黒き翼と最弱の騎士   作:シュオウ・麗翅

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会話増やして地の文を上手く書く技術が対してないのを隠していくスタイル(´・ω・`)


決戦前、堕天使視点

駒王町の山奥にあるとある建物。今は使われていない、ボロボロに風化した教会があった。

それでも何とか住めるようにはしようとした形跡はある。現に、屋根やその上にある十字架、壁等はボロいままだが、扉周りは掃除をしているのか、綺麗だ。

 

そんな廃教会の地下に、4人の人間……否、堕天使がいた。

 

1人目は黒のドレスを着ている青の堕天使、カラワーナ。

2人目はゴスロリ衣装を着こなしている黄の堕天使、ミッテルト。

3人目は紳士のようなトレンチコートを着こなした灰の堕天使、ドーナシーク。

最後の1人は黒のボンテージ衣装に身を包んだ黒の堕天使、レイナーレ。

 

ーーーーそう。彼女らは人間から神器を密かに回収し、混乱を未然に防ぐ正義の堕天使戦隊ーーーー

 

 

 

Fエンジェレンジャー!!

 

テッテテーッテテテッテッテッテン!!

 

 

「なんか別の小説始まったァァァァァァっ!?」

 

エンジェルブルー、カラワーナが叫 「おい!今すぐその戦隊モノのOPっぽいBGMとナレーションやめろ!!場違いにも程があるだろうが!!」

 

「メタイッスよブルー。今のウチらは戦隊ヒーローッスよ」

 

ノリノリで戦隊衣装に着替えようと既に袋から服を取り出そうとするミッテルトがジト目で呆れたようにカラワーナに言った。

 

「どちらかと言えば、俺らは悪側じゃないか?現在進行形で純粋無垢な少女の神器を無理やり抜こうとしてるんだぞ?」

 

「悪の戦隊っていうのも乙なんじゃないッスかね?」

 

「正義の戦隊のニセモノ扱いがオチじゃないのか?」

 

「あんたら何くだらないことを真面目に考えてるのよ!!」

 

勢いよく壁を叩きつけて叱責するエンジェルブラッ「いらないわよそのノリ!!」 ……レイナーレ。

 

「いい?私達はトワイライト・ヒーリングを手に入れるために今日まで待ち続けたのよ!?至高の堕天使に近づける機会だっていうのに、こんな茶番で時間と文字数を取らないでよ!!」

 

「……レイナーレ様……貴女もメタイです……」

 

額を抑えてため息をつきながらカラワーナがつい洩らす。いくら部下といえども、ツッコミに上も下もない事だろう。

 

 

〜閑話休題〜

 

 

「……で、貴女は今日ここに侵入者が来るって言いたいのね?」

 

「はい。兵藤一誠とアーシア・アルジェントは友人同士になったばかりと聞きました。ならば、神器抜き取りの儀式を行う時間、アーシア・アルジェントを取り戻すだろうと推測します」

 

「……どう考えても焦って目の前でアーシアを攫ったレイナーレ姉様とうっかりネタばらししたカラワーナが原因ッスよねぇコレ」

 

報告連絡相談。簡単なようで実は難しいコレ。言えない、言いたくない、言うの怖いの三拍子揃ったこの3つ。……だが、今集まってる4人に関してはこれを徹底している。イッセーがアーシアを街中を案内している時に攫ったレイナーレと、酒に酔った勢いと自暴自棄になったカラワーナが言ってしまった計画の日程。ちなみに後者はレイナーレにこってり絞られたとさ。

 

「まぁ大丈夫よ。たかが1の能力をただの2にするだけの神器なんて。もう1人は神器も何も持ってない人間の女男でしょ?不測の事態さえ起こらなければ楽勝よ」

 

ふふん!と得意げにドヤ顔で鼻を鳴らすレイナーレ。現実そうだろう。まず、人間と堕天使には大きな身体能力に差がある。人間の腕力を1。堕天使の腕力を10とするならば、例え神器で腕力を2にした所で堕天使に負けるのがオチである。

 

たとえ悪魔に転生しようと、転生したばかりのクソザコナメクジなら下級上位の堕天使が相手なら秒で負けるだろう。身体能力の差に加え、相性の問題まで発生するのだから。

 

「不測の事態を起こさないようにするなら、『歩くパルプンテ』を何とかした方がいいんじゃないっすか?」

 

「……パルプンテ?」

 

「レイナーレ様。パルプンテはド○クエに登場する呪文で、何が起こるのか分からない効果だそうです」

 

レイナーレの疑問にすかさず秘書のようにカラワーナが答える。

 

「なにか恐ろしいものを呼び出したり、、何も起こらなかったり、状態異常にかかったり……とにかく詠唱者さえ何が起こるか分からないっていう特徴ッスね」

 

「本当にあのバカと来たら……デートはヒポグリフに乗って現れるわ、ダイオウイカは突いてくるわ、海鮮丼にワサビ1リットル入れるわでもう……」

 

嫌な事を思い出したように腹を抑えながら発する。本当にアレはやばかった……と思う中、レイナーレは驚いたようにカラワーナに聞いた。

 

「え?ヒポグリフ……?伝説の幻獣じゃないの!?なんで人間如きがそんな大それたもの従えてるのよ!!」

 

ありえない!!と声を大にして物言うレイナーレ。

 

ヒポグリフは元来、グリフォンよりはマシだが、プライドが高い幻獣として知られている。

高い知能を有し、グリフォンとほぼ同等のスピード。成体になれば上級中位の堕天使でも苦戦を強いられる。鋭い爪は下手をすればたったの一撃で殺られかねない威力を誇る、文字通り食らったらマズイ攻撃だ。

 

故に、レイナーレは考える。はぐれ悪魔のバイサーを使役しているのも気にかかるし、ヒポグリフの件もそうだ。もしかしたら人間ではなく、別のなにかなのでは?と勘繰らずにはいられない。

 

「……大丈夫よ。出来れば使いたくなかったけれど、万が一を備えて切り札を用意してあるわ」

 

汗を一雫たらし、口元を三日月のように鋭く歪ませた黒の堕天使。

 

それを合図に、配置に着く黄色、灰、青の堕天使達。

決戦のゴングがなる時間は、もうすぐだ。

 

 

 

 

カチッ

 

(デッデンデデデデン! カーン! デデデデッデッデンデデデデン!カーン!デデデデンッ!イクゾー!)

 

「ミッテルト!いつもいつも日常にBGMを流すなと言ってるだろうが!!」




次回はグレモリー陣営+オリ主視点となります
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