ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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ドラム編終わりという事で更新頻度は次回から通常通りになります


第百五十三話:アラバスタへ

 ドラムを慌ただしく出航した次の日の昼、二隻の船が横並びになって海を航行する。

 昨夜は冬島に咲いた桜を前に「これは飲むしかない」と酒瓶を並べ、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎであった。

 普段は仲の悪いゾロとサンジも今日ばかりは手酌で互いに酒を注ぎ合っていたくらいだ。

 チョッパーの加入を祝しての宴であり、主役のチョッパーも初めての宴会を非常に楽しんでいた。

 

「それじゃあ会議を始めるか」

 

 ゴーイング・メリー号の甲板に全員集まり、情報共有とこれからの目的をすり合わせる。

 進行は大体の事情に通じているジェムが行う。

 

「今、この船はアラバスタへ向かっている。確かだな?」

「ええ。あんたから貰った永久指針(エターナルポース)の通りに進路を進んでるわ」

「アラバスタってどんなとこなんだ?」

 

 ハイ、と片手を上げてルフィが質問する。

 それに答えたのはジェムではなく、一番アラバスタに詳しいビビだった。

 

「砂の王国よ。国土の大半が砂漠に覆われてるの」

「砂ばっかりの国なのか! 大変そうだなー」

「住んでみればわかるけど、そう悪いことばかりでもないわ。雨は少ないけど、それだって雨季にしっかり溜めておけば次の雨季まで持つくらいだから」

 

 だが、問題はその雨にあった。

 近年少なくなった雨の影響で作物の育ちが悪くなり、巨大な川の水量も減った。その影響で河口付近は勢いが足りず、海水が流れ込んでいる。

 河口付近では塩害の影響で作物が取れなくなり、雨が降らないためにオアシスは枯れ……住める場所も限られてしまっている。

 もちろんビビの父親──国王であるネフェルタリ・コブラも無策でそれを見ていたわけでは無い。

 

「税金を下げたり、他の町から水を供給したり、〝黄昏〟へ援助を頼んだり……でも、どれも後手に回るばかりで根本的な解決にはなっていないの」

「でもよ、ビビちゃん。雨が原因で生活が苦しくなったなら反乱軍の連中は何に腹を立ててんだ?」

「それは……」

「それはおれが話そう」

 

 ビビが悲しそうに俯いた段階で、ジェムが説明を引き継いだ。

 バロックワークスが関わっている案件だ。ビビに話させるよりもいいだろうと判断したらしい。

 

「事の始まりはアラバスタ全土で雨が減ったことと、()()()()()()()()()()()()ことの二つだ」

「王が住む街だけ雨が増えた? なんでだ?」

「〝ダンスパウダー〟って粉を知ってるか?」

 

 別名を〝雨を呼ぶ粉〟とされる代物だ。

 その昔、とある雨の降らない国の研究者が作り出した粉である。

 ナミは詳細を知っている様子だったが、他の面々は特にピンと来ていないようだったので、ジェムは掻い摘んで説明することにする。

 

「詳しい説明は省くが、こいつは人工的に雨を降らせるための粉でな。港町から王の住む街に向けて進む隊商からこいつが発見された」

「人工的に雨を降らせるんだろ? アラバスタにとってはいいモンじゃねェのか?」

「一見するとそう見えるが、こいつは本来もっと風下で雨雲になるはずだった雲を強制的に雨雲にしちまう粉だ」

「結果として起こるのは風下の国の干ばつ! この粉を作った国も、結局戦争で滅んだらしいわ」

 

 ジェムの説明を引き継いでナミが説明する。

 かつて雨の奪い合いで国を滅ぼしたこともある粉であるため、世界政府は所持・製造を禁じている。それが王宮へ向かう隊商の荷物から発見されたとなれば、騒ぎにならないはずが無かった。

 加えて、その時点で既に王の住む街以外では雨の降らない異常気象。

 疑うなと言うほうが難しい話だった。

 

「何だビビ、そりゃお前の父ちゃんが悪ィぞ!」

「まァこれもクロコダイルの仕業だ。現に奴の思惑通り、反乱は起きてるわけだしな」

「じゃあクロコダイルをぶっ飛ばせばいいのか?」

「最終的にはな。奴はアラバスタを文字通り干上がらせるために色々やってる」

 

 では次に、バロックワークスについて。ジェムが「こっちは単純だ」と指を立てる。

 

「クロコダイルの目的はアラバスタを手に入れる事。そのために反乱を起こし、王を失脚させて自分が王の地位を得ようとしてる」

「クロコダイルって海賊でしょ? いくら今の王が失脚したからって、自分が王になれるわけ……」

「アラバスタではクロコダイルがそれだけ支持されてるのさ。海軍が正義のために海賊を潰すことと、七武海が海賊の財宝を目当てに海賊を潰すこと。守られる側の市民にとってはどちらも同じなんだ」

 

 それに、七武海が失脚した王の後釜に収まったというのも前例がある。クロコダイルの計画の全てが無理筋という訳ではない。

 コブラやビビにとっては到底納得できるような話では無いのだが。

 

「〝黄昏〟はロビンさんからクロコダイルの目的と計画を聞き、おれを送り込んだ」

 

 いつでも潰せるように。あるいはどんな行動を起こしても対処できるように。

 次にバロックワークスの内部について──と説明しようとしたとき、ジェムの船の方から電伝虫の音が聞こえて来た。

 

「……」

 

 時間を考えるに〝黄昏〟からの定期連絡ではない。

 では恐らく、バロックワークスの連絡だ。

 ラジオが普及する以前までは電伝虫による通話は盗聴の危険があったので使えなかったが、近年は盗聴など出来なくなっている。バロックワークスも大手を振って電伝虫を利用して連絡を取り合っていた。

 ジェムは一度船に戻り、受話器を取る。

 

「はい」

『おれだ──Mr.0だ』

「何かありましたか」

『ビビの護衛は仕留めたと聞いたが、ビビ本人はまだ捕まらねェのか?』

「それですか。それなら──」

 

 既に、と話すよりも早く。

 ルフィが受話器を奪い取っていた。

 

「お前がクロコダイルか?」

『……なんだテメェは』

「おれはルフィ。海賊王になる男だ!」

 

 受話器を奪い取られたジェムはあんぐりと口を開け、放心している。まさか無理矢理割り込んで通話するとは思っていなかったのだ。

 

「待てこら麦わらァ!」

「お前、ビビの国を滅茶苦茶にしたんだろ! 絶対にぶっ飛ばしてやるからな! 芋洗って待ってろ!!」

『テメェ──』

 

 ガチャン! と勢いよく受話器を置く。

 ルフィの強烈な宣戦布告に、思わずジェムも項垂れてしまった。

 

「どうするんだこれ……全部向こうにバレたじゃねェか……芋洗って煮っ転がしてる場合じゃねェぞ……」

「クロコダイルをぶっ飛ばせばいいんだろ?」

「それが簡単に出来りゃあ苦労はねェんだよ!!」

 

 一部始終を見ていた周りの仲間たちもジェムに同情的な視線を送っていた。

 ルフィが突発的な行動を起こすのはよくあることだが、ジェムの考えていた計画はこれでいくつか潰れたことだろう。

 ナミも頭が痛そうにしている。

 

「ルフィ君。気概は買いますが……クロコダイルの懸賞金額は20年前に取り消されるまでは8100万ベリーでした。並の強さではありません」

「8100万って、アーロンの4倍じゃない! あんた本当にどうすんのよ!!」

「まァそこに関しちゃおれ達の方に分がある」

「……どういうこと?」

 

 イガラムの補足にナミがルフィへの憤りを見せるが、ペドロはナミを落ち着かせようとそんなことを言う。

 ナミは疲れたようにペドロへ疑問を向ける。

 

「おれの懸賞金は3億8200万。ゼポは3億6000万だ。金額だけならこっちの方が高い」

「あんたたち、そんなに懸賞金高かったの!?」

「これでも海軍本部から目を付けられている身なのでな」

 

 もちろん、クロコダイルは20年前に懸賞金が取り消されて以降、懸賞金が付いたことは無い。金額だけで危険度を量るのは難しい。

 20年前と今では培った経験の量も強さも違う。決して楽観的に捉えるべきでは無かった。

 だが、それでも必要以上に恐れることはないとペドロは言っている。

 強さだけなら十分匹敵するだけの人物がいるというだけで、安心感はあるのだ。

 実際、ペドロの言葉でナミとウソップは安心したように胸をなでおろしている。

 

「バロックワークスで残る敵はMr.4以下のオフィサーエージェントとクロコダイルだけだ。クロコダイル以外、大したことはねェ」

 

 Mr.2だけは一人で行動しているが、それ以外は全員ペアである。

 また、ロビンが味方であることを考えれば……残る敵は都合8名。

 オフィサーエージェントの部下であるビリオンズが200人。

 その下にいるフロンティアエージェントの部下であるミリオンズがおよそ1000人。

 クロコダイルの計画が終盤に差し掛かっていると判断し、〝黄昏〟が末端から潰している最中である。

 

「……まァ、どうにか出来ない数じゃあ無い、か」

 

 この際雑魚は無視してもいい。

 とは言え、全部バレたことは報告しないわけにはいかなかった。

 

「頼むから今度は静かにしててくれ」

「おう」

 

 ルフィに念押ししてジェムは通話をかけ始める。

 プルプルプル、と数度コールが響き、通話が繋がる。

 ジェムが所属と番号を言うと、相手は一度通話を切った。

 

「切れちまったぞ。いいのか?」

「いいんだ」

 

 程なくして、ジェムの電伝虫に電話がかかってきた。ジェムは1コールでそれに出ると、緊張したように口を開く。

 

「ジェムです。お忙しい中すみません」

『構わない。必要なことなら時間はいくらでも作る』

 

 女性の声だ。

 麦わらの一味は誰も聞いたことのない声だが、ペドロとゼポ、ビビとイガラムは聞いたことのある声だった。

 〝黄昏の海賊団〟の首魁──〝黄昏の魔女〟カナタである。

 

「少々失敗しまして……クロコダイルに裏切りがバレました」

『ふむ? 上手くいったと聞いていたが、何かあったのか?』

「協力者が自ら正体を明かして、クロコダイルに正面から喧嘩を売りまして……」

 

 申し訳なさそうにジェムが報告すると、カナタはそれを聞いて笑っていた。

 相手がクロコダイルとわかっていながら、正面から喧嘩を売る度胸があることに興味を抱いたらしい。

 

『それをやったのは……ロビンが言っていた〝麦わら〟のルフィか?』

「ええ。聞いてたんですね」

『ロビン以外からも多少な』

 

 ともあれ、クロコダイルにジェムの事がバレた件に関しては特に心配は不要だとカナタは言う。

 ビビの安全は確保され、組織の全容はほぼ丸裸。あとはクロコダイルと主要な部下を潰すだけなら、ジェムのことがバレたとて何の問題も無い。

 それだけ告げると、カナタはルフィに代わるようジェムに言った。

 ジェムは言われた通り、受話器をルフィに渡す。

 

「おれがルフィだ」

『初めましてだな。お前の事は色々なところから話を聞いている』

「おれの事知ってんのか?」

『そうだな。お前の祖父にシャンクス……それに最近ではジンベエもか』

 

 前者二人は何年も前の事だが、ジンベエは割と最近の話だ。

 エースとの関係性も聞き知ってはいるが、エースとルフィに関する話はしたことが無いのであえて省いている。

 ジェムたちはどういうことかわからなかったが、カナタは随分機嫌が良さそうだった。

 

『クロコダイルにバレた件はいい。だが、お前が倒すと啖呵を切ったのだろう?』

「ああ、おれがぶっ飛ばす!」

『フフフ、頼もしいことだ』

 

 ルフィの気概はわかった。どうあれクロコダイルを倒せるのであれば、誰が倒そうとカナタにとっては変わりないが……ペドロとゼポがいるとはいえ、クロコダイルはカナタと同じ20年前から七武海の座にいる男だ。

 その慎重さは決して無視出来るものではない。

 受話器は再びジェムに渡り、クロコダイル討伐をどう考えているのか、カナタに尋ねた。

 

『あの男は……そうだな。強さは大したことが無いが、頭の良さは厄介だ。ペドロとゼポでも倒せないことは無いだろうが、砂漠であの男の相手をするのは止めておけ』

 

 砂漠でクロコダイルの相手をするのは、如何にペドロであっても厳しい条件になる。

 そうでなくとも、砂という能力の性質上エレクトロが受け流される可能性も考えていた。

 

「ではどうしますか? 援軍を送っていただければいいのですが……」

『その予定だったが……少々面倒事が起きている』

 

 四皇が動いた。

 その事実だけで、ジェムの額に冷や汗が浮かぶ。

 ともすれば世界が割れかねない巨大な勢力である。下手に介入されれば、反乱軍と国王軍の戦いどころではなくなるかもしれない。

 

「四皇が? 一体何を目的に……」

『ロビンの居所がバレたらしい。()()()()()()が親切にも連絡を入れてくれてな、おかげで私は連中を止めるために方々に手を回している』

「ではおれ達だけでクロコダイルの討伐を?」

『いいや。一応、うちから精鋭数名を送る。それでどうにか反乱を止めてクロコダイルを討伐しろ』

 

 もちろん、お前たちだけで倒せるのであればそれでも構わない──カナタはルフィたちを試すようにそう告げた。

 

『それに、念のために他所に援軍を頼んでいる。戦力が足りないということは無いだろう』

 

 上手くいけば、と言う前提ではあるが……四皇のうち、二つの勢力が相手ともなると〝黄昏〟単体では止めきれない。

 海軍にも手を回す必要がある。

 カナタの懸念としては、〝黄昏〟と〝海軍〟は協力体制にはあるが、それを活かすための訓練をしたことが無いことだ。

 だが、その辺りはルフィたちには関係の無いこと。それを伝えることはせず、ただ一言だけ伝えて通話を切る。

 

『お前には──お前たちには期待しているよ。モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味』

 

 

        ☆

 

 

 新世界では既に巨大な勢力が動いていた。

 

「ニコ・ロビンが見つかっただァ……? 逃げられる前に確保するに決まってんだろォが!! 船を出せ!!」

「ママハハハ……!! 〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を読める女か!! カイドウも動いてんだろう? おれが動かねェわけにはいくか!!」

 

 カイドウが怒号を上げ、百獣海賊団がワノ国より出立する。

 リンリンが高笑いし、ビッグマム海賊団がホールケーキアイランドから移動を始める。

 海賊同盟を結ぶ二人の狙いは共にアラバスタ王国──そこに滞在するニコ・ロビン。

 自分たちが動いたことでそれを止めに来るであろう人物の事も、当然ながら理解しており……それをわかった上でなお船を出した。

 臆することは無い。

 カナタが最強の七武海として君臨する女帝ならば、二人もまた新世界の海に皇帝の如く君臨する大海賊。

 生半可な覚悟で止められる存在では、ない。

 

 

        ☆

 

 

 楽園の海でも、四皇の動きを察知して海軍が動き出していた。

 

『海軍本部より通達。付近の軍艦は至急アラバスタ王国へ移動せよ。繰り返す──』

 

 連絡を受けたスモーカーもまた、ルフィの捜索をいったん諦めてアラバスタ王国へと進路を取る。

 彼はルフィを捕らえることに執着しているが、そのために本部の緊急招集を無視するつもりもなかった。

 ましてや、相手が四皇となればなおさらである。

 

「相手が四皇の勢力なら中将や大将も動く……気合を入れろ、たしぎ。生半可な覚悟で臨めば死ぬぞ!」

「はい、スモーカーさん!」

 

 自分たちの力が足りないことは重々承知している。

 だがそれでも、〝正義〟を掲げる以上は逃げるわけにはいかない。

 

 

        ☆

 

 

 ──そして。

 新世界の海から楽園へと移動し、アラバスタを目指す二人組。

 一人は鉄パイプを傍に置き、ゴーグルをかけた帽子をかぶっている青年。もう一人も同じように帽子とゴーグルをしている女性だ。

 青年は一枚の紙をずっと見続けて顔が攣っており、女性の方はそれを呆れたように見ている。

 

「もう、ニヤケすぎなんだよ。見飽きたりしないの?」

「いやァ、見飽きたりはしねェな。なんせ弟が頑張ってんだ。応援しねェ兄貴はいねェよ」

「全くもう……もうすぐ会えるからって、先走ったりしないでよ?」

「しねェよ」

 

 革命軍参謀総長サボ。そして補佐役のコアラ。

 二人もまた、一路アラバスタへ進路を取っていた。

 表向きはアラバスタの反乱軍へ接触するために。その実、弟を支援するために。

 サボは一枚の手配書を眺め、嬉しそうに帽子を目深に被りなおす。

 

「……待ってろよ、ルフィ」

 

 ──再会の時は近い。

 

 

        ☆

 

 

 ──赤い土の大陸(レッドライン)の上空を越え、楽園における〝黄昏〟の最大拠点〝ミズガルズ〟へと一隻の船が停泊する。

 ここから足の速い船に乗り換え、アラバスタ王国へと移動するためだ。

 新世界からここまで運んで来たジョルジュはタバコを吹かしつつ、白髪が交じり始めた髪をかき上げて声をかける。

 

「相手はクロコダイルだ。オメェらなら苦戦はしねェだろうが……まァ気ィ付けろよ」

「呵々、案ずるな。重々承知している」

「当然よ。私を誰だと思っているの?」

 

 白髪の老人と、紫色の髪の少女の二人組だ。

 片や老齢でありながらも鍛え上げられた肉体と刻まれた傷の数が歴戦の猛者であることを示し。

 片や少女の時分でありながらも近年破竹の勢いでランキングを上げている精鋭であると鋼鉄の(ヒール)が示す。

 

「全く、砂漠だなんて……私が行くほどの価値があるのかしら」

「そう言うな。あれでもカナタと同じように長年七武海を務めている。鍛え上げた能力も頭のキレも、そこらの海賊よりはマシだろうよ」

「だと良いけれど」

 

 二人は一切臆することは無く、カナタが敵と定めた者を滅ぼすためにアラバスタ王国へと向かう。

 

 

        ☆

 

 

 ──かくして役者は揃う。

 アラバスタ王国の命運を握る戦いが──ひいては、ニコ・ロビンと言う世界の行く末さえ左右しかねない存在を巡る戦いが始まる。

 




 ──これは、麦わら帽子の少年のための物語ではない。
 彼の視点を通して視る、〝魔女〟のための物語。

 ──碑文争奪大戦アラバスタ/鉄脚のプリマ
 ──黄金■■樹海スカイピア/猛き■■
 ──■■城塞商圏ミズガルズ/■■持つ蛇
 ──海賊強奪遊戯■■■■/■■■
 ──白夜司法機関エニエスロビー/悪魔の子
 ──絶海怪奇地帯スリラーバーク/霧に映る影

 彼らの旅路は多くの島を巡るものだ。多くの島を巡り、多くの人と出会い、別れ、その先で彼女の物語が再び幕を開ける。

 ──■■■■■■ ■■■/Ultimate C.C.C

 ──さぁ、物語を続けよう。

 END 冒険の夜明け/ROMANCE DAWN
 NEXT 碑文争奪大戦アラバスタ/鉄脚のプリマ

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