ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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第百七十一話:仲間の印

 

 コツン、コツンと隠し階段を下りる。

 ここはアルバーナ王宮の西──王家の墓とも呼ばれる葬祭殿の地下。

 ビビとコブラが先導し、ロビンとペドロ、ゼポの三人が続く。

 事前に約束していた通り、三人にアラバスタにある〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を見せるためだ。

 国は未だ混乱の中にあるが、ひとまず争いは終わり……海軍の監視がある中でロビンたちが脱出するため、なるべく早く見せて貰おうとしたのである。

 

「ひとつ、約束をして欲しい」

「約束?」

「ああ。私はこの先にある〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟に何が書かれているかは知らん。だが、それを悪用することだけは決してしないで欲しい」

「……」

「アラバスタ王家は代々、この先にある〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を守ることを義務付けられてきた」

()()、ね……」

 

 コブラの言葉にロビンが目を細める。

 過去から紡がれてきた文献とはただ守るだけでは意味が無い。それを伝えていかねば、途絶えたも同然だ。

 そういう意味ではコブラは守れてなどいなかったのだが──ここに〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を読めるロビンが現れたのだから、きっと意味はあったのだろう。

 

「確約は出来ないわ。私たちの目的は〝空白の100年〟を解き明かすことだけど……解き明かした結果として、何が起こるかまでは想像しきれないもの」

「……そうか」

「おれたちも出来る限り悪い結果にならないよう努力はしよう。どうかそれで納得して欲しい」

「……うむ。どうあれ、アラバスタの防衛に一役買ってくれたのも事実。君たちを信用しよう」

 

 葬祭殿の奥の扉を開け、中に鎮座する〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を見る。

 何を以てしても破壊出来ない硬質なテキスト。過去から未来へと残された碑文。

 これまでこの石が積み重ねた歴史を感じるように表面をなぞり、ロビンはその文字を読み始めた。

 

「──神の名を持つ古代兵器〝プルトン〟……その在処」

「〝プルトン〟……!! やはりこの国にあったのか!?」

「いいえ……これは所在を表す石よ。この碑文が書かれた時から場所が変わっていなければの話だけど、〝プルトン〟はそこにある──少なくとも、この島ではないわ」

「……そうか」

 

 クロコダイルはプルトンを必死に探していたが、この島には無い。

 無駄な労力……という訳ではないにしろ、〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を見つけただけでは意味が無かったわけだ。

 もっとも、ロビンもまた欲しい情報が得られたわけでは無かった。

 ロビンが欲しがっているのは〝歴史を記した碑文〟である。決して古代兵器を呼び起こすために〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を探しているわけではない。

 ため息を吐きたい気持ちになるが、それを抑え、手帳に簡単なメモを書く。外れではあったが、こうして記録を残しておくことには意味がある。

 

「ありがとう。この国での私たちの目的は達成したわ。海軍もこの島を包囲しているみたいだし、私たちは早めに島を出ることにするわね」

「そう……私は、最初は貴女が敵だと思っていたけど……助けてくれて、ありがとう」

「どういたしまして。私たちも海賊みたいなものだから、王族がそう易々と頭を下げるものではないわよ」

 

 深く頭を下げて礼を言うビビに、ロビンは背を向けながら言う。

 これで手掛かりの一つは無くなった。次はどこに探しに行くべきか──葬祭殿を出て空を見上げながら、深く息を吐く。

 

「数年がかりで手に入れた情報がこれじゃ、脱力もしたくなるわね……」

「そう言うな。元より〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟は求めなけりゃァ見つかることのない石だ。地道に行こうぜ。なァ相棒」

「……」

「相棒?」

「ん、いや。済まない。そうだな、地道に探すべきだろう」

 

 ゼポの問いかけに、きょろきょろと周りを見渡していたペドロがハッとしたように答えた。

 何かを探していたようなそぶりに「忘れ物でもしたか」とゼポが言うが、ペドロは首を横に振る。

 どこかから見られているような気配がして、見聞色で探っていたのだが……特に目立つような気配はなかった。

 

「……多分、気のせいだろう」

 

 気配を探っても何も感じられなかった以上、ペドロはそう言うしか無かった。

 

 

        ☆

 

 

 その二日後の夜のこと。

 ロビンが届けた解毒薬によってサソリの毒を解毒し、チョッパーとビビの懸命な看護の甲斐あってルフィが目を覚ました。

 起きた直後騒がしい男で、静かに行う予定だった晩餐会も宴会に早変わりし、その後の風呂ではコブラ王とイガラム共々女湯を覗いてナミの〝幸せパンチ〟*1で迎撃されていた。

 風呂に入ってさっぱりし、もう寝るだけになった夜更けの部屋の中。

 

「今夜!? もうアラバスタを出るのか!?」

 

 ナミの提言を聞き、ルフィが驚いた顔をする。

 

「ま、おれも妥当だと思うぜ。もう長居する理由もねェしな」

「そうだな。海軍の動きも気になる。包囲されちまったら逃げられねェ」

「……よし! じゃああと一回、アラバスタ料理食ったら出よう!!」

「今すぐ出るんだよアホ!!」

 

 周りの面々にゴンゴンゴンと頭を殴られ、ルフィは渋々出る事を承諾する。こんな扱いだが船長である。

 帰り支度をし始めた直後、王宮に勤める兵士の一人が電伝虫を持ってきた。

 サボからの連絡である。

 

『ようルフィ! 目ェ覚ましたみたいだな!』

「サボ~~!! おれはもう元気いっぱいだぞ!!」

『ハハハ! お前が無事で嬉しいぜ!』

 

 それはそれとして、サボは手短に連絡を入れた事情を説明する。

 海軍が沿岸を軍艦で包囲している事。

 ルフィたちの船、ゴーイング・メリー号にサボがいる事。

 脱出の手伝いをする事。

 至れり尽くせりの提案にサンジが思わず「大丈夫なのかそりゃ」と口を挟むほどだ。

 

「ありがてェ話ではあるが、そっちだって追われてる身だろ?」

『心配してくれてんのか。ありがたいが、おれ達は大丈夫だ』

 

 革命軍のNo.2であるサボは、七武海の一角を落としたルフィよりも優先度が上に行くくらい海軍に狙われている。サンジの心配ももっともではあるが、現在の海軍の戦力の大部分は〝新世界〟にいる。

 アラバスタに現在駐留している中将は一人、それ以外は多くが大佐以下だ。

 数の多さは厄介だが、この程度で捕まるようなら参謀総長になどなれはしない。

 

『出発はいつだ?』

「今から行く!」

『そうか! じゃあ待ってるぜ、ルフィ!』

 

 集合場所はサンドラ河上流だ。

 移動に時間がかかるが、ビビが超カルガモ部隊を使っていいと言うので時間短縮は可能だろう。

 いそいそと荷造りをしている中、ビビが迷いを抱えたまま顔を上げた。

 

「ねェ……私、どうしたらいい……?」

 

 〝ルネス〟からここに至るまで、大変ではあるが楽しい旅路だった。

 海賊として生きるのも良いだろう。だが、ビビはアラバスタ王国の王女である。

 アラバスタの事も嫌いではなく、これからまだ混乱が続くことを思えば国を離れがたいと考えるのも当然だ。

 

「いい、ビビ。猶予をあげる」

 

 これからサンドラ川上流でサボと合流したのち、明日12時に一度だけ〝東の港〟に船を寄せる。それが最後のチャンスだとナミは言った。

 これはビビが決めるべきことだ。ルフィが無理に勧誘したとて、自身の意思で決めなければ今後に差し障る。

 

「来るなら歓迎するわ。海賊だけどね」

「海賊は楽しいぞ! 一緒に来いビビ! 今すぐ来い!」

「明日まで待つっつってんだろ」

「ぐあ……!」

 

 サンジに脳天直撃のかかと落としを喰らい、ルフィは不満げな顔をしながら荷物を背負う。

 窓からロープを垂らして垂直に降りた後王宮を抜け出す面々を見送り、ビビは一人宵闇に消えたルフィたちを思う。

 行ってもいい。行かなくてもいい。どちらを選択しても、きっと後悔は残るだろう。

 どちらも選ぶことは出来ない──なら、彼女が選ぶべきは。

 

 

        ☆

 

 

 アルバーナから砂漠を超カルガモ部隊に乗って渡り、サンドラ川上流に停泊するゴーイング・メリー号の下で止まる。

 そこには、サボとコアラ、それに包帯でグルグル巻きにされているジェムと無傷のミキータの姿があった。

 ここまで送ってくれた超カルガモ部隊に礼を言って帰し、ルフィたちはサボに向き直る。

 

「サボ!! そっちも無事だったんだな!」

「ああ。お前、クロコダイルを倒したんだって? 本当にやっちまうとは、我が弟ながら鼻が高いぜ」

「ししし。言っただろ、おれは強くなったんだ!!」

 

 兄弟二人が話している横では、ジェムとゾロたちが再会の挨拶を交わしていた。

 

「無事で何よりだ」

「そっちもな。酷ェ傷みてェだが、動いて大丈夫なのか?」

「まァ死にやしねェ。それより、おれは〝黄昏〟の意向を伝えるために来たんだ」

 

 〝黄昏〟はルフィたちの援護には動かない。傘下でもない一海賊を助ける理由は無く、要らぬ疑念は海軍との関係性に悪影響が出る。

 だが、海軍が数十隻の軍艦を使って海岸線を包囲していることは伝えてもいい、と言われていた。

 アラバスタでクロコダイル及びバロックワークスを打ち倒したルフィたちへの、せめてもの礼らしい。

 ある程度必要な食料と酒は既に積み込んであるとジェムは言う。

 

「食料と酒か。そりゃありがてェな」

「おれ達から出来るのはこれくらいだ。無事にアラバスタから出た後で()()()確認しておいてくれ」

「お前らは一緒に来ねェのか?」

「バカ言え、おれは〝黄昏〟の一員だ。任務が終われば帰るだけだよ」

「ミキータちゃ~~ん!! おれ達と一緒に海賊やろうぜ!!」

「キャハハ、生憎だけど〝黄昏〟に就職が決まったの。海賊なんて不安定な生き方はもう御免よ」

 

 ミキータにフラれたサンジは残念そうにしているが、言っていることはもっともなので反論は出来なかった。

 ジェムも勧誘を断り、任務が終わって久々に帰れるのだと笑う。

 荷物をメリー号に積み込み、準備を整えた。後は船を出すだけだ。

 岸辺に残ったジェムとミキータが手を振り、離れていくルフィたちに別れを告げる。

 

「元気でやれよ、麦わら!」

「キャハハ! またどこかで会えると良いわね!」

「おう、じゃあな!!」

 

 見えなくなるまで手を振り返すルフィたち。短い間だったが、共に旅をした友人だ。

 そうして二人の姿が見えなくなると、ルフィはサボの方を改めて見た。

 

「サボは一緒に来ねェのか?」

「おれは革命軍に属してるからな。海賊は無理だ」

「なんだ、そうか」

「それより、ここから先の話をしよう」

 

 サンドラ河の河口付近にも海軍は網を張っている。これを潜り抜けて脱出するのが一番の関門になるわけだが、河口を抜けた後真っ直ぐ外海に出るべきだというサボの意見にルフィは首を横に振る。

 仲間を、迎えに行くためだ。

 

「仲間が待ってるんだ」

「東の港に12時……約束があるの。必ずそこに行かなきゃ」

「約束……そうか。それは仕方ねェな」

 

 ならばもう仕方がない。

 正面から突破して包囲を抜ける他に方法は無いだろう。

 とは言え、相手は海軍中将を含む軍艦30隻以上。河口近くで海軍を見張っているコアラと合流したとしても、抑えきるのは難しい。

 だが、弟のためならば否は無い。

 

「下流で仲間のコアラが待ってる。おれはそっちの船に乗って海軍の軍艦にひと当てするから、お前らはその間に向かえ」

「いいのか?」

「ルフィのためだ。兄貴としてはちょっとくらい無茶してやらねェとな」

「おれは強くなったんだ! サボの後ろに付いて回るばっかりじゃねェぞ!!」

「そう怒るなよルフィ。何十隻もの軍艦相手に大立ち回りなんて、おれだって普通はやらねェんだ」

 

 無茶であることは百も承知で、無理を通そうと言うのだ。

 サボは笑い、「心配すんな!」とルフィの頭を撫でる。

 

「おれは強ェからな。今はまだ、おれが守る」

 

 

        ☆

 

 

 サンドラ河下流でコアラと合流したサボは、ルフィたちを狙う軍艦との間に船を着け、足止めのために乗り込んでは舵輪を壊して次の船に乗り移るという荒業を行っていた。

 海兵は多いが、この方法なら全ての海兵と戦わずとも無力化出来る。

 ただしその分、サボへの負担はすさまじいものになるのだが。

 

「〝ホワイトブロー〟!!」

「〝袷羽織(あわせばおり)〟!!」

 

 スモーカーとヒナの二人がサボを捕えようと能力を使うも、サボの速度を捉えきれない。

 加えて武装色を纏えば自然系であろうと地力の差で押し切れる。

 

「どけ、スモーカー大佐!」

「! 中将か!!」

「革命軍のサボ!! 何故貴様が海賊を捕えるのを邪魔するだらァ!!」

「おれは差別はしねェが、あいつは弟なんでね! よろしく頼むよ!!」

「弟だァ!?」

 

 革命軍と海軍は政府に逆らうか恭順するかの違いはあれど、海賊に対する行動は同じだと考えていた。

 だが、サボはあろうことかルフィを弟だと発言し、海軍の手から逃がそうとしている。

 バスティーユは鮫包丁を振るってサボの鉄パイプと鍔迫り合いになる。

 

「誰の弟だろうと、海賊は海賊だらァ! 逃がしはせん!!」

「悪い奴じゃねェ。アンタらの誰もが出し抜かれてたクロコダイルを倒したのもあいつだからな。礼の一つも……ってのは言い過ぎか」

 

 ほぼ追い込んだのは〝黄昏〟だ。最後の最後に倒したのがルフィだっただけに過ぎない。

 まぁそれでもルフィの手柄が消えるわけでは無いのだけど。

 行く先々で騒ぎを起こしはするだろうが、きっと悪いことはしない。サボはルフィに対してそういう確信があった。

 兄としての勘である。

 一度離れてバスティーユの振るう鮫包丁を片手で受け止め、互いに動きを止めるバスティーユとサボ。

 

「悪いな。先の戦いじゃコアラが世話になったみてェだけど、おれも退けねェ理由がある」

 

 〝竜の鉤爪〟。

 強烈な握力と武装色の覇気を使い、バスティーユの仮面ごと顔面を攻撃して大きく吹き飛ばした。

 この場にいる海兵たちの中でトップであるバスティーユがやられたことで、周りの海兵たちの腰が引けている。

 今のうちに舵輪を壊して船を飛び降り、近くに来ていたコアラの操作する船に乗る。

 

「ふう、取り敢えず何隻かは止めたが……全部は止めきれないか」

「当たり前だよ!? 一体何隻いると思ってるの!! 全く……ルフィ君の事になると周りが見えなくなるんだから」

「悪いな、コアラ」

 

 打ち込んでくる大砲はサボが迎撃し、何とか離脱する。このまま逃げてもいいが、ひとまずルフィたちが無事に逃げたことを確認したいとサボが我儘を言うので東の港付近にまで船を回すことにした。

 海軍の船はまだまだ多い。止めきれなかった船がルフィたちを追っている事だろう。

 もう一仕事、とサボは気合を入れなおした。

 

 

        ☆

 

 

 東の港、〝タマリスク〟──。

 町中から電伝虫と拡声器を使ってビビの立志式のスピーチが聞こえてくる。

 スピーチをしている声が聞こえるという事は、つまりこの場にいないという事。

 いつまでも待っているわけにはいかず、「降りて探そう」と言うルフィに諦めろと宥めるサンジ。

 海軍の船は未だ追ってきている。サボが止めてくれた数を考えても、相当数が配備されているらしい。

 

「まずいぞ! 海軍が追ってきた!!」

「まだいるのか!? 船出すぞ! 面舵だ!!」

「…………」

 

 諦めきれないように船尾から港を見るルフィを尻目に、誰もが船を出そうと帆を張り舵を取る。

 その時だった。

 

「みんなァ!!!」

 

 港に、ビビとカルーの姿があった。

 顔いっぱいに喜色を浮かべ、ルフィが「すぐに船を戻せ!!」と声を上げる。

 麦わらの一味は誰もがビビの選択に歓喜し、戻ろうとするが──。

 ビビは、覚悟を決めた顔で声を張り上げた。

 

「お別れを!! 言いに来たの!!!」

「──今、なんて……!?」

 

 船は海岸から離れつつある。海風もある以上、声が届きにくいこともあるだろう。

 だが、それとは違う理由でルフィは問い直した。

 ビビはカルーに乗せた受話器を取り、町中に備えられた拡声器を利用してルフィたちに声を届ける。

 

「私……一緒には行けません! 今まで本当にありがとう!! 冒険はまだしたいけど、私はやっぱり──この国を、愛してるから!!!」

 

 ──だから、行けない。

 ビビは目に涙を浮かべ、それでも声を張り上げた。

 

「私は……私は──ここに残るけど!! いつかまた会えたら、仲間と呼んでくれますか!!?」

 

 別れはつらく、悲しい。

 自分は共にいけないけれど、それでも仲間と呼んでくれるのか……そう問いかけるビビに、ルフィはすかさず返答しようとしてナミに口を閉じられる。

 近くまで海軍が迫っている。ここで返答すれば、ビビに海賊の嫌疑が掛けられるだろう。

 

「このまま黙って立ち去りましょう。海軍に私たちとビビの関係を気付かれるわけにはいかない」

 

 ルフィは納得できなくてもするしかないため、口を真一文字に閉じ、麦わらの一味は全員ビビに背を向ける。

 返答は出来ない。

 だから──ルフィたちは、全員が左腕に描かれたバツ印を視えるように掲げた。

 

 ──要は判別出来りゃいいんだろ。なら簡単だ。

 ──腕にバツ印を描いて包帯を巻く。仲間の合図はこの包帯を解いて()()()()()()

 ──これから何が起こっても、それが仲間の証だ。

 

 言葉にせずとも良い。これで必要なことは全て伝わる。

 涙を流すビビとカルーの事を振り返らず、ルフィたちは前に進む。

 

「出航~~!!!」

 

 その先に、新たな冒険が待っているのだから。

 

*1




アラバスタ編は残り一話となります。
その次に幕間数話ほど世界情勢を書いて次章に入る予定です。

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