「・・・」
ある少女は家に戻っていた
「・・・ねぇ」
「なんでしょうか?」
「貴方が私ならどこへ行く?」
「・・・随分難しく考えるんですね」
「!!」
「自分の身に委ねたらいんですよ!」
「!!・・・そうね。ありがとう」
家を出ようとする
「・・・貴方なら必ず見つけられますよ。お嬢様」
家を出る
「・・・」
こんなところ!みつかりますわ
「・・・」
へいきだよ!
「・・・」
その場所に向かって歩いていく
「・・・」
ん?
ピィ!
あなたはー?
「・・・」
は、はぐぅ
「・・・本当に懐かしいわねここ」
少女はある思い出がある小さな噴水の場所に来ていた
「さ、私が合っているのならここに何かあるはず」
そう言って噴水の中を見る
「!!」
噴水の中に少し大きめの箱が入ってあった
「・・・これね」
その箱を取り出す
「・・・この中に入ってるのね」
箱を開ける
「・・・成る程、タブレット」
そう言ってタブレットの電源をつける
「ふふ、いかにもダイヤがしそうな事ね」
写真のフォルダーをひらく
ダイヤ《・・・》
「・・・ダイヤ」
ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》
「・・・」
ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!鞠莉さん!!》
鞠莉「ダイヤ!!」
ダイヤ《・・・正直どこにするかとても迷いました貴方との思い出場所は多すぎるし貴方を象徴する場所も多すぎるので》
鞠莉「・・・」
ダイヤ《そして考えた結果、ここを選びました》
鞠莉「・・・そう」
ダイヤ、鞠莉「私と果南さんと鞠莉さん(果南とダイヤ)が初めて出会った場所」
鞠莉「え?」
偶然だった。本当に偶然、どちらにも合わしたわけでもなく合わせるわけもなく。ビデオと現実で言葉が重なったのであった
ダイヤ《・・・ここに来ると思い出すのです。これまで鞠莉さんと果南さんとしてきた事。一緒に居たことを》
鞠莉「ダイヤ・・・」
ダイヤ《・・・そして一度離れ離れになってしまった事も》
鞠莉「・・・」
私は離れていてもずっと忘れないよ鞠莉の事
鞠莉「果南・・・」
ダイヤ《あの後・・・すごく後悔しましたあれで良かったのか、あんな形で終わりにして良かったのか、あの後果南さんは数日間学校に来る事なく家でずっと泣いていたそうです。私はなんとか学校には行っていたものの全く集中ができず胸が張り裂けそうでした》
鞠莉「・・・」
鞠莉は拳を握りしめる
ダイヤ《そして自分達の決断が自分達の首を締めていたんだと改めて思い知りました。そして私はルビィにスクールアイドルを見るなと言ってしまいました》
鞠莉「・・・」
ダイヤ《・・・私はとんでも無いことをやってしまった。許されない事を鞠莉さんにもルビィにも・・・》
鞠莉「ダイヤ・・・」
ダイヤ《・・・だからごめんなさい》
頭を下げる
鞠莉「!!!」
ダイヤ《・・・直接言いたかったけど、私には時間がほとんど残されていないだからビデオにする事にしました》
泣きながらダイヤは言う
鞠莉「・・・」
ダイヤ《・・・でも3年生になって帰ってきてくれてありがとう。本当にあの時は嬉しかったですわ》
鞠莉「・・・」
【
一年前
イタリア
鞠莉「・・・」
執事「お嬢様」
鞠莉「何?」
執事「名前不明の方からメッセージが届きました」
鞠莉「メッセージ?」
執事「はい、浦の星にスクールアイドルが誕生しようとしていると」
鞠莉「!!!それ本当!?」
執事「はい・・・確かです」
鞠莉「・・・準備をして」
執事「・・・え?」
鞠莉「日本に帰る準備をして」
執事「!!ま、まさかお嬢様」
鞠莉「帰るわよ日本に!」
】
鞠莉「・・・今なら分かるわ。あのメッセージは貴方が送ってきたんでしょ?ダイヤ」
ダイヤ《・・・》
鞠莉「・・・貴方がやったんでしょ?」
ダイヤ《・・・本当に戻ってきてくれてありがとうございます鞠莉さん》
鞠莉「・・・」
ダイヤ《・・・さて改めて。鞠莉さんご卒業おめでとうございます!》
鞠莉「ありがとう!」
ダイヤ《・・・鞠莉さんはイタリアに留学に行くんですわよね?》
鞠莉「・・・ええ」
ダイヤ《・・・鞠莉さんならなんでも出来ますよ!》
鞠莉「ありがとうダイヤ」
ダイヤ《私がもし生きていてもおそらく全員離れ離れになっていたでしょうね》
鞠莉「・・・そうね。果南は海外にダイビングの資格を取りに行くみたいだし」
ダイヤ《・・・私は生きていたらおそらく東京の大学に行っていたでしょうね》
鞠莉「・・・ふふ、ダイヤらしいね」
ダイヤ《・・・鞠莉さん。私達はずっと一緒ですわよ!》
鞠莉「!!!」
ダイヤ《繋がっているんですよ、空は》
笑って言う
鞠莉「ダイヤぁ・・・」
鞠莉はずっと我慢していた。少し涙を流してはいたがこれ以上今は泣くわけにはいかないと
ダイヤ《・・・とはいえ。会えないのは本当に悲しいですね》
鞠莉「・・・」
ダイヤ《・・・本当に悔しいですわ、大人になって何年かに一度3人で集まる事もずっと考えていましたし、本当に本当に・・・・うう》
鞠莉「・・・くっ!」
ダイヤ《・・・だから鞠莉さんは私より長生きしたください!そして幸せになって下さいね》
鞠莉「・・・分かってるわよ」
ダイヤ《そして、もう一つ鞠莉さんに頼みたい事があります》
鞠莉「頼みたい事?」
ダイヤ《はい・・・
数十分後
鞠莉「・・・」
鞠莉はダイヤからのメッセージを聞き終えて家に帰ってきていた
鞠莉「・・・」
執事「・・・見つけられたんですか?」
鞠莉「・・・ええ、見つかったわ」
執事「それは良かったです」
鞠莉「・・・本当に苦しいわね大事な人が死ぬって事は」
執事「・・・」
鞠莉「・・・」
執事「・・・お嬢様」
鞠莉「でも、大丈夫よ。前を向かなくちゃいけないから」
執事「・・・」
執事は黙って鞠莉を抱きしめる
執事「・・・今は泣いたっていいんですよ」
鞠莉「・・・うう。だいやぁぁぁぉぁぁぁぁ!」
執事「・・・」
鞠莉はメンバーの中で一番我慢をしていた事もあり、しばらくの間泣き続けたのだった
そして
鞠莉「・・・」
プルプルプルプルプル
鞠莉「もしもし?・・・見つけた?・・・そう。貴方もかけようとしていたのね・・・」
ダイヤ!あとは任せて!貴方の輝きは私達が引き継いでいく!!だからゆっくりしててね!
残り4人