「ハァハァハァ」
タッタッタッタッタッタ
1人の少女はある場所にすぐに向かっていた
「ハァハァハァ・・・」
ある場所で止まる
「・・・ここに来るもの随分久しぶりズラ」
そう言って階段を登っていく
「・・・」
彼女は昔を思い出しながら登っていく
「・・・」
タッ タッ タッ
登り続けていくと中間地点の様な場所に着く
「・・・ここだね。きっと」
この場所はある少女がスクールアイドルを始める事を初めて許された場所であった
「・・・本当にあの時は嬉しかったズラ、向き合ってくれて、そして認めてくれたズラ」
そう言ってベンチに座る
「・・・」
彼女にとってこの場所は大切な場所である
「・・・!!」
そんな中何かを見つける
「これってもしかして!?」
看板の下に少し大きめの箱を見つける
「・・・これズラね」
そして箱を開けて大きめのタブレットを取り出す
「・・・ダイヤさん」
電源をつけ、動画を再生する
ダイヤ《・・・》
「ダイヤさん・・・」
ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》
「・・・」
ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!花丸さん!》
花丸「ダイヤさん!」
ダイヤ《・・・花丸さん、さぞ悩んだと思います。花丸さんにとっての大事な場所・・・そして花丸さんとルビィと私にとっての大事な場所と》
花丸「!!!」
ダイヤ《私もどっちにしようか迷いました・・・でも花丸さんならばこっちを選ぶだろうと思ってこっちにしました!》
花丸「ダイヤさん」
すでに花丸は涙を溜めていた
ダイヤ《・・・改めて!花丸さん!進学おめでとうございます!》
花丸「ありがとうございます」
ダイヤ《新しい学校でも頑張ってください》
花丸「頑張るズラ!」
ダイヤ《・・・花丸さん。貴方には昔からルビィの事でお世話になっていましたわね》
花丸「・・・ルビィちゃん」
ダイヤ《中学生の時から貴方の話はルビィからよく聞いていました、ルビィは貴方の事をよく話してくれていました》
花丸「・・・」
ダイヤ《・・・ルビィは人見知りで目立たない子でした。そんな時花丸さんがルビィと友達になったんですわ》
花丸「・・・ルビィちゃん、ダイヤさん」
ダイヤ《・・・それから中学生の間ずっと一緒に居てくれましたわよね。そしてウチに遊びに来ることもありましたね》
花丸「ダイヤさん・・・ダイヤさん」
花丸は涙をながしている
ダイヤ《そして・・・高校生。今までと変わらず花丸さんはルビィと接してくれた、一緒に居てくれた。それが本当に嬉しかったのです。》
花丸「・・・」
ダイヤ《そして花丸さんはルビィの背中を押してくれました》
花丸「!!!」
ダイヤ《あの時にこの場所に花丸さんが私を呼び出して、ルビィの気持ちを聞いて欲しいと言った時は驚きました。花丸さんがここまでルビィの事を思ってそして私の事を思ってくれていてたんだなと思い感動しました》
花丸「・・・」
ダイヤ《そして、ルビィは自分の意思でスクールアイドルを始めた》
花丸「・・・」
お姉ちゃんお話があるの!!
花丸「・・・」
ダイヤ《そして花丸さんも・・・》
花丸「・・・」
ルビィスクールアイドルがしたい!花丸ちゃんと!
花丸「・・・」
涙が止まらなくなっていた
ダイヤ《・・・私、花丸さんもルビィと同じように妹のように思っていました。ルビィと似ていて人見知りで、でも何か熱い何かを持っていて》
花丸「・・・ううう」
ダイヤ《・・・二人が成長していく姿を見る事が私にとって幸せでした》
花丸「・・・マルはマルはスクールアイドルなる前、そしてスクールアイドルになってからもずっとずーーーーっとお世話になっていたズラ!ユニットも同じで果南ちゃんとダイヤさんにはずっとずっと!お世話になりっぱなしで何にも恩返しが出来ていなくて。本当に嬉しかったズラ!だからダイヤさんありがとう、ありがとう!」
ダイヤ《・・・悔しいのはこれからも二人を見守り続ける事ができない事です。でも二人ならもう大丈夫です。もう立派ですわ!》
花丸「ダイヤさん・・・」
ダイヤ《・・・花丸さん昔初めて私と会った時を覚えていますか?あの時、私と自分がまた小説の主人公と似ているそうおっしゃってましたわね。今でも似ていると思いますか?》
花丸「・・・勿論です」
ダイヤ《・・・そして花丸さん貴方にはひとつお願いがあります》
花丸「・・・!!」
ダイヤ《ルビィといつまでも友達で居てください。そして困っていたら助けあげてください》
花丸「はい、勿論、勿論ズラ」
ダイヤ《お願いしますね》
笑顔で言う
花丸「・・・本当に凄い人ズラ」
ダイヤ《・・・花丸さん、本当にありがとうございました。上から応援しています。黒澤 ダイヤでした》
動画が終わる
花丸「・・・うわぁぁぁぁぁん、ダイヤさん・・・・」
しばらく花丸は泣き続けた
マルにとってダイヤさんはいつまでも輝くダイヤモンドだったよ!
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