ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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もうすぐ月姫の発売日です。来週はもしかすると休載するかもしれません。

本誌ネタバレ注意


第百二十四話:九蛇

 ティーチがジェルマに到着して数日。

 スクラにオペオペの実を食べさせ、能力の使い方などを確かめるためにも最低限の時間が必要だった。

 その間は暇だったティーチを始め、バレルズとドレークの親子がジャッジやジャッジの子供たちを相手に訓練相手を務めて時間を潰していた。

 そして今、スクラが重症の珀鉛病の患者を前に手術の準備をしている。

 

「大丈夫なのか?」

「さて、ぼくにも断言は出来ない。悪魔の実の能力は強力で、恐らくこの方法で回復するだろうと考えているが……何もわからない状態からやるんだ。仕方がない」

 

 人体実験と言われようとも、実際にやってみなければわからない。

 今回手術するのは珀鉛病の患者の内、治る保証は無いと事前に説明したうえで名乗りを上げた老人だ。スクラの傍にはフレバンスに住んでいた医者であるトラファルガー氏がいた。

 カルテを提供したことや、彼本人が発症しつつも治療法を探して奮闘しているがゆえに手術中にスクラが気付けないことに気付く可能性を考えて同席している。

 手術前にカルテを再度確認する二人の前で、ティーチは笑っていた

 

「ゼハハハ! オペオペの実が見つかっただけで奇跡みたいなもんなんだ、これでダメなら打つ手はねェな!」

「あなたは何をしてるんですか」

 

 ゴン! と後ろからカイエに拳骨を決められ、タンコブを作ったティーチはそのまま服を掴まれてずるずると引きずられていった。

 二人の邪魔をしているようにしか見えないので無理矢理連れて行ったのだろう。

 呆れた様子でそれを見送るスクラだが、気を取り直してカルテを確認しなおし──トラファルガー医師と共に手術室へと入る。

 手術そのものに慣れはあっても緊張感は抜けない。人の命を預かるという事の重大さを理解していれば、オペオペの能力を初めて使う手術がどれほど緊張するのか想像に難くない。

 

「では始める──〝ROOM(ルーム)〟」

 

 スクラを中心に一メートル程度のドーム状のサークルが出現する。

 このドーム内であればスクラは人体を自在に刻めるし、接合出来る。外科手術に必要なあらゆることがこの空間では可能となるのだ。

 念のために麻酔はしているが、メスで開腹しても血は出ない。

 事前に能力を扱う訓練はしたが、実際に手術でそれを確認すると不思議な感覚になる。いつも起こっていることが起きていない、というのは中々味わえないものだ。

 

「なるほど……肝臓だな」

「目視しなくてもわかるのか?」

「ドーム内を〝スキャン〟し続けて珀鉛病の原因になる成分を調べ続けている。一番蓄積しているのが肝臓だ」

 

 無論、何を探すのかわかっていなければやみくもにやったところで分からない。

 スクラは手早く内臓をかき分け、目的の肝臓を目視出来るように器具で固定する。

 

「さて、問題はここからだ」

「……本当にあのやり方でやるのか?」

「ぼくだってあれを医療とは呼びたくないが、方法はそれしかない。今のところはな」

 

 珀鉛病の影響か、肝臓は白く染まっている。スクラは肝臓を切り分けて内部を視認し、珀鉛病の原因となる物質を()()()()()()()()()()()()()

 通常の手術では絶対に見られない光景だ。医術とは勉強したなら出来るようになるものであるべきで、悪魔の実の能力で治療出来てもこれを医術の範疇に収めるのはスクラとしても思うところがある。

 もっとも、人の命がかかっている以上はつべこべ言っていられない。

 肝臓から引き抜いた白い液体を球状にまとめ、容器に入れて肝臓を接合する。

 能力による切断だったためか、内臓、血管、皮膚全てが血の一滴も流れることなく、切断痕すら残らず手術を終えた。

 

「……内臓が切り分けられた後でくっつくのは、なんだ。奇妙な光景だな」

「安心しろ。ぼくもそう思っている」

 

 恐らく上手くいったと判断出来たためか、軽口を叩く余裕すらあったらしい。

 トラファルガー医師とスクラは互いに拳を突き合わせ、「あとは経過を見るだけだな」と安堵した様子を見せた。

 

 

        ☆

 

 

 手術は上手くいったらしく、被験者となった老人は徐々に回復傾向にあった。

 誰もが希望を見出したことに喜んでいる裏で、スクラはもう一人の患者を診察していた。

 ジャッジの妻──ヴィンスモーク・ソラである。

 

「……半ば手遅れだ。オペオペの力で薬の成分を取り除いても、そう長くは生きられないだろう」

「何とかならないのか!? その悪魔の実はどんな病気でも治せるのだろう!?」

「治療法がわかればの話だ。それに、これは病気じゃない」

 

 どちらかと言えば病気と言うよりも怪我と言うべきなのかもしれない。

 劇薬を飲んだことで体の内部に影響が出ているだけだ。感染するウイルスや菌のせいではない。

 ジャッジは悔しそうに拳を握り、怒りのままにスクラに拳を振るおうとしてそのままスクラに投げ飛ばされる。

 スクラとて黄昏に在籍して長い。最低限の護身術くらいは備えていた。

 

「ぼくに暴力を振るったところでどうにもならない……それに、これは君のせいでもある」

「何だと……!?」

「人体改造など、ロクな結果にならないと想像出来なかったのが原因だ。生まれてきた四人が人間以上の力を持っているのに、母体である彼女に何の影響も無いと思っていたのか?」

 

 ギリギリと歯ぎしりをするジャッジを前にしても、スクラは全く怯まない。

 ベッドに座ってスクラの話を聞いていたソラは、悲しそうな顔をしながらスクラを見る。

 

「……あと、何年生きられるの?」

「長くても10年。突き放すようだが、短くはなっても長くはならないと思っておいた方が良い」

 

 スクラの想定を覆したロジャーという前例もいるが、あれはロジャーの方が特例だ。

 名医であるクロッカスが付きっ切りで病状を把握し、常に薬を投与し続けてなんとか世界を一周した。常人にあれを求めるのは酷と言える。

 それに、ロジャーだって世界を一周するという目標があったから気力が持ったのだ。目的もなく「死にたくない」という一心でどれほどの期間生きていられるかはスクラにも予測できない。

 

「そう……あの子たちが大人になった姿を見ることは出来ないのね」

 

 ソラは仕方がないと言いたげに小さく笑い、「じゃあ今を精一杯楽しまないと!」と空元気に振舞う。

 スクラの手術はこれからだが、オペオペの実の能力も十分に使えるようになっている。手術が失敗することは無いだろう。

 ジャッジは何かを言おうとして口を開くが、何も言葉は出てこずにパクパクと口を開閉させるだけだった。

 最終的にジャッジは怒りのままに足を踏み鳴らし、部屋を出て行った。

 

「……ごめんなさい。あの人、ああいう言葉をうまく伝えられない人だから……」

「謝る必要は無い。あれくらいなら可愛いものだ」

 

 病気だと言っても大人しくせず、航海を続けるためにあらゆる手段を模索した男もいる。スクラの手に余ったが、あれだけのバイタリティは見習うべきところもあった。

 ソラはそういうタイプではないにしても、出来る限り長生きできるように医者として全力を尽くす。

 そもそも、スクラが治療しなければあと数年生きられたかどうかもわからないのだ。多少なりとも長くなった分、少しでも後悔が無くなっていればと思う他にない。

 

「手術は明日行う。心の準備だけしておくように」

「わかったわ、先生。よろしくお願いするわね」

 

 恐怖心もあるだろうに、ソラはにこやかに笑ってスクラを見送った。

 部屋を出たスクラは、視界の端に走ってどこかへ行く金髪の少年を捉えていた。

 

 

        ☆

 

 

 ジェルマへオペオペの実を届けたティーチは数日滞在し、その後ハチノスへと戻ってきていた。

 バレルズ、ドレークと共に久しぶりに会う面々と時折挨拶を交わしながらカナタのいる執務室へと向かう。

 巨人族も入れるようにそれなりの大きさで作ってある扉をノックし、返事を聞く前にドアを開けるティーチ。

 

「おう、帰ったぜ姉貴!」

 

 やや乱暴にドアを開けると、中には四人の女性がいた。一人はグロリオーサだが、残りの三人には見覚えがない。

 勝手知ったると言わんばかりにずかずかと中に入り、振り向いた三人の顔を見る。

 

「ほォ、中々いい女じゃねェか。どうしたんだ、こいつら゛ッ!!」

 

 ゴツーン!! といい音を響かせてティーチが倒れる。頭にカナタのゲンコツを喰らったのだ。

 三人の女性──ハンコック、サンダーソニア、マリーゴールドは自分よりも小柄なカナタの背に隠れるように動き、グロリオーサは呆れたように額に手を当てる。

 バレルズとドレークは律義に部屋の入り口で待っていたので被害はない。

 

「ノックをしたなら返事を待て。礼儀作法をもう一度叩き込まれたいのか?」

「おう……すまねェ……」

 

 頭にたんこぶを作ったティーチは殴られた場所をさすりながら起き上がり、胡坐をかいて座る。

 ハンコック達は相変わらずカナタの後ろにいるが、取り敢えず大丈夫だと思ったのか、そっと視線を向けていた。

 カナタは執務室に置いてある来客用のソファに腰かけ、対面にティーチ達三人を座らせる。

 

「まずは労いを。フレバンスの王族の件、それとオペオペの探索、運搬。ご苦労だった。褒賞は用意してある。額が額なのでな、後でジョルジュの下へ行って受け取ってくれ」

「おう! 姉貴も人使いが荒くなったもんだ! 次の仕事はあんのか?」

「いや、お前たちはしばらく休みだ。休みと言っても自由に動いていいわけでは無い。私が留守の間、ハチノスの防衛を任せる」

「なんだ、どこか行くのか」

「女ヶ島にな」

「女ヶ島! 女ばっかりいるって島か! 本当にあるんだな、ゼハハハハ!!」

 

 大口開けて笑うティーチ。バレルズとドレークも褒賞の金額を聞いて目を白黒させている。バレルズなど手にしたことのない大金にドレークと目を合わせて驚くほどだ。

 

「50億……そんな大金、一生使いきれねェなァ」

「どうすんだ親父。引退するのか?」

「いや、おれはわざわざ海軍辞めてここに来たんだ。動けなくなるまで働くつもりだがよ……」

 

 突然手に入った金の使い道に困っているらしい。

 その辺はおいおい相談すればいいとカナタは言い、カナタが戻るまでハチノスの防衛に努めるようにと告げた。

 

「任せろ。怪しい奴は片っ端からぶっ飛ばしてやるよ!」

「フェイユンも残っている。スパイかどうかの判断はあの子に任せろ。余計なことをしたら海に叩き落すからな」

「ひでェなオイ!?」

 

 ティーチの見聞色はあまり信用されていなかった。

 それはともかく。

 

「先も言ったが、女ヶ島に行く。〝赤い土の大陸(レッドライン)〟を越える必要があるのでジョルジュは連れていく。それとどうしてもついていくと言って聞かなかったスコッチもな」

「わしも同行する。わしニョ出身地でもあるからな」

「なんだ、婆さんは女ヶ島出身だったのか」

 

 あまり出身地などを気にしないのでわざわざ聞くことも無かった。だが、九蛇海賊団と言えば精強な海賊という事で有名だ。

 グロリオーサも元皇帝で賞金首である以上、ある程度情報は出回っている。単にティーチの興味が無かっただけなのだろう。

 

「傘下に加えるのか?」

「予定ではな。色々と面倒事にはなりそうだが……強さが絶対視されるのはどこも同じだ」

「じゃあ大丈夫だろ。姉貴以上にヤベェ女なんていねェよ」

 

 ゴツーン! と二度目のゲンコツが落ちた。

 

 

        ☆

 

 

 〝赤い土の大陸(レッドライン)〟を越え、〝凪の帯(カームベルト)〟の中へと船を進める。

 女ヶ島〝アマゾン・リリー〟は〝凪の帯(カームベルト)〟の中にある珍しい島だ。大型の海王類の巣であるため、滅多に船が通ることは無く、また居場所がわかっても海軍が手出しをしにくい場所であった。九蛇海賊団は遊蛇(ユダ)と呼ばれる巨大な海蛇に船を引かせているため、大型の海王類に襲われることは無い。

 最近は船底に海楼石を敷き詰める軍艦が出始めたので完全に大丈夫とは言い難くなっているが、それでもまだ数は少ない。

 黄昏でも同じように海楼石を敷き詰めた船を造ってはいるが、海軍ほど造船に力は入れられていなかった。

 ふよふよと浮かぶ船の上で島を視認すると、「ビバ、女ヶ島!」とスコッチが叫ぶ。

 

「ご機嫌だな、スコッチ」

「おうよ! 夢にまで見た女ヶ島! これが行かずにいられるかってんだ!!」

 

 女好きのスコッチとしては気になって仕方ないのだろう。ある種伝説の島でもある。

 九蛇海賊団はかなり長い歴史を持つ海賊でもあり、噂が一人歩きしているところもあるのだろう。

 気になることがあればグロリオーサに聞くのが一番早いが。

 

「九蛇海賊団か。噂は常々聞いている。精強な海賊なのだろう?」

「うむ。船には島の中でも選りすぐりニョ戦士たちが乗っているゆえ、強いぞ。()()()()()使()()だ」

「全員!? それはまた……凄いな」

 

 覇気を扱うのにも才能がいる。船にいるのが選りすぐりという事は、島にはそれ以上に覇気使いが潤沢にいるという事でもある。戦った際の被害を思えば海軍が手を出さないのも頷けた。

 総数で言えば黄昏の方が覇気使いは多いのだろうが、戦力として貴重な存在でもある。是が非でも味方に取り込みたい相手だった。

 

「何か注意しておくことはあるか?」

「文化が違うニョは、まァお主なら心配あるまい。強さがあれば一目置かれるニョは女ヶ島も同じじゃからな」

「そうか。穏当に話し合いで済めばいいが」

「無理じゃな。戦って勝たねば話し合いにすらならん。そういう相手だと考えておいてくれ」

「そうなのか……他に気を付けることはあるか?」

「あとは……そうじゃな。男子禁制じゃ。島に入ると処刑される」

 

 グロリオーサの言葉にスコッチが膝から崩れ落ちた。

 

 

        ☆

 

 

 女ヶ島〝アマゾン・リリー〟

 島の中央には壁が作られ、その中に街がある。そこ以外は全てジャングルになっており、野生動物が非常に多く生息していた。

 いじけたスコッチを放置してまずはグロリオーサとカナタのみで街を目指し、途中から九蛇の戦士たちに見張られつつ城壁の入り口に辿り着く。

 グロリオーサが国を出てから相当な年数になるが、年老いてもグロリオーサの事を知っている者はそれなりにいる。元皇帝である以上、顔が知られているのはある意味当然ではあったが。

 ひとまず現皇帝に謁見することは出来るらしく、トントン拍子にことが進んでいくのをカナタは傍目に見ているだけだった。

 

「……話し合いで何とかなりそうじゃないか? 略奪行為で生計を立てているのなら、その労働力と引き換えに私たちで生活物資の供給をするだけでも利害は一致しそうだが」

 

 基礎戦闘力はともかく、覇気使いと言うのは魅力的だった。

 労働力と言うよりも戦闘員としての働きが期待できる。まだ取らぬ狸のなんとやら、ではあるが。

 足早に皇帝のいる部屋へと案内される。四方を九蛇の戦士たちで固められており、怪しい動きをすれば即座に捕らえるつもりなのだろう。

 カナタはさして気にした様子もなく部屋に入り、中で玉座に座る九蛇の皇帝を見た。

 美しい女だ。この国では珍しい白髪の女性でもあり、鍛え上げられた筋肉をこれでもかと見せつけている。

 

「グロリオーサ。ふん、先々代皇帝か。今更この国に戻って何をするつもりだ?」

「……()()()? 九蛇の皇帝と言うのはしょっちゅう変わるのか?」

「先代の皇帝はシャッキーじゃぞ」

「何!?」

 

 カナタにとっても驚愕だったのか、目を丸くしている。

 思うところは色々あるだろうが、これでは話が進まない。カナタは後で話を聞くことにし、気持ちを切り替えて一歩前に出て皇帝に話しかける。

 

「初めまして、九蛇の皇帝。名を聞いても?」

「アザミだ──貴様、見たことがあるな。七武海の女か。何の用だ?」

「紹介の手間が省けたようだな。私は九蛇海賊団を傘下に収めるためにこの国に来た」

 

 カナタが言葉を発した瞬間、あらゆる場所から敵意が発された。

 九蛇の皇帝を前にしての大言に戦士の誰もが怒りを抱いた。

 カナタは気にすることなくアザミに視線を集中させ、アザミもまたカナタをじっと見つめる。

 数秒、硬直があり──互いの覇王色が衝突した。

 

「ぬおっ!?」

 

 グロリオーサが咄嗟に足を踏ん張り、二人の覇王色に()()()()()()()()気を張って構える。

 ビリビリと空気が震え、周りにいた九蛇の戦士たちも一部を除いて倒れていた。選りすぐりの戦士を除けばカナタとアザミの覇王色には耐えられなかったのだろう。

 

「……ふん、噂にたがわぬ実力のようだ。だが、この国は私の国だ。従えたければ力を示せ!」

 

 アザミは玉座から立ち上がり、カナタ達を連れて闘技場へと移動する。

 久々の戦闘にカナタもやる気をだし、闘技場の真ん中で相対する。

 ──互いに覇気を纏った武器が衝突し、衝撃が島を駆け抜けた。

 

 

        ☆

 

 

 結果だけを見れば、二人の戦いはカナタの勝利に終わった。

 強き者こそ美しく、誰よりも美しいものが皇帝の国である。アザミもまたその強さを認め、傘下に収まるのであればとカナタに女ヶ島の皇帝の座を譲り渡した。

 とは言え、カナタも忙しい身だ。この国に居を置くわけでは無く、傘下として九蛇海賊団を手にしたいだけである。

 なので、皇帝としては君臨するも引き続きアザミに皇帝代理として女ヶ島を治めてもらうことにした。

 優秀な戦士を数名選び、カナタ直属の部下として引き抜いたのちに直々に鍛え上げる。拡大するリンリンとカイドウの勢力に対抗するため、〝ワルキューレ〟と呼ばれる部隊を作り上げるための準備である。

 順調にやるべきことをやったカナタはハンコック達をアザミに預け、島を後にした。

 




サンジとカイエで料理の話とかチラッと書こうと思ったこともあるんですが、カイエの身長が設定上3mくらいなのでぱっと見最近流行の八尺様(約2.4m)とショタになりかねないなぁとか思いつつ没に。

感想とか評価貰えると嬉しいです。

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