ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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もうすぐエイプリルフールですが、今年はネタはあっても本編のネタバレになる可能性が高いという事でお蔵入りになりました。


第百四十七話:医者を探して

「捕まった!? じゃあ医者はいねェのか!?」

「そうなるな」

 

 驚くルフィの言葉に頷くシャチ。

 これにはペドロも驚いたのか、目を丸くして困った顔をしていた。

 なにしろナミは毒を受けてから既に数日が経っている。本人の体力次第だが、有効な手立てがないままでは命を落としてもおかしくない。

 今から他の島に行く余裕は無いだろう。

 

「なんとかならねェのか!?」

「なんとかって……そりゃまだ捕まっていない医者もいるだろうけど」

 

 国外追放されるにしても、昨日の今日で海に放り出せるわけでは無い。

 今から助けに行けば間に合うだろうし、ナミの事を考えるならそうするべきではある。だがペドロはその案に反対した。

 

「医者だけをこっそり助け出せればいいが、正面から乗り込んでは大事になるだけだぞ」

「でも他に方法はねェんだろ?」

 

 ナミを助けるにはそうするしかない。

 即断即決の精神でルフィが駆けだそうとするが、ペドロが「待て待て!」と押しとどめる。

 行くにしてもナミを背負ったままでは何も出来ない。

 

「そもそもどこに捕まっているのか知っているのか?」

「分からねェ! けど、何もしなかったらナミは助からねェんだろ!」

 

 仲間を失うかもしれないという恐怖で、ルフィはいつにも増して短絡的な行動に出ようとしている。ウソップとサンジが戻り次第作戦会議をするべきだとペドロは言い、ルフィは背負っているナミを一度見てからその意見に頷く。

 船長はいついかなる時も仲間の命を背負っている。無茶をするよりもいい方法があるならそうするべきだとルフィも理解したのだろう。

 言い争いを真横で見ていたベポが口を開いた。

 

「じゃあキャプテンに診て貰えば?」

「おいベポ!」

「いいじゃん。兄ちゃんのいるところなら、キャプテンも副キャプテンもダメとは言わないと思うし」

「まァそうかもしれないけど……」

「医者がいるのか!?」

 

 トラファルガー海賊団の三人の話に飛びつくルフィ。

 落ち着け、とシャチに宥められつつ、しかし医者がいるならば聞き逃すことは出来ないとばかりにルフィは詰め寄っていく。

 

「頼む! 仲間が毒にやられたんだ!」

「わ、わかった! わかったから落ち着け!」

 

 詰め寄るルフィに仰け反りつつも「頼んでみる」と言うシャチ。

 相手も海賊である以上、信用出来るかどうかは微妙なところではある。だが現状、彼らの船長以外に医者のあてもない。

 諦めるなどと言う選択肢は初めから無い以上、出来る限りのことをするまでだ。

 

「キャプテンはまだ村の中にいるんだ。ちょっと呼んでくるよ」

 

 ベポが荷物を一旦置いて村へ行くのを見送り、ルフィたちは少しの間やきもきしながら戻ってくることを待っていた。

 

 

        ☆

 

 

 ベポが船長、副船長の二人を連れてくるのとほぼ同じ頃にウソップとサンジも戻ってきた。

 医者が捕まったという情報は二人も聞いたらしく、沈痛な面持ちだったが、他に医者がいるという情報にホッとした表情を見せる。

 当の医者である二人はペンギンとシャチに事情を聞いていた。ベポはあまり詳しく事情を説明しなかったらしい。

 船長はトラファルガー・ロー。身の丈ほどもある大刀を持った男だ。

 副船長はトラファルガー・ラミ。こちらは腰に刀を下げている女だ。

 二人はルフィの方へと近付いてくると、ルフィの背にいるナミの様子を見る。

 

「死にかけているようだな」

「貴方が船長?」

「ああ。頼むよ、ナミを助けてくれ!」

「海賊だろう。助ける義理も無い」

 

 取り付く島もなく、ローはルフィの頼みを断る。

 海賊自体には特に思うことも無いが、無法者である以上は助けたところでローにとって利点があるとも思えないためだ。

 表向き海賊として振舞っていても、トラファルガー海賊団は革命軍の味方である。巡り巡って市民を害することになる相手を好んで治療する必要性は無い。

 しかしルフィも一度断られたからと諦めるわけにはいかなかった。

 

「医者なんだろ! 頼むよ!」

「しつこいな。なんでおれが治療してやらなきゃいけねェんだ」

「キャプテン、おれからも頼むよ。兄ちゃんの仲間なんだよ」

「ベポ、お前が病人がいるって言うから来たが、相手が海賊ならそもそもここまで来てねェ!」

「ごめんなさい……」

 

 ローに怒られてしょんぼりと肩を落とすベポ。

 まあまあとラミがローを宥め、一歩前に出た。

 

「ベポのお兄さんの仲間だし、悪い人たちじゃ無さそうだけど、ごめんね」

 

 ラミも基本的にはローに同意見である。見た目がどれだけ無害そうでも、一度暴れれば手に負えない者もいる。

 同志なら話は別だが、ルフィたちがそうであるという話は特に聞いていないし、革命軍の仲間ならそちらに連絡を取って手段を探すだろう。

 敵になるかもしれない相手を好き好んで助ける理由は無い。

 

「医者だろ! 助けてくれてもいいじゃねェか!」

「誰彼構わず助けるために医者になったわけじゃねェ。海賊を治療して、その後にどれだけ被害が出るか分かったもんじゃねェからな」

 

 場の空気がぴりぴりとひりついていく。

 一触即発の雰囲気になっていたところで、後ろで事を見守っていたビビが前へと出た。

 ローに近付くビビを見てペンギンやシャチは戦闘かと武器に手を掛けるが、ビビはローたちへと頭を下げて頼み込んだ。

 

「お願いします。彼女を助けてください」

「……まさか、アラバスタの王女か?」

「私の事を知っているの?」

「アンタ自身は新聞に載ってねェが、アンタの国の事は最近色々と報道されてるからな」

 

 ローとラミはビビの顔を知っていたのか、目を丸くして驚く。

 ここ最近、新聞に良く載っている国の王女なのだ。そちら関係の情報は常に集めている二人ならば知っていて当然だ。

 だが、何故海賊と一緒にいるのか。行方不明と言う話は聞いているが、そこから先の事情は何も知らなかった。

 特に拘束されているという訳でもなく、こうして海賊のために頭を下げる理由も見当たらない。

 

「なんでアンタがここに?」

「事情は色々あるけれど……今は、ルフィさんたちにお世話になっているの。だから、お願いします。ナミさんを助けてください」

 

 アラバスタ王国は反乱軍が決起し、国王軍と何度も衝突している内紛状態。革命軍としては倒すべき敵になり得る可能性もある相手だ。

 国王であるネフェルタリ・コブラが本当に倒すべき相手ならば、と言う前提ではあるが。

 革命軍としては反乱軍が決起した段階で介入した方が良いという意見もあったが、どういう訳かドラゴンがストップをかけたので現段階ではまだ様子見をしている。

 タイミングを見計らっているのだとローは思うが、最新の情報までは聞いていないのでどうなっているかは分からない。

 

「……アンタは、国に戻る気はあるのか?」

「国に戻るために彼らのお世話になっているの。私は、必ず国に戻らなきゃいけないから」

「…………」

 

 色々と気になるところはあるが、反乱軍と国王軍の衝突を避けるには今の信用を失った国王では不可能だろう。

 かと言って、王女ならば止められるかと言うと難しいところだが……可能性は決してゼロではない。

 革命軍は虐げられた者の味方だが、必ずしも武力による革命を良しとするわけでは無いのだ。

 

「お兄様」

「……良いだろう」

 

 ビビの王女としての目を信じよう、とローは言う。

 彼女を国に送り届けるだけならばローでもいいが、彼女自身がそれを望まないだろうと考えて。

 

「だがここじゃ無理だ。一度船に戻る」

「ああ、ありがとう!」

 

 先程まで邪険にしていたことなど気にしていないかのように、ルフィはにかっと笑って礼を言う。

 ローとラミは調子が狂うと言わんばかりに目を合わせて肩をすくめ、全員で船に戻った。

 

 

        ☆

 

 

 船に戻り、ローたちの船へとナミを運んでからルフィたちはメリー号で一休みしていた。

 船番をしていたゾロにも事情を説明し、治療が終わるのを待つ。

 毒の治療に具体的にどれくらいの時間がかかるのかは分からないが、あまり長時間かかるとちょっと困るのが難しいところだ。

 ナミだけを置いていくわけにもいかないので、必然的にアラバスタに着くのが遅れることになる。

 だが。

 

「今日の新聞だ」

「これは……!」

 

 国王軍の兵士30万人が反乱軍に寝返ったとする報道がされている。

 元々アラバスタでは国王軍60万、反乱軍40万の鎮圧戦が主だった。しかしここで人数が逆転するとなると、もはや一刻の猶予もない。

 ただの市民が反乱軍に加わるのとは訳が違う。訓練を積み、兵士として育て上げられたうちのおよそ半数が寝返ったのだ。

 

「もう、無事に辿り着くだけじゃダメなんだ……一刻も早く帰って、皆を止めなきゃ。じゃなきゃ、100万人の人々が殺し合うことになる……!」

「100万人もいんのか……」

「なんつうモンを背負ってんだよ、ビビちゃんは」

 

 思わずと言った様子で言葉が漏れるルフィとサンジ。

 どちらにしても、アラバスタへ向かうための永久指針(エターナルポース)も無い。ビビの護衛であるイガラムと合流するまでは動くことは出来なかった。

 

「ナミさんの治療が終わって、イガラムと合流出来次第すぐにでもアラバスタへ向かわなきゃいけない。急かすようで悪いけど、お願い」

 

 改めてルフィたち全員にお願いするビビ。

 当たり前だ、とルフィは承諾し、すぐにでも出航できるよう準備を整えるように言った。

 

「特に食料は多めに積んどかなきゃな。食う奴が増えたわけだし、配分も考えなきゃならねェ」

 

 サンジが食料の配分などを計画して、ウソップを連れて買い出しに出る。

 一人で運べる量では無いので荷物運びに手伝わせる気らしい。

 ルフィもゾロも特にやることがあるわけでもないので、ルフィはラジオを聞きながらだらけ切っており、ゾロは食堂の端で寝ている。

 ペドロたちとビビがアラバスタへの航行計画を立てていると、バタバタと船の外から慌ただしい音が聞こえて来た。

 

「麦わら! いるか!?」

「クマ! どうしたんだ? もう治療は終わったのか?」

「それに関してだけど、ちょっと今大変なことになってて……兄ちゃんたちも来てくれ!」

「?」

 

 ルフィたちは互いに顔を見合わせ、ベポに続いてローたちのいる船へと移動する。

 ローたちの船は普通の帆船ではなく、潜水艦だった。

 物珍しそうにキョロキョロと船を見るルフィを尻目に、船内へと入っていくベポ。全員中にいるらしく、ローとラミを含むトラファルガー海賊団が全員そこにいた。

 

「来たか」

「トラ男、どうしたんだ? 治療は終わったのか?」

「誰がトラ男だ。治療はまだ終わってねェどころか、始まってもいねェ」

 

 毒を受けたということは聞いていた。だが、使われている毒が非常に問題だった。

 ナミの血液から毒の成分を解析したところ、厄介なことが分かったのだ。

 

「こいつは()()()()の毒だ。治療法がねェ」

「治療法が無い!?」

「どういうこと? 普通の毒とは何が違うの?」

「普通の毒、って言い方がまずおかしいが……それはいい。こいつはな、おれが知ってる既存の毒のどれにも当てはまらねェ。しいて言うなら(サソリ)の毒に似ているが、蠍だって何百何千と種類がいるからな」

 

 もちろんローだって全ての毒を知っているわけでは無いが、ある程度種別が分かれば対処法も自ずと決まってくる。

 その上で、ローはこの毒を治療法が無いと言った。

 

「ナミ屋の症状を診るに、この毒は発熱、倦怠感、意識障害や運動機能への障害を起こすが、致死性は低い。命の心配はまずねェ」

「とりあえず毒にやられて死ぬってことは無いから、そこは安心していいよ」

「そうか……良かった、のか?」

「死ぬよりはマシだろう。だが、意識障害や運動機能への障害と言うのは問題だな」

 

 戦闘はルフィたちが何とかするにしても、航海士として意識障害が起きるのは非常に問題だ。そもそも普通の生活が送れるのかどうかさえ分からない。

 何とかする方法は無いのか、とペドロはローとラミの方を見た。

 

「先も言ったが、こいつは正体不明の毒だ。見たことのねェ成分で作られてる。恐らく人工的に作られた毒物だと思うが──」

 

 ローは詳しく説明しようとしたが、聞いているルフィが全くわかっていない顔をしているのに気付いて口を閉じた。

 時間の無駄だと悟ったのだろう。

 「おれの知らねェ毒だ。解毒は難しい」とだけ伝えた。

 

「じゃあ、ナミはどうなるんだ!?」

「自然に毒が抜けるのを待つか、あるいはこの国の医者に聞くかだな」

 

 医療大国と言うだけあってドラムの医療技術そのものは高い水準にある。捕まったという医者も何かしらの知識を持っていると見てもいいはずだ。

 問題は捕まっているという事だが。

 

「おれの知ってる中で最高の医者ならどうにかする手立ては知ってるだろうが、あの人がいるのは偉大なる航路(グランドライン)後半の海だ」

「そんな……!」

 

 少なくとも現状、ナミの受けた毒を治療する手立てはない。

 難しい顔をするルフィ。

 考え込む彼を見て、ペドロは一つ意見を出す。

 

「捕まったという医者の家はわからないか? 何かしら研究ノートのようなものがあれば、治療法が見つかる可能性があるのでは?」

「どうだかな。一つ一つの毒に対して一々メモを付けるようなマメな性格の医者ならいいが」

「そうでなくとも医薬品は必要だ。どうせ国外追放を受けるなら、多少くすねてもバレはしない」

「……悪い奴だな、お前も」

「海賊だからな」

 

 にやりと笑うローとペドロ。

 ラミは仕方ないと肩をすくめ、ゼポは「方針は決まったか」と軽く肩を回す。

 

「ルフィ、それでいいか?」

「ああ。ナミを助けられるかもしれないなら」

 

 悪事を働くことに否は無い。

 そうと決まれば行動は早い方が良い。ルフィとペドロ、ゼポの三人は船を出てもう一度村へ向かった。捕まった医者の家を知るためだ。

 長い間国の守備隊から逃げ続けている以上、住処が知られている可能性は低かったが……村で聞いてみると、年配の者は知っているようだった。

 そう広い国でもない。住処をそれほど長い間隠し続けてはいられないという事だろう。

 

 

        ☆

 

 

 町はずれの大木を改造して住居としているらしく、少々時間はかかったが医者の家を無事に見つけることが出来た。

 だが、ペドロが妙なことに気付く。

 

「妙だな。明かりがついている」

 

 この家の主である医者が捕まった以上、住んでいる者はいないはずだが……あるいは自分たちと同じことを考えて盗みに来た者がいたのかとペドロは歩を止めた。

 空き巣なら戦闘になる可能性が高いが、中で暴れると大事な薬品や資料が傷ついてしまう恐れがある。

 出てくるのを待つべきか、とルフィの方に目をやると、ルフィは既にドアをノックして開けていた。

 

「こんにちはー。お邪魔しまーす」

「待てーっ!!」

 

 ペドロは制止したが時すでに遅し。

 ガチャリと開けられたドアの向こうには、背の低い謎の生き物が何かしらの薬品を調合していた。

 物音に気付いたその生物とルフィの目が合い、謎の生き物は驚いて椅子から転げ落ちた後でテーブルの後ろに隠れる。

 

「だ、誰だ!? ここはドクトリーヌの家だぞ!?」

「何だあの生き物……あれもミンク族か?」

「いや、違う……多分」

「た、狸……? いや鹿っぽい角もある…?」

 

 ペドロも初めて見る生物だが、人の言葉をしゃべるのでミンク族かそれに近しい種族なのかと首を傾げる。ゼポも混乱していた。

 赤い帽子に青い鼻の、鹿の角のようなものが生えた狸のような生物である。身の丈は人の子供ほどしかなく、体の隠し方がおかしい。

 よく見るとところどころに包帯を巻いている。怪我をしているのだろう。

 

「ここに住んでいた医者は捕まったと聞いた。お前は……?」

「お、おれはドクトリーヌの助手だ!」

「助手?」

 

 このような謎の生物に助手が務まるのか、とペドロは視線を動かす。

 先程まで何か薬品を調合していたらしく、テーブルの上にはいくつかの薬草や液体が並んでいた。人の言葉を理解できている辺りも含めれば、確かに医者の助手と言うのも不可能では無いのだろう。

 

「おれはルフィ。海賊だ」

「海賊!? 海賊がなんでここに!?」

「医者を探してんだ」

「厳密には医者の研究成果だがな」

 

 正体不明の毒で他の医者が匙を投げた、と話す。謎の生物はテーブルの後ろでそれを静かに聞いていた。

 何か心当たりが無いか尋ねてみると、「わからない」と返ってくる。

 

「ドクトリーヌは色んな毒についても詳しいけど、実際に診てみないとわからない」

「研究成果みたいなものはないのか?」

「おれは知らねェ」

「そうか……」

 

 元から望み薄だったとはいえ、がっくりと肩を落とすルフィ。

 でも、と謎の生物はテーブルの後ろから続けて話す。

 

「ドクトリーヌに診せれば、何かわかるかも」

「……やはりそうなるか」

 

 ひとまずナミに命の危険は無いとはいえ、だからと言って放置していい問題という訳でもない。

 この方法は一国を相手にすることになる。それをする覚悟はあるかと、ペドロはルフィに問う。

 

「当たり前だ!」

 

 国に喧嘩を売ってでも仲間を助けたいとルフィは言う。話を聞いていた謎の生物はテーブルの後ろから出てくると、意を決したように口を開いた。

 挙動不審ではあるが。

 

「ど、ドクトリーヌを助けに行くのか?」

「ドクトリーヌ、と言うのは医者の名前か? だとしたらそうだ」

「おれも連れて行ってくれ!」

 

 ペドロの答えを聞き、彼は声を荒げた。

 

「おれのせいでドクトリーヌは捕まったんだ……! だから、おれも助けに行く!」

 

 包帯には血が滲んでいる。国の守備隊と戦ったのだろう。

 力及ばず、ドクトリーヌは連れていかれてしまったが……それでも、彼の心は折れていなかった。

 ルフィはその覚悟を見ると、近付いて手を差し伸べる。

 

「お前、名前は?」

「チョッパー。トニートニー・チョッパーだ!」

「よし、チョッパー! おれ達で医者を助けに行こう!!」

 

 ガシッ! と互いに手を握り、同じ目的を達成するために手を組んだ。

 

 




「よろしくな、シカ!」
「トナカイだ!」
っていうオチにするか滅茶苦茶悩んだんですけど、名前聞いといて流石にシカとは呼ばないだろうという事で没になりました。

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