ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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第百四十一話:始まりと終わりの町

 ローグタウン。

 またの名を〝始まりと終わりの町〟と呼ばれるその場所は、かつて〝海賊王〟ゴールド・ロジャーが生まれ、死んだ町として有名だ。

 ロジャーを処刑した死刑台も未だ残されており、街の名物として見に来る海賊も少なくない。

 この場所から大海賊時代が始まった。

 〝海賊王〟と言う、一つの時代を作り上げた傑物に対して──きっと海賊を名乗る誰もが敬意を表し、あるかどうかもわからない〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟を目指して旅に出るからこそ、この町を訪れるのだろう。

 ルフィもまたそのうちの一人だった。

 もっとも。

 

「罪人!!! 海賊モンキー・D・ルフィは、〝つけ上がっちまっておれ様を怒らせちまった罪〟により、ハデ死刑~~~~!!!」

 

 当の本人は今まさに死刑台の上で処刑されそうになっているのだが。

 

 

        ☆

 

 

 事の始まりは少し前のこと。

 ローグタウンに着いたルフィたちは、物資の補給と〝死刑台を見たい〟と言うルフィの要望でひとまずバラバラに行動を開始した。

 ナミは服を、サンジは食料品の調達に。ウソップは武器になりそうなものを。ゾロは〝鷹の目〟に折られた刀の代わりをそれぞれ手に入れるために船を後にしており、ルフィは見知らぬ街を適当に歩き回って死刑台を探していた。

 町の中央にある死刑台に上り、とある美女──アルビダに絡まれ、バギーに気を取られているといつの間にか首と手を繋がれて今にも殺されそうになっている。

 

「おれ死刑って初めて見るよ」

「オメェが死ぬ本人だよ!!!」

「ええっ!!! ふざけんなァ!!!」

「テメェがふざけんなァ!!!」

 

 上からバギーに押さえつけられたルフィは緊張感もなく大人しくしていたが、死刑になるのが自分だと気付くと驚いたように声を上げる。

 それを見てまたバギーが自分のペースを乱され、声を荒げてツッコミを入れる。

 

「第一てめェ、ここで死ぬってコトがどういうことか理解してんのか?」

「知らねェし、おれはここで死ぬつもりもねェ!!」

「そうかよ。ここは〝海賊王〟が死んだ場所だ。かのゴール・D・ロジャーの、最期に見た景色さ……」

 

 バギーはルフィから視線を逸らし、広場を見下ろす。

 かつてバギーは、広場から見上げる側だった。

 大海賊時代の始まりの場所。一つの時代の爆心地。

 そこで死ぬという事がどういうことか、バギーとて理解している。伊達や酔狂でこの死刑台を使おうという訳では無いのだ。

 

「おれァてめェの事は嫌いだが」

「おれも嫌いだ」

「黙って聞け!! ……これでもおれァ、てめェのことはそれなりに認めてるんだぜ」

 

 シャンクスが麦わら帽子を贈り、不本意ながらも自分を一度は打ち倒した相手。

 ムカつくことと実力を認めないことは別の話だ。シャンクスもそうだったし、恐らくはルフィもこの先大物になるだろう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 だからここで──海賊王が最期を迎えたこの場所で殺すのだ。

 

「時代がてめェを生かすか殺すか。一つ、ハデに賭けをしようじゃねェか!」

 

 この状況から何かが起きてルフィを生かすならそれも良し。

 何も起きずにこのままルフィの首が飛ぶのならそれも良し。

 バギーは剣を取り出し、両手と首が押さえつけられたルフィへと剣を向けた。

 空には暗雲が立ち込めている。これから嵐が来る──果たしてそれは天候だけのものか。この先の時代を表す先触れのようだと、バギーは空を見上げながら思う。

 〝海賊王〟が死んでから22年。

 ()()()()()()()()()()()のは更に20年くらい前だとバギーは聞いている。

 荒れた時代だ。何が起きても不思議ではない。

 否、()()()()()()()()()()()()。バギーはそう思った。

 

「折角だ。見物人もいる……最期に言い残すことはあるか、ゴム野郎」

「…………」

 

 むすっとした顔で広場を見下ろすルフィ。

 死の恐怖に怯えたかと思えば、予想だにしない言葉を口にした。

 

「おれは!!! 海賊王になる男だ!!!」

 

 よりにもよって、この場所で。

 〝海賊王〟が死んだ場所でそれを口にする。

 広場から見上げる誰もがルフィの言葉に失笑する。この町でそれを口にすることがどれほどのことか、理解していないのだろうと。

 

「言いたいことはそれだけだな」

 

 立ち上がり、剣を振り上げるバギー。

 その時、広場に向かって誰かが走ってくる。

 ルフィの仲間──ゾロとサンジの二人だ。

 ルフィが殺されそうになっていることに気付き、助けようと広場へ突入してきた。

 だがアルビダが邪魔をさせまいと部下たちを足止めに使い、この暗雲の下でルフィの首が飛ぶその瞬間を待っている。 

 

「助けに来るのが一足遅かったな! てめェらの船長はここでおしまいだ!!」

 

 振り上げた剣を思い切り振り降ろそうとする、その瞬間。

 

「ゾロ。サンジ。ナミ。ウソップ──わりい。おれ死んだ」

 

 ──ルフィは、笑っていた。

 

 

        ☆

 

 

 一瞬だった。

 死刑台の上で剣を振りかぶったバギーへと落雷が降り注ぎ、死刑台は炎上。雷そのものでは何ともなかったルフィだが、炎上した死刑台の真上にいたので少しばかり火傷を負っていた。

 とは言え、あの状況でその程度の怪我で済んだのは運が良いとしか言いようがない。

 雨の降り始めた町中は、シンと静まり返っていた。

 

「なははは! やっぱ生きてた! もうけっ!」

 

 その中で一人、麦わら帽子をかぶりなおしたルフィが笑っていた。

 あの状況で生きていたルフィに──否、あの状況で()()()()()ルフィに、ある種の畏怖さえ覚えて。

 

「お前、神を信じるか?」

「馬鹿言ってんじゃねェよ。さっさと町を離れるぞ。もう一波乱ありそうだ」

 

 サンジとゾロは間一髪で生き残ったルフィに安堵しつつ、この状況に何か神懸かったものを感じていた。

 嵐の前兆は確かにあった。だが、それで雷が落ちてルフィが助かるなどと誰が想像すると言うのか。運が良いにも程がある。

 ともあれ、広場に踏み込んできた海兵もいる。三人はすぐに広場から離れて港へ向かった。

 その直後にバギーは目を覚まし、むくりと起き上がった。

 

「こなくそーッ!! あのハデゴム野郎!!」

「バギー船長、生きてたんすね!?」

「生きらいでか!!」

 

 雷が直撃して黒焦げになったバギーだが、幸運なことに死ぬほどの傷ではない。

 海兵たちと戦っているバギーの部下たちに対し、バギーはすぐに撤退だと指示を出す。

 

「麦わらを追うんじゃ無いんですか!?」

「バカ言え! ここには本部の海兵がいる! 下手に相手してたらこっちまで巻き添えだ!!」

 

 それに、ルフィの船へは既にバギーの部下であるモージとライオンのリッチーを向かわせている。上手く火を付けていればルフィたちは島を出ることも出来ないだろう。

 だが、バギーはなんとなく「無駄だろうな」と悟っていた。

 こういう状況には何となく覚えがある。

 かつてバギーが見習いだった頃、まるで天が生かそうとしているかのようにあらゆる苦難をはね返した船長の姿を──その姿を、あの麦わら帽子の男に重ねてしまっていた。

 こういう時の船長は誰が相手でも負け知らずで、相手が海を埋め尽くす大艦隊であっても死ぬことは無かった。

 この程度の苦難なら難なく乗り越えるだろう。

 

「急いで撤収だ野郎ども!!」

 

 今回は少々派手に動きすぎた。海兵なら何とでもなるが、〝黄昏〟まで出てくると手に負えない。

 勢力云々と言う話の前に、バギーは〝魔女〟に苦手意識がある。沈められる前に〝魔女〟の下まで話が行けば助かるかもしれないが、その保証もない。

 色々と世話になった相手だが苦手意識は早々抜けるものでも無いのだ。

 バギーとアルビダはそれぞれの方法で広場から抜け出そうとしていたが、突如煙が二人の体を捕らえた。

 

「な──なにこの煙!?」

「まさか、〝白猟〟か!」

 

 一味諸共煙に巻かれ、あっという間に全員が捕縛される。

 広範囲に広がった煙は誰一人逃がさず、能力を行使した本人──海軍本部大佐、〝白猟〟のスモーカーは葉巻を吹かしながら次なる目標へと狙いを定めた。

 

「次は〝麦わら〟だ! 西の港へ行く、〝ビローアバイク〟を出せ!!」

 

 

        ☆

 

 

 ──その男は嵐と共にやってきた。

 雷と豪雨の吹き荒れる中、黒いローブを纏って西の港近くから街の中央へと歩みを進める。

 雨音に紛れて喧騒が聞こえてくる。海兵と海賊の争う声だ。

 自身も追われる身であるためか、男は僅かに身を隠して喧騒の中心を見る。

 麦わら帽子をかぶった男と一人の海兵が戦っている。海兵の男は体が煙に変化しており、麦わらの男の攻撃は一切通用していなかった。

 あっという間に抑えつけられ、海兵が背に持った十手に手を掛けたところでローブの男は姿を現し、その手を掴む。

 海兵──スモーカーは手を掴んだローブの男を見るなり、目を見開いて驚いた。

 

「テメェ……政府はテメェの首を欲しがってるぜ」

「世界は我々の答えを待っている。この首、まだくれてやるわけにはいかんな」

「何だ!? 誰だ!? 何だ!?」

 

 スモーカーの下で騒ぐルフィをちらりと見ると、ローブの男は僅かに手を動かした。

 次の瞬間、町の中央から西の港へ向けて突風が吹き荒れる。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!?」

「ぐあっ!?」

 

 同時に吹き飛ばされたルフィとスモーカー。

 ルフィは何が起きたか理解出来ないまま距離を取ることになり、スモーカーはこの場の脅威はローブの男の方が上と判断してルフィへの視線を切った。

 そこへ追いついて来たゾロがサンジと共にルフィの首根っこを掴み、港へ向かって走り出す。

 

「急げルフィ! 馬鹿デケェ嵐だ、このままぐずぐずしてたら島に閉じ込められるぞ!!」

「フフ──行ってこい!! それがお前のやり方ならな!! 海賊もまた、悪くない!」

 

 ローブの男は笑いながらルフィたちを見送る。スモーカーはそれを冷や汗をにじませながら睨みつけていた。

 

「何故あの男に手を貸す!! ドラゴン!!!」

「男の船出を邪魔する理由がどこにある」

 

 逃げるルフィたちを追いたくとも、ローブの男──ドラゴンが邪魔をして進めない。

 スモーカーは立ち塞がるなら捕らえるまでと、その身を煙に変えてドラゴンへ襲い掛かった。

 

「〝ホワイトブロー〟!!」

 

 ドラゴンに向かって真っ直ぐ突き進む拳は、しかし容易く避けられた。

 周りの海兵たちが回り込んで追いかけようとしても、牽制するように睨みつけられて動きを止めている。

 直線の攻撃では駄目だと判断し、スモーカーがドラゴンの肉体を取り囲むように煙を展開させる──だが、ドラゴンは真正面からスモーカーに向かい、その肉体を正確に捉えて蹴り飛ばした。

 スモーカーは勢いよく吹き飛び、建物の壁を壊して中へと突っ込んでいった。

 

「大佐!?」

自然系(ロギア)の大佐が攻撃を受けた!?」

 

 ローグタウンで絶対的な強さを誇るスモーカーすら、ドラゴンの前には歯が立たない。

 それだけでスモーカーの部下たちは腰が引けており、ルフィたちが出航するまでの時間を稼がれてしまった。

 

「……そろそろか」

「クソ……!」

 

 蹴り飛ばされて建物へと突っ込んだスモーカーは、悪態を吐きながら姿を現した。

 軋む体を壁に手をつくことで支えつつ、ドラゴンを睨みつける。実力差があろうとも、目の前の世界的大犯罪者をみすみす見逃すつもりは毛頭ない。

 未だ消えぬ闘志を見てドラゴンは笑いながら、しかしあまり遊んでいる時間は無いとその場を離れる。

 

「待て、ドラゴン!!!」

「お前たちが我々を追うなら、また会うこともあるだろう」

 

 ルフィの姿を一目見ることが出来た。今回の目的は十分果たせたと言えるだろう。

 ドラゴンは別の港から移動しようと町中を走り、丁度出航しようとしていた船へ飛び乗る。海賊船だが構わないと判断して。

 突然船に飛び乗ってきたドラゴンに驚き、船に乗っていた海賊たちは驚きつつ武器をドラゴンへ向けた。

 

「何者だい、アンタ」

「お前がこの船の船長か?」

「いいや、アタシは客分さ。この船の船長はそっちの黒焦げになってる男だよ」

 

 アルビダが金棒で指した方向を見ると、雷が直撃したせいで負った火傷を治療中のバギーの姿があった。椅子に座って船医に治療をさせている。

 ドラゴンは主にその赤い鼻に何となく見覚えがあることに気付き、ジッとそちらを見る。

 

「なんだてめェ、不法侵入した上におれ様をじっと見て……」

 

 ガンをつけられていると思ったバギーはドラゴンに対して睨み返していたが、部下の一人が顔を青くしながら声を上げた。

 

「バ、バギー船長!! コイツ、ドラゴンですよ!!」

「ドラゴンだァ!? こいつのどこが竜に見えるってんだよハデバカ野郎!!」

「ち、違います! ドラゴン……〝革命家〟ドラゴンです!!」

 

 バギーは目を見開き、声を上げた部下の方を見て、もう一度ドラゴンの方へと向きなおる。

 聞き覚えのある名前だ。

 世界的大犯罪者として有名な男だ、知らない方がおかしいとも言える。バギーは静かに冷や汗を流していた。

 

「バギー。聞き覚えのある名だ……それにその丸くて赤い鼻」

「誰の鼻が丸くて赤いだコラァ!!」

 

 手近にあった消毒液の容器をドラゴンに投げつけ、スコーンと軽快な音を立てて頭部にぶつかる。

 ドラゴンは気にした様子もなく、「覚えていないか」とフードで隠していた顔を露にした。

 バギーは見覚えのある顔に再び驚き、顔を青褪めさせる。

 

「てめェまさか、カナタさんの船にいた……!!?」

「昔の話だ。今は同じ船には乗っていない」

「そ、そうか……それで、アンタは何でここに?」

「一目、顔を見たい男がいただけだ……目的は果たした。この海域を離れたいが、ついでに乗せて行っては貰えないか」

 

 ドラゴンからの頼みに、バギーは顎に手をやりつつ思考を巡らせる。

 ドラゴンは世界政府から狙われる世界的大犯罪者だ。一緒にいれば海軍中将や大将からも目を付けられる可能性がある。

 だが、それ以上にバギーが危惧するのはドラゴンを邪険に扱うとカナタの機嫌を損ねないかどうかだった。

 

(大将に狙われるよりカナタさんの機嫌を損ねるほうが怖ェ。それにむしろ、並の相手ならこいつがいればおれ様の安全は保障されたも同然じゃねェか?)

 

 そんなことをつらつらを考えながら、バギーは最終的に乗せていいと判断する。

 

「……構わねェ」

「船長!?」

「いいから武器を降ろしやがれテメェら! 客だぞ!!」

 

 突然の乱入者に驚くばかりだった部下たちは、バギーの一声で武器を降ろす。

 殺気立っていた先程までと違い、今は困惑の方が大きい。その中でバギーは立ち上がった。

 突然の突風で運良く逃げ出せたが、先に逃げ出したルフィの事もある。バギーとドラゴンの目的地は違うだろうが、どこまで乗せていけばいいのかわからないため、バギーはそのことを訊ねた。

 

「おれたちは〝偉大なる航路(グランドライン)〟に入る。アンタはどうするんだ?」

「構わない。おれも〝偉大なる航路(グランドライン)〟には用がある」

「じゃあ途中までは乗せて行ってやるよ。その代わり、この船はアンタと一蓮托生だ。危ない時には戦ってもらう」

「そのくらいであれば問題は無い。助かる」

 

 一時的な同乗ならば特に拒むほどではない。

 ドラゴンはバギーと握手を交わし、しばしの間同じ船で移動することになった。

 

「それと、電伝虫を借りたい」

「構わねェ。おい、案内してやれ!」

 

 ドラゴンはバギーの部下に案内されて室内の電伝虫が置かれている部屋へと入る。

 バギーの部下は盗聴するなどとは考えていないのか部屋を出ていき、ドラゴン一人が残された。

 番号を入力し、待つこと数コール。

 相手は元気よく電話に出た。

 

『はい、こちらラミです!』

「おれだ」

『ドラゴンさん! どうしたんですか?』

「ローはいるか?」

『お兄様? はい、いますよ。代わりますね』

 

 少女の声の後に少しばかり間があり、バタバタと急いで近付く足音が聞こえた。

 

『おれです。何か用ですか』

「少しばかり離れていたが、そちらの予定は変わりないか?」

『ええ。サボさんとコアラさんは予定通りに出ましたし、おれ達ももうすぐ出ます。一応海賊として動いてますが、良いんですよね?』

「ああ。革命軍として動くよりも海賊として動いた方が何かと動きやすいだろう」

 

 革命軍が相手なら海軍も情報欲しさに多くの戦力を投入するが、海賊相手なら懸賞金相当の戦力しか派遣しない。そうでなくとも国の内情を調べるなら海賊として潜入した方が何かと都合が良いことは多い。

 こうして連絡を取るのも、少し前なら盗聴を警戒して電伝虫は使わなかったが、ラジオが普及した現在は盗聴の電波にラジオの音声が混じるので正確性が非常に落ちる。

 カナタが狙ってこうしたのかはドラゴンには分からないが、連絡を取りやすくなったことで動きやすくなったのは事実だった。

 

「おれもじきに戻る。そちらは任せたぞ、ロー」

『任せてください。報告は近いうちにします』

 

 カナタの手引きで革命軍に入る者も多いし、サボとコアラが土産に持たされたという悪魔の実もある。革命軍の戦力は数年前に比べてかなり充実していた。

 ドラゴンとしてもカナタには頭が上がらないが、言葉にするよりも結果を残すべきだと一層気合を入れている。

 ルフィも海賊王になるという夢を叶えるために動き出した。ドラゴンも負けてはいられない。

 


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