってる、けどダイヤの命を私達は助けきれなかった。だから、ダイヤに返せるものだけ返したいの!」

 

「真姫・・・」

 

真姫「・・・お願いします」

 

「・・・ああ、分かった彼女達を最後まで見届けよう」

 

真姫「ありがとう」

 

「・・・だが5日前までだ、それ以上はダメだ。Aqoursに加担したことになってしまうからな」

 

真姫「・・・」

 

達也「ありがとう、**君それで十分だ。ダイヤちゃんは5日前には一度病院から出てもらおうと思っている」

 

真姫、**「!!」

 

達也「だからもう2度とこんな事が起きないよう、対処するつもりだ」

 

「達也さん・・・」

 

達也「あと10日間は任せてほしい」

 

「分かりました」

 

達也「ひとまず、ダイヤちゃんの病室まで行こう、話はそれからだ」

 

真姫、**「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤの病室

 

達也「・・・」

 

「5日前に家に帰ってもらうってそれは!」

 

達也「・・・心配するな、もう2度と今回のような目には合わせないようにする」

 

「それでも!容体が急変したりしたらどうするんですか!?」

 

真姫「いえ、大丈夫よ」

 

「!!今回の事以上の事が起きたらどうするんだよ!」

 

達也「心配するな、これ以上を超えることはない」

 

「何故そう言い切れるんですか!?」

 

達也「・・・私のこれまでの経験からだ」

 

「!!」

 

目を見てわかった、その言葉には強いものがあると

 

達也「だからラブライブ5日前までは任せてくれ、その後は君とあの子達に全て任せる」

 

真姫「・・・」

 

「・・・本当にいいんですか?」

 

達也「ああ、2回目の入院の時に両親には説明してある、我々はダイヤちゃんが少しでも長く生きられるため何でもします、少し危険な事をする事ももちろん伝えてある」

 

「!!」

 

真姫「快く聞いてくれて頭まで下げてくれた。ならこっちもそれに堪えるしかないわ!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「・・・」

 

起き上がる

 

達也、真姫、**「!!」

 

ダイヤ「・・・裏でそんな話があったんですか」

 

真姫「ダイヤ!」

 

達也、**「ダイヤちゃん!」

 

ダイヤ「・・・すいません、この病室に着いてから既に意識は戻っていたのですが、タイミングがなくて」

 

「何も謝ることはないよダイヤちゃん」

 

ダイヤ「・・・本当に優しいですわね**さん」

 

「・・・まぁ名前もバレたみたいだな」

 

ダイヤ「・・・実は前々から目星はついていましたよ」

 

「・・・成る程」

 

ダイヤ「鞠莉さんが**さんの事を調べているみたいで、それで」

 

「あの子は気づいているのか?」

 

ダイヤ「いえ、鞠莉さんは気づいていません」

 

「そうか・・・」

 

ダイヤ「・・・ですが鞠莉さんの執事の方は気づいているみたいで」

 

「執事?」

 

ダイヤ「はい・・・」

 

「・・・そうか」

 

達也「・・・聞いていたんだなダイヤちゃん」

 

ダイヤ「すいません、盗み聞きみたいになってしまって」

 

真姫「いや、いいのよどうせ全部話すつもりだったし」

 

ダイヤ「そうですか」

 

真姫「ダイヤ、またしばらくあの子達と会えない日が続くわ」

 

ダイヤ「・・・分かっています」

 

達也「・・・」

 

ダイヤ「ラブライブのため、卒業式に出るため」

 

達也「本当にすまない」

 

真姫「・・・」

 

ダイヤ「!!何も悪くないですよ」

 

真姫「いや、ダイヤの事をちゃんとみれていなかったから今回の事が起きてしまった・・・本当にごめんなさい」

 

頭を下げる

 

達也「何度も何度も本当にすまない」

 

ダイヤ「・・・頭をあげてください、達也さんと真姫さんは私の為に色々やってくださっています。謝らないでください、達也さんと真姫さんがいなければ私は既に死んでいたと思います」

 

達也、真姫「・・・」

 

ダイヤ「・・・私からもお願いがあります」

 

真姫「お願い?」

 

ダイヤ「三日後から練習を再開させてください」

 

達也、真姫「!!」

 

「・・・お前それは!」

 

ダイヤ「・・・私はもう2度と倒れたりしない!」

 

達也、真姫「!!!」

 

「・・・」

 

ダイヤ「お願いします」

 

「・・・」

 

真姫「分かったわ、三日後から今まで通りやるわよ」

 

「!!おい真姫」

 

真姫「・・・**も気づいているんでしょ?このままではAqoursは優勝できない」

 

「!!」

 

真姫「このままではね、もうここまで来てしまった以上腹をくくるしかないわ、私達もダイヤも」

 

達也「・・・そうだな」

 

ダイヤ「真姫さん、達也さん」

 

真姫「だからダイヤ、3日間でどれだけ体力を回復させれるかにかかってるわよ!」

 

ダイヤ「分かってます!」

 

「・・・ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「お願いします**さん」

 

「・・・分かった、ダイヤちゃん、その代わり死ぬんじゃねぇぞ?」

 

ダイヤ「はい!」

 

真姫「・・・ダイヤひとまず朝まで寝なさい、明日みんなにも話さないといけないでしょ」

 

ダイヤ「わかりました」

 

ガチャ

 

 

 

達也「・・・彼女は本当に強いな」

 

真姫「そうね・・・」

 

「名前の通りダイヤモンドのようだな」

 

達也「**くん、そうだな彼女はダイヤモンドそのものだ」

 

「そうですよね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日ダイヤはAqoursのみんなに5日前までは病院から出られない事を話す。

するとAqoursは毎日病院に行くと言う。

だがそれは無理なので毎週土日は来ることになるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてラブライブ5日前!

 

 

 

 

 

 






今回は以上です。
時間をかなり進めましたが、次回からかなり深い話となっていきます。
次回お楽しみに
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