〝白ひげ〟エドワード・ニューゲートと〝黄昏の魔女〟カナタの決闘から始まった大規模な戦争。
〝百獣〟のカイドウと〝ビッグマム〟シャーロット・リンリンの率いる海賊同盟に加え、〝仏〟のセンゴク率いる海軍本部の総戦力並びに〝七武海〟の参戦。
世界を震撼させる映像としてこれ以上のものは無いと、ブエナ・フェスタとモルガンズは興奮しながら映像を世界へ流し続ける。
この日ばかりは、すべての海で海賊被害が激減したことだろう。誰もがこの映像を見ていたのだから。
罪なき市民も。略奪を繰り返す海賊も。各地の支部に配属された海兵も。
聖地より見下ろす世界の王も。
人形になって姿を隠しつつも暗躍して嗤う海賊も。
エルバフにて〝海賊王の左腕〟の監視下にいる巨人の王の息子も。
シャボンディ諸島で酒を煽る〝海賊王の右腕も〟
そして、これ以上の戦火の拡大を止めるべく動く最後の海の皇帝も。
──誰が勝っても、世界は変わる。それを理解していたがゆえに。
☆
口火を切ったのは、やはりというべきか海軍の〝英雄〟ガープであった。
氷漬けにされて船の足を止められ、降りて戦わざるを得なくなった海軍の中でいの一番に飛び出し、カナタに正面から突撃する。
「カナタァァァ!!!」
「随分気合が入っているじゃないか、老いぼれが!!」
黒い稲妻を纏う拳と槍が正面から衝突した。
そこだけがぽっかりと空白地帯のように人が近付かず、両勢力共に迂回して接敵し始めている。
だが、一人だけそこに近付く者がいた。
「先走るな、ガープ! お前ひとりじゃ分が悪いって散々言っただろうが!!」
「まだまだ若いモンには負けんわ!」
「そういう意味じゃねェよ!!」
両腕に海楼石を使用した手甲を付けた海兵──以前見た時よりも随分と老け込んでいるが、紫色の髪とサングラスには見覚えがあった。
かつて海軍大将を務め、現在は海兵たちを育てる教官。
〝黒腕〟のゼファーである。
「懐かしい顔だ。一線を退いて久しいハズだが、私を相手に戦えるのか?」
「侮ってくれるじゃねェか。お前を捕まえるのはおれのやり残した仕事のひとつだ。無茶でもやるしかねェのさ」
ゼファーは昔、カナタを追っていた。
カナタが天竜人を殺害して行方をくらましてからの短い間ではあるが、センゴクと共に海で探していたことがある。
最終的に、カナタは大将だったゼファーと、センゴクを含む中将3人に軍艦4隻を弾き返した。
あの時、ゼファーはゼンとタイガーの2人で相手取ってようやく互角といった相手だったが──今や、ガープと2人がかりでカナタを相手取って勝てるかどうかもわからない戦いに身を投じている。
それを思い出してか、カナタは小さく笑みを浮かべて槍を構えた。
「侮ってなどいるものか。元とは言え海軍大将。ガープともども、ここできっちりと斃しておかねばな」
「やれるもんならやってみやがれ!」
「ここでテメェを止めて見せる──おれ達の〝正義〟にかけて!!」
ゼファーの言葉に、カナタは目を丸くして失笑した。
「〝正義〟か。そんなものを背負ってどうなる。海軍の〝正義〟など、所詮は耳触りのいい言葉を並べるだけに過ぎない。お前もそう思うだろう、ガープ?」
「…………!」
「何を言ってやがる……オイ、ガープ! お前もなんとか言え!!」
「お前も知らんわけではあるまい、ゼファー。お前たち個々人がどれだけ綺麗ごとを並べようと、その上に立つ世界政府は万民の幸福など考えてはいない。
「本気で言ってやがるのか、テメェ……!」
「本気だとも。そうでなければここに立ってはいない」
今なお世界の頂点に立つ誰かは、神の視点で支配しようとしている。
世界政府が出来て800年。随分長い時間をかけて、いまだ完全な支配など出来ていない。あるいは支配しないことで遊べる場所でも作っているつもりなのか。
どうあれ、カナタとは相容れない思想だ。
迎合するほどの価値もない。
「出来るというならやってみろ。お前たちのその薄っぺらい〝正義〟とやらで、私を止められると思うのならな」
インペルダウンの脱獄を扇動したカイドウとリンリンではなく、ニューゲートと決闘をおこなったカナタを優先的に狙う時点で政府の思惑など知れている。
加減など不要だし意味がない。
カナタは〝村正〟を抜き、再び一刀一槍の変則的な構えを見せた。
ガープは素手で拳を作り、ゼファーは衰えた実力をカバーするために海楼石の手甲をはめたまま構える。
一瞬の静寂の後、三つの影が交錯した。
☆
「派手にやってんな、あっちは」
「ゼハハハハ!! ガープの相手なんざなるべくしたくねェからな! 姉貴に任せるとしようぜ!!」
レインとティーチが氷の上を駆けながら会話する。
ガープは〝英雄〟と呼ばれるだけあって強いし、ひとり誰かを打ち倒すたびに海軍の士気が上がる。なるべく誰も倒させずに打ち負かすのが理想だ。
そんなことが出来るのは、層の厚い〝黄昏の海賊団〟と言えどもカナタくらいのものだろう。
ティーチとバレットではまだ五分といったところだ。
「お前は作戦通りにいくのか?」
「あァ、おれはセンゴクを抑える。オメェは?」
「大将か〝鷹の目〟か──と、思ってたが、どうすっかな」
レインはカナタ直属の〝
どこにいるのか、と確認しようとすると、レインたちの頭を飛び越えて耳が痛くなるほどの音と共に雨のような砲撃が降り注ぐ。
「うっはっはっはっは!!! スコッチ、派手にやれい!!」
「おれはお前の部下じゃねェんだが……まァいいか」
大量に並べられた砲弾を手早く触っていくスコッチ。次いでその触った砲弾を次々に大砲へ装填し、合図と共に一斉に砲撃する。
スコッチはモアモアの実の倍加人間。触れたものの速度、質量を100倍まで倍加出来るという能力だ。
その能力の性質上、こういった大規模な戦闘では直接前に出るよりも砲弾に能力を付加した方が効果が高い。
加えて、能力者は他にもいる。
吐息そのものが爆弾になるボムボムの実の能力者。
砲弾を塗装することで透明化させられるイロイロの実の能力者。
さらに言えば、指揮を執っている千代もまた、大砲そのものを大量に生み出せるウテウテの実の能力者だ。
質量、速度が100倍になった砲弾。透明な砲弾。その両方の性質を持った砲弾が、通常の砲弾の雨の中に交じって砲撃される。いかに練度の高い海軍本部の海兵と言えど、これには対処しきれず100隻からなる艦隊が次々に沈められていく。
「そいつはちょっと困るねェ~!」
これに対処すべく腰を上げたのは3人の海軍大将の1人、黄猿だった。
レーザーを高速で大量にばらまくことで砲弾を迎撃し、甲板で指揮を執る千代を狙って光の道を生み出す。
「〝
「やはり来たか、黄猿!」
それをわかっていたかのように言いながらも、千代は迫る黄猿の蹴りから逃げなかった。
目の前で黄猿の蹴りを受け止める味方がいるとわかっていたからだ。
「〝魔眼〟のカイエ……!」
「相手をしてもらいましょう、黄猿。もっとも、カナタさんにシャボンディ諸島で手酷くやられたと聞きましたが……」
多少傷はあったかもしれないが、ここまで残るほどのダメージはなかったということだろう。本気で黄猿を仕留めるつもりならやれていたハズだが、ルフィの手助けを優先していたようなので仕方がない。
海軍大将が相手ならば出し惜しみは意味がない。
カイエは人獣形態へと変化しながら、黄猿目掛けて強烈な蹴りを打ち返した。
黄猿が海軍の軍艦に突き刺さるほどの蹴りだ。もっとも、黄猿本人は特にダメージはなかったようで、ケロッとした顔で立ち上がっていたが。
「仲間に手出しはさせません!!」
「オォ~……こりゃあ手強いねェ~……!」
黄猿とカイエの衝突を尻目に、真っすぐカナタとガープ、ゼファーの戦いを見つめているのは最前線よりやや後方、海軍の軍艦に乗っていたミホークだった。
ジッと3人の戦いを見つめていたミホークも、あの戦いに水を差すのは無粋かと判断して他の獲物を探す。
「なんだ、随分やる気じゃねェか」
ミホークの隣でやる気がなさそうに言うのは、召集された〝七武海〟の1人、モリアだった。
今や〝七武海〟の席も3つしか埋まっておらず、うち1人は政府の手によって意思のない人間兵器に改造されている。制度は既に崩壊していると言っても過言ではなかった。
ちらりとモリアの方を見ると、ミホークは視線を前に戻して口を開く。
「もはや〝七武海〟の制度もいつまで続くかわからん。やる気があるわけではない」
「その割には獲物を探すような目つきだったが?」
「今すぐ制度がなくなるわけではないからな。剣を抜いても構わんが……これだけ強者のいる戦場だ。どうしても目移りしてしまう」
「そんなもんか」
「
「……いいえ、あなたとやる気はありません。〝七武海〟の中でもあなたには手を出すな、と厳命されていましたから」
「ならばいい。勝手にしろ」
一瞬だけ口調の変わったモリアの様子に周りの海兵は気付くことなく、バタバタと砲撃準備などを進めている。
人間兵器に改造されたくまは命令があるまで動かない。誰の命令で動くのかまでは知らないが、少なくとも自立行動で敵を倒そうとするわけではないことはわかっている。
だが動けば厄介な敵になることは間違いない。
モリアは慌ただしく動く海兵たちを見回し、事前に確認していたくまのクローンたちが格納されている船へと移動を始める。
ミホークはそれを見送り、一直線にこちらに向かってきている一人の男を見た。
周りの海兵たちは誰も気付いていない。はっきりとそこにいて、動員された海兵たちが横を通っているというのに──誰もその男に気付いていない。
「……おかしな力を使うものだ」
例に漏れず〝黄昏〟のマークを入れた軍服を着ており、身の丈を大きく超える槍を手に、ミホークが乗る船の前に立った。
指をクイクイと振って降りてこいと挑発している。
ミホークはその挑発に乗る形で船を飛び降り、氷の大地に立った。
「わざわざおれと戦うためにここに来たのか?」
「応とも。世界最強の剣士と言われれば、戦ってみたくなるのが男の
「元気のいいことだ。〝六合大槍〟のジュンシー」
身の丈3メートルを超す槍を己が腕の如く自在に操るがゆえに、〝六合大槍〟と呼ばれる男は呵々と獰猛な笑みを浮かべる。
対するミホークは背に抱えた黒刀〝夜〟を抜く。
誰もいないはずの場所で刀を抜いたミホークを奇妙な目で見る海兵だが、周りのことなど気にしていられない。
目の前の男はこれまで屠ってきた雑魚とは違う。長く武を錬磨し、鍛え上げてきた時代の生き残りだ。
「なんだ、儂のような老いぼれのことを知っているのか」
「長く〝魔女〟に仕える懐刀だ。知らん方がおかしかろう」
「呵々、そう持ち上げてくれるな。たまたま縁があって船に乗り込んだら、随分長いこと乗る羽目になっただけよ」
「それだけ、とは思えんがな」
ジュンシーは〝黄昏の海賊団〟の最初期から在籍していると聞く。たまたま縁があったから、というだけで付き合ってこれるほど容易い道ではなかったはずだ。
それだけに、ここまで生き残っているジュンシーの実力はミホークが期待出来ると考える程度には強い。
「見せてもらおう。歴戦の槍捌きをな」
「世界最強の剣士にそう言ってもらえるとは、腕を磨いてきた甲斐があるというものだ。では存分に胸を借りるとしよう──!」
神速の踏み込み、そして突き。
生半可な実力では何をされたかわからないほどの速度で、意識の隙間を狙って打ち込まれる一撃。ミホークは間一髪でそれを防ぎ、開戦の合図となった。
──そして、2人の戦う場所からやや離れた場所で、マグマの拳が宙に浮かぶ船団目掛けて打ち込まれ、膨大な量の海水がそれを阻むのが見えた。
分厚い氷だろうと溶かすマグマであっても、視界を埋め尽くすほどの海水を完全に蒸発させて突き抜けるほどの熱量はない。
打ち込んだ海軍大将赤犬の攻撃を防いだのは、フワフワの実の能力者であるジョルジュだった。
「厄介じゃのう、〝夕凪〟のジョルジュ」
「お前に好き勝手されると困るからなァ。ま、能力で一掃しようってやり方はこっちも想定してたしよ」
例外なく能力者は水が弱点だ。カナタでさえ、凍らせずに水に浸かるようなことがあれば弱体化する。
熱による攻撃はあくまで副次的なものだが、赤犬のマグマを広範囲にばらまかれるのは困るので、こうしてジョルジュが封じ込めていた。
もっとも、単純な戦闘能力でジョルジュは赤犬に及ばない。ゆえに、ここは分業である。
「〝エニエスロビー〟以来だな、赤犬!」
「また貴様かァ、〝冒険男〟……!!」
忌々し気に呟く赤犬の視線の先にいたのは、〝エニエスロビー〟で一戦交えた〝冒険男〟ユイシーズ。
あの時は赤犬の目的がニコ・ロビンの捕縛に重きを置いていたので、ユイシーズも足止めに徹していたが……今回はそのような制約もない。
海楼石で作った手甲を装着したユイシーズは、快活に笑って再び赤犬の前に立った。
「今度こそお前を倒さにゃならんのう……!!」
「やってみろ! 今度は負ける気はない!! ジョルジュのサポートもあるしな!!」
「いや、おれは正直戦闘には自信がねェんで数に数えないでほしいんだが……」
「前回はCP0に邪魔されたり小紫に任せることになって不甲斐ない結果に終わったからな。今回こそはキッチリ決着をつけたいものだ!」
「聞けよ」
ボコボコと沸き立つマグマが体積を増やす。
足元の氷がその熱で溶け始めているが、それで落ちてくれるほど赤犬はぬるい相手ではない。
「そこまで言うなら、覚悟は出来とろうなァ……! まずは貴様からじゃァ!!」
「来い!!」
互いに武装色の覇気を纏った拳が衝突する。
──他方、赤犬とは逆側の左翼を担当していた海軍大将青燕ことベルクは、槍を片手に立つレインを前に既に剣を抜いていた。
「気が早いねえ。アンタ、海軍大将だろ? もっと余裕を持ってもいいんじゃねえか?」
「それだけ獰猛な敵意を向けられては、当方としても剣を抜かざるを得ない。見覚えのない顔だが、貴殿は〝黄昏の海賊団〟の者か」
「ああ。〝黄昏の魔女〟直属の〝
「……なるほど、〝魔女〟が手ずから鍛え上げたという精鋭だな。噂は聞いている」
キングを退けたラグネル。赤犬を退けた小紫。共に懸賞金の掛かっていない船員だが、その実力は極めて高い。
レインもまた、それに並ぶ精鋭の1人なのだろうとベルクは推察し、気を引き締めるように剣を握りなおした。
獰猛な笑みを浮かべたレインは、ベルクの敵意を浴びながらも一切臆することなく槍を構える。ジュンシーに基礎を教わり、カナタに鍛え上げられ、大勢の仲間と研磨しあった実力は井の中の蛙ではない。
海軍大将の喉元に食らいつかんとする猟犬である。
「噂の真偽を含め、〝魔女〟の弟子がどれほどのものか見せてもらおう」
「下手な戦いをすりゃあ師匠にぶん殴られちまうからな。せいぜい粘らせてもらうぜ、海軍大将」
「青燕だ。こちらの戦闘態勢は万全である。来い」
レインの槍が狙い違わずベルクの心臓へと向かう。しかしベルクも易々とやられるようなことはなく、剣戟の音が高く響く。
──そして、艦隊の中央にて指揮を執るセンゴクの目の前にティーチが姿を現していた。
多くの海兵たちがいる中で、ティーチは自ら集めた仲間を背において笑う。
「ゼハハハハ!! 海軍元帥がこんなところで引きこもってやがるとは!! 指示を出すのに忙しそうだなァ、ええおい!?」
「貴様、カナタの……!!」
「あァ、弟だ! そうだな……〝黒ひげ〟とでも名乗っておこうか! おれは〝黒ひげ〟マーシャル・D・ティーチ!! 今後ともよろしく頼むぜ、海軍!!!」
あいさつ代わりに地震の力を一発ぶちかますティーチ。
衝撃は軍艦の上部を破壊し、センゴクを外へと弾き飛ばした。
それを追って船の外へ飛び出し、空中でセンゴクと拳をぶつけ合う。
互いの覇気が衝突した余波もあるだろうが、大部分はティーチの地震の力によって大きく氷の大地が揺れる。
オーガーの能力であちこちを探した結果探しだしたが、周りに海兵が多いと邪魔をされる恐れもある。周りに邪魔をされないように、そしてティーチの戦いの邪魔にならないようにと事前に告げて連れてきたのだ。
「くっ、貴様、なぜここに……!?」
「テメェを自由にしとくとロクなことにならねェ、って姉貴が言うからよ。随分姉貴に買われてるみてェだな、智将〝仏〟のセンゴクさんよ!!」
これだけの規模の戦いになれば、小分けにした部隊を指示する者の存在は必要不可欠だ。軍隊にとって、指揮を執るもののいない部隊などカモ同然。
軍隊とは生き物である。個々の力がどれだけ強かろうとも、頭を失った手足がどうなるかなど自明の理だ。
指揮を執る者によって、軍隊とは如何様にも変化する。頭部を機能不全に追い込めば、相手の数が多かろうと烏合の衆だ。倒すことは決して難しくない。
センゴクとてそれはわかっているし、黄猿はそれゆえに千代を狙った。
カナタはそれをわかっているがゆえに、ティーチを使ってセンゴクを狙ったのだ。
センゴクにとってティーチは手強いが決して勝てない相手ではないだろう。だが、
「大将3人もガープも抑えた。おれを止められる海兵がほかにいるか? いねェんなら、テメェがおれを抑えるしかねェよなァ? ゼハハハハ!!!」
ティーチの脅威度は測りかねているが、グラグラの能力だけでも最大限の警戒をするに値する。
加えてカナタの実弟であると判明した今、ティーチを侮る理由など一つもない。
他の中将たちでは荷が重いだろうし、そもそも連れてきた多くの中将とて〝黄昏〟の精鋭を相手に既に戦っている。
まさか初手でセンゴクを引きずり出しに来るとは思わなかったが、センゴクとて伊達に元帥の地位にいるわけではない。こうなる可能性も十分考えていた。
「……仕方がない。早急に貴様を倒して、指揮を執りなおすとしよう」
「やってみろよ!! 出来るもんならなァ!!」
センゴクはヒトヒトの実モデル〝大仏〟の能力者だ。
巨人族と見紛うほどに巨大化したセンゴクを前にしてもティーチは笑うことを止めない。それ自体が敵に対する威嚇であると理解しているからだ。
同時に、センゴクが相手なら新たに手に入れたグラグラの能力を全力で使っても簡単には倒れないとわかっているからでもある。この新しい力を十分に使いこなすにはやはり実践が一番だ。
「さァ、やろうじゃねェか!! おれ達とお前らの、戦争を!!!」
カナタVSガープ、ゼファー
カイエVS黄猿
ジュンシーVSミホーク
ジョルジュ、ユイシーズVS赤犬
レインVS青燕(ベルク)
ティーチVSセンゴク
他のネームドは中将とかを相手に戦ってます。書いといてあれですけどこれ全部ちゃんとやれるのか不安もあります。何とか書ききりたい