・・・
「・・・」
ある少女は最後まで動かなかった
「・・・」
とにかく立ち止まっていたのだ
「・・・」
動こうとしても動かない
「・・・っつ!!」
既にヘリがここにとまってから数時間が経過していた
「・・・」
既に昼が過ぎており少し日が傾き始めていたのであった
「・・・!!」
少女は無理やり動こうとしていた、まるで何かに掴まれているかのように動かないが頑張って
「・・・行かなきゃ」
少女は走り出した。ある場所に向かって
「ハァハァハァハァハァハァ」
一度も止まる事なく走りつづける
「ハァハァハァハァハァハァ」
走ってる顔は誰が見ても悲しいんでいるそう思えるほどだった
「・・・分からないよ!もう何も、何もかも」
しばらく走ってようやく浦の星に着く
「ハァハァハァハァハァハァ」
校門が空いている
「・・・誰か来ているの?」
そう言って中に入っていく
「・・・静かだね」
そう言って教室を過ぎていく
「・・・」
ある少女はある部屋の前に来ていた
「・・・」
ガチャ!
少女はその扉を開ける
「・・・久しぶりに来た・・・生徒会室」
浦の星の生徒会室は当時のから何も変わっていなかった。それどころかダイヤが入院し始めてから全く変わっていないのだった
「・・・変わらないね」
辺りを見渡す
「・・・」
ダイヤが座っていた机は綺麗に片付けてあるのだった
「・・・誰かが片付けたのかな?」
少し前までは書類が沢山置かれていたが今は無くなっていた
「・・・!!」
そんな中少女は机に置かれていた二つの物に気がつく
「・・・これは箱と・・・紙飛行機?」
タブレットが入っている箱と紙飛行機を見つける
「・・・もしかしてこの箱は」
箱を開ける
「・・・!!これかな」
タブレットを取り出して電源を入れる
「・・・ダイヤちゃんは動画を残してくれてたんだね」
そう言って動画を再生する
ダイヤ《・・・》
「ダイヤちゃん!!」
ダイヤ《・・・この動画を見ているという事は響羽さんの話を聞いたという事ですね》
「・・・うん」
ダイヤ《よくぞ見つけてくれました!千歌さん!》
千歌「うん!ダイヤちゃん!」
ダイヤ《千歌さんには色々話があります。よく聞いてくださいね》
千歌「・・・」
ダイヤ《その前に・・・千歌さん進学おめでとうございます!沼津の学校に行っても頑張ってください!》
千歌「うん!」
ダイヤ《・・・千歌さんが高校を出たら何をなるか凄く気になりますが聞く前に私は・・・すいません》
千歌「謝る事なんてないよ!ダイヤちゃんは自分の命を生き抜いたんだから!」
ダイヤ《・・・どんな事でも私は応援してます!頑張ってくださいね!》
千歌「・・・うん」
ダイヤ《さて、千歌さんまず一つ貴方に謝りたい事があります》
千歌「謝りたい事?」
ダイヤ《・・・千歌さんが初めて私にスクールアイドル部を作りたいと言ってきた時ありましたよね?》
千歌「!!!」
私が生徒会長である限り、スクールアイドル部は認めないからです!!!!!!
千歌「・・・」
ダイヤ《本当にごめんなさい》
頭を下げる
千歌「!!!」
ダイヤ《・・・本当は貴方の活動をすぐに認めてあげたかった。けれど私は認めなかった》
千歌「そ、それは!?ダイヤなりに私達を心配してくれた結果じゃ無いですか!!それに人数も足りてなかったし」
ダイヤ《・・・聞いたことあると思いますが千歌さん達の他にもスクールアイドル部を作ろうとしている人が居ましたわ。その時も千歌さん達と同じ態度で反対、認めないと言いました・・・そしたらそれきり来なくなりました・・・その時私は誰かに反対されたからと言って諦めるのかと思ってしまっていました。最低ですよね?》
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・ある程度私が反対するとしばらくスクールアイドル部を作りたい人は出てきませんでしたわ・・・そんな中一年前に貴方が現れました》
千歌「ダイヤちゃん・・・」
ダイヤ《始めは貴方達も今までと同じなんだなと思っていました失礼ながら・・・けれど貴方は違った人数すら足りていなくてもここに私の元に尋ね続けた》
千歌「・・・」
千歌は泣いていた
ダイヤ《・・・私は嬉しかった。そしてそれと同時に期待をしました。貴方ならと・・・だから私は貴方達の活動を認めました。認めましたは上からですね》
千歌「上からとかどうでもいい!どうでもいいよ・・・・」
ダイヤ《・・・そして裏から応援しようと決めました。Aqoursを海辺に書いたものそのためです》
千歌「ダイヤちゃん」
ダイヤ《そして千歌さん、曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、ルビィが東京に行った時。すごく心配していました・・・けれど貴方達は無事に帰ってきた本当に安心しましたわ・・・けれど貴方は悩んでいた》
千歌「え?」
ダイヤ《・・・帰ってきた日、他の人が気づいていたかは分からないですが私は貴方の事が悩んでいる事に気付きました》
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・私は声をかけるべきだと思ったのに貴方に声をかけられませんでした。そしてルビィから東京での話を詳しく聞いた後、怖くなりました。千歌さんは大丈夫なのかと》
ダイヤは瞳に涙をためていう
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・数日後、千歌さんが元気になっていて安心しました。あの時は力になれず本当にすいませんでした》
千歌「・・・ダイヤちゃん」
ダイヤ《そして、貴方達が前を向こうとしている中、果南さんが学校に復帰しましたわね》
千歌「・・・そうだね」
ダイヤ《そして。あの時3年生の教室で鞠莉さんと果南さんが揉めている時千歌さんが来て、止めてくれましたよね》
千歌「・・・あはは、無理やりだったけどね」
いい加減にしろーーーーーーーーー!
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・その後部室で皆さんに色々話しをして鞠莉さんにも真実を話すことができて本当に良かったです。部室と私の家での話がなければ果南さんと鞠莉さんは仲直り出来ていなかったでしょう・・・だから本当にありがとうございます》
千歌「・・・私は何もしてないよ」
ダイヤ《・・・そしてAqoursは9人になった、あの時は本当に嬉しかった。そして2年かかってやっとあの曲を歌えてよかったですわ!!》
千歌「うん、確か未熟DREAMERは3人で考えた曲なんですよね」
ダイヤ《あの曲は3人で考えた曲であり東京のライブで歌うつもりでした。けれど歌う事は出来なかった》
千歌「・・・」
ダイヤ《あの時に私の夢の一つは叶ったのです。もう諦めていた事でした・・・だから本当に嬉しかった》
涙を流す
千歌「ダイヤちゃん・・・」
ダイヤ《・・・それからずっと幸せな日でした。北海道から帰って来るまでは》
千歌「・・・」
ダイヤ《しばらく、私は皆さんに隠してしまいました。心配させたくなかったから、そしてほおっておいても治るそう思っていたからです》
千歌「・・・」
ダイヤ《その事に関しては本当に迷惑をかけたと思っています。特に千歌さんと果南さんには・・・病気を分かっていたわけではない思いますが何か異変は感じていたのでしょう?」
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・ごめんなさい話すことが出来なくて。本当に本当に》
千歌「ダイヤちゃんは!ダイヤちゃんは!悪くない!悪くないよ・・・私だってダイヤちゃんの立場だったらそうする思うし・・・」
ダイヤ《・・・さてと、千歌さん千歌さんにお願いがあります》
千歌「・・・」
ダイヤ《自分を見失わないで下さい》
千歌「・・・」
ダイヤ《貴方は自分が思っている以上に責任感が強く自分を責める人です。でも大丈夫、今回の私の件貴方は悪くないだから責任なんて感じないで下さい》
笑顔で言う
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・千歌さんは前を向いて向き続けて輝きを見つけてください》
千歌「・・・輝き。そんなの」
ダイヤ《あります!絶対に!ない事なんてない!!だからだから!》
涙が流れる
千歌「・・・」
ダイヤ《掴めます!千歌さんなら!千歌さんは掴むんです!輝きを絶対に!!》
千歌「・・・ダ・・・イ・・・ヤさん」
涙が流れる
ダイヤ《最後に・・・私は・・・千歌さんの事を大好きでした、本当にありがとう千歌さん!》
千歌「・・・」
ダイヤ《・・・私は空から千歌さんの事を応援してます。黒澤 ダイヤでした》
千歌「・・・」
動画が終わる
千歌「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁダイヤちゃん!!!」
千歌はしばらくの間生徒会室で泣き崩れるのだった
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ガチャ
響羽「・・・千歌ちゃん」
千歌「・・・」
響羽「・・・色々思う事をあるとは思う、けどもう外は暗い。それに夜の学校はあまり良いことがない、湊さんも心配している」
千歌「・・・」
響羽「・・・千歌ちゃん、今は辛いと思うけど耐えるしかない・・・」
千歌「・・・分かってます」
千歌は立ち上がる
響羽「・・・(辛いよな気持ちはよく分かるけどここで立ち止まっていても何も始まらない・・・だから。今は耐えるんだ千歌ちゃん)」
千歌「・・・」
この時に千歌は何故か机に置いてあった紙飛行機を手に取る
響羽「・・・行こうか」
千歌「・・・はい、響羽さん」
ガチャ
紙飛行機を持って帰ったのは偶然かそれとも運命なのか。
その数日後に紙飛行機が千歌を学校に導くことになる事になる
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浦の星女学院
千歌「ハァハァハァ。歌えた」
梨子「歌えたね」
果南「・・・うんそうだね」
千歌「・・・ねぇ、何でみんないるの?」
鞠莉「・・・それはね。ダイヤに頼まれたの」
千歌「え?・・・どう言う事?」
果南「・・・私と鞠莉のメッセージの最後にダイヤに頼まれたの。もう一度みんなで歌ってほしいって」
【
鞠莉『もしもし?果南』
果南『鞠莉?・・・もしかしてダイヤのメッセージの話?』
鞠莉『!!果南も聞いたのね!』
果南『うん、もう一度みんなで歌ってほしいって話だよね』
鞠莉『ええ』
果南『・・・でもいいのかな。ダイヤがいないAqoursなんて』
鞠莉『そうね。本当は最後は9人で歌いたかった』
果南『うん、でもダイヤは歌って欲しいって言ったなら歌うしかないよね!』
鞠莉『うん、そうだね・・・みんなに連絡する?』
果南『そうだね』
】
千歌「そんな事があったんだ・・・」
曜「聞かされた時はびっくりしたよ」
花丸「・・・マルももう一度歌いたいと思ってたから」
善子「・・・それに集まるって言ってたからね」
ルビィ「うん!」
鞠莉「あの電話の後。みんなに連絡したのよ今日集まろうって」
果南「うん」
千歌「・・・実は私連絡見てないんだ」
曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」
千歌「・・・私ヘリで別れた時からスマホ一度も見てない」
鞠莉「!!じゃあなんで今日ここに来たの!?」
果南「・・・そうだよ、偶然?」
千歌「・・・」
ポケットから紙飛行機を出す
果南「!!それは?」
千歌「・・・今日、これがね私を導いてくれたんだ」
曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」
千歌「・・・紙飛行機が飛んで。浦の星に私を連れて行ってくれた」
曜「・・・それ、どこで手に入れたの?」
千歌「生徒会室」
曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、鞠莉、果南「!!!」
鞠莉「・・・本当にダイヤは」
果南「ダイヤの力なのかな?」
千歌「・・・そうだね、きっと」
紙飛行機を見つめる
千歌「・・・ありがとう」
そう言って紙飛行機を飛ばす
そして空に向かって叫ぶ
千歌「ダイヤちゃん!!!見つけたよ!!輝きを!!」
ありがとうダイヤちゃん!私は見つけられたよ!輝きを!
ダイヤモンドのようでずっと消えない輝きを!!!
次回最終回 黒澤 ダイヤ(ダイヤモンドのような少女)