アベンジャーズーホープ・オブ・レイー   作:白琳

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お待たせしました!ほぼ一ヶ月投稿せず、すみませんでした!
理由としてはなかなか気分が乗らず、執筆が進まず……自分勝手な理由でごめんなさい。

そしてワカンダ編はスウァーノ視点と言いましたががっつり第三者視点入ってます。


ワカンダ防衛戦 前編

「イバンベ!!」

 

「「「イバンベ!!」」」

 

「イバンベ!!」

 

「「「イバンベ!!」」」

 

草原に並ぶ俺達アベンジャーズ。そしてスーツを身に纏ったティ・チャラ率いるワカンダの戦士達が互いを鼓舞する。

先頭に立つのは俺とスティーブ、ナターシャにティ・チャラ。バナーはハルクに変身し、みんなの邪魔にならないよう後ろに控えている。ハルクとは話が出来ると知っていたが、いざ見るとびっくりするな。スティーブの指示をちゃんと理解して「分かった」なんて言ってたし。

 

あと、ワンダだけはヴィジョンの傍に残ってもらってる。最悪の事態になった時にはストーンの破壊を頼んであるが、ストーン摘出中のシュリや彼女の部下達を守ってもらうのがメインである。

 

「さて……うまく使えればいいんだが」

 

俺はそう言って両手に装着している黒いガントレットを見る。シュリ曰く、名前は『V(ヴィブラニウム)B(ブーストラル)・ガントレット』。その名の通りヴィブラニウム製であり、今まで通りハイ・エナジーレイを撃てる事は当然、ティ・チャラのスーツのように衝撃波を放てるらしい。俺の場合はアウトエナジーを放つ時の微弱な衝撃を吸収するみたいだから攻撃を受ける必要はないんだけどな。

 

「……来たな」

 

スティーブがそう呟く。正面を見てみれば、柱が落ちた方向からこちらに向かってくる軍勢が見えた。

腕を四本持ち、顔には口しかない黒い化け物。こちらの何倍もの数がいるそいつらを率いているのはブラック・オーダーの三人。

二人は俺達と戦った奴らであり、もう一人はニューヨークでスターク達と戦っていたハルク以上の巨体を持つ敵である。あいつもブラック・オーダーの一員と見て間違いないだろう。

 

「絶対に奴らを先に行かせるな。ここで食い止めるぞ」

「ああ、当然だ」

「この国で奴らの好きにはさせない」

『スウァーノ、あたし頑張るからな!見てろよ!?』

『キャプテン、空からの支援は俺とウィルソンに任せてくれ』

 

スティーブから始まった言葉に続き、みんなが声を上げていく。宇宙を、地球を、そして大切な仲間を守る為に俺達は奴らを倒す。辛い戦いになるだろうが、今までもやってきた事と同じ事だ。

 

 

 

だけど………………どうしてこんなにも不安な気持ちが心に広がるんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆけっ!!」

 

プロキシマの命令によりあの黒い化け物達、アウトライダーズが敵陣に向かって飛び出す。まるで狂犬のように走る彼らだったが、ワカンダを守るバリアに弾かれて行く手を阻まれてしまった。

だが中には手足や胴体を切断されようともバリアを突破する者もいる。しかし歩く事もままならず、敵陣の元へ辿り着くのは困難であった。

 

「●●●●●ッ!!」

 

すると他のアウトライダーとは違い、八本の腕を持つリーダー格のジェネラル・OR(アウトライダー)が指示を出した。

──────『迂回せよ』、と。

 

「っ……おい、あいつら……」

「バリアを正面から突破できないと見て、後ろに回り込むつもりか」

 

スウァーノが気付いた事にティ・チャラが同意する。このまま後ろに回り込まれ、バリアを無理矢理にでも突破されてしまえば大した時間をかけずにヴィジョンのいる施設に侵入されてしまう。

 

「……私が合図を出すと同時にバリアの正面と左右の一部を開け」

 

ティ・チャラが耳につけた無線機で命令を下す。未だにバリアの正面に留まっている者もいるが、回り込むスピードが速い。素早い判断が必要と感じ、敵をバリア内に誘い込んで倒す事をティ・チャラは選択した。

 

「キャプテン、彼らに指示を頼む」

「ああ……みんな、僕とナターシャ、ティ・チャラ達で正面から来る敵を叩く。スウァーノとローディで右、サムとハルクで左から入ってくる敵を叩くんだ」

『左右の敵を倒し終わったら?』

「正面への加勢に入ってくれ。いいか、入ってきた瞬間がチャンスだ」

 

回り込もうとするアウトライダーズは速いが、数はまだ少ない。故にアベンジャーズ最大の戦力を向かわせて一気に殲滅させるつもりである。

 

「分かった。すぐに片付けてくるからあっちは任せたぞ。ミアも頑張ってくれ」

『当然っ!』

『なぁ。俺、ハルクに間違えられて殴られたりしないよな……?』

「大丈夫よ、サム。今のハルクなら」

 

「ウォォォオオオッ!!今度こそ倒す!ハルク、負けない!!」

 

「……きっと」

『おいおい、そこは断言してくれよ!?』

「サム、君はとにかくハルクを抜けた敵を頼む。ヴィジョンの元に向かわせるわけにはいかないんだ」

『ああ、分かったよキャプテン……やってやるよ!』

 

その言葉を最後に、スウァーノとローディはバリアの右側へ、ハルクとサムはバリアの左側へとそれぞれ向かっていく。

 

──────そして。

 

「よし……今だ、バリアを開け!!」

 

ティ・チャラの命令でバリアの正面と左右の一部が開く。そこからアウトライダーズが一気に入り込んでくるが、左右から入った者達の多くは一瞬にして吹き飛ばされた。

 

 

「はぁっ!」

『くらえっ、化け物!!』

 

右側はスウァーノのハイ・エナジーレイとローディのミサイルポッドによる爆撃で。

 

「ウガァァアアアア!!」

「いけっ、相棒!」

 

左側はハルクの激しい殴打とサムが飛ばしたレッドウィングによる支援攻撃で。

 

 

「いくぞ!」

「ワカンダ・フォーエバー!!」

 

そして正面から入ってくる敵に対して走り出したそれぞれのリーダーが飛び出す。

 

「●●●●ッ!?」

 

正面から入ってきたジェネラル・ORがスティーブとティ・チャラの同時攻撃を受けて倒れたのを皮切りに他のアベンジャーズメンバーとワカンダ軍がアウトライダーズと激突していった。

 

マインド・ストーン、そしてヴィジョンを守る為の防衛戦が遂に始まったのである──────!




一応、ワカンダ編が終わってからタイタン編を書く事にします!あっち行ったりこっち行ったりだと混乱しそうなので。

エンドゲーム以降のお話について

  • エンドゲーム以降も続ける(同作品にて)
  • エンドゲーム以降も続ける(別作品にて)
  • エンドゲーム以降は求めてない
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