──二日後。
エニエスロビー襲撃事件は麦わらの一味、及び黄昏の海賊団の勝利に終わった。
ウォーターセブンに戻って来た皆は疲労を癒しつつ、次の行動を起こしていた。
その中で、カイエとカテリーナは本日発行された新聞を片手に眉根をひそめる。
「妙ですね」
「妙だねえ」
あれだけの大事件だったのだ。政府は一刻も早く〝黄昏〟のせいにして七武海を追放したと大々的に喧伝するかと思っていたが、世界経済新聞には本日も事件のことは載っていない。
評判を落とすのに新聞を使うのは政府の常套手段だと思っていただけに、行動の遅さに肩透かしを食らった気分である。
「これならラジオでこっちが放送した方が早いし、主張を通せそうだけど……その辺、どう考えてるのかな?」
「私には分かりかねますが、モルガンズとカナタさんの間で何かしらの取引があったのでは?」
「あー……彼、なんでかカナタさんに惚れ込んでるからね。政府相手でもこっちの贔屓くらいはするかも」
時折会いに来ては食事に誘って断られている鳥姿の男を思い出し、カテリーナは乾いた笑みを浮かべる。
だが、それもかなり危険な綱渡りのハズだ。面食い気質のモルガンズがいつ前言を撤回するのかわからないが、政府の圧力はかなり強いだろう。
もっとも、政府としても大将とCP0まで動員しておきながら負けましたでは面目丸つぶれである。どこかしらに落としどころを作らないと、ただでさえ経済の大部分を掌握している〝黄昏〟を危険だから七武海から追放したと宣伝したところで加盟国からの反発を招きかねない。
政府上層部も難しい判断を迫られているのだろう。
「まぁでも、あっちの動きが遅いならこっちにも余裕が出来て助かるよ。ウォーターセブンも今は〝アクア・ラグナ〟の被害でそれどころじゃないからね」
例年に無いほど強力な大波が裏町を破壊しているし、それらの復旧に〝ガレーラカンパニー〟の面々が出張ってはいるものの、規模を考えれば一日二日で終わるような仕事ではない。
今後政府はこの島を加盟国扱いから外すだろうし、〝黄昏〟のナワバリとして公表しておくのなら防備を整えて置く必要もある。
ハッキリ言って暇な時間などどこにもなかった。
「例のアレは届いたのかい?」
「ええ、今朝がた小紫が空路で運んできました。しかし、本当にいいのですか?」
「いいんじゃない? カナタさんが決めたことだし」
「あの人、妙に〝麦わら〟の子に甘い気がしますが……まぁそれはロビンに対しても同じようなものですけれど」
「フランキーが張り切って設計図引いてたし、自分が作るって説得しに行ってたから。タダで作ってあげようってわけじゃないよ」
カテリーナはカイエを伴ってガレーラカンパニーの本社近くにあるゲストハウスへ足を向ける。
ルフィたちは色々あって有名人なので、この街の宿では記者やらなにやらが訪ねてきて休むことも出来ないだろうとアイスバーグが貸し出したのだ。
伝えなければならないこともあったので、カテリーナは一度顔を見に行くことにした。
ゲストハウスには既にフランキーが先客として来ており、船に関する話をある程度終えていたようだった。
真剣な表情で話す面々の中でひとり、ルフィだけが机の上の料理を次々に平らげている。まだ昼食の時間には少し早いハズなのだが。
「やあ! 元気そうだね、皆! ルフィ君も起き掛けだろうによく食べることだ!」
「ああ……アレ、違うんだ」
「違う?」
「戦った後、倒れてメシ食べ損ねるのが嫌なもんで、寝たままメシを食う技を身に着けたらしい」
「寝てるの!? あれで!?」
よく見れば鼻提灯も膨らんでいるし目もつむったままだが、まさか寝たまま食事をしているとは思わずカテリーナもドン引きしていた。食欲にかける情熱が違いすぎる。
だがまぁ、寝ているのならそれは仕方がない。重要な話なので船長であるルフィにも聞いていて欲しかったが、このままロビンを何日もここに匿っておくと逆に危険なのだ。
「まぁそれなら仕方ないか……フランキーから大体は聞いたかい?」
「大体はね。でも、フランキーが船造ってくれるとしても3億もかかるの?」
「フランキーは腕のいい船大工だし、今回取り寄せる木材が木材だからねえ」
世に数本しかない〝宝樹アダム〟の枝となれば、手に入れたくても手に入らない代物だ。
木材として最高級品であることもそうだが、そもそも出回らないが故に、船一隻造れるだけの枝を手に入れるのに何億もかかる。
船を造るフランキーの技術料を含めれば3億でも安い方だろう。
ルフィたちは金に余裕があるとはいえ、それでも億単位で金を払うのは初めてなので色々慎重になるのも理解出来るが。
「〝宝樹アダム〟ってあれか。空島にあった奴!」
「ああ、君らはスカイピアに行ったんだっけ? あそこまでオハラの島を運び込んで育ててるわけだけど、まぁあれも挿し木しただけの幼木だからね」
「幼木? あの大きさでまだ子供なのか!?」
「そりゃあね。成木になった〝宝樹アダム〟はあんなものじゃないよ。いつか〝エルバフ〟に行くことがあったら見れるさ」
「〝エルバフ〟にあんのか!! うおー、行きたくなってきたぜ!!!」
興奮するウソップを尻目に、カテリーナは「船とは別に、大事な話をしに来たんだ」と真剣な顔で言う。
本来ならルフィにも伝えておくべきき話だが、詳しい説明は後でも出来る。だから、今回は重要なことだけを簡潔に告げた。
「ペドロとゼポの2人だけど、彼らは君たちと一緒にここから先へは行けない」
「な……」
「何でなのか、教えてもらえるのよね?」
絶句した面々を置いて、ロビンがカテリーナに訊ねる。絶句した中で、チョッパーだけは治療に関わったので事情を知りつつも静かにしていた。
カテリーナは頷き、話し始める。
先の事件で重傷を負った、2人の事を。
「ペドロとゼポは赤犬と戦った。私たちみんなを逃がそうとして負った名誉の負傷だからそこは何も言わないけど、問題はその傷の深さでね」
赤犬はマグマ人間である。本来なら肉体を貫かれた時点でマグマの熱に焼かれる二重の攻撃になるため、助かることはない。
脇腹を抉られたペドロが生きているのは奇跡に近く、今は何とか命を繋いだものの昏睡状態だ。ゼポはペドロほど派手な傷は無いが、CP0と赤犬の連戦で蓄積したダメージはルフィの比ではない。
火傷と内臓の損傷。ともすれば肉を抉られただけのペドロより危険な状態と言えた。
応急手当と船での集中治療が功を奏して命は繋いだが、旅を続けられるとは到底言えない状態なのだ。
「チョッパー君が手伝ってくれて助かったよ」
「いいんだ! 仲間が怪我したら治すのが船医の仕事だからな!」
「スクラがいてくれればもっと効果的な治療が出来るんだけど、彼は忙しくてね……まぁ、私だってドラムで医術を学んだからね! 安心してくれていいよ!!」
「えっ!? お前もドラムで勉強したのか? おれもドラムで勉強したんだ!」
「おや、見覚えのある治療法だと思っていたけれど、やっぱりそうなんだね。私はDr.くれはって人に習ったんだけど、彼女はまだ元気──」
「ドクトリーヌに!?」
思わぬところで知った名前が出たからか、チョッパーが興奮気味にカテリーナとあれこれ話し始める。
サンジもナミもウソップもロビンも、それに交じって明るく話すのは少しばかり難しい雰囲気だった。
事情が事情だ。仲間を置いていくことなど出来ないし、2人の治療が終わるまで待てばいい。どうせ船が出来るまでは時間がかかる。
そう話していたところ、ついて来ていたカイエが首を横に振った。
「あなた達は船が出来次第、すぐにここを出たほうが良いでしょう。政府はまだロビンの事を狙っていますから、次の襲撃が無いとも限りません」
一時しのぎにしかならないだろうが、一ヶ所に留まらず移動し続ける海賊生活なら少なくとも狙って艦隊を差し向けられることはなくなるだろう。
もちろん訪れた島から推測されて待ち受けられることなどもあり得るが、今ウォーターセブンに留まり続ければ〝黄昏〟としても襲撃を警戒して防備を集中させねばならなくなる。
この時期にそれは少々都合が悪いのだ。
「心配せずとも、2人が快復したら送ってあげるよ。〝黄昏〟の船は常にあちらこちらを行き来しているからね。時期が良ければあっという間に追いつける」
船自体の速さもそうだが、海運のために開拓した海路がいくつもあるのだ。普通に移動するよりも海流に乗って移動出来るので速い場合も多い。
なので
それを聞き、ナミたちは顔を見合わせてホッとした様子を見せた。
一番ごねるのがルフィなのだが、今回は事情が事情なので一時的に船を降りることを認めてもらわねばならない。
怪我が治り次第追いつくというのなら、ルフィの説得もしやすいだろう。
そうして安堵した雰囲気の中、ドンとテーブルに電伝虫を載せるカテリーナ。
「それじゃ、最後に。彼女が話をしたいそうだ」
「彼女? 誰?」
『──私だ』
あらかじめ電伝虫を繋いであったのか、疑問の声を上げたナミに答えるように声が返って来た。
麦わらの一味にとっては一度聞いたことのある声。ロビンにとっては、昔何度も聞いた声である。
「──カナタさん」
『直接話すのは久しいな、ロビン。元気そうで何より』
アラバスタの一件に関わっていた頃は時期を見計らってたまに連絡を取っていたが、最近ではそれもない。長い間連絡を取っていなかったわけではないが、報告は比較的クロコダイルの目を欺きやすいペドロかゼポがやっていたので直接話すことは少なかったのだ。
ロビンは緊張した面持ちで電伝虫を見ており、何と言えばいいのか迷ったように視線を揺らす。
その様子を電伝虫越しに把握したのか、ロビンが何か言うより先にカナタが口を開いた。
『ロビン、お前はまだその一味と一緒にいるつもりか?』
「……どういうこと?」
『今回の件で分かったはずだ。その一味に居てもお前を守り切るのは難しい。CP0に赤犬まで出張ってくる事態では、覇気も使えん雑兵が何人いたところで変わるまいよ』
ロビンを狙う敵は巨大だと、今回の一件で理解した。
世界政府、海軍。それにアラバスタではロビンの身を狙って四皇までもが動いたのだ。生半可な戦力など用意したところで容易く食い破られる。
自身の勢力すら持たない木端海賊団がどれだけ頑張ったところで、最終的に待つのは破滅のみだ。
それを理解出来ないお前ではなかろう、とカナタは静かに告げる。
電伝虫越しだというのに、言葉のひとつひとつから圧力さえ感じるような雰囲気だ。
『お前を狙う者は多い。お前一人、あるいはペドロとゼポがいれば身軽に動いて逃げ続けることも可能だっただろうが、少数とはいえ海賊団に所属するなら身動きが取れなくなる時もあるだろう。今回の件のようにな』
「それはどこに居ても同じよ。ここに居ても、〝黄昏〟に居ても」
『そうだな。だが少なくともうちにいるなら他の勢力に身柄を拘束される恐れはない』
ロビンの知識は世界の均衡を崩しかねないものだ。カナタとしては手元に置いておいた方が何かと安心できる存在であることは確かだろう。
しかし、ロビンはただ持ち込まれるだけの資料に目を通して研究をすることを嫌がった。
子供の我儘ならば十分に聞いた。ここから先、命の危機が何度も訪れることになるだろう。それでもその我儘を貫き続けるつもりなのか、カナタは確かめねばならない。
『お前の知識を悪用されて世界の均衡が崩れるかもしれない。あるいはお前の望まぬ悲劇がお前たちの一味を襲うかもしれない。それでもお前は、彼らと共に旅を続けるのか?』
カナタの問いは、つい先日起こった事件で仲間たちを巻き込んだことを責めているようなものであった。
だが、これに答えられないのなら、自分は彼らと共に行く資格はない──ロビンはそう思ったのだ。
ウソップやサンジ、ナミが何か言い返そうと口を開くより早く、ロビンは頷いた。
「ええ──私はそれでも、彼らと共に行くわ」
『──そうか』
ロビンの返答を聞いたカナタの言葉は、酷く簡単なものだった。
まるで最初からそう答えることを知っていたかのように。
『ではオルビアにはそう伝えておこう。お前の旅路はまだ終わらん。目的を遂げる日が来るまで励むがいい』
「ありがとう、カナタさん……でもちょっと意外ね。反対されると思っていたから」
『私は別にどちらでも構わなかった。お前の覚悟を問うただけだ』
「そう? でも、それなら船長さんにも聞かないといけないんじゃない?」
『お前のためにこれだけのことをやったんだ。今更聞くまでも無かろうさ』
一度も会ったことが無いハズのルフィを、カナタは随分と信用しているようだった。
それが意外で、カナタの事を知るカテリーナもカイエも、ロビンもフランキーも揃って目を丸くしている。
彼女は直接顔を合わせる人間以外はそう易々と信用しない。
直接会えば見聞色の覇気で感情の動きなどから言葉の真偽を測れるし、わかることも多い。故にそれが出来ない相手は信用するに値しないと考える。
そのカナタがルフィに対してこの評価である。何かしらあると考えるのは、カテリーナとしては当然のことだった。
「ルフィ君のこと、何か知ってるの?」
『その子自身については色々なところから情報が入っている。出来れば直接会いたいところだが、その暇はなさそうだ』
「色々なところ、ねえ……」
『シャンクス、ジンベエ辺りから同じような評価を受けているのなら十分だ。それに、私はその子の父親も祖父も知っている』
「そうなの!?」
思わぬところで顔見知りであることが判明し、この場にいた一同は揃って目を丸くして驚いた。
まさか偶然知り合っただけの相手がルフィの家族について知っているとは思わない。
もっとも、カナタは明かす気はないようだったが。
『父親の方はその子も知らんだろう。祖父の方は……そのうち会う機会もあるだろうさ』
「彼のお爺さん、そんなにアクティブな人なの? 彼の故郷にいるとかじゃないんだ?」
『目の前の男を見てみろ。その血縁者がじっと大人しく本を読んでいるような男だと思うのか?』
いやあ無理無理と揃ってブンブン手を振る麦わらの一味。
そこだけは見解が一致しているらしい。
じゃあどんな人なんだろうか、と考えていたところで、カイエがいち早く何かに気付く。
「──強い〝声〟です。先程から聞こえていましたが、小紫が居たはず……それでも上陸されたようですね」
「小紫の防御を突破したって事? こっちの防備もまだ整ってないっていうのに……一体誰が?」
「分かりません。ですが、相当な強さだと──」
カイエが言い終わるより先に、衝撃が来た。
島全体が揺れる巨大な衝撃だ。
小紫と真正面から戦えることから考えても海軍大将以上の強さだと考えられるが、想像以上に強力な覇気のぶつかり合いを感じてカイエは自然と冷や汗を浮かべる。
この相手と戦うのはかなり危険だ。衝突する覇気の強さからして、海軍も本気で捕らえに来たのだろう。
「ともかく、私も行きます。小紫ひとりでは対処出来ない場合、私とユイシーズも出る必要がありますから」
「そうだね。頼むよ、カイエ」
『──いや、必要無かろう』
「え?」
この場の誰もが緊迫した雰囲気だったにも関わらず、カナタは特に何でもないという風に言葉を続ける。
『大将が動いたなら情報が入る。今動いている軍艦の中に3人の大将はいないし、大将以外で小紫と正面から戦える海兵は極めて限られる』
大将候補の中将は数人いるが、その中に海軍もまだ準備を整えていない中で独断専行するような愚か者の中将などいない。
いるとすれば、上からの命令など聞き流して行動する問題児だけである。
そして、そんな問題児でそれだけの強さを持つ者など、カナタの知る限りひとりしかいない。
ドゴン!! と壁を破壊しながら何かが飛び込んで来た。かと思えばその勢いのままに反対側の壁を壊して吹き飛んでいき、今度は破壊された壁から誰かが入ってくる。
「あァ~~効くのう。サカズキを退けただけあって中々やるわい。ぶわっはっはっは!!」
その男は傷だらけだった。
火傷もしている。斬撃を食らった痕もある。それでもその男は、ちょっと怪我したと言わんばかりに豪快に笑っている。
刻まれた皺は戦い続けた年輪を示すように深く、刻まれた傷跡はあまたの強敵と戦ってきた証である。
人は言う。海軍には〝英雄〟がいると。
いつ頃から台頭したのかは知らない。だが確実に、その男は多くの海賊と戦い、捕え、かの〝海賊王〟さえ何度も追い詰めていた海軍の〝英雄〟。
「しかし民家を壊したというのは失敗か……? ん、おぬしら見た顔じゃのう。海賊か」
「海軍!? もうこんなところまで……!?」
カイエは咄嗟にロビンの前に出て彼女を守ろうとした。サンジもナミもウソップもチョッパーも、戦える者は皆「ロビンを狙って海兵が来た」と判断したからだ。
しかし、結果的にはそれは間違いだった。
「ぐがー……」
「起きんかァ!!!」
誰よりも先にその男が狙ったのは、未だに寝ているルフィだった。
鈍い音と共に殴られたルフィはその痛みに呻き、ただのパンチで痛みを訴えるルフィに疑問の声を上げる。
ゴム人間のルフィにただのパンチなど効くハズが無い。
覇気を纏っていればカイエたちは気付く。それすらなかった。
「愛ある拳は、防ぐ術なし……随分暴れとるようじゃのう、ルフィ」
「げェ!!? じいちゃん!!!?」
「「「「じいちゃん!!?」」」」
誰もが揃って驚きの声を上げる。
その男は、海軍の中では一際知られている男だった。
人は彼を〝英雄〟と呼ぶ。
その絶対的な強さ故に、誰もが憧れを持ってその名を呼ぶ。
『久しいな、ガープ。元気そうでなによりだ』
「カナタか。こっちはお前が元気なせいで大迷惑じゃわい」
2人は本質的には敵同士であるにも関わらず、互いに何もしないことをわかっているかのように気安く会話を始めていた。
カナタ:ルフィの事は知っている。革命軍としてドラゴンが活動し始めた頃、身辺情報を調べていくうちに子供の存在を把握。ガープにカマをかけて確定させた。
ドラゴン:知られているとは思ってなかった。が、敵対しないと判断したので仕方ないと諦めた。
ガープ:カナタにカマを掛けられて孫の存在を知られる。身内は弱点になり得るので隠していたかったが仕方ないので話した(ちょっと孫バカを発揮して呆れられる)。ドラゴンが信頼しているので利用されることはないと思っていても割と気が気でない期間がしばらくあった。ルフィが海賊になった今はもう吹っ切れている。