黒き翼と最弱の騎士   作:シュオウ・麗翅

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大幅に変えます。

具体的にはデートの相手が変わります。


堕天使とのデートやで( ˘ω˘ )その1

焼肉パーティーから翌日。今日は土曜日。学生には嬉しいお休みである。

休みというのは素晴らしい。ひたすらゴロゴロ出来るし、好きな事に没頭できる。

 

……5日溜まった疲れがたった2日で取れるとは思っていないが。

 

「……っと、今週は仕事も休みだし、何しよっかな〜」

 

ルンルン気分でコーヒーを嗜み、アニメのDVDを部屋で視聴して言う。

欲しい衣装は昨日通販で手に入ったし、ご飯の買い出しも昨日の内にバイサーが終わらせている。今日のご飯の当番は自分とはいえ、昼餉には十分に時間がある。

 

「……っと、そう言えば龍騎が風呂と食器用洗剤切らしてたって言ってたっけ」

 

お菓子を買いに行くついでに買い物に行くかぁ……と、コーヒーをゆっくりと味わい、P○3の電源を切った。

 

「ん?何処かへ出かけるのか?」

 

「バイサー?うん!ちょっと洗剤を買いにね〜」

 

「あぁ分かった。それと、今日の夜頃『桃源郷』の2人が来るらしいから早めにな」

 

「ん?来週の仕事の話かな?りょうか〜い」

 

っと、財布をポケットに入れて両耳にイヤホンを装着して扉を開けると……

 

ーーーー美女が居た。とびきりの。

 

深海のような青いロングヘアの美女である。背はバレーボール選手並に高いんじゃないかというくらい有り、明日斗が見上げる形を取らなければ顔を見れない。

 

引っ込むところはちゃんと引っ込んでおり、出ている所はちゃんと出ている。スリムでモデル体型の女性だ。

 

そして何より……

 

(……ヤダ……ボクより男らしい顔……/////)

 

そう。イケメンである。見るもの全てを射抜きそうな瞳をしているイケメンである。

表情には出していないが、内心めっちゃ動揺しているオトコノコの姿がここにはあった。

 

「あ……あの……ここって竜胆あ……」

 

「いいねぇ!!キミ!良かったらボクの相方にならない!?コンビ組んでさ!!僕と契約して舞台俳優になっ……」

 

「お前は何処のいん○ベーダーだ!!」

 

「いったぁぁぁぁっ!!」

 

マシンガントークの如く美女に迫る明日斗にバイサーのゲンコツが直撃!ぬぉぉぉぉ……と、蹲りながら頭を抑えている。

 

(……え?なんなんだこの状況……)

 

目の前の女性はこの光景にめっちゃ動揺していた。

 

 

 

 

 

堕天使カラワーナ。下級堕天使の1人だ。

 

自分とあと3人とチームを組んでエクソシストの勧誘に、神器回収。はぐれ悪魔の討伐など、様々な仕事をやっている。

 

……最も、エクソシストは堕天使サイドに勧誘するのだが。誰が天使サイドに行かせるものか!!

 

兵藤一誠は単なるエロガキだから対処は簡単だったとレイナーレ様は仰っていたが、次の標的が問題だった。

 

竜胆明日斗。誰よりも女らしい顔をしている男。レイナーレ様は一誠の調査と一緒に彼の事も調査していたらしいが、行動が全くもって読めなかったらしい。

 

曰く、『数時間も潜水し、深海魚をモリで突いた』←衣装は人魚だったらしい

 

曰く、『私達よりも強いかもしれない『フリード・ゼルゼン』を一撃で重症に追いやった。』←後でアーシアが綺麗に治しました

 

曰く、『はぐれ悪魔を打倒、支配下に置いている』との事。

 

そして先日。なんと1人でウエディングケーキを作ったらしい。……私も結婚したい……

 

と、他にも様々な逸話が残る彼。実際にそのはぐれ悪魔を見るまでレイナーレ様は半信半疑だったが、今は処理落ちして部屋に籠っている。

 

……もしも彼と嘘デートするなら、絶対処理しきれずに胃がやられるかもしれないと。

 

だが、これはチャンスだ。レイナーレ様が求めているのは『トワイライト・ヒーリング』のみ。もしも、レイナーレ様が問題視している男の神器を私のモノにすれば……と。

 

すぐさま立候補した結果、次は私に白羽の矢が立った(他メンバーが行きたくなかっただけ)

 

特にミッテルトは『次の動画制作で忙しいっス!!今度こそ1時間以内に縛りプレイで全クリするっス!ガバも積もればロスとなる!!なるだけガバを無くから邪魔しないで欲しいっス!!』と言っていた。何言ってるんだミッテルト……

 

立候補して任務に赴いた私だが、レイナーレ様が動揺していた理由がわかる気がする。

 

「ちょっとバイサー!!いきなり何すんのさぁ!!」

 

「勧誘の仕方というものがあるだろう!!ついでにこの女は人外だぞ!!」

 

「え〜?バイサーいるから今更じゃない?てかバイサー以外に人外っていたんだ」

 

「……ペットにヒポグリフがいるだろう?」

 

「アレって突然変異かなにかだったんじゃないの?」

 

「はぁ……」

 

……コイツらは何言ってるんだ?ヒポグリフ?アレは気性が荒い幻獣の一体じゃないのか!?なんでたかが人間がそんな大それたものを!?と言うよりなんでこんな見た目が化け物のやつが堂々としているんだ?街の人おかしいだろ!?なんで見た目でわかる異形が普通に生活してるんだ!?

 

「ん?」

 

暗くなったので後ろを振り向いた。

 

バクリ!!

 

……わたし の めのまえ が まっくら に なった。

 

 

 

 

「……っちょっ!?ヒポくん!?違うから!!この人はキミの朝ごはんじゃないから!!ぺっしなさい!!ぺっ!!」

 

「……明日斗!お前、ヒポグリフのエサやりサボっただろ!!」

 

「いっつもボクがやる時はバイサーや龍騎よりも遅いの!!バイサーこそヒポくんに伝え忘れてたんじゃないの!?」

 

「うっさい!!元はと言えば……」

 

「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?」

 

言い争いをしている2人だが、離さないピポくんともがいている女性の姿を見て一気に我に返り……

 

「って、こんなことしてる場合じゃない!!お肉を解凍して持ってこないと!!」

 

脱兎のごとく逃げ出すように急いでお肉を取り出し、そのままバイサーの元へ向かう。レンチンで解凍している時間は無い。

 

「バイサー!火!早く!!」

 

「……はぁ……」

 

ぼう!!とバイサーは魔力を通して火を作り出す。すぐさまお肉を中に入れる。ガスコンロの強火並みの火力で、炎の中にぶち込んだお肉を瞬く間に解凍していく。

 

「ヒポくん!!とってこーい!!」

 

数秒で解凍したお肉を上空へ向かって思いっきりぶん投げた!!

勢いよく飛んだお肉は山へ一直線へ向かう。

 

それを見たヒポくんは咥えていた女性を思いっきり離し、明日斗にクリーンヒット!!

 

2人して痛みに悶絶している声を上げるのを無視して飛んでいく餌に向かって一直線!!空を地面で走るダチョウのように駆け抜け、そのままキャッチ!

 

「クェー!!」

 

と喜びを表現するように大きな鳴き声を上げて戻っていく。

……明日斗目掛けて一直線に。

 

「う〜ん……」 「……つぅ……」

 

「ヒポー!!」

 

「「……へ?」」

 

ドーン!!

 

「「ノワァァァァァァッ!?」」

 

明日斗に思いっきり甘える子犬のように全力でぶつかったヒポくん。しかし、その巨体に人間が耐えられるはずもなく、重さと衝撃で再び倒れ込んだ。

 

……その場にいたカラワーナも巻き添いにして

 

その光景を見ていたバイサーは目も当てられなかったという。




バイサーは魔法系は下級なら扱える設定。ビーム打ってた描写あったしイけるやろ多分。

明日斗はボケ担当でトラブルメーカーでありながらある程度酷い目に合うキャラに変更。そして、私はカラワーナをひっじょうに贔屓します。

作業用BGMは前半ぶっちぎり万歳。カラワーナの下りからは高飛車マーチを聴きながらやってました。
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