黒き翼と最弱の騎士   作:シュオウ・麗翅

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楽屋裏や打ち上げみたいなやーつ

なおオリキャラ多数注意。そして後半急ぎ足。

やっぱ後半になればなるほどペラッペラになるわ(´・ω・`)何とかしたい


セブンソードプロダクションその1

実写ドラマの打ち合わせが終わり、役や小道具。果ては衣装に化粧まで。やるからには徹底的にやる。クオリティは高く、決められた予算も妥協しない。それがセブンソードプロダクションだ。

元々は7人の幹部が立ち上げた会社だったのだが、1度少ないファンたちによる融資の中で作られた、【サーガ〜7人の英雄〜】が爆発的大ヒット。そこから事務所は大きくなり、今や大企業の領域まで行っている。

 

ちなみにボクもその番組の敵幹部の紅一点の部下という形で出演している。中々楽しかった。

バイサーは7人の英雄の宿敵である女王役。とてもハマり役だったらしい。

 

さて、そんなボクたちはというと……

 

「ふはははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!アストルフォよ!!この肉は貰ったァ!!」

 

「させるか!!これはボクが育ててたんだ!!」

 

「酒がうめぇ」 「食後のデザートはまだ〜?」 「今始まったばかりだろうが……」

 

自宅ですき焼きパーティーをしていた。大掛かりな映像の撮影前と上映後は大概これである。

ついでにボクの肉を死守した時の表情は、鬼気迫る感じだった。

今回の役者との交流の場でもあるが、何故にボクの家でやるのか……コレガワカラナイ……

 

「明日斗く〜ん!魚捌き終えたわよ〜」

 

ようやく終わったぁ……とばかりに息を吐いて背中をゴキゴキ言わせてるグラマラスなロングヘアの女性はリーシャ・ルシア・リーヴァ。空中アクション担当のスタントマンだ。

今回は役者としても出演するためこの宴会に来ており、モルガンの役に抜擢されている役者だ。

 

何故か空中浮遊をしている刺身の乗った皿を器用に各メンバーの元へ置き、リーシャも自分の席に座った。

 

「リ……リーシャ……近い……」

 

「なぁに〜?まさか、女みたいなあんたが興奮でもしてるのかしら〜?」

 

「『夜』の明日斗をあんまりからかうものではありません。リーシャ」

 

「ちっ……はぁ〜い」

 

踊り子の格好じみた露出度が高い衣装に、出ているところは出て引っ込むべきところは引っ込んでいる、立派なボディ。若干ツリ目で目元の赤い模様に、茶色のメッシュが入った水色のロングヘアの美女。それが色仕掛けのように近づいてきたら、男ならば反応せざるを得ない。

 

そんなリーシャを止めたのは、若干褐色の肌をした筋肉質の男だ。だがボディビルダーのようなムキムキではなく、かといって細マッチョでもない。

白みがかった青色の髪をオールバックにし、逆立たせている。

そんな男の名はエルノドーレ・ターリアッド。この事務所の最古参のメンバーだ。

 

「……すみません、助かりました…」

 

「……日が登ってるうちと月が出ているうちでこうも対応が違うと調子狂いますね……」

 

「しかも明日は満月……明日はどんなに暗くなることやら……」

 

「まぁ、明明後日からはいつものハイテンションな明日斗ですよ」

 

気が滅入ったような小さな声音で発するリーシャ。安心させるように肩に手を置いて言うエルノ。

まるでその様子は、初めての同窓会に参加した親友とのやり取りのようで、どこか羨ましくもあった。

 

……ふと、呼び鈴の『ピンポーン』といった音が聞こえる。

 

「おっ……来たかな?」

 

真水が通販で来た品物が届いたかのような反応をする。瞬時に立ち上がり、早歩きで玄関まで直行。

 

「おお!!待っていたぞ!!」

 

「あっ……いや……その……」

 

「ハッハッハ!!遠慮するな!!新米の歓迎会も兼ねているのだ!!」

 

 

ドタドタと騒がしい真水に連れられ、明日斗とデートをしたカラワーナ。衣装はデート時に着ていた黒ドレスのようだ。

デートの時はなんにも考えていなかったが、満月が近い夜の状態では、すっごい綺麗に感じていた。

街中でスーパーモデルと対峙して、会話したような気分。それに近い感じだ。

 

「……?」

 

「あぁ、気にしなくていいわよ。彼、だいたいこの時になると途端に大人しくなるから」

 

困惑するカラワーナを宥めるリーシャ。

同じような格好の上司を持つ彼女からしてみたら、割かし違和感を感じていた。

 

ピンポーン

 

「む?私はアンジェリカしか呼んでいないが……どれ、見に行ってみるか」

 

「竜姫さんじゃないですか?なんだか見知った顔がいたから追加分買わせて参加させるって言ってましたし」

 

「おお!!そうか!!ふはははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!竜姫〜!!今行くぞ〜!!」

 

龍騎がジュースを飲みながら真水に言う。

そういえばそうだったな!!と手を叩き、バビューン!!とカーテンが揺れる程の速度で玄関に向かう。

……その際に、すき焼きの雫が飛び散ってメンバー数人が被害をこうむったのはヒミツ。

 

「……ホント、いなくなると静かね」

 

「……そうですね……」

 

(……本当にあの人、ミッテルトが言うように高貴な方なのか……?単なる騒々しい男にしか見えないが……)

 

ズズー……とお茶を吸う明日斗に、味噌汁を持ったまま真水を見送ったリーシャ。真水の様子を見て認識に誤りがないか確かめ出すカラワーナ。

 

数分後……

 

ガラッ!!と扉が開き、真水と竜姫の後ろにいた人物を見て、お茶を吹き出す明日斗。

 

なぜならーーーー

 

「ええっ!?」 「なっ!?」 「嘘でしょ!?」

 

駒王学園の生徒である、リアス・グレモリーとその眷属たちが居たのだから。

 

「おお!!アストルフォの知り合いだったのだな!!遂に友達が……」

 

余談だが、リアス達と明日斗の関係を知った真水は、親バカ全開の父親のような反応をして号泣していたという……。




セブンソードプロダクションメンバーその1。

リーシャ・ルシア・リーヴァ

種族、悪魔(中級上位)

セブンソードプロダクションのメンバー。明日斗と同期の女性。オフの時は目のやり場に困るような露出度が高い衣装を着ている。
作中に書いてあるような見た目でクールな第一印象を持つため、男女共に人気がある。
空中パフォーマンス担当のスタントマンで、常に低空飛行をしている。それをファンからは『超能力』と勘違いされている。(実際は魔力を使っている)

空中浮遊を常にしているのは歩くのが面倒だからという点と、低所恐怖症という点がある。鍛錬は欠かしていないため、歩いた時に急激に疲れるという仕様は無い。
明日斗の同期というせいか、役の時は密かにライバル視しているが、オフの時は面倒みがいのある妹として扱う。とある地雷を踏むと相手を完膚なきまでに叩きのめすらしいが、だれもその姿を見たものはいないという。最古参を除く、メンバー1のスピードが自慢らしい。

リーシャの名は真水が考え、苗字は自分で考えたそうな。本名よりはマシという感覚で以降、これで通している。
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