ある少女はまっすぐ歩いていた
「・・・」
この少女の場所が8人の中で一番遠くの場所に置いてあることになるのだが一番最後ではなかった、それは少女が解散した時にすぐに向かったから。悩み続けている人がいたから。
「・・・」
少女はバスは使わなかった、何故かは分からない。おそらく本人すらも気づいていていないであろう
解散した場所から数十分
「・・・着いた」
少女はある場所にたどりつく
ガラガラ
「ただいま」
「・・・お帰りなさい帰ってきたんですね」
「・・・うん」
「・・・何かやる事があるとは思いますが先に挨拶しなさい」
「分かった」
そう言って家に入っていき、ある部屋に入る
「・・・」
その部屋は昔から見てきた、ある少女の部屋だ
「・・・」
ほとんど変わっていないのだがひとつだけある物が置かれていた
「これ・・・だね」
仏壇が置かれていた。そこには黒澤 ダイヤと書いていた
「お姉ちゃん」
笑顔の黒澤 ダイヤを少女は見つめる
「・・・」
カーン カーン
鳴らす
「・・・」
そして手を合わせる
「・・・」
祈り終わり立ち上がる
「探すね!お姉ちゃんが遺したものを!!」
その部屋を後にする
「・・・!!」
「挨拶したか?」
「うん!」
「・・・今から何かを探すのか?」
「!!」
「そうか・・・頑張れよ」
「うん!ありがとう!」
タッタッタ
「・・・ここだよね」
少女はある部屋に来ていた
「・・・懐かしいなぁ、よくお姉ちゃんとラブライブごっこしたなぁ」
昔の記憶を思い出す
あはははは!
あはははは!
「・・・」
思い出しながらいつも衣装を取り出していた押入れを開ける
「・・・」
衣装を取り出す
「・・・これが***とお姉ちゃんの始まりだった」
その衣装を抱きしめる
「・・・あの日からここまでこれたんだね」
目を瞑る
「・・・」
そして衣装をおく
「・・・探さないと」
押入れを探す
「・・・ん?もしかしてこれかな?」
少し大きめの箱を見つける
「・・・」
そして箱を開けてタブレットを取り出す
「・・・!!あの大量箱はこのためのだったんだ!」
そう言ってタブレットの電源を入れる
「・・・ここに入っているんだよねメッセージ」
写真の動画のホルダーを開く
「・・・」
ダイヤ《・・・》
「お姉ちゃん!!」
ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》
「うん、そうだよ・・・」
ダイヤ《よくぞ見つけましたね!ルビィ!」
ルビィ「うん!お姉ちゃん!」
ダイヤ《このメッセージをおく場所は始めから決めてました》
ルビィ「・・・お姉ちゃん」
おそらくルビィがダイヤの立場でも同じ場所を選んでいたであろう
ダイヤ《さて、改めてルビィ!進級おめでとうございます!ルビィも高校2年生ですね》
ルビィ「うん。そうだね」
ダイヤ《一年は早いですわね、ルビィが浦の星に入ってもう一年ですよ!》
ルビィ「・・・」
ダイヤ《今年は私にとって今までと全く違う一年、最高の一年であり、感動の一年であり、忘れられない一年でした、そして別れも・・・》
ルビィ「お姉ちゃん!!」
ダイヤ《・・・悔しいです。皆さんに会えなくなる事。そしてルビィと会えない事が》
ルビィ「・・・」
ダイヤ《・・・私は姉として貴方を守る義務があった。なのに!なのに!》
ダイヤは唇を噛んでいう
ルビィ「・・・お姉ちゃん」
ダイヤ《・・・本当にごめんなさいルビィ。私だけいなくなってしまって》
ルビィ「・・・でも繋がってるよ」
ダイヤ《・・・ですが、空は繋がっています。だから見守る事を出来ます》
ルビィ「!!!」
ダイヤ《しっかり見てますからね》
ルビィ「うん!」
ダイヤ《・・・ルビィ、貴方は本当に大きくなった、そして成長した。今年は特に貴方としても大きく変わった年だったでしょ?》
ルビィ「・・・」
ダイヤ《私はあの時スクールアイドルをやりたいと私に言ってきた時本当に感動したんですよ。あのルビィが自分の意思で自分のやりたい事をしようとしている、私に否定されてでも。その姿を見て成長したと思いました》
ルビィ「・・・私は」
ダイヤ《・・・これからも様々な事が起きると思います。それに大変な事も・・・でもルビィなら乗り越える事が出来ると私は信じています》
ルビィ「・・・」
ダイヤ《私の妹なんですよ?当然でしょ》
ルビィ「・・・お姉ちゃん・・・」
涙を流す
ダイヤ《・・・そして、新しい学校でもスクールアイドルは続けると思いますが頑張って下さい!そしてルビィはルビィの輝きを見つけて下さいね》
ルビィ「・・・うん、見つけるよ、お姉ちゃんの分も」
ダイヤ《・・・私から最後にもう一つ》
ルビィ「・・・」
ダイヤ《自分を見失わないでくださいね》
笑顔で言う
ルビィ「うん!絶対に見失わない!!約束する!!」
ダイヤ《・・・ルビィ!本当にありがとう!上から応援しています。黒澤ダイヤでした》
動画が止まる
ルビィ「・・・お姉ちゃん、ルビィはね黒澤ダイヤの妹で幸せだったよ、最高だった。オシャレの事、習いごとの事、作法、何から何まで全部教えてもらった。お姉ちゃんがいなかったら私はこんなにも成長できてないよ。だがら!!絶対に見ててね!!!!!!!!!」
空に向かって叫ぶ
ルビィ「・・・ふぅ、これでよし」
タブレットそして箱を置いてあった場所に戻した
ルビィ「・・・来年も聞くからね。お姉ちゃん」
ガラガラ
黒澤父「・・・ルビィ見つかったみたいだな」
ルビィ「お父さん」
黒澤父「この後お前に話がある。リビングに来てくれ」
ルビィ「うん、分かった」
ガラガラ
ルビィ「・・・」
リビング
ルビィ「・・・お父さん、お母さん」
黒澤母「・・・ルビィ座りなさい」
ルビィ「はい・・・」
座る
黒澤母「今から大事な話をするわ」
ルビィ「うん、分かった」
黒澤父「ルビィ・・・ダイヤからのメッセージを聞いてどうだった?」
ルビィ「・・・ルビ・・・私はいかにお姉ちゃんに助けられていたのかと言う事がよく分かった。でもお姉ちゃんは私は大きく成長したと言ってくれた。それが本当に嬉しかった」
黒澤父「そうか・・・」
ルビィ「これからは人のために自分のためにもっともっと頑張ろうと思いました。黒澤家の娘として」
黒澤父「・・・ふふ、本当に成長したなルビィ。親として本当に嬉しいよ」
黒澤母「ええ・・・嬉しいですね」
ルビィ「・・・お父さん、お母さん」
黒澤父「・・・ここから大事な話をするからよく聞いてくれ」
ルビィ「・・・」
黒澤父「・・・黒澤家のこれまで受け継いできた伝統を終わりにしようと思う」
ルビィ「!!!」
黒澤母「・・・この事は前々からお父さんと話をしていたのよ。今の黒澤家のシステムをこれ以上続けるべきなのかを」
黒澤父「・・・次の党首。ダイヤにも話をしていた。でもダイヤは反対したんだ」
ルビィ「お姉ちゃん・・・」
【
数ヶ月前
黒澤家
黒澤父「ダイヤ!」
ダイヤ「はい!なんでしょうかお父様」
黒澤父「お前に少し話がある・・・」
ダイヤ「・・・これからの黒澤家の話ですか?」
黒澤父「!!!お前それを」
ダイヤ「・・・申し訳ない事をしたと思っていますが、たまたま聞いてしまったのです」
黒澤父「・・・そうか、ならばダイヤには話しておこう。黒澤家は私達の代で終わらせようと思っている」
ダイヤ「そ、それは!?」
黒澤父「心配しなくても血の話ではない。今の制度を全て無くすために今までの伝統をここで終わりにしようと思ってる」
ダイヤ「!!!」
黒澤父「・・・話していなかったが私と母は昔から結婚相手と決められていたのだ、そして私が20歳になった時に結婚して党首を交代した。当時、私達は別に好きな人がいた。けどそれは聞き入れてくれなかったのだ・・・」
ダイヤ「という事はお父様とお母様は本当に好き同士ではないのですか?」
黒澤父「・・・それも違う。私達はどちらも好きで両思いだった、だがお互い一番好きな人とは当時結婚する事はおろか付き合うことも出来なかった」
ダイヤ「・・・」
黒澤父「・・・けど、私は母と結婚できてよかったと思っている」
ダイヤ「お父様・・・」
黒澤父「・・・だから俺は黒澤家代々の制度を無くす事にした、他にも理由は何個もあるが親戚にも許可は取ってある」
ダイヤ「・・・」
黒澤父「だから、ダイヤ。党首交代の話はもう忘れてくれ、お前は自分の進みたい道に進み、好きな人と共にするのだ」
ダイヤ「・・・ダメです」
黒澤父「!!ダイヤ」
ダイヤ「・・・それでも伝統をなくするのはダメだと思います」
黒澤父「!!!」
ダイヤ「・・・お父様。私が制度を変えてみせますだからお父様は私が党首になるまでよろしくお願いします」
黒澤父「ダイヤ・・・本当に継ぐ気なのか?」
ダイヤ「はい、私の人生のひとつですから。お父様とお母様そのもっと前からの伝統を受け継ぐというのは」
黒澤父「・・・党首。大変だぞ?」
ダイヤ「・・・そんな事百も承知です」
黒澤父「・・・分かった。お前が党首になるという事で話を進めておこう」
ダイヤ「はい!・・・それとお父様もう一つお願いがあります」
黒澤父「なんだ?」
ダイヤ「ルビィは何があっても自由にしてあげてください」
頭を下げる
黒澤父「!!!」
ダイヤ「ルビィにはルビィらしく生きて欲しいのです。だからルビィには私の身に何があってルビィには言わないでください」
黒澤父「・・・分かった約束しよう」
ダイヤ「ありがとうございます」
】
ルビィ「・・・」
黒澤父「だからルビィはやりたい事をやりなさい、私達は何も強制しない・・・」
黒澤母「家の事は任せなさいルビィ・・・」
ルビィ「・・・お母さん、お父さん」
黒澤父「話は終わりだ・・・」
ルビィ「待ってください」
黒澤父「ルビィ?」
ルビィ「・・・私。党首になります」
黒澤父、母「!!!」
ルビィ「お姉ちゃんがやろうとした事はルビィがやってみせる!!」
黒澤父「・・・本気で言ってるのか?」
ルビィ「・・・私は!本気だよ!」
黒澤父「お前に出来るのか?」
黒澤父はルビィを睨んで言う
ルビィ「やってみせます!」
ルビィは黒澤父を見て言う
黒澤父「・・・ルビィ、これからは朝も稽古するぞ」
ルビィ「!!はい!」
黒澤父「それじゃあ明日からみっちりやるからな。早く寝なさい」
ルビィ「はい!おやすみなさい!」
ガラガラ
黒澤母「・・・驚きましたね」
黒澤父「ああ、まさかルビィが自分から言うとはな・・・ふっ成長したものだな」
黒澤母「ええ・・・」
黒澤父「・・・(ダイヤ、予想してたんだな。ルビィが党首になりたいって言い出すことを。ふふ凄い姉妹だよ本当に)」
ルビィ部屋
ルビィ「・・・やりたい事やるよ!家の事も!自分の事もやり遂げてみせる!だからみててね!お姉ちゃん!」
数年後。ルビィが党首となり、黒澤家の事を大きく変えて初めて変えた党首と呼ばれる事となる。そしてその指にはいつもダイヤモンドがはめられていたのであった。
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