デーンデーンデーン(ミョッミョーン)デレデッデレデッデデー
ミョッミョッミョッミョーン(デーレーデデデッデッデーレーデデデッデッデーンデンッ!!)
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!邪魔してるぞ!!アストル……」
「竜胆明日斗!!宝瓶院さぁん……いいかげん名前覚えてよォ……」
「それでだな!今日は急ぎの要件があったのだ〜♪」
「相変わらずだな……」
「治す気ゼロだね。知ってたけど」
王様のような威厳たっぷりの高笑いをしている、紫を主体とした十二単を着ている男。……否、十二単の着物の数を若干少なくしたような感じだ。
紫のメッシュがかかった黒髪のツリ目をしたイケメンさん。ミュージカル調のノリで話しかける様はリアルでもステージとして認識している節すらある。
当然、バイサーと明日斗の間に座っているカラワーナには話についていけていない。
ちなみに並びは
龍騎、明日斗、カラワーナ、バイサー
この順番。
「で、急ぎの要件とはなんだ?宝瓶院真水(ほうびょういんしんすい)」
「うむ!!それはだな〜」
ゴソゴソとバッグから何かを取り出し、それをバン!!と叩きつけるように置いた。
カラワーナ以外の3人が覗き込むと……
【メンバー募集!!セブンソードプロダクション〜桃源郷編〜】
「……人手不足ですか……?」
「うむ!!正直言って、私と相方の鷲獅狼竜姫(しゅしろうりゅうき)」とアシスタント4人だけでは……ってちが〜う!」
ノリツッコミしながらひったくるように紙を戻し、もう一度机に勢いよく紙を置いた。
再び3人が覗き込むと……
【シャルルマーニュ伝説、狂えるオルランド、遂に実写化!!】
「へぇ……って!!メインはボク!?」
「私の役は……ブラダマンテ?」
「そう〜♪アストルフォの家は人外魔境!さ・ら・に、ヒポグリフもいるではないか〜♪」
「……もうツッこむ気も失せたよ……」
シャルルマーニュ伝説と狂えるオルランド。原典から12勇士のコントが繰り広げられながらも壮絶な戦いを繰り広げる物語である。
発狂して全裸になるイケメンの騎士や、アホの子ポンコツ騎士等、様々な騎士たちが繰り広げる戦いの結末とは……?みたいなキャッチフレーズが書かれてあった。
「さらに他にも理由があってな〜……ん?おお!こっちだこっち!!」
真水が手招きをしながら足音に応えるように呼びかける。
ガラ!!っと扉が開かれ、見えた女性は……
「真水!!頼まれたもの、持ってきたわよぉ〜」
……とても派手だった。キラキラ光るようなゴールドブロンドのポニーテールにウェーブがかかっているような感じだ。
おっとりしていそうな大きな瞳に鋭さを付け加えたような眼を持つ美女で、溢れ出るオーラが一流のスターをすぐさまイメージさせられる。
結んである髪に刺さっているのは簪。それぞれがグリフォンと獅子、犬をモチーフにしたような代物。特注で作らせたものらしい。
着ているものは真水の着物を赤とオレンジが主体のカラーリングに変えたような衣装。
「「あっ、竜姫さん。こんにちは」」
「あら、2人とも、元気そうねぇ〜……あら?そちらの青髪の女性は……?」
「……あっ!私のなま……」
「この女性はアンジェリカだそうだ!アストルフォの知り合いらしいぞ!」
カラワーナが重要なこと思い出したように慌てて自己紹介をしようとした時。真水がノリノリでカラワーナの代わりに言った。
「……やってしまったな……」
はぁ……と溜息をつくバイサー。事情を知ってる皆は同情の視線をカラワーナに向ける。等の本人は困惑し、真水の方はいつもの楽しそうな表情のままだ。
「だから自己紹介は念入りにしておけと言ったんだ……」
「真水さんは自分のイメージで勝手に名前をつける悪い癖があるからねぇ……」
ちゃんとした人名なのが唯一の救いだけど……と後から付け加えた。更に言えば、1度名付けられればこの名前で通されるらしい。
……まぁ芸名を考えなくていいって言う点ではメリットかもしれないが。
「それでそれで?頼まれたものって?」
明日斗が食い気味に竜姫に聞いた。このタイミングで真水に頼まれたもの……という事は、この件に関係がある可能性のものが高いからだ。
そしたら「これこれ」とバッグから何かを取り出した。
……純白の馬上槍。大きな角笛。魔術本らしき物。……って!!
「そう!!アストルフォが実際に使っていたとされる魔法の槍、角笛、魔術キャンセルの魔本よ♪」
ニコニコと楽しそうに。友達が持ってないゲームを持っている事を自慢する同級生のように。満面の笑みで答える。
それを見た、聞いた4人は驚きを隠せず、無言の状態が続いた……と思いきや
「ところでアンジェリカよ!キミも『実写版、シャルルマーニュ伝説と狂えるオルランド』の出演を認めよう〜♪役はブラダマンテの双子の兄、リッチャルデットだ〜♪」
「……は?」
「……それって絶対髪の色で決めたよね?」
トントン拍子に話が進む様についていけないカラワーナ。ジト目で睨む龍騎に、呆れた表情で見る竜姫とバイサー。ミュージカル風な喋り方をして話を進める真水。
結局彼女は内容が耳に入らないまま、デートの約束を取り付けるのも忘れてそのまま帰還。原因は処理落ちたなのは、言うまでもなかった。
ちなみにレイナーレに報告したら怒られたとか何とか。(ちゃんちゃん♪)
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オマケ
ミッテルト「今日は散々だったらしいっスねぇ〜」
カラワーナ「あぁ……レイナーレ様のお気持ちがわかったような気がする……」
ミッテルト「まぁカラワーナの内蔵量は8ビットだから仕方ないっスよね〜……早く16ビットに進化してくれたら嬉しいのになぁ」
カラワーナ「私はファミコンか!?」
ミッテルト「そんなことより、その『宝瓶院真水』って人の写真見せてくんない?なぁんか引っかかるっスよねぇ〜」
カラワーナ「……そんなことって……あ、あぁ。ほら」
ミッテルト「どれどれ〜?ッッッッ!?」
カラワーナ「どうした?」
ミッテルト(いやいや!!どうしてあのお方がこんな所に!?え?ミュージカルスター!?マジで!?)
カラワーナ「もしも〜し?」
ミッテルト「ちょっとサインとツーショット写真貰ってくるっス!!晩御飯までには戻ってくるからよろしく〜!!」
カラワーナ「あぁ……レイナーレ様になんと言って誤魔化そう……」
シャルルマーニュ伝説や狂えるオルランドって積文館で買えるん?(´・ω・`)
マジで原典からカオスらしいから見てみたいのよね
文章意識してやるとめっちゃムズいのよねぇ……俺氏すっごいヘタクソやから精進せんと……(´・ω・`)